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更新日:2025年8月12日

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きょういくニュース 第280号(2025年8月) 2ページ
「OSAKA多文化共生フォーラム2025」を開催しました

7月19日(土曜日)、大阪府教育センターにて、「OSAKA多文化共生フォーラム2025」を開催しました。このフォーラムは、府内の日本語指導が必要な中学生や外国にルーツのある中学生が、他校の中学生や府立高校の高校生に出会える場です。今年度は、中学生73人をはじめ、府立高校に通う同じルーツの高校生や保護者、教職員など多くの人が集まりました。

当日は、高校で母語や母文化を学んでいる多文化クラブによるダンス発表や、高校生によるスピーチとインタビューが行われました。また、中学生が高校生に、高校や高校生活、進路のことなどについて質問するグループ交流を行いました。参加した中学生は自分のアイデンティティについて考え、進路に展望を持つことができたようすでした。

高校の多文化クラブの発表では、府立長吉高等学校からはベトナムのダンス、成美高等学校からはフィリピンのダンス、大阪わかば高等学校からはネパールのダンスを発表していただき、高校生の先輩が、自身のルーツに誇りと自信を持って演舞する姿に、参加者からは大きな拍手が送られました。
「高校生スピーチ」では、3人の府立高校生が自身の経験などを日本語で語ってくれました。はじめは日本語が話せずに苦労したが、少しずつ日本語を話せるようになり、たくさんの友だちと話すようになったこと、今、大学受験をめざして勉強していること、いつか自身が生まれた国に戻って活躍したいと考えていることなどそれぞれの思いを伝えていただきました。

「高校生への質問コーナー&グループ交流」では、中学生からの質問に高校生が自分の経験も交えて熱心に答える姿があり、多くのグループが母語でやりとりを行い、充実した時間を過ごしていました。

最後には、中学生が安心して楽しく参加できるように活躍してくれた高校生のみなさんに感謝状の贈呈を行いました。参加した中学生にとって、進路選択への夢と希望となるよいロールモデルとなりました。

参加した中学生からは、「このフォーラムで行きたい高校のことをもっと知ることができました。」「先輩たちはすごいなと思いました。」などの感想がありました。高校生からは、「中学生にアドバイスができてうれしかったです。」「これからもこのようなボランティア活動があったら行きたいと思います。」などの感想がありました。

大阪では、日本語指導が必要な児童生徒が増加しています。今後も児童生徒一人ひとりが、自身のアイデンティティを大切に育み、将来に向かって前向きに学校生活を送ることができるよう引き続き取り組んでいきます。

小中学校課1

小中学校課2

 

(市町村教育室 小中学校課)

 

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