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更新日:2025年5月2日

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令和7年(2025年)4月30日知事記者会見内容

記者会見項目

  • 【NPO活動支援】 クラウドファンディングキックオフイベント開催について
  • 清掃イベント『ごみゼロアクション!~大阪春の陣~』について

 

資料はこちら(PDF:213KB)

職員

 それでは、ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。
 初めに、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。

【NPO活動支援】クラウドファンディングキックオフイベント開催について ※この項目で使用した資料はこちら

知事

 私からは2点です。まず1点目についてです。クラウドファウンディングのキックオフイベントについてです。NPOの活動を支援するクラウドファウンディングのキックオフのイベントです。これについては令和2年度から始めている事業です。一般財団法人村上財団さんの協力をいただきましてさまざまな社会課題の解決に取り組むNPOを支援していこうと、NPOの活動支援事業を実施してきました。この新年度版です。令和5年度からは、SDGsに貢献する活動を支援しております。この間、5年間で25事業をサポートしてきました。村上財団に約8,000万円のご支援をいただきまして、総事業費は約1.7億円になっております。
 事業のスキームですけれども、これはこれまでと同様です。NPOが活動するための活動資金が必要だと。その活動資金をクラファンで調達しようと。そしてそのクラファンのノウハウをその支援事業、NPO法人に提供するとともに、その集まったクラファンと同額分を村上財団から寄附をしていただく。倍額のお金を集めることができると。運営資金を集めることができると。そしてそれによってNPOも今後、活動を続けていく中で活動資金が必要になる。そういったものをこの村上財団さんからノウハウも含めて、持続可能なNPO活動を続けていこうじゃないか。そういったものです。これについて必要なサポートであったり、広報というのを大阪府からも行うという事業であります。
 この間ですね、これまで、令和2年度から始まりまして、先ほど言ったとおり、合計で総事業費が約1.7億円になっております。おおむね、クラファンの目標は達成されているというものです。
 例えば、これまで支援した取組みの例ということで申し上げますと、トラックを活用して、生活困窮者であったり孤立児童に食事を届けるとともにですね、フードロスをなくす、フードロスとなる食品を集荷して、循環型の仕組みをつくっていくと。そういう取組み、こういったNPO法人を支援するであったり、あるいは在宅介護を行う家庭の夜間の負担を減らすというために、間接照明を届ける取組み。こういったようなNPO法人を支援する。あるいは認知症の当事者、あるいは家族の孤立・孤独を解消するためのアプリを開発して、そして支援団体等の知恵やノウハウ等を届ける仕組み。こういったものにこれまで支援をしてまいりました。それ以外にもさまざま、こちらにあるとおりですね、採択事業を支援してきたところであります。
 令和4年度以降は、3年連続でクラファンの目標額は達成されています。それと同額の金額を村上財団さんにご寄附をいただきますので、それをもってNPO法人が活動すると。運営資金に充てるというスキームです。次、お願いします。
 今年度についてです。今年度は、キックオフイベントですけど、5月13日に募集サイトを公開して、受付を開始いたします。
 受付開始に合わせて、クラファンのキックオフイベントをやります。今回は、ボーダレス・ジャパンと連携をしまして、NPOの活動を広く府外にも発信していこうと。そして新たな支援者層の獲得をめざすという意味で、東京で開催をいたします。令和7年5月13日19時から21時、シティラボ東京で、このクラファンのキックオフイベントを開催します。私からのビデオメッセージと、そして村上財団の代表理事からの応援メッセージ、そして令和7年度支援対象となった4団体の皆さんに意気込み等の表明をしていただきます。
 今回、令和7年度支援団体になった対象の4団体は、こちらにあるとおりです。まず1つ目は、特定非営利活動法人のAYAさんです。目標額は500万円ということで、中身は、病気や障がいのある子どもたちが安心して楽しめる音楽フェスティバルを開催していくと。そして文化施設や音楽団体によるインクルーシブな取組みの推進につなげていこうというNPO法人さんの活動です。
 2つ目が、日本金融教育支援機構、一般社団法人の団体です。目標額は210万円。中身は、子どもの支援を行っているNPOと連携をして、子どもたちの金融の出前授業を実施する。それによって金融リテラシーを向上させて、貧困の連鎖の断ち切りをめざすというものです。今SNS等を使って、金融の犯罪等も増えていく中で、この金融リテラシーの向上をすることによって、例えばそういったことをすることで、貧困の連鎖を断ち切りをめざす。この金融リテラシーの向上をめざそうというものです。
 3つ目です。これはNPO法人の部活動リノベクエストLaboです。これは目標額が350万円ということで、部活動の地域展開を今やっているわけですけれども、部活動の地域展開における指導者不足という課題があります。それに向けて、箕面の小学生を対象に、次世代のリーダーを養成していくと。そのプログラムを提供すると。そして将来の地域クラブの運営を担う地域の創生のリーダーの育成・輩出をめざすという、そういったことを事業とするNPO法人です。
 最後は、MUKUさんということで、キッチンカーを活用して誰でも利用できる食堂を運営することで、貧困家庭支援であったり居場所づくりなどの課題解決を実現する、子ども食堂のキッチンカーで移動できるバージョンということになろうかというふうに思います。そういったことを取り組んでおられる、特定非営利活動法人のMUKUさん。これは目標額が500万円ということで、令和7年度はこの4団体が対象となりました。
 ぜひこの事業については、趣旨に賛同するので応援しようとおっしゃられる方がいらっしゃったら、ぜひこのクラファンにご寄附をいただけたらなというふうに、クラウドファンディングに参加していただけたらなというふうに思います。そして中身について、5月13日にそれぞれのNPO法人等の皆さん、4団体から意気込み等を表明していただきます。また、そのめざす姿等も表明していただきますので、ぜひシティラボ東京で開催をいたしますが、このキックオフイベントにご参加をいただけたらというふうに思います。

清掃イベント『ごみゼロアクション!~大阪春の陣~』について ※この項目で使用した資料はこちら

 次です。2点目です。清掃イベント「ごみゼロアクション」ということで、「大阪春の陣」についてです。
 府においては、ブルー・オーシャン・ビジョンの実現に向けて、市町村、それから企業・団体等の皆さんと連携して、街の中のごみを回収して、海に流出するのを防ぐというごみゼロアクション活動、清掃活動の活性化を推進しています。その取り組みの一環です。
 今、万博会場、夢洲ですけども、それを目前に臨む咲州、隣の島ですが、咲州で「ごみゼロの日」、5月30日、ごみゼロということで、5月30日に清掃イベントを実施いたします。清掃イベントの概要といたしまして、この5月30日1時半から4時半まで、おおさかATCグリーンエコプラザ、ATCの11階で行います。
 まずATC周辺の清掃活動を行って、そして講演をやります。これは、総合地球環境学研究所、浅利教授に講演を行っていただきます。さまざまな清掃活動団体による活動の紹介であったり、あるいはごみアートの展示等も行います。このごみアートの展示は、万博のテーマプロデューサーの一人であります、中島さちこさんが実施したイベント等で選定された、ごみで作られたアートの展示等も出展をいたします。特典ですけれども、「ごみゼロ」アプリというのがあるんですけども、その「ごみゼロ」アプリを使って、当日までに5日以上ごみ拾いを行ったことを確認できたという方には、ごみ拾い特製のトングを贈呈させていただきます。これはEXPO2025のカラーバージョンのものを贈呈させていただきます。これは提供は、ごみゼロ共創ネットワークさんから提供をいただいております。定員ですけれども、清掃活動に参加する企業・団体等200名ということで、令和7年4月30日から5月20日までを申し込み期限といたします。共催は、ごみゼロ共創ネットワーク、おおさかATCグリーンエコプラザ共催で、大阪府主催で、このごみゼロアクションの清掃活動のイベントを5月30日に実施をいたしますので、ぜひご応募していただけたらと思います。
 また連動した活動としまして、同時期に清掃活動を実施するごみゼロアクションを盛り上げていこうという、その団体を募集します。令和7年5月30日から6月30日までの1ヶ月間、この清掃活動を実施していただける企業や団体等を募集いたします。特典として、大阪府のオリジナル軍手とごみ袋を贈呈させていただきます。
 清掃イベント参加、連動した清掃活動の実施、このオンラインシステムからもできますが、大阪のまちをきれいにして、そして清掃活動の輪が広がればいいなというふうに思っています。きれいな大阪をめざしていければと思います。私からは以上です。

質疑応答

職員

 ありがとうございました。
 それでは、府政・公務に関するご質問をお受けいたします。質問されます方は、挙手の上、社名とお名前をおっしゃっていただきますようお願いいたします。
 それでは、幹事社の朝日新聞さん、よろしくお願いします。

2025年大阪・関西万博関連について(1)

記者

 朝日新聞のハコタニです。
 私からは、万博について2点お聞きします。まず万博のトラブルについてなんですけど、昨日、万博会場の「文明の森」が倒木の可能性を指摘されて立ち入り禁止になったと思います。あと自動運転バスも回送中に事故があって、来場者の輸送を取りやめることになっていますし、あと少し前ですけど「空飛ぶクルマ」の部品落下もあったりして、トラブルが結構続いている状況だと思うんですけど、これだけ問題、トラブルとか続いてくると、来場するのを不安に思う人も出てくるんじゃないかと思うんですけど、トラブルが相次いでいることの受け止めをまずお願いします。

知事

 これはそれぞれ原因があると思いますが、安全に来場していただいて万博を楽しんでいただくということはやっぱり非常に重要ですから、何か課題があれば、そこは確認をして、原因の追及をして、そしてまた再開をするということが重要だと思っています。ですので、この課題について早急にオープンにして、そして対策をとって、そして安全に万博を楽しんでいただける体制を整えていきたいというふうに思います。

記者

 ありがとうございます。
 あと万博についてもう1点。来場者数のカウントの件なんですけど、先週末に伊東大臣が会見で、想定来場者数の2,820万人、これはチケット購入者数だと。つまりAD証の関係者を除いた数として万博協会としては想定して、運営費の議論とかをしてきたと。そういう発言をされたんですけど、一方で、万博協会としては、そのAD証を含めた人の数を連日、基本の数字というか、ベースとして公表して、あと100万人達成とかの認定の基準にもされているという状況なんですけど、これに対して、万博協会が数字を少し水増しをして大きく見せようとしているという、そういう指摘がネットとかで出ているんですけど、知事、万博協会の副会長でもありますし、この件に関して考えと受け止めをお願いします。

知事

 それは双方、きちんと分離して内訳を示して出せば何も問題ないとは思いますし、水増しにもならないと思います。何かそういうのを隠していれば水増しと言われても、それはあり得るのかもしれませんけども、きちんと一般来場者が何人、AD来場者が何人というのを日ごとに出していると思いますので、そこは当たらないのじゃないかなというふうに思います。
 じゃあなぜそういうことをしているのかということですけれども、ドバイの博覧会、前回のドバイの博覧会は、AD証の対象の方も含めて発表しているということで、これはBIEとも相談して出したことだというふうに聞いています。趣旨とすれば、万博というのは皆で作り上げていくものだから、AD証等で来場する人も含めて発表していこうということだと聞いています。ただ、そこで、じゃあ一般来場者の方がどのくらいか、あるいはAD来場者がどのくらいかというのをごちゃ混ぜにして、内訳も示さなければ、それはちょっと違うなと思うんですけれども、きちんと内訳を分けて発表すれば、それは僕は問題ないんじゃないかなとは思います。

記者

 ありがとうございます。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、ABCさん、どうぞ。

2025年大阪・関西万博関連について(2)

記者

 朝日放送テレビのサノと申します。
 私も万博関係でお伺いしたいんですけども、ライドシェアが府内で規制も緩和されて、かなり使いやすい状況になってはいると思うんですけども、万博会場において、なかなか使われていないというような話があるんですけども、その件について、もし何か利用率とかご存じであればお教えいただきたいのと、もしライドシェア、周知ももしかしたらされていないところもあるかもしれないので、もし何か皆さんに、来場者にお伝えしたいことがあればお教えいただけたらと思います。

知事

 まず数の内訳と、実際に万博会場内に入ってこられたライドシェアの数がいくらかというのは聞いていないので、ちょっと分かりません。
 万博ライドシェアの台数そのものが制限されていますので、限られたものにはなると思いますが、ただ24時間、大阪府内全域で稼働するライドシェアが認められていますので、ぜひそういったものがあるというのは広げていきたいと思いますし、便利なものだと思いますので、活用していただけたらと思います。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、関西テレビさん、どうぞ。

受動喫煙防止対策について

記者

 関西テレビ、ニュースランナーのハダと申します。
 万博に先駆けて喫煙のルール厳しくなったと思うんですが、飲食店の喫煙に対するルールも厳しくなったと思います。番組独自で調査をして、果たして飲食店が本当にルールを守っているのか調べたところ、ルール守っているお店ももちろんありましたし、守っていないお店も多くありました。そしてルール守っているお店だけがお客さんが減って、売り上げも大きくマイナスになっているというのが現状です。このいわば、正直者が馬鹿を見るような状況になっていることについて、知事のお考えをお聞かせください。

知事

 正直者が馬鹿を見るという社会は、僕はあってはならないと思っています。この望まない受動喫煙を防ごうというのは、僕はやはり重要なことだと思っていますし、これは世界の潮流でもあるというふうに思っています。
 ただ、やっぱり準備というのは非常に重要なので、6年間かけて、これ条例施行から、条例の制定から6年間かけて周知であったり補助事業というのもやってきました。そして6年過ぎて、今があるわけです。ですので、周知や補助事業もやった上でのこの条例であり、かつ、やはり望まない受動喫煙を防ぐというのは、健康維持の観点からも大切だと思います。この制度移行期は、やはりそういった意見もあるとは思いますけれども、将来的に見て、公共のこの飲食店等においては、受動喫煙というのは、望まない受動喫煙はないんだということが僕は重要だと思いますし、そういう社会にしていくべきだというふうに思っています。
 これはそういった意味で条例を制定いたしましたし、十分な準備期間、また補助事業もやってきましたので、そして実際、多くの事業者の皆さんがこれをやってくれています。対策を取ってくれていますので。30平米以上でいくと、対象の4,000店舗のうち3,000店舗はもう実際、さまざまな。

職員

 4,000のうち1,000が廃業とかで、だいたい3,000ぐらいが対象。

知事

 3,000店舗のうち約2,000店舗は対応していると。そして残りについても対応予定だというところも多くあります。正直者が馬鹿を見るというのは、やっぱりあってはいけないと思います。今なお、やはり違反しているというところについては、適正な指導、監督もしていきたいと思います。

記者

 ルール守っていないお店の中には、喫煙者の居場所がないから、可哀想だから、あえて注意されるまで喫煙可能にしているというお店もあったんですけど、こういった考えについてはどうでしょうか。

知事

 やはり、お店に入って望まない受動喫煙を受けるお客さんを防ぐというのはやっぱり重要なことだと思うし、やっぱりこのルールとして定めたことですから、そこは守っていただきたいと思います。

記者

 この30平米超え100平米以下という、この数字に対する根拠を問う声もあったんですけど、ここに関してはいかがでしょうか。

知事

 かつて国の議論においても、30平米超えというのは実は議論としてありました。その中で、大阪においては小規模な店舗が非常に多いんですね。全国と比較しても。なので、小規模な店舗が比較的多い大阪において、やはり望まない受動喫煙を防ぐという意味では、30平米を超える、国は断念したわけですけれども、30平米を超える客席面積の店舗については、一定これは望まない受動喫煙を防ぐんだという条例の強化をいたしました。これは大阪のお店が、小さなお店が多いという特殊性も勘案しての判断、またはその望まない受動喫煙を防がなければならないということを勘案しての判断ということになります。

記者

 この喫煙室設置のルールが細かすぎる。補助金申請書類がややこしすぎる。だからこそ、この補助金申請しないで、全額自己負担で喫煙所作ったというお店もありました。ここについてはどうですか。

知事

 これは相談窓口等も設置しておったんですけれども、今ももちろん相談があれば受け付けるという体制を整えています。適正な補助、これ税ですから、当然適正な補助において適正に対応していくというのがある中で、できる限り対応してきましたけども、そういった声があるのは真摯に受け止めたいと思います。

記者

 ありがとうございます。あともう二つだけお願いいたします。
 昨年度まで、喫煙室設置費用のうち全額じゃなくて4分の3、上限300万円で4分の3まで国と府が補助するということだったんですけど、今後、国と府が全額負担になる可能性はあるでしょうか。

知事

 国の補助制度は6年間、条例を制定してから実施をしてきました。いよいよこれ施行されるのが本年4月ですから、この4月までに6年間やってきたところです。これは、国の制度、3分の2(補助上限100万)に上乗せして4分の3(補助上限300万円)にしました。大阪府の制度は終わりますけれども、国の3分の2(補助上限100万)の制度は残りますので、全くゼロになるわけではないので、国の制度を活用してもらえたらと思います。
 併せて大阪府は、お店の中という意味では6年間やってきましたが、やはりたばこが吸える場所をきちんとやっぱり作ろうというのも当然ありますので、屋外の公衆の喫煙所の設置についての補助というのを新たに作ったところです。ですので、そういったものも活用していただいて。これはお店の話ではないですけれども、やはりそのたばこを吸う人と吸わない人が、どちらも快適に過ごせる社会をめざしていきたいというふうに思います。

記者

 ありがとうございます。
 最後に、ルールを守ってすごく苦しい思いしているお店の中には、コロナ禍では吉村知事、大阪府にとても助けてもらったでしたり、基本的には全面的に信じているし、応援もしている、万博もあって大変だと思うが頑張ってほしいという方もいらっしゃいました。そういった方に何かメッセージありましたらお願いいたします。

知事

 そう言っていただけることは本当にありがたいですし、大阪、食のまちでもあります。これからも食の応援をしていきたいと思います。大阪の文化そのものだと思います。
 ただ、どうしてもこのたばこについては、望まない受動喫煙を防ぐ、これは健康維持のために必要なことでもあるので、それを当然のこととしてルール化をしたところもありますので、なんとかここは、制度の移行期で、いろんな意見があることは承知しているんですけれども、ぜひご理解とご協力をお願いしたいと思います。

記者

 たくさんありがとうございました。

職員

 他に質問ございますでしょうか。そうしましたら、読売テレビさん、どうぞ。

2025年大阪・関西万博関連について(3)

記者

 読売テレビのフルセです。
 まず冒頭に説明のあった、自動運転バスの事故についてなんですけれども、事故があった車両内の画面にエラー表示が出ていたということですけれども、大阪メトロから詳細な状況、どのような報告を受けていらっしゃるのかと、あと今回事故があった車両の他に、京阪や阪急が走らせている自動運転バスもあると思うんですけれども、この件を受けて各所にどういった呼びかけをしていくのか。利用する方の中には不安な方もいらっしゃると思うので、何か対策があれば教えてください。

知事

 まずは原因究明が大切ですので、この対象の自動運転バスについては、原因が分かるまで運転そのものを停止するということをしています。ですので、バスの利用は安心してご利用いただけたらと思います。
 この原因ですけれども、これが人為的なものか、あるいはシステムによるものなのかというのがまだ分からない、調査中ということですので、メトロからのその報告の結果を待ちたいと思います。いずれにしても一旦、この自動運転バスについては、原因が分かるまでは運行を休止しておりますので、今走っているバスについては安心してご利用いただけたらと思います。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、関西テレビさん、どうぞ。

住民登録歴があった児童の死亡事案を踏まえて実施した調査の結果について(1)

記者

 関西テレビのタカハシと申します。
 先ほどリリースがあったんですけれども、八尾市の事件を受けまして、居所不明児童の調査をされた結果が大阪府から発表されました。その結果、51件の職権削除となった児童のうち居所不明児童が0人だったというような内容が発表されましたけれども、まずこの点について、知事の受け止めをお願いします。

知事

 八尾の事案を受けて、職権消除の児童で居所不明の児童がいないのか、これは確認する必要があると判断をいたしました。ですので、市町村に対してその調査を行ったところです。その調査の結果ですけれども、51人の職権消除となった児童がいると。じゃあその児童が今、居所不明の可能性があるかどうかという調査については、それは0人であるということが確認できました。ここは、一番多いのが、海外の出国の事例が一番多いということで、それ以外にも、他市への転出届がないままの転出というものがあるということですけど、これも居住実態を確認した上で消除したという事例ということで、この職権消除されているけど、完全に居所不明になっているという児童数については、ゼロということを確認をいたしました。ただ、これは平成27年3月16日に国通知が出まして、職権消除についてはきちんと確認するようにという通知が出た、それ以降の児童の調査ということになります。

記者

 0件であったということに対する受け止めというか、ご評価というか。

知事

 まずこれは調査してみないと、なかなかその規模も分からない状況で、手探りの調査でありましたけれども、ここが複数名いれば、やっぱり問題だというふうに思っていましたので、そういった児童がいなかったということは少し安心はしています。

記者

 一方で、八尾市のような事件も同時に起きているわけですけれども、今後その対応といいますか、今回事件を受けて、さらに調査をやっていくとか、対応、周知を厳しくしていくとか。そういった府として考えられていらっしゃる対応をお願いします。

知事

 今回、市町村にこういった形で、職権消除の児童の調査を行いました。これによって、同時に市町村に、この体制についての確認もしております。結果、この職権消除を行った場合の対応、体制を整備しているというところが26自治体あり、また整備を進めるというところが15自治体あると。今回の調査をきっかけにして、対応体制を整えるということの自治体が15自治体ありましたから、そういった意味では、こういった調査をしたことは、今後の再発防止という意味でも大きな意味があったというふうに思っています。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、MBS毎日放送さん、どうぞ。

住民登録歴があった児童の死亡事案を踏まえて実施した調査の結果について(2)

記者

 毎日放送のモリです。
 今の調査に関連してなんですけれども、先ほど平成27年3月26日の国の通知以降の調査だということだったんですけど、ごめんなさい、これもう既に出ていたらあれなんですけども、平成27年3月26日以前に遡っての調査というのは、今後する予定というのがあるのかということを教えてください。

知事

 これは帳簿等も含めて保存期間というのが経過している。

職員

 なかなか物理的に。

知事

 物理的にちょっと難しいというのがあって、実際この約10年になりますけれども、この27年3月26日以降の調査ということになります。実際、なかなか確認がもう難しいという物理的な理由だというふうに聞いています。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、共同通信さん、どうぞ。

2025年大阪・関西万博関連について(4)

記者

 共同通信のマルタと申します。
 万博に関連してお尋ねします。開幕から一定期間が経ちまして、入場ゲートとかの混雑というのは一定解消されているのかなというふうに思っております。一方で、会場内に入ると、各社のパビリオンであったり飲食店とかで行列が解消されていないというような状況も確認できています。そのため、開幕から今までで、そのいわゆる混雑面について、知事の受け止め、解消された部分、まだ課題として残っている部分、それぞれお願いします。

知事

 混雑面をできるだけ解消して平準化していこうというのは、これからも続けていきたいと思います。もちろん多くの方がいらっしゃいますので、完全にゼロというのは難しいとは思いますが、それだけ期待もされて、楽しまれているということでもあると思います。ただ、できるだけ平準化をして、そのための情報提供もどんどんやって、混雑をできるだけ少なくしていくということは、これからも追求をしていきたいと思います。
 入場ゲートについても、さまざまな改善策をすることによって、初日の頃よりは随分と緩和はされてきた。またノウハウも蓄積もされてきたというふうに思います。パビリオンもそれぞれ、やはり人気のあるパビリオンもありますから、どうしても並ぶという場面が出てきますけれども、例えば落合館か何かだったら整理券を配ったりしているのかな。いろんな対策をとったり、できる限りのことをするということ。各国パビリオンはその各国のパビリオンの権限にはなるんですけれども、できるだけ多くの方がスムーズに、できるだけ混雑を回避しながら楽しめるように、情報発信と改善等はこれからも進めていきたいと思います。また各パビリオン等については、横の情報の共有等をすることで、少しでもこの混雑の緩和につながればいいなというふうには思います。

記者

 追加でもう1点。関連して、今の知事の後ろのボードにもありますけども、いわゆる東西ゲートの利用のバランスというのが少し悪いみたいでして、メトロが直結している東ゲートはたくさん、行きも帰りも混んでいるんですけども、西ゲートは比較的空いていて、その西ゲートが紐づいているパークアンドライドは、特に利用が低調というお話があります。利用料金を下げたりすると、協会としての収入とかにも響いてくると思うので、できることは限られているのかも分からないですけども、その東西ゲートの偏りの是正、より細かく言うと、そのパークアンドライドの利用増進に向けて、どのような対応というのが今後あり得るのでしょうか。

知事

 おっしゃるとおり、西ゲートが比較的混雑していませんので、西ゲートの活用がより広がるように改善を試みていきたいと思います。そのために必要なこと、そこは何か、便利であるということと、やっぱりその費用の面というのはあると思います。全く利用されなかったら、それこそ売り上げも上がらないわけですから、果たしてそれがいいのかという点もあると思います。
 実際に手探りをしながら進んでいるところあると思いますが、現実のパークアンドライド、例えばパークアンドライドについての現状の状況と、そしてまたそれを改善する方法がないのかということについては、府からも協会に意見をしているところです。僕からも意見をいたしました。
 いろいろネット等も含めて意見が届いていると。特にパークアンドライドというのはがらがらになっているのじゃないか、費用が高くて利用する人もいないんじゃないかという意見が届いているのは僕もキャッチをしておりますので、そこについて何らかの改善策はないかということは協会には今、意見をしているところです。
 なので、便利、簡単であることと、あと費用。ここをクリアすれば、西ゲートを利用される方も増えてくると思いますから、そういったことはこれから。始まってやっぱり分かることもあると思いますので。実際、始まって今2週間ちょっとですけれども、見えてきているとこもあるから、改善するとこはできるだけ早めに、僕は改善していった方がいいというふうに思っています。
 東ゲートは駅直結ですから、便利なのは間違いないので。あとは、その西ゲートの利便性とか活用をいかに増やしていくのかということが重要だというふうに思います。

記者

 1点だけ追加で。
 先ほど、費用が高くてという意見も寄せられているというのをキャッチしているというお話ありました。協会にも改善策を伝えているというお話で、そこはいわゆる駐車料金を割り引くことも含めて、何か協会の方におっしゃっているのでしょうか。

知事

 そこは最後、協会の運営にもなると思いますので、今、僕がこの値引きせよというようなことは言っていませんが、ただ、そこがやっぱり課題になっているのは、これは事実だと思いますので。いや、それなら電車で行こうかというふうになっているんだと思います。ですので、そこの改善点が何か考えられることはないかということは具体に検討してもらいたいというのは、協会に実際に提案をしています。


職員

 他にご質問ございますでしょうか。ございませんようでしたら、これをもちまして記者会見の方を終了させていただきます。

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