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令和7年(2025年)5月21日知事記者会見内容
記者会見項目
- 能登半島地域の子ども大阪観光招待事業について
- 大阪府「10歳若返り」プロジェクト 体験イベント in 大阪・関西万博の開催について
- 新たな「土砂災害の発生源となるおそれのある箇所」の公表について
職員
それでは、ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。
初めに、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。
能登半島地域の子ども大阪観光招待事業について ※この項目で使用した資料はこちら
知事
私からは3点です。まず1点目についてです。能登半島の奥能登の子どもたちを、万博を含めた大阪観光に招待しようと。ふるさと納税等の寄附を使った、その財源を使った招待事業について、招待者の追加募集をいたしますので、そのご報告です。
我々の予想をはるかに超える、この事業への賛同と、そして多くの寄附をさらにいただきましたので、追加の募集をして、一人でも多くの奥能登の子どもたちを大阪に、そして万博に招待をして、新しい未来社会と、また少しでも楽しい思いを、思い出を感じてもらえたらなと。つくってもらえたらなというふうに思っています。このさらに多くの寄附を頂いた皆様に改めて感謝を申し上げたいと思います。
中身ですけれども、大阪府においては寄附を財源にしまして、つまりふるさと納税等の寄附を財源にして、能登半島地震またその後の豪雨災害で被災した奥能登の子どもたちを万博と大阪観光に招待しようという事業を開始いたしました。現在、予算を上回る皆様からのご寄附をいただきました。5月20日時点で、寄附額が約1億7000万円となりました。これは当初の目標を3,000万円で始めた事業ですから、約6倍のご寄附をいただいたということになります。改めて感謝を申し上げます。
一次募集で321人の方が当選をされましたので、それに加えまして、招待者の追加募集を行います。まず事業スキームですけれども、個人あるいは企業からご寄附、この事業の賛同をいただける方にご寄附をいただきます。そして、大阪府が奥能登の子どもたちを招待いたします。輪島市、珠洲市、穴水町、能登町。小学校5、6年生、そして中学生が対象になります。2泊3日の大阪観光。そこには万博会場、万博を中心に2泊3日の大阪の観光に、万博の旅行に招待をしようというものです。
先日、私も第一次の当選された方、あるいはそのご家族の方と輪島でお会いをしてきました。多くのご家族のご家庭の方が、非常にこの事業を楽しみにしていると。大阪に行くのを楽しみにしていると。万博に行くのを楽しみにしているという声もいただきました。地震、そして豪雨災害以来、県から出たことがなくてという生活を送っていたけども、今回こういったことで、久しぶりに外に旅行することができ、また万博、非常に面白そうなので、行けることを嬉しく思いますというような声をいただいております。これはひとえに、ご寄附いただいた皆様のおかげでありますので、本当にご寄附いただいた皆様に感謝を申し上げます。寄附が無かったら成り立たない事業です。これは府税を財源にすることはやめようということで、能登の子どもたちの招待ですから、大阪府の子どもたちではないという中で、この事業を進めていく中で、多くのご寄附をいただいたことに感謝を申し上げます。
そして、これだけ多くの寄附をいただきましたので、補正予算を組む必要があります。5月の臨時会で補正予算の提案をして、議会にご議決いただければ、以下の募集を開始いたします。募集期間として、5月23日から6月5日の間。結果発表は6月下旬に発表させていただきます。今回の募集人数は520名程度を募集いたします。これは抽選により決定です。当初160人ということでしたから、520人ということで、何倍も多くの方を招待することができるということになりました。そして既に321名の方を第一次募集で抽選で当選発表させていただいていますので、合わせて840名程度をご招待をいたします。そしてこの寄附の募集は、今5月20日時点ですけども、5月31日まで、5月の月末までやる予定にしていますので、多少増減する可能性はあるということになりますが、基本的に520名程度、合計840名程度を奥能登の子どもたち、そしてその保護者を大阪・関西万博に、大阪観光に2泊3日、無料のご招待をいたします。
ツアー日程ですけれども、今回数が増えましたので、ツアー日程の枠も増やしました。ここにあるとおりがその日程になります。これまでは3日程でしたけども、プラス3日程追加して、合計で6の日程を追加をいたしました。先ほど申し上げました応募要件ですけど、奥能登地域の先ほどの4市町の子どもたち、現在小学校5年生、6年生、そして中学生とその保護者ということになります。そして保護者1名につき子ども3名まで応募可能というふうにさせていただいております。一次募集で既に当選された方は、当然ですけど対象外です。当選していますので。一次募集で、ただ外れた方も当然対象になりますので、一次募集で外れた方もぜひ。前回よりも多い数の当選者が決まりますので、ぜひ応募いただけたらというふうに思います。
そしてさらなる取組みということで、奥能登の子どもたちが万博と大阪観光を満喫できる旅行内容というのを今準備をしております。そして、万博と大阪観光にどうしてもご招待できなかったという方に、入場チケットの提供をいたします。希望者には入場チケットの提供をいたします。また併せて、ライブ配信も行います。そういった取組みを実施します。説明させてもらいます。
まず旅行内容です。行程日程ですけれども、のと里山空港に集合いただきまして、そしてそこからバスで金沢駅に行きます。金沢駅から電車で新大阪。そして1日目、大阪・関西万博を夕方から楽しんでいただくということになります。そして堺のホテルに泊まっていただきまして、2日目も大阪・関西万博を楽しんでもらいます。そして夕方からユニバーサル・スタジオ・ジャパンを楽しんでもらいます。そしてまた同じホテルに泊まっていただきまして、3日目は大阪市内の観光ということで、大阪城、道頓堀を楽しんでもらいます。そして新大阪、金沢駅、のと里山空港という内容の2泊3日になります。
ここにつきましては先ほど申し上げました、さまざま多くの個人の方からのご寄附と、そして企業の皆さんからも多くご寄附をいただいております。ここに書かれている企業の皆さんから多額のご寄附もいただきました。このことについて改めて、感謝を申し上げたいと思います。
そして、ご招待できなかった応募者の方へのフォローということで、どうしてもここまで増やしても当然、落選される方も、抽選ですから落選される方も出てこられます。その方の中から、希望がある方には万博の入場チケットをプレゼントいたします。これは企業から入場チケット、われわれ寄附いただいている分がありますので、それを活用させていただきます。チケットの送付時期は6月下旬になります。つまり今回、応募したんだけれども、どうしても抽選で外れてしまったという方には、そして希望される方には万博の入場チケットをプレゼントいたします。
そして、LET’S EXPOによるライブ配信ということで、この奥能登の子どもたちがリポーターになって、万博会場の様子をレポート中継するということを行います。配信日は7月26日土曜日で、予定は約1時間程度です。後日、アーカイブからも視聴可能になります。これはどういうことかというと、その奥能登の子どもたち、保護者1名ということで、もう1人の保護者は自宅におられる場合も結構多いと思うのですが、その子どもたちがどんな様子で楽しんでいるのか、万博でどんな感じでやっているのかということを、リアルタイムで配信をしてもらって、またその応募しなかった保護者の方であったり、あるいは奥能登の皆さんもぜひそれを見ていただけたらなと思います。奥能登の子どもたちがリポーターになって、この万博会場の様子をレポートするという、そういったライブ配信をいたします。
最後ですけど、5月31日までこの寄附金の募集をしておりますので、応援いただける方がいらっしゃいましたら、5月31日まで、個人の方、企業の方、ご寄附をお願いできればというふうに思います。最終的には5月31日までに集まった寄附金をもとに抽選をさせていただきまして、当選者の決定をさせていただきたいと思います。520名程度はほぼ間違いなく決定することができる。場合によっては、プラスアルファで少し増える可能性もあるというのが今の現状です。合計840名の奥能登の子どもたちを万博に、大阪の観光に2泊3日、無料で招待をいたします。
大阪府「10歳若返り」プロジェクト 体験イベント in 大阪・関西万博の開催について ※この項目で使用した資料はこちら
10歳若返りプロジェクト体験イベント in 大阪・関西万博ということで、府においては、いきいきと長く活躍できる10歳若返り運動というのをやっています。そういったプロジェクトを推進しています。このたび、大阪・関西万博に向けて、本プロジェクトの取組みを広く発信するという観点から、イベントを実施いたします。そのイベントでは、来場者の皆さんがまさに自分自身の身体状態を手軽に知って、そして楽しみながら健康づくりができるイベントを開催いたします。
まず、イベントとして「最新!カラダ見る知る体験」の概要ということで、7月28日、29日の2日間実施をいたします。時間はそれぞれこの時間に実施をいたします。大阪の魅力を国内外に発信する「大阪ウィーク~夏~」において開催します。場所はギャラリーWESTということで、予約は不要です。大阪・関西万博の会場内になります。10歳若返りにつながる12の体験ブースを出展いたします。この中では、AI、VRなど最新の技術を活用した測定であったり、あるいはゲーム感覚のトレーニングを体験してもらいます。日々の行動を変えるヒントになるかと思います。活動的な生活、健康寿命の延伸につなげていただければと思います。そしてゲストには、タレントの森脇健児さんが登場していただく、ご協力いただくということですので、森脇さんと一緒にこの健康について一緒に楽しんで、そして体験して学んでもらえたらなというふうに思います。
体験内容の例ですけれども、「颯爽と歩く私になる!」と。いくつかあるんですけども、これは例示です。AI歩行解析、ウォーキングレッスンということで、これはどういうことかというと、センサー内蔵の靴を履いて歩くと、AIが分析をして歩行年齢とか、この足の健脚度を提示をして、歩き方の癖を踏まえて、レッスンでより良い歩き方、歩行に改善をするということです。なので、その靴を履くとAIが分析して、歩き方が偏っていたり健康的じゃないというようなことについては、こういうふうにしたらいいですよというのが、まさにその人に合わせた良い歩行に改善をするというような、そういったウォーキングレッスン。
そして、こちらは肺活量のアップをめざすということで、VRの吹き矢の体験です。バーチャル空間で吹き矢に挑戦して、息をふっと吹いて的を狙って、ゲームを楽しむ。その中で呼吸機能というのを鍛えるという、そういったゲームであったり、その他さまざまなイベントを準備しておりますので、出展も体験の準備をしておりますから、ぜひイベントの詳細、明日5月22日にウェブサイトを開きますので、そちらを見ていただけたらなというふうに思います。多くの方の参加をお待ちしています。
新たな「土砂災害の発生源となるおそれのある箇所」の公表について ※この項目で使用した資料はこちら
3つ目ですが、これは新たな「土砂災害の発生源となるおそれのある箇所」の公表についてです。
府においては、土砂災害のおそれがある地域を法律に基づいて約8,300箇所指定をしています。そんな中、近年は全国的に土砂災害が発生しているということを踏まえまして、国が策定した指針に基づいて、より高精度な地形情報等を用いて、「土砂災害の発生源となるおそれのある箇所」を抽出するということになっています。これは全国でやっているんですけど、大阪府も当然行いまして、新たに判明した約4,300箇所について、府のウェブページ上で公表いたします。4,300箇所について新たに、この「土砂災害の発生源となるおそれのある箇所」だということが分かりましたので、それを公表させていただきます。その公表、じゃあどこがそうなのかということについては、府のウェブページで市町村ごとに公表いたしておりますので、掲載イメージここに描いてありますが、土石流の発生源となるおそれのある渓流であったり、あるいはがけ崩れの発生源となるおそれのある箇所というのが、こういった色で表記をしていますので、ぜひ確認をいただけたらと思います。
そして今回の公表というのは、あくまでも基礎調査前の段階ですので、法に基づくこの、土砂災害警戒区域、あるいは特別警戒区域の指定ではありません。あくまでも基礎調査前の段階で、そのおそれがあるというものであります。ですので、これからより詳細な調査をして認定等の判断をしていくことになります。建物の建築等に規制が発生するものではないというものではあります。こういった可能性があるということで公表させていただきます。
土砂災害から身を守る3つのポイントです。住んでいる場所の土砂災害のリスクをまず確認しようと。まずリスクを認識しようというのが1点目です。そして2つ目は、雨が降り出したら気象情報に注意をお願いしますと。そして3つ目、警戒レベル4では全員避難というのが対象になります。
それぞれ土砂災害のリスクを認識して、こういったハザードマップで確認できます。それから、雨が降り出したら気象情報に注意していただいて、特に土砂災害警戒情報というのは、災害の切迫度が迫っているということですから要注意です。そしてレベル4で全員避難ですので、このレベル4というのが発表されたら、自治体から避難指示が出る、その避難指示の発令に注意をしていただけたらと思います。また、避難指示が出されていなくても、気象庁が提供している「キキクル」なんかを参考にして、ぜひご家族や親戚等、地域の方々、声かけあって、早めに安全な場所に避難をお願いしたいと思います。お住まいの近くをご確認いただいて、早めの避難行動を心掛けていただきたいと思います。私からは以上です。
質疑応答
職員
ありがとうございました。
それでは、府政・公務に関するご質問をお受けいたします。質問されます方は、挙手の上、社名とお名前をおっしゃっていただきますようお願いいたします。
それでは、幹事社の日本経済新聞さん、よろしくお願いします。
能登半島地域の子ども大阪観光招待事業について(1)
記者
日経新聞のワタナベです。よろしくお願いします。能登半島地域の子ども招待事業について伺います。ツアーを組まれているのが結構、夏の暑い時期ではありますけれども、この招待事業について特段、特に暑さ対策とかそういったものをお考えになっておられるのか、お聞かせください。
知事
これはあくまでもツアーとして組んでいる内容でありますので、自由行動の時間帯もありますし、無理のない範囲で、無理のないように行動いただきたいということと、これは保護者同伴ですから、必ず保護者がついているということになると思います。ですので、会場内には休憩所があったり、あるいは給水の施設があったり、さまざまなそういった暑さ対策の場所がありますから、ぜひそういった暑さ対策もしながら、ご家族で楽しんでもらえたらと思います。
記者
ありがとうございます。あと1点確認させていただきたいんですけれども、さらなる取組みとして、招待できなかった応募者の方に万博の入場チケットをプレゼントするということがありますけれども、これも1億7000万円の寄附の中から使われるということで。
知事
はい。これは1億7000万円の寄附の中から使われるということになります。あとは企業からご寄附をいただいているチケットがあるんですかね。
職員
今、その辺りは企業に協力を求めているところで、調整しているところになりますね。ちょっと結果的には、今のところはまだあれなんですけれども、そういった動きもしております。
知事
その両論で進めていきます。
2025年大阪・関西万博関連について(1)
記者
ありがとうございます。あともう1点、万博に関して伺いたいんですけれども、閉場時間の延長という話が話題になっていますけれども、この点について吉村知事のお考えをまず伺わせていただければと思います。
知事
まず、BIEのケルケンツェス局長と会談をいたしまして、2点大きく話が出ました。そのうちの1点目が、この11時の延長の話だったと思います。趣旨とすれば、このパビリオンの時間の延長というよりは、夜の万博をいかに楽しんでもらえるようにするのか。これが非常に重要であるという意見でした。そして、これから夏場になってきますし、また夜の時間にいかにこの万博を楽しんでもらうかということ。それを考えた時に、今、飲食と物販の閉まる時間が早い。そこをなんとか延ばせないか。10時に延長できないかという意見でした。その物販、それから飲食が早く閉まるというのは、私も聞いていましたし、そこは課題だなというふうにもちょっと認識をしておりました。夜の万博をより楽しんでもらうためには。その中で、まさに僕は基本的な考え方は同じだという話をいたしまして、いかに夜の万博を、パビリオン自体は基本的に9時にクローズするわけですけれども、ただ、その夜の万博を楽しむのであれば、グルメであったり物販、そこをもう少し楽しめるようにしないと、なかなかこの夜の万博というのが。それをすることで、夜の万博をもっと充実したものになるというふうに考えています。
今現状を見ると、例えば飲食でいくと、それぞれによって全然違うんですけれども、だいたい8時ぐらいには閉まってしまったり、ラストオーダーが入ったりして8時ぐらいにはもう終わると。そして物販も、お土産屋さんも9時に終わるというところ。これはドローンショーが終わって、さあお土産を買おうかといったら、もう全部店が閉まっているというような状況になっていることについて、なかなか改善してもらえないかという意見も実際に届いていますし、僕もそこは感じているところでもあります。
ですので、そういったケルケンツェス局長の出た意見ということについて、協会とも共有をいたしました。ただこの間、その意見出して、協会からも既に報道されているとおりですけれども、やはりこの11時に延長するというのは、労務管理であったり、さまざまな帰宅の問題であったり、課題もあって非常に慎重であると。簡単にはいかないと。ただ、夜の万博をできるだけ楽しむという趣旨には賛同するんだけれども、ちょっとそこは慎重であるという意見ももらっています。
ですので、大阪府として、折衷案として万博協会に提案をいたしました。その中身は、夜の10時が閉場時間なので、物販と飲食については夜の10時まで、ぎりぎりまで開場できないか、営業すべきじゃないかということを折衷案として今、協会に提案をいたしました。11時まで延ばすのは難しいという、実務的な理由、あるいは労務管理の理由というのは、私もそこは理解はできます。でも一方で、やっぱり夜のお土産屋にしてもグルメにしても、閉まる時間があまりにも早いという、そういった声もあって、これから夜の万博をより楽しんでもらう。パビリオンもライトアップ綺麗だし、夜の世界の料理も楽しみたいという人も多いし、お土産屋さんにドローンショーを見てから行きたいという人も多いし、夜の万博を楽しみたいと思っている人も多いのも事実です。元々10時までが閉場時間なわけですから、であるならば、パビリオンのオペレーションは9時で閉まるとしても、ここを変えるのは難しいと思いますが、グルメ、飲食とお土産、物販については22時ぎりぎりまで、やっぱり営業をしてもらいたいと。するべきだと。そして夜の万博を、グルメ、物販を楽しんでもらおうというふうにすべきだと私は思います。ですので、22時閉場というのを堅持しながらも、営業時間をそこまでフルで延ばすという案を、協会に折衷案として提案をいたしました。具体的には9時50分ぐらいまで、物販や飲食については営業してもらいたいと。あまりにも早く閉まると、お土産屋さんすら行けないよと。ご飯も楽しめないよということですから、そういったことを今、折衷案として私から協会に提案をしているところです。
なので、11時というのは難しいかなというのは、私も協会の意見に賛同ですけども、だからといって何もしないではなくて、やっぱりこれから夜の万博を楽しんでもらうためにも、5時からまず4時に繰り上げましたから、夜間チケットで楽しんでもらう人のためにもですね。あるいは、午後から来てもらう人に楽しんでもらうためにも、これ混雑対策にもなってくると思うんですね。そういった時に、夜の万博を楽しんでもらう人を増やすというのは、混雑対策の一つにもなると思っていますので。しかも結構、午後から来ても楽しめますから。夜が充実していれば。そちらを選択する方も増えてくるだろうと。通期パスであったり、あるいは夜間券で入られる方は。なので、その22時という閉場時間を維持しつつも、フルに。特に飲食と物販については、できるだけ9時50分ぐらいまでは営業をしてもらえないか。あるいは、そういったことを方針としてパビリオン、あるいはその運営者に働きかけをしていくという案を協会に提案をいたしました。
記者
ありがとうございます。1点確認なんですけれども、このご提案は昨日時点とかでしょうか。
知事
いや、今日ですかね。今日提案しました。今日ですね。今日提案しました。
記者
府市として考えていいですか。
知事
そうですね。横山市長にも当然相談してやりました。大阪府市としてです。
記者
分かりました。ありがとうございます。幹事社からは以上です。
職員
他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、産経新聞さん、どうぞ。
2025年大阪・関西万博関連について(2)
記者
産経新聞のヤマモトです。今の府市の提案の関係なんですけども、飲食は民間企業が運営しているお店もあるかと思うんですけども、営業時間を増やすとなると、人件費であったりとか運営コストの負担というのがまた増えるかなと思うのですが、その辺りについてはどのようにお考えでしょうか。
知事
まず、そこは最終的に、協会として、主催者として方針をそういうふうに要請をするかどうかという1点、これを決めるかどうかが大きなポイントだと思います。その上で最終的に判断するのは、やっぱり個別の民間パビリオンであったり、個別の民間事業者が最終判断することになると思います。もちろん、お客さんが全然いないのに開いても仕方がないとなると、コストばかり増えるということになります。
ただ一方で、こういうのを全体で方向性を決めて、万博会場って夜グルメ楽しめるんだということになれば、そこに人がたくさん元々いらっしゃるのは事実なので、そういった方が万博で飲食する、できるようになることが膨らんでくれば、コストより利益の方が膨らんでくるということにもなります。元々夜10時までというのがルールですから、そう考えた時には、万博でレストランや世界の料理や、あるいは飲食が楽しめるんだということが広がれば、そこの利用が増えれば、コスト部分というのはキャッチできるんだろうなと思います。ただ、その利用が増えなければ、コスト見合いでやらないところも出てくるかもしれないし、あとはそのやるところは、積極的にやるとこは増えるかもしれない。
またコンビニなんかもそうですよね。コンビニも閉まっちゃうので。9時になると全て、全部閉まっているので。基本的に。でも本来は10時までですから。そして、ドローンショーが9時ちょっと過ぎまでありますから、それが終わった瞬間、もう全部閉店になるので、事実上、9時閉店みたいになっていますから。そうなってくると、やっぱり元々10時までだし、そういった夜の飲食も楽しめるってことになれば、結構夜、人が空いてくるので、空いている時に夜のパビリオンを楽しむ人もいれば、あるいはその飲食を楽しむ人も出てくれば、これは分散をされますので、この新しい万博の夜の楽しみ方にもなってくると思います。
そして今、朝から入館される方が非常に多いんですけれども、分散という意味で考えれば、通期パスを持たれている方とか、夜間から入ろうという夜間チケットがお買い得な料金になっていますので。しかも4時から入れますから。ほぼ事実上、夕方券になっていますので、夕方から入ってもグルメだったり、パビリオンも楽しめるなと、夜10時まで満喫できるなとなれば、さらにそちらの販促にもつながるだろうというふうにも思います。
また、夏に入りますから暑さ対策で、ちょっと暑い真昼、朝とか真昼はちょっときついなと。夕方から夜にかけても行けるという方は、そちらを選択される。それは暑さ対策にもなるんだろうというふうにも思っています。
それから、もちろん朝9時から入って、1日中楽しみたいという方はもちろん、本当にウェルカムです。ただ、僕も何回か通期パスで行っている。プライベートでも行っているんですけど、朝から行くと、ちょっと普通のおっさんはしんどくなってきます。夕方ぐらいになってくると。ちょっときついなと。特に通期パス持っていたりとか、また来られるような方はですね。なので、結構それで体力的に帰られる人も多いし、あるいは子連れの方であったり、次の日仕事があったりということで、結構夕方に帰られる方が多いんですね。だから夜間の万博、夕方から夜にかけて結構人が減りますので、そう考えたら、逆に9時からそうやって夕方まで楽しむのか。あるいは、12時ぐらいになったらもう列もないですから、12時ぐらいから夜9時、10時まで楽しむのか。大体時間、それどっちも一緒ですので。もちろん、パビリオンの予約とかはあるのですが。
そういった意味で、新しいこの楽しみ方、夜の万博を楽しむという意味では、11時は協会がどうしても労務管理であったり、これはやっぱりいろんな働いていらっしゃる方もいらっしゃいますので、難しいということを僕も理解できます。だけれども、やっぱり夜の万博を充実させるべきだという趣旨には、僕はそうだなと思いますので、元々夜10時までと決まっていたわけですから、パビリオンは9時で閉まるオペレーションで僕はいいと思いますけれども、またそういうルールで進めているところでもあります。今からオペレーションを全て変えるのは大変だと思いますが、グルメとお土産とかコンビニ、物販、そういったものは閉場時間ぎりぎりまで、9時50分ぐらいまで営業をしてもらって、夜の万博に来た方を楽しんでもらうということをするべきだと思います。そういったことを折衷案として協会に今、提案をしております。
記者
もう1点、すみません。追加で関連で。退場時間が午後10時に集中するようになるじゃないかというふうなところもあるかと思うのですが、その辺りのコントロールは。
知事
逆に、今の方が集中していると思います。そっちにした方が分散されると思いますね。
今も9時になってドローンショーが終わると、もうEXITとなって、西か東かというのが出てきて、そして全員が一斉に帰る。お土産屋さんに寄ることもできないですから。例えば、そこのお土産屋さんが開いていたら、お土産屋さんに寄る人はそこで分散されますけども、それも今はできない。コンビニも開いていない。しかもだいたい9時、パビリオンもそうだし、グルメなんかももう9時に全て帰るような状況になっていますので、そのパビリオンとかその職員さんも9時にばーって、一緒に退場するということで、今が集中していると思うんですよね。
なので、むしろそのパビリオンは9時で終了にして、そして職員さんなんかも9時で帰られる方も当然、今までどおりシフトも組んでいるわけですから、それでいいんだろうというふうには思いますが、グルメ、それから物販をやることによって、むしろ退場される方の退場時間は分散されると思います。今はドローンショーが終わった時、あの辺り、あの前後でほぼ集中しているというふうに思っています。
職員
他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、朝日新聞さん、どうぞ。
2025年大阪・関西万博関連について(3)
記者
朝日新聞のノビラです。ケルケンツェス事務局長との会談のことで確認させていただきたいのですが、大きく2点話が出たということで、1点目がその閉場時間の延長のことだったと思うんですけど、もう1点、じゃあどういった内容になるんでしょうか。
知事
パークアンドライドの値下げについてです。
むしろ、僕はこちらの方に大きく協議の時間を割きましたし、これをやるべきだということです。ここは報道されていませんが、僕はどちらというと、こちらの方が非常に、こちらの方も重要かなというふうに思っています。
中身って何かというと、やっぱり西ゲートをいかに活用するかがこれから重要になるという話をさせてもらいました。その方法について何か、ケルケンツェス局長が万博をずっと体験、経験してきている専門家であり、トップですから、何かアドバイスないですかねという話を私からお聞きをしました。そしてその中で、パークアンドライドの値下げを今、協会には提案しているんだけれども、それについてのまた意見を聞かせてほしいということを局長にも話を投げかけました。局長からは、全く問題意識が同じで、パークアンドライドは値下げするべきだと思うというのが、ケルケンツェス局長の意見でした。
そしてケルケンツェス局長の考え方として、アイデアとしておっしゃっていたのが、車で来られる人、1人で来られたりする人もいるけれども、4人とか多くの家族連れで来られる方は、その家族の人数で割ったらどうかと。その割引をしたらどうかというような話もありました。つまり、1台の車で多くの人が来られる車については、そこを集中的に割引をしたらいいんじゃないかと。そうすることによって、その駐車場のそのスペース単価に対して入場者数の方が大きくなるわけですから、駐車場の料金を下げたとしても、それ以上の入場料収入があるでしょうと。入場の機会があるんじゃないかと。その来場の促進にもなるし、西ゲートの促進にもなるし、パークアンドライドの駐車場の1台スペースあたりのより有効的な活用になる。そういった考え方の値引きの方法というのもあるんじゃないかということを局長はおっしゃっていました。
そこは非常に、僕としてもパークアンドライドの値下げをこの間言っている立場としても、まずは局長が値下げすることに賛成だと。今はあまり機能していないと思うということをおっしゃっていたのは、まさに同意見です。
それから、そういったことについて局長から意見もありましたので、確かに結局、パークアンドライドを値下げをすると、その分料金収入が少なくなるんじゃないか。駐車場収入。駐車場収入が少なくなったら、運営に影響が出るんじゃないかというのが協会の基本的な考え方ですけど、でもよく考えたら、駐車場で来たいという需要はすごくある。その中で、西ゲートを活用する上でのパークアンドライドというのは、すごく潜在力がある。そして車ですから、4人以上で来られるようなグループであったり、家族というのは4人分入場されるわけですから、その分のチケットの負担等もしていただけるということになると、トータルで見ると、そっちの方が運営収入が圧倒的に増えるんじゃないかという発想です。まさに、私もそうだなというふうに思いました。
ここについては、大阪府市でもちょっといろいろ検討をいたしまして、一人一人で料金を変動するのは、さすがにちょっとオペレーション上、難しいなということになりまして、今協会に提案をしているのは、4人以上、1台の車で来場された方は半額割りをしてはどうかということを具体的に提案しています。
つまり1台の車で、車で来場したい人は、僕はすごく実は需要が多いと思っているんですよ。パークアンドライドというのは、ほぼ1割しか機能していない。平日1割、土日で3割。ほぼ機能していない。でも、すごく収容能力があるんですね。特に舞洲。お隣の島ですけども。数千台。ちょっと忘れた。6,000台やったかな。
職員
最大6,000台。
知事
6,000か。6,000台の駐車場があると。これ、西ゲート問題、僕は解決すると思うんですよ。ここをワークするようにすれば。ワークすると思うんですね。駐車場、車持っていて、車で行きたいという人も結構いると思いますし、例えば自分のおじいちゃん、おばあちゃんを連れて行こうとしているのに、歩いて電車で行って、また向こうで歩いてというよりは、車、自家用車がある人は自家用車でじゃあ行って、そしてそこでとめてバスで行って、そこから入れば非常に便利だと。そして車の無い方も、例えばお友達同士で行くとかですね。そして人数が増えれば、その分電車等で行くよりも、割り勘度で考えると、それは車で行った方が安くなる。しかも、それによって駐車場料金そのものが安くなるとなれば、選択肢として、地下鉄じゃなくてこちらで行こうじゃないかと。車で行こうじゃないかという人は増えると思います。
車の保有率も結構大阪、関西のエリアは高いですし。大阪だけじゃなくて、兵庫とか奈良とか和歌山とか滋賀とか隣県の方、電車で行って、電車で帰ってきて、また向こうでも、万博会場でも歩いてというよりは、車で会場の近くまで行ければ非常に便利ですから、そういった需要は実はこの関西圏には多くあると思っています。その需要を取り込めていない。
そして事実上、南港の中央線の駅付近でパークアンドライドを事実上やられている方がいるというのも聞いています。つまり中央線の沿線上の駐車場、コインパーキングなんかにとめて、そして中央線に乗って東ゲートから入ると。普通に考えたら、そっちの方が便利だよなという方が行くのは普通の心理かなと思います。車で行きたい人にとっては。その需要を取り込めていないということです。逆に、裏を返して言うと。そして、東ゲートをそれで混雑させているということです。その分。と考えたら、西ゲートで行った方が。西ゲートに駐車場を6,000台分準備しているわけですから、そこの半額割りしても、車の中にいる人が4人以上いれば、入場料収入だけですぐペイしますから。そういった具体的な提案を今、協会にしています。協会は、値下げについては検討すべき段階ではないという意見でしたけれども、僕は値下げすべきだと。西ゲートを最大活用するためには。そういうふうに思っていますので、ここは改めて、新しい提案を今、協会にしているというところです。
それ以外の西ゲートの活用方法として、東ゲートに来られた方を徒歩であったり、あるいは何かそれ以外の方法で東ゲートから西ゲートにご移動していただくという方法、これについては今検討中です。互いに検討中。
それからシャトルバス、駅からのシャトルバスを何らかもうちょっと拡充させるべきじゃないかということについても、これも共通認識になっていますので、それについては新しい方法等も含めて今検討をしている。メトロとも相談しながら、新しい方法も含めて今検討していると。こっちは進んでくると思います。
ただ、何もしなければ、おそらく値下げのところは入ってこないと思いますので、そういう意味では、ケルケンツェス局長はちょっとどういう考え方かなと思って話を聞いてみたら、ケルケンツェス局長も非常にここは値下げすべきだという意見ですし、そういう新しいアイデアも出た上で、府市でもちょっと検討した結果、そういった方法が便利だろうというふうに思いましたので、それを協会に今、提案をしているということです。
西ゲートはまだまだ余力は、赤、混雑のマークは付いていますけど、実は入場の能力としては余力がありますので、これから人が増えてくる、あるいはその万博に車で来たいなという需要に対しては有効な方法だと思います。僕はパークアンドライドを値下げするというのは、何のシステムを変えることもなく、もう既に準備をしているわけですから、そこは有効だと思います。
今、パークアンドライドのバスなんかを一部、別に活用して、新しいシャトルバスの強化に充てるみたいな案ももちろん並行して進めていますけれども、ちょうど子ども招待事業のバス。これもメトロさんがやってくれていますけれども、子ども招待事業のバスというのが、だいたい子ども招待事業は夏休み前までに終わるところが結構多いので、大半はそうなりますから、夏ぐらいになってくると実はバスも空いてきます。
その子ども無料招待、学校招待事業でやっているバスも空いてくるので、そういったバスの確保もできるということですから、パークアンドライドの値引きをするというのは、僕は一番合理的だと思うし、その値引きの仕方として、僕は前回はUSJ並みのという話をしましたけれども、値引きすべき状況にはないという協会の意見でした。だけども、僕はこれをやるべきだというふうに。西ゲートの活性化のためにやるべきだと思っていますし、ケルケンツェス局長もやるべきだというふうな意見。そういった声、いろんな市民の皆さんの声からも実際届いています。と考えた時には、やっぱり需要もあると思っているので、新しい提案として、4人以上1台の車で来られる方は半額割引ぐらいやれば、西ゲートがかなり、万博に行きたいという方はより行きやすい万博になると。東ゲート混雑の対策にもなると思っています。これは協会に提案をしていますので、協会の中で今検討しているというふうに思います。
記者
これまでのその議論の過程のところで確認させていただきたいのですが、西ゲートの活用策で、知事から協会側に提案されたのは大型連休明けだったと思うんですけど、この時にその東ゲートへの動線をつくることと、パークアンドライドの値下げと、桜島からのシャトルバスを増やすことの、3点要望されていたと思います。このうち、そのパークアンドライドの値下げについては、協会側から今は検討する時期じゃないということで断られたというか、難色を示されていたということなんでしょうか。
知事
そうですね。そこについては、他に取れる方法をまずやらせてもらいたいという方向です。他に取れる方法というのは何なんですかというところについては、先ほどおっしゃっていた、1と3。3については、桜島だけじゃない変形スタイルもあるのかなという議論を今。桜島というのはどうしても場所の、バスが止まるスペースに限界がありますので、それ以外の場所でそういうのができないのかなという。駅シャトルバスのある意味、拡充という観点からは、この1番と3番は議論は進んでいます。こっち側の方をちょっと先に先行にという話で。値下げについては、やっぱりその運営費にも関わる話でもあるから、ちょっと今の段階では、報道にあるとおり、検討すべき段階でもないと思っていますという、その回答はありました。その後の今の話です。
僕は、でもやるべきだと思うんですけどね。その方が圧倒的に、来たいと思って諦めている方が来られて、車で自由に来られるようになれば、これは入場料収入の方が圧倒的に大きいわけですから。たとえ駐車場が5,000円から6,000円台のやつが、2,000円台、2,000円から3,000円で、2,000円ぐらい少なくなったとしても、1人増えれば全然、運営収入、入場料収入の方が圧倒的に大きいわけですから。入ればいろんな消費もしていただけるので、さらにその他の運営費にも関わってきますから。そして、西ゲートをいかに活用するのかというのが、まさに大きなテーマなんだから、僕はそれは合理的だと思うのでやるべきだと思います。
こういうのはある程度、スピード感を持ってやらないといけないと思うんです。閉幕時期は決まっているわけですから。検討していて、検討、検討と言っていると終わっちゃうので。ですので、あとこれ、徐々に徐々に数も増えてきていますけれども、やっぱり特に行きたいと思える人が来てもらえるような万博というのは、パークアンドライドかなと思っていますね。
パークアンドライドの予約方法ももうちょっと簡素化、柔軟化できないかというようなことは、今そういう声もありますけれども、やっぱりまずは、もちろんその課題も認識していますけど、それもできればやるべきだと思いますが、基本的に料金の話であれば、これはもう意思決定だけで、何の仕組みも変えることなく、西ゲートの圧倒的な活用策につながってくると思いますから。しかも、運営収入の増につながってくると思うので、僕はそれをやるべきだという考え方は今も持っていますから、協会に新たな案として提案をいたしました。
記者
細かい点で恐縮なのですが、その今ご説明ですと、ケルケンツェス事務局長との会談を踏まえて、その4人以上であれば半額にするという案を新たに提案し直したということだったと思うんですけど、これ時期としてはいつになるんでしょうか。
知事
ケルケンツェス局長と会って。土日の感覚もなくなってきましてね、今。ちょっといろんな予定が入り過ぎて、いつが土日だったかなって、もう分からんようになってきましたけど、ケルケンツェスさんと会って、その意見を踏まえて、ちょっと実務の方とも揉んで、昨日ぐらいですかね。昨日あたり提案した。今日じゃないかな。昨日。昨日。昨日提案したということになります。すみません。ちょっと。昨日提案、昨日東京おったよな。
記者
先ほどは今日とおっしゃった。
知事
今日か。今日のやつはさっきのやつやで。
記者
別ですか。
知事
うん。10時のやつ。それは今日やって。うん。市長とも話をして。まあ、昨日で。これいつだったかな。今日。いや、昨日や。昨日。今日じゃない。昨日です。ケルケンツェスさんと話終わってから、比較的早い時期だから、昨日か、それよりもうちょっと早かったかもしれないですね。こっちの方が実は早かったんです。皆さん、11時の報道がばーっと先行していましたけど、僕それ見ていて、いや、こっちよりあっちの方が話してんけどなと思いながら、ちょっと取材の機会もなかったので、そこが先行していましたけど。実際はあの後、4人で1乗車でやった方が絶対いいよねというのを内部でも検討して、多分ケルケンツェス局長の後の1日、2日後ぐらいにはもう提案していると思います。少なくとも昨日にはもう提案しているというふうなご認識でいいと思います。
職員
他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、読売テレビさん、どうぞ。
2025年大阪・関西万博関連について(4)
記者
読売テレビのフルセです。今お話にもありましたように、万博に来たい人が来てもらえるように検討されている一方で、出店しているくら寿司だったりイタリアパビリオンにおいて、独自のシステムで予約できるチケットが転売されている現状があるんですけれども、この事案についての受け止めと注意喚起などあればお伺いできますでしょうか。
知事
やっぱりそれだけ人気があるということですけれども、ただ、その予約チケットの転売とかそういったことは、元々は、お金でそういったものを取得するという方法は基本的にやらないということが基本的な万博の考え方ですので、大事なことはそういうことができないシステムにする必要があると思います。
ですので、まずくら寿司については、もうそういったことができないシステムに変えるということも聞きましたし、イタリアもそういったことを準備しているということなので、なので、呼びかけベースではやっぱり限界あると思いますから、もうそういった予約の転売ができないようなシステムに変更すると。それがルールなのであれば、そういったルールをきちんと作るということが大事だと思いますので、それは実際にくら寿司はそれを実行し、そしてイタリアもそれをすると聞いていますので、システム上できないようにしっかりすることが大事だというふうに思います。
もう1つは、それだけやっぱり人気があるので、できるだけ多くの人に楽しんでもらいたいなと思いますけれども、お金でその優先権をやり取りするというのはちょっと違うだろうと思っています。
記者
ありがとうございます。あと1点、万博に続いて、大屋根リングなどで虫が大量発生している件で、来場者からも不安の声が上がっているんですけれども、この辺りもご検討されている対策だったりあればお伺いできますか。
知事
ユスリカが多く発生をしています。これは僕も対策を取るべきだというふうに考えています。ユスリカは口が退化しているので、通常の蚊のように血を吸ったりするということはないんですけれども、非常に多く発生をしていますので、対策はすべきです。ですので、これまで協会においても、この対処的な対策を取ってきているということですが、それでも非常に大量に多くのこのユスリカが発生するということになっています。
ですので、大阪府として、アース製薬株式会社に対して協力の要請をいたしました。アース製薬株式会社は、大阪府と包括連携協定を結んでおります。その中で、やっぱりこの虫であったり、そういった対策については専門的な知見があります。アースさんは。ですので、ぜひ、今ちょっと多くのユスリカが発生をしているので、確かにこれゼロにするのは難しいかもしれないけれども、なんらか今の知見の中で取り得る方法を取ってもらいたいということで、アース製薬株式会社さんに協力要請をいたしました。
アース製薬株式会社さんからは、もうこれは快諾をいただいておりまして、今、現実にもう、少しずつ進んでいるというところです。実務的なやり取りは、この月曜日ぐらいから少し進んでいました。私からも直接、アース製薬の社長にお願いの連絡をいたしました。アース製薬の社長からも、これはできる限りのことは協力させてもらいますという話をもらいましたから、アース製薬が持ち得る今までの知見、素晴らしいものがあると思いますから、そういったものを活かして、できる限りの対応を取っていきたいと思います。
職員
他にご質問ございますでしょうか。ございませんか。そうしましたら、MBS毎日放送さん、どうぞ。
能登半島地域の子ども大阪観光招待事業について(2)
記者
毎日放送のオオサトです。確認なんですけども、発表の中であった1点目の能登の子ども招待事業のさらなる取組みというところで、落選された方にもチケットをプレゼントするというのは、これは落選した方全員になるんですか。それとも抽選ですか。
知事
希望者全員です。基本的に、前回の応募が約1,000名の応募があって、そして320名の方を当選させていただきました。今回、520名程度が当選いたしますので、前回1,000人募集があって300人当選されていますから、700人の方がそのままもし募集されたとしても、520人の方が今回新たに当選が決まりますので、そういった意味では、完全に外れてしまう方の方が少数になるんだろうと思います。ですので、枚数の予測もできますし。
ただ、そうであっても、チケットを貰ってもなかなか移動できないよと。今回のこの招待事業というのは、行き先から帰ってくるまで、ホテルからバスから全て準備するということなので、参加しやすいと思います。でも、家庭の事情であったり、ちょっとその旅費がなかなか出せないよねという方もいらっしゃるという中で、チケットだけちょっと受けても、希望もしませんという方もいらっしゃると思いますから、ただ、希望される方も多くいらっしゃると思いますので、希望される方には全員にお渡しをするということになります。
今回840名程度、招待することになります。これは奥能登地域の4市町の子どもの数からすると、希望する・希望しない含めて、だいたい3割から4割の子どもを無料で招待することができると。だから、かなりの数の子どもを招待することができる。それだけ、子どもと保護者を。子どもの数ベースでいっても3割から4割です。だから逆に言ったら、大阪の子どもたちより、割合で言うと多く招待することができる事業になったというところでもあるのかなと思います。こういった無料招待事業に参加しない市町からすると。
2025年大阪・関西万博関連について(5)
記者
ありがとうございます。あと1点だけ。閉場時間の提案のところで、夜の万博を楽しんでもらいたいというところの趣旨なんですけれども、今来ていただいている来場者の人に夜までいてほしいみたいな意図があるのか、それとももう夜目的で来てほしい、またより来場者数を増やしたいみたいな意図があるのか。どういった意図でしょうか。
知事
1つは、もちろん楽しみ方として、朝の9時から最後の閉場まで楽しまれるのは、もうこれが一番長く滞在される方で、もう全然ウェルカムです。ただ、できれば夜、夕方から参加しても十分楽しめる万博だよということを充実させていくと、来場者の分散にもつながると思うんです。
つまり、午後から、例えば通期パスを買われている方が結構多くいらっしゃいますけど、午後から参加しても、夜10時まで楽しめるとなったら結構充実するんですね。これ僕も実際、体験として思いますが。そして体力上もなかなか、12時間ずっといるのは大変ですけど、大阪や関西の人で通期パスを持って、もう1回行こうかなという人であったりだとか、あるいは暑い日中は行きたくないねという人もいらっしゃると思いますので、そういった方がこの夕方券で入って、あるいは通期パスで、もう朝の並ぶことなく昼から入って、そして夜の万博も楽しむことができれば、入場者数の増にも当然つながりますし、入場者数の分散にもつながる、暑さ対策にもつながってくると思います。朝、どうしても9時から、今は9時が一番混んでいるわけですけども、9時からに集中していますけれども、夜の万博を楽しめることを広げることによって、この来場者の分散も僕は期待できると思うんです。
夜の万博に僕はすごく可能性があるなと感じているのは、自分自身も行っているからでもありまして、まず夜はやっぱり家庭の状況であったり、朝から行くと疲れるとこもあったりもすると思うんですけど、夕方に帰られる方が結構いらっしゃるんですよね。翌日の予定があったりとか。会場内の人数がやっぱりその日中と夕方以降の時間、夜の時間で全然違います。並ばなくても結構パビリオンに入れたりします。超人気パビリオンは別ですけれども。それ以外であれば、すっすすっす夜だったらパビリオンに入れたりもするんですね。
しかも、これから夏になっていく中で涼しくもなってきます。そして、夜の万博のそのパビリオンのライトアップであったり、大屋根リングのライトアップであったり、非常に素晴らしいものがある。昼にはない、またポテンシャルがあるなというふうにも、僕自身も体験して感じているところでもあります。そして毎日、ドローンショーがあり、水上ショーが夜にあると。そう考えた時に、夜の万博を楽しむポテンシャルは十分あるなと。
そこで今、何が欠けているのかなって考えた時には、やっぱり閉場の時間とその閉店するタイミングだと思うんです。閉店するタイミングが、パビリオンはだいたい9時前後に閉まるわけですけども。そこはパビリオンによってちょっと違うのですが。飲食も8時ぐらいに終わったりだとか、お土産屋さんなんかも9時ぐらいに終わったりして、なかなか夜、もう少し楽しむ方法がないかなってずっと感じてはいました。そこはケルケンツェス局長も感じているというところで。なので、そこについて夜11時という案が出ました。いろいろ、先ほど申し上げた課題もあるけど、僕、趣旨は賛成だけど課題もあるなという認識も確かにありました。
その中で、やはり実態とすれば10時までやっているわけだから、パビリオンの9時のオペレーションを変えるのは大変だと思いますから、そこはもういいと思うんですけれども、やっぱりお土産屋さんとか飲食屋さんなんていうのは、もう10時ぎりぎりまで、9時50分まで、閉店間際まで営業をすることができれば、夜の万博というのは、11時までじゃないにしても比較的楽しむことができるようになるんじゃないかと思います。
ドローンショーが終わった後、買い物したいけどお土産屋さん閉まっているねん、吉村さんなんとかしてよみたいな声も結構聞きます。ドローンショーを見たら、もうお土産屋さん終わっちゃうのでね。10時までのはずなのに、もうみんな9時ぐらいに、ドローンショー終わった瞬間に、全員、はい、出て行ってみたいな感じになるわけですけど、そこはちょっと飲食店とお土産屋さん、あるいはコンビニ等々、物販が開いていれば、ドローンショーを見てからお土産買いたいとか、あるいは片やパビリオンを夜、比較的空いているパビリオンを楽しむ人もいれば、いや、もうパビリオンは結構楽しんでいるので、自分は夜のグルメを楽しみたいという人が分散すればいいかなと思うんですけど、今だと分散するも何も、8時ぐらいに閉まっちゃうので、万博で夜ご飯食べて帰ろうという発想がなかなかちょっとやりにくいのを、夜の万博を楽しめるようにすると。そして、そのポテンシャルが非常に高い。それは来場者増にもなるし、快適な来場にもつながるし。ある意味、並ばない万博をめざしている中で、そちらの趣旨にも合致するし、いいんじゃないかなと。そこのポテンシャルをもうちょっと活かそうよということです。
記者
ありがとうございます。あと先ほどあった、くら寿司やイタリアパビリオンの予約チケットの転売の話なのですが、こちらは協会として何か対策をしてほしいみたいな提案はされているのでしょうか。
知事
いや、だからくら寿司もイタリアパビリオンも、これがいいとは思っていないので、なので、対策を取る。その呼びかけだけではやっぱり限界もあると思いますし、元々やっぱりそういうのができる仕組みになっている方がおかしいと思うので、できない仕組みに変えていこうということと聞いています。ちょっと具体的にどういう方法かというのは聞いていませんけど、もうくら寿司なんかも対応したというふうにも聞いていますので、転売不可能になれば、やりたくてもできなくなりますから、そういったシステムで解決すべき問題だと僕は思っています。
記者
それはこちらから要請したわけじゃなく、くら寿司側で対応していただいたというふうな認識ですかね。
知事
要請というか、共通認識なので、なんとかこれ対策しなきゃいけないねというのでやっているので、独自でやられているんだとは思います。
記者
分かりました。ありがとうございます。
職員
あとご質問を予定されていらっしゃる方、挙手いただけますか。そしたら4社ですね。分かりました。5社。はい。そしたらまず、じゃあNHKさん、どうぞ。
能登半島地域の子ども大阪観光招待事業について(3)
記者
NHKのタカヤナギです。最初のふるさと納税による招待事業ですけれども、これまでも何度か呼びかけがあったと思うのですが、最終的にこの規模感になったことについて、改めて受け止めをお願いします。
知事
当初の目標額から6倍上回る寄附金が集まりました。これは能登の子どもたちを、万博や大阪観光に招待してあげてほしいという多くの企業や個人の皆様の賛同の結果だというふうに思っています。これだけ多くの企業や個人の方が、奥能登の子どもたちを万博や大阪の観光に招待して、笑顔にしてあげたいという方が多くいらっしゃったことに改めて感謝を申し上げます。
もう本当に、最初、この事業をする時は、寄附金が集まらなかったら成り立たない事業です。大阪府の予算でやるわけではないので。ですので、寄附金が集まらなければまた失敗したのかという、皆さんからフルボッコを受けるような事業だということを覚悟してやりました。でもそれぐらい、やっぱり奥能登の。最初はこれ手紙をもらって、これ僕が発案というよりは、最初は奥能登でこういう地震があり、そういった中で、子どもたちを学校になかなか通えないということで、そのスクールバスを出して学校に子どもたちを送迎するスクールバスの非常勤の公務員の職員の方から、普段子どもたちをそういう送迎している中で、子どもたちを少しでも笑顔にしたいので、大阪でせっかく万博をやるんだったら、奥能登の子どもたちを招待してほしいという手紙を受け取りました。私自身もそれに、現地でそういう思いがあるのかというのを受けて、なんとかこれを事業にできないのかなというのを真剣に考えました。
奥能登の子どもたちを招待するわけですから、府の税を使って招待するということ以外のやり方はないかというふうに考えた時に着想したのが、ふるさと納税であり寄附でした。この事業に賛同いただける方がいなかったら成り立たない事業でした。
3,000万円という目標で開始をいたしましたが、蓋を開けてみれば、その6倍のご寄附が集まりました。多くの企業、個人の皆さんがこの事業の趣旨に賛同いただいて、奥能登の子どもたちを笑顔にしたいという思いの強さが、この寄附金額に表れていると思います。ぜひ、奥能登の子どもたち、やっぱり希望して手を上げておられますから、万博であったりUSJ、大阪城、楽しんでもらいたいなと思います。
改めて、やっぱり寄附していただいた皆さんに感謝です。その寄附していただいた方がいなければ、この事業は、また吉村のおかしな政策で失敗だと言われて終わっていた事業ですから、寄附していただいた皆さんに感謝です。
職員
他に。そうしましたら、関西テレビさん、どうぞ。
2025年大阪・関西万博関連について(6)
記者
関西テレビのタカハシと申します。先ほどの万博会場での虫の件について追加でお伺いします。まずなんですけれども、トワイライトキャンペーンとかやっていらっしゃるように、先ほども夜の万博を楽しんでほしいとおっしゃっている中で、このユスリカというのは多分、夕方ぐらいからかなり出てくる虫だと思うんですけれども、この虫の大量発生というところがこの万博に与える影響というか、懸念というあたり、知事として考えていらっしゃるところをお願いします。
知事
やはりあまりに多く発生すると、不快に思われる方も多く出てくると思います。ですので、ここは対策する必要があると思います。そして今、やはり多くのユスリカが発生していると思いますから、対策を取るべきだと思います。
僕自身も刺さない蚊についてはあまり気にしない方なんですけれども、ユスリカは気にはならないのですが、それでも僕も何度も万博会場を行き来する中で、特に雨上がりの日とか、ちょっと日によって違うんですけれども、やっぱりユスリカが多くいるというのも自分も感じていますし、いろいろ皆さんから声も聞きます。ですので、やっぱりこのユスリカについては対策をするべきだという考え方です。
その中で、この包括連携を結んでいるアース製薬株式会社さん。これは専門的な知見がありますから、まずアース製薬の担当者の方から、何か協力できることがあればやりましょうかというのを、今週の月曜日に話をいただきました。ですので、包括連携を締結していろんな事業を一緒にやっているわけですから、その声は本当にありがたいですということ。そして、協力をお願いしますということで、実務者レベルの対応は今週の月曜日ぐらいから始まりました。
そして本日、やはりこれは、今日も万博会場行きましたけれども、やはりこれはちょっと看過できないなというのは僕は肌で感じましたので、そうやって包括連携を結んでいるということもありますから、アース製薬の方に正式に、アース製薬の社長にも私から連絡をして、現状、非常に多くの虫が発生しているので、ユスリカが発生しているので、御社の知見をもってなんとか、ゼロは難しいかもしれないけれども、できる限りの対策に協力いただけませんでしょうかという話をさせていただきました。アース製薬の社長からは、万博はみんなでやっていくものだから全面的に協力いたしますというご回答をいただきました。ですので、正式に大阪府、そしてアース製薬、包括連携を結ぶこの2者の関係の中で全面的な協力をいただけるものになりました。
ただ、ちょっとこれも自然界のことなので、どのぐらい減ることができるのかとか、ちょっと分からないです。結構やっぱり多くいるので。でも、取り得る最大の措置、できる限りのことは僕自身もやっていきたいと思います。
記者
そうなったら、協力要請というのを正式にされたのは今日ということ。
知事
そうですね。
記者
分かりました。
知事
今週の月曜日から、実務レベルでは何か協力できることがありませんかという話は、アース製薬さんの方から、担当者の方からはありました。それから今日、正式に僕が社長にお願いをしたのは今日です。
記者
分かりました。だいたいの時期なんですけれども、これぐらいまでは対策を取れるようにするとか、何か回答を出せるようにするとか、そういうものは。
知事
いや、もう本当に可及的速やかだと思いますね。今も協会も取り得る策は取っていっているんですね。なので、昨日の協会のレクでも多分、皆さんとやり取りがあったと思いますが、取り得る策はもう取っていっている中で、やはり非常に量が、雨上がりの翌日ぐらいからですかね。ちょっと日によって違うみたいですけど、多い時は本当に多いというふうに聞いていますし、僕自身もそれをちょっと感じていますので、これはやっぱり至急、できる限り早期に対応を取るべきだというので、もうこの月曜日ぐらいから、ばたばたと動いているというところです。
これについては、今日はオランダのナショナルデーで国王陛下がお越しになりましたので、出ていたんですけども、午前中。そこは市長とも話をして、そして石毛事務総長とも話をしました。これなんとか対策しないといけないですよねという話を総長とも、市長とも話をしました。総長からは、例えば大阪府であったり大阪市であったり、そういった虫の専門家の方がいらっしゃったら、ぜひ派遣なり協力をお願いしたいという話は、総長からも僕たちもいただいています。
ただ、これを保健所対応でやるのは、実際、刺す蚊は対応するんですね、僕たち。感染症を媒介しますので。でもユスリカって刺さないので、保健所でどうこうする、対応とかノウハウは、今聞いている限りでは、そもそも対象外の虫です。ですので、そういった意味では、一般的にやっぱりその蚊の対策であったり、いろんなその虫に対しての、害虫に対しての非常に歴史と知見があるアース製薬さんに全面的に協力いただくべきだという判断を僕自身がしましたので、今日、社長に直接連絡を取らせてもらって協力の要請をしたところ、快諾をいただいたということです。なので、可及的速やかに進んでいくと思います。
ただここは、それでどのぐらい減るかとかというのは、もう正直分かりません。僕も専門家ではないですし、今、僕が取り得る措置を取っていますけれども。ゼロにはならないかもしれないけれど、でもできる限りの措置を取るべきだと思いますし、私自身もこれは動いて対応すべきだと、それぐらいの量だなというふうに感じておりますので、取り得る措置を取っていきたいというふうには思います。虫が嫌いな人においては、より感じるところもあると思うんですね。時間帯とか条件が重なった時とか結構多いというふうに聞きますから、できる措置を取りたいと思います。
記者
最後、ちょっと細かい確認で恐縮なんですけれども、昨日の協会の説明では、今取っていらっしゃる対策として、卵の羽化ですとかそういったところを防止するような策は取っている。プラス、侵入を防止する策、ネットですとかそういった策を今取っているというお話だったんですけれども、その殺虫という観点も含めて、今回そのアース製薬さんに協力を依頼されていらっしゃるのか、そのあたりいかがでしょうか。
知事
その手段については、アース製薬さんがもうプロ中のプロですから、もう手段についてはアース製薬さんの知見を仰ぎたいと思います。僕自身もちょっと、そのプロではないので分からないけれど、方法は分からないけれど、これこそ具体的な方策は、もうそのアース製薬さんに持ち得る最大の知見を出していただいて、そして協会が協力してやるということになると思います。殺虫でやってくれとか、僕が言うのもちょっとおかしいと思うし。
ただ、大事なこととして、これが問題であるという認識。そして、アース製薬さんと包括連携を結んでいく中で、トップであるアース製薬の社長にもご承諾をいただいたと。すると、社としての当然方針になると思いますから、これから今持ち得る知見で対応にご協力をいただけるというふうに思います。それで全て解消するかどうかは、もうちょっとこれ自然界のことなので僕も分からないけれど、今僕が考え得る最大の措置は、問題として認識して、今取っているところです。
記者
ありがとうございます。
職員
他にご質問。そしたら、ABC朝日放送さん、どうぞ。
2025年大阪・関西万博関連について(7)
記者
ABCテレビのゲンダです。先ほどの虫の話なんですけれども、今のところ、協会の方では対策について、費用は運営費で対応しているというふうに伺っているんですけれども、この費用についてはどのようにお考えでしょうか。
知事
それはもちろん運営費になると思いますね。対策に必要な費用ですから。それこそ運営費じゃないんですかね。
記者
全て運営費で対応するという。
知事
ええ、そうです。そこまで莫大なものになるようなものではないと思います。
記者
ありがとうございます。
職員
そうしましたら、朝日新聞さん、どうぞ。
2025年大阪・関西万博関連について(8)
記者
朝日新聞のノビラです。オープン時間の方についてちょっと伺いたいんですけど、開場時間とパビリオンの開館時間が同じ9時なので、その9時に開場して間に合わないとかというようなことがあるそうでして、知事、以前、アーリーゲートオープン、これ混雑緩和の観点からだったと思いますけれども、おっしゃっておられたと思いますが、オープン時間の方を動かすことについては、今のところのお考えというのはいかがでしょうか。
知事
それは閉場時間を延ばすのと、多分ほぼ同じ課題も出てくるのかなと。人繰りという意味ではですね。ただ、今現状として具体的に何か、アーリーゲートオープンについては常に考えてくださいねというのは、万博の開幕前に言った以来は特には、何か強く言っているというのはないです。
開幕後見た時に、僕の今見ている限りでは、もちろんそのアーリーゲートオープンを実際にするというのは検討してもらったらいいと思いますけれども、今運営している中では、夜の万博って僕はすごく可能性が高いと思っていて、来場の分散であったり、先ほど申し上げたいろんな、暑さ対策であったり、そういったもの。パビリオンの予約システムなんかも、午後からでも受けられるような枠とかを作っていくとか、いろいろ知恵はあると思うんですけど、もう少しその朝に偏るのを分散する方法というのはあるんじゃないかなというふうには思いますね。
実際、万博会場が開いて1ヶ月経ちましたけど、見ていると、やはり朝にすごく集中する。これはもう、どうやっても変わらないと思うんですけど。そこから、夕方から夜にかけて人がだいぶ減りますから。夜がすごく綺麗なので。そして実際、12時間会場の中にいるって本当に大変だと。もちろん、それは楽しめる方はウェルカムです。ただ、12時過ぎに行ったら、僕も何度か経験しているけど、もう一切並ばなくて入れるんですね。朝はすっごいたくさん人がいらっしゃるのは、皆さんがヘリコプターで報道されているとおりですけれど、あれ、あと3時間ずれて12時過ぎると、もう本当にスイスイ入れます。僕は通期パスを自費で購入しましたけど、全然並ぶ必要ないですね。12時ぐらいから入って。夕方になってくると人も空いてきて、パビリオンも夜、結構入りやすくなるし。ここでグルメなんかを楽しむことができたら、昼から入ってくる人が増えると、ある意味並ばない万博にちょっと近づくのかなというふうにも感じています。それでもやっぱりくたくたになるので。朝から活動していると、もう夕方ぐらいにちょっともう足かくかくになってきて、僕は1回、無理だなと思ったんですけど。なので、9時から6時ぐらいまで楽しむ人もいれば、夕方帰る人がたくさんいるので、12時から9時までいたら滞在時間一緒ですから、ここをずれたら結構並ばずに、快適にいろんなことを楽しめるんじゃないかなと思います。
でも、その中で考えた時に、夜、結構いろんなものが閉まるの早いねというのは、いろんなとこで声聞くので。だからまず、こっち側を改善した方がいいんじゃないかなと。朝に集中するというのは、もう多分避けられないと思いますから、夜を楽しむことをもっと増やすと分散につながるんだろうと思っています。どちらかというと今、夜を楽しむ万博の方に力を入れないかというのは、今、僕の中で軸足を置いて、協会とも話をしています。
あとはやっぱり西ゲートですね。西ゲートのフル活用。この2つじゃないかなとは思います。もちろん、さっきの虫の話とかいろんな課題がありますけれども、個々の課題は解決しながら、大きいところは、まあ一番は西ゲートでしょうね。あとは夜の万博をできるだけ楽しむことだと思います。まあまあ、やっぱり西ゲートかなと思います。パークアンドライトも値下げしたらいいと思うんですけどね。1つの車で多く来られる方は。絶対そっちの方が入場収入も上がると思うし。
職員
そうしましたら最後、人民新聞さん、できるだけまとめてお願いします。すみません。
2025年大阪・関西万博関連について(9)
記者
人民新聞社のカワスミです。よろしくお願いします。建築費の未払いの問題についてお伺いします。大阪府の建築振興課ですとか、あと国会議員の方たちのところに複数の業者から、パビリオン建設工事の未払いの相談が結構行っているという情報が入っています。この未払いについて、大阪府あるいは万博協会として実態を把握する、調査するというお考えはありますでしょうか。
知事
協会から聞いているのは3件ですかね。3件そういった案件があるというふうに聞いています。その3件について、もちろんこれは民民の話ではあるんですけれども、できる限りきちんと寄り添って対応していこうということで、協会としてできる限りのサポートをするべきだと思っているし、実際、協会としてそこはできる限りのサポートをして、なんとか解決できるようにというふうに動くということを聞いていますし、そうすべきだと思います。
記者
実際、業者さんの方からお話を伺いますと、もう資金繰りが無理で、従業員へのお支払いもできないと。倒産するしかないんじゃないかというようなことで、たいへん困っている方が結構いらっしゃると。業者さんの方からは、早急な救済措置を取ってほしいという意見が出ています。国や府市、協会でこれらについて協議する予定はありますか。
知事
まず、この民民の支払いをどこまで税で賄うことができるのかという課題はあるんだろうなというふうには思います。他の事業者らに対しては、他の国は全部払っているわけですから。契約上、きちんと払わなければならないものを履行する。まずそれが非常に重要だというふうに思います。
記者
履行してもらうような働きかけ、具体的に今言える範囲でどういうものを考えていらっしゃいますか。
知事
協会自身がそこの案件について把握をし、そして間を取り持ちながら相談を受けているというふうに聞いています。具体的な交渉の中身までは、われわれは報告は受けていません。
記者
ありがとうございます。以上です。
職員
それでは、以上をもちまして記者会見の方を終了させていただきます。ありがとうございました。マイクの方を幹事社の方にお返しさせていただきます。