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更新日:2025年4月25日

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令和7年(2025年)4月23日知事記者会見内容

記者会見項目

  • 大阪ヘルスケアパビリオン ペットとの共生イベントについて

資料はこちら(PDF:213KB)

職員

 それでは、ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。
 初めに、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。

大阪ヘルスケアパビリオン ペットとの共生イベントについて ※この項目で使用した資料はこちら

知事

 私からは1点です。まず大阪ヘルスケアパビリオンにおけるイベントの開催ということで、ペットとの共生イベントについてのお知らせです。
「人とペットの共生社会」のあり方ということを、ぜひ皆さんと一緒に考えて、国内外に広く発信をしていきたいと思います。大阪ヘルスケアパビリオンにおいて2日間、「ペットとの共生」をコンセプトとするイベントを開催いたします。日にちは5月26日と27日、月曜日と火曜日にやります。場所は大阪ヘルスケアパビリオンのリボーンステージで行います。また内容については、同時にバーチャル大阪ヘルスケアパビリオンでも同時に配信をします。
中身ですけれども、まずキックオフのイベントといたしまして、「ペットとともに よりよい未来へ」という観点から、11時からトークショーを行います。ペットとの暮らしやミライについて考えるトークショーを行います。出演は、おおさかワンニャン特別大使をしていただいています、杉本彩さん。この分野について非常に活動をされています、杉本彩さんに参加をいただきます。そして私と横山市長も参加をして、このオープニングのキックオフイベントを行います。
その後、この2日間はさまざまなイベントをして、最終的にフィナーレのイベント、トークショーとしまして、27日の夕方17時30分から、2日間の「ペットとの共生のイベント」を振り返るトークショーを行います。そして「ペット共生に向けたミライメッセージ」をとりまとめて発信をしていきます。この出演については、銀シャリの鰻さん、それからサヘル・ローズさん、そして大阪大学の阪井教授にもご参加をいただきます。イベントの詳細につきましては、ヘルスケアパビリオンのウェブサイトをご覧いただけたらと思います。
ペットとの共生については、まさに「いのち輝く未来社会のデザイン」というこの大阪・関西万博のテーマにも合致すると思います。ペットの入場をどうするかということは、既知のとおりですけれども、議論して、最終的にはペットの入場は今回も認めないということになりましたけれども、ただ、その中でペットとの共生ということは非常に重要なテーマだというふうに思っていますので、今回、大阪ヘルスケアパビリオンにおいてイベントを開催いたします。
これはトークショーだけではなくて、例えば災害救助犬であったり、あるいは空港で活躍している麻薬探知犬であったり、そういったさまざまな場面で活躍している実際のそういった動物にも、救助犬等にも参加してもらう、デモンストレーション等も行うという予定にしています。そして防災とペットであったりとか、あるいはその動物の笑顔を測定できるAIの判定機能の最新の技術であったり、さまざま、あるいは動物愛護としてアニマルハーモニー大阪の取組みであったり、保護犬、保護猫の取組みであったり、さまざまなペットと暮らす、そしてペットと共生していく、その形について、イベントを2日間にわたって開催をしていきたいと思います。このイベントを通じて、ペットとの共生、未来におけるペットとの共生のあり方、そういったものを皆さんと一緒に考える機会になればいいなというふうに思っております。ぜひ多くの皆さんにご参加をいただけたらというふうに思います。報告は以上です。
併せて、発表事項ではありませんが、一点報告です。盆踊りでギネスに挑戦ということ、この参加募集の結果についてのお知らせです。この内容については、既に募集については報告させてもらったとおりです。今回は、その応募件数としまして4,000名の募集をさせていただいたところ、7,600名の応募がありました。7,671名。約7,700名の方の応募がありました。非常に多くの応募をいただいたことに感謝を申し上げたいと思います。
この中で、今月中に抽選等を行いまして参加者を決定させていただきます。そしてこの募集要項にも書いてあるんですけれども、これは盆踊りが正確に踊れるということもギネスの条件になっていますから、5月から7月に事前練習会の参加を実施いたします。この応募のところに、事前練習会に参加できる方ということも応募要件に入っています。それを実際、5月から7月にかけて2か月間、実際に事前練習会を行います。そして7月26日、EXPOアリーナで盆踊りのギネスに挑戦ということを皆さんと一緒にやりたいというふうに思っています。今回は募集の結果についての報告です。私からは以上です。

質疑応答

職員

 ありがとうございました。
それでは、府政・公務に関するご質問をお受けいたします。質問されます方は、挙手の上、社名とお名前をおっしゃっていただきますようお願いいたします。
それでは、幹事社の朝日新聞さん、よろしくお願いします。

2025年大阪・関西万博関連について(1)

記者

 冒頭、幹事社の朝日新聞から数点、質問させていただきます。まず1点目なんですけれども、冒頭でご紹介ありました、ペットとの共生イベントについてお聞かせください。現状、万博会場はペットと共に入ることはできないということで、ある意味でペットとのあり方というのが一つ排除されているような状況にあるかなと思うんですけれども、改めてこういったイベントを企画された意図であったりとか意義みたいな部分をお聞かせください。

知事

 ペットも、この万博会場にペットと共に入場できるようにということで、この間さまざまな提案と議論を重ねてきました。そして最後、理事会の多数決もいって、私は賛成の立場で一票を投じましたが、多くの方が反対だということで、それは理事会の決定ですから、決定事項には当然、私も理事会のメンバーとして従います。これは当たり前のことです。結論として、今回の万博で、万博においては初になるんですけれどもペットも入場可ということ。しかも、それは期限を区切ってということだったのですが、それはしないという判断をいたしました。
 でも、そのペットと共に共生社会をめざしていくというのは、これから非常に重要だというふうに思っていますし、そもそもペットと共に、家族の一員として入場できるようにしようよということ。それはずっとは無理なので、期間、あの時は2週間だったと思いますけど、期間、期限を区切ってでもそれをやろうよということをやった趣旨は、やはり「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマにペットとの共生が合致するという考え方があったからです。その考え方に基づいて、共に入場というのは難しい、できないということになりましたが、ただ、その趣旨は変わっていませんので、イベントという形で実施をするということになりました。
ペットとの共生社会のあり方、未来のあり方、そして今の、現状のさまざまな取組みであったり、あるいは最新技術を使ったペットの笑顔判定であったりだとか、あるいは実際に、このイベントという形であればペットの入場も可ということは協会からも確認をしておりますから、実際に登場するペットという形にはなりますけれども、災害救助犬の活躍であったり、空港で活躍するそういった訓練されたワンちゃんであったりが、実際に参加をするということになります。ペットの共生社会をめざしていくという趣旨は変わっていない、それでこのイベントを実施するという考え方です。

記者

 細かな確認になるかもしれないですけど、あくまでも来場者の方の愛犬とか愛猫とかは一緒には入れないと。あくまでもその主催者サイドがご用意されるといいますか、言い方がちょっとおかしいですけども、の犬とかと触れ合うことができるようなものが予定されているのでしょうか。

知事

 はい。そのとおりです。一般入場される方が、このイベントがあるからワンちゃんと一緒に入場できるというのではないです。そもそも、そこがもう禁止すると、それはやらないという方向を決定しましたので、理事会において意思決定していますから、ワンちゃんと一緒には入場できないんですけれども、その共生社会について、ここで2日間イベントをする。またそこで、実際にイベント主催者側として、ワンちゃんにも登場してもらうということにはなります。

IR関連について

記者

 あと別件なんですけれども、IRについて伺えればと思います。
 日経新聞さんの報道にもあったと思うんですけれども、24日から本格的なその工事が始まるというふうに認識しております。その前提の上で質問させていただきたいんですけれども、夢洲の活性化策として、府市等でもその収入を生むものとして、IRをこれまで誘致されてきたと思いますけれども、改めてその工事に着工する、そしてそれが開業するということが、大阪にとってどのような価値があるのかというのを、改めてご認識を伺わせていただければと思います。

知事

 その日程等については、正式にまた発表する時に公表させていただきたいと思いますが、近々であることはもうご承知のとおりです。
夢洲のIRについては、これはやはり圧倒的な非日常空間、経済の成長・活性化、そしてそこでさまざまな当然雇用も生まれる、カジノも当然ある中で、加えて国際会議であったり世界的なショーであったり、あるいはビジネスマンが集まって、さまざまなことを実施するようなことができる場面であったり、あるいは商業施設であったり、そういったものが全て組み込まれているから、いわゆる統合型リゾートということになります。大きな大阪の経済成長とベイエリアの発展に資するものだというふうに思っています。
これからの人口減少社会でも経済を強くしていかないと、どんどん負担は大きくなっていく社会になっていきますから、経済を強くしていくということは非常に重要です。これからの福祉や教育、さまざま支出も当然必要になってくる中で、共に経済が強くならないと、そういったこともやっぱり難しくなってきますから。誰かが負担するということになった時に、やっぱり経済を成長させていく。とりわけ、大阪のベイエリアの発展、成長というのは、まだまだポテンシャルが非常に高いと思っています。
今回は初期投資も1兆3000億円の投資ですから、非常に大きな経済投資になります。また、それはその後、圧倒的な非日常空間、また国際的な観光拠点、またビジネスの中心、交わる場面になるということによって新たな経済効果、この額、年間1兆円の経済効果が出るというふうにされています。雇用は数万人単位で新たに生まれるという、そういった経済成長、そしてさまざまな交流、ベイエリアの発展、人口減少社会だからこそ経済成長をめざしていくことが重要だという観点です。

記者

 今の投資によって生じる、いわゆる果実といいますか、フルーツ部分は今おっしゃっていただいた部分かなと思いますけども、一方で、そのIR計画の認定の段階で、国からその依存症への対策というのをしっかりするようにというような話があったと思います。府として、仮称ではありますけど、大阪依存症センターというものの整備も打ち出してはいると思うんですけれども、改めてこの懸念部分に対してどのように取り組んでいかれるのかというお考えをお聞かせください。

知事

 特にギャンブル依存症に対する懸念というのは指摘されております。それに対する対策というのは非常に重要だと思っています。今でもギャンブルがあるという前提での話でもあります。きちんとしたルールの中でやっていくということです。そのルールについては、法律であったり、さまざまな計画の中で定めていますから、そのルールの中で当然、カジノについては行っていくということです。
そして、依存症対策についても非常に重要ですから、それについても整備計画等でも、きちんとここは作っていっているところですし、それを実行していきます。そのうちの一つ、いくつか複数あるんですけど、そのうちの一つとして、先ほどおっしゃった大阪依存症センター。シンガポールでいうNAMSのような機能を持つものになりますけれども、これについてはIRの開業前までに、しっかりと専門家の意見を踏まえて、交えて、中心となる機関、これは今もギャンブルあるわけですから、そういったものを設置するということで進めていきたいと思います。
シンガポールは、もともとギャンブルがあったわけですけれども、そういった対策をとることで、そしてIRもプラス面も伸ばして、そして依存症の方はむしろ減っているというような状況の報告も聞いています。今も大阪も、日本もそうですけど、ギャンブルがあって、あるいはネットカジノなんかの指摘もされている中で、違法なギャンブル、これはあってはならないと思うし、むしろ合法化して、ルールを定めて、そしてルールの中でやっていくということの方が重要だと思っています。依存症対策もしっかりと、これはとっていきます。

記者

 最後、私の方から。
本格的に着工ということで、隣では万博も開催されていると思います。かねてより、騒音であったり、景観であったり、粉塵であったり、諸々の懸念材料があるという中で連絡会議が立ち上げられたと思います。工事が始まるにあたって、今後その事業者であったりとか府市であったり協会として、どのようなその対策であったりとか注意を払って工事を進めてもらいたいのか、その辺りのお考えをお聞かせください。

知事

 これは大きな方針、対策についてはもう定めています。ただ、さらにそこから実務的な、より実効性の高いものにしていくという意味で協議体というのを立ち上げました。これは博覧会協会も含めて、そしてIRの事業者も含めた協議体を立ち上げていますので、そこの実務協議体の中で、実際に悪影響が生じないような、できるだけ生じないような策をとっていくということとしていますので、より実務的な対応はそこでとっていくということになります。これは昨年の9月に方針決定いたしましたので、その方針に従って、いずれも重要な当然事業ですから、両立をさせていきたいというふうに思います。

記者

 その会議体というのは、何か起こってきたら開かれるようなものなのでしょうか。それとも日常的に、定期的に開いているようなものなんですか。

知事

 定例的に開く会議体だと。実務者が集まって定例的に開いていくということになると思います。

記者

 ありがとうございます。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、MBS毎日放送さん、どうぞ。

2025年大阪・関西万博関連について(2)

記者

 毎日放送のモリです。
 報道にもあるんですけど、昨夜、大阪メトロの中央線が運転見合わせて、夢洲駅に4,000人以上が滞留したという問題がありますけれども、協会が見合わせを認識したのは30分後だったということもありまして、メトロ側との情報共有のあり方みたいなのが、今後検証していくということも今日、協会言っていましたけれども、その辺、知事として、この辺の情報共有など問題がなかったのか、どのようにお考えでしょうか。

知事

 メトロと協会の情報共有は非常に重要だというふうに思っています。なので、今回の事案については、より今後を考える上で非常に重要な事案だと思います。ですから、より綿密な情報共有、これをさらに深めていくということが必要です。ここは協会とメトロに、大阪府からもそれぞれ意見として指摘をします。指摘をしますというか、僕も当事者なので、副会長という立場です。ですので、協会とメトロがより情報共有できるように、これはメトロも含めて働きかけをしていきます。
実際にメトロのリエゾンが、その情報交通センターの中に入っていると思いますから、今回の事案を踏まえて、より迅速に情報共有ができる体制を整えていきます。そして、より迅速に情報共有できれば、対策も早く打つことができると思います。この対策についても、今回の事案を踏まえて、もちろんその輸送計画という対策はあるわけですけれども、より具体的にどういうふうに対応していくのかということをより深める、検討する機会になったと思いますから、次、同様の事案が起きた時に迅速に対応できるように。もちろんこれは当然、会期中は起きうる話ではありますので、起きることを前提にした対策をとるべきだというふうに思っています。起きた時に、もちろん起きない方がいいんですけど、起きた時にまずは迅速に情報を共有する。この状況のあり方。迅速に情報共有できれば、例えば東ゲートを一時止めて、西ゲートがあるわけですから、西ゲートにシャトルバスもあるので、西ゲートは結構空いていますから、西ゲートを代替としてより活用していくということも、より現実的にできるというふうには思います。
それから大事なことは、今回も踏まえて思うんですけれども、会場外に出た人で、かつ、こういった事案が発生した場合にどのように円滑に、できるだけ円滑に代替輸送等を行うのか。ここについては協会としても、メトロや他の輸送機関と協力してやるべきだというふうに思います。もうゲートを出たから終わりではなくて、ゲートを出てもそのお客さんなわけですから。そして電車に乗れていない状況であれば、そこの夢洲の中にいらっしゃるので、やはり協会としても、西ゲートというのがあるわけですから、そこをいかに共有するのかという話だと思います。ここ重要だと思うんですね。ゲート2つありますので、東ゲートと西ゲートのもうちょっと交流というか、この移動の柔軟性を高めた方が僕はいいんだろうなというふうに思っています。
例えば、基本的にやっぱり大阪メトロは便利ですから、利用される方も多いし、入場時もやっぱり混雑するのは、東ゲートの方が多い。この1週間見ても、西ゲートの方が明らかに空いていますから、いかに東ゲートと西ゲートの交流をうまく、今始まって1週間ですけども、図っていくのか。ここはよく協会として検討するようにということを今、指示もしています。
例えば、今回ですけれども、先ほどのように、地下鉄が止まっているのでというので東ゲートを止めて、西ゲートから退場をお願いします。西ゲートまで今度、シャトルバスとJRに繋がっていきますから、どうしても電車が止まってしまうからそちらをお願いしますというやり方はありますが、これは会場内の話であって、会場を出られた方というのは、じゃあどうするかというふうに考えた時に、それでも西ゲートあるわけですから、シャトルバスが西ゲートから東ゲートにうまく常設しながら代替輸送するということも一つの考え方ですし、それ以外でいくと、メトロのポートタウンの方ですよね、住之江の方の電車は多分起動すると思いますから、その代替輸送を考えるだとか。そうなってくると、やはりバスも必要になってくる。現実的なのは、やっぱり西ゲートと東ゲートのこの柔軟化。トラブルが起きた時に、柔軟化を図るということが非常に重要だと思います。
例えば今回でも、そのシャトルバス等で東ゲートから西ゲート、外を歩くという方法も当然あるんでしょうけど、シャトルバスでピストン輸送をすれば、西ゲートまでは来ているわけですから、それを東ゲートに延ばすということも方法だと思います。地下鉄が止まっているわけですから、もちろん地下鉄の輸送能力とバスの輸送能力は全然違うということは当然、頭に入れなければなりませんが、でも今回、今回はまだ40分ぐらいでしたかね、止まった時間が。40分か。

職員

 50分。

知事

 50分ですかね。これがもっと長期にわたって止まる場合だってあり得るわけですから、その時にじゃあ、一回会場外へ出た人は東ゲートに留まるということになりますので、そこは西ゲートとの移動の柔軟性をもう少し、私は考えた方がいいというふうに思っています。こういう、いわゆる例外事象が発生した場合ですね。なので、そういったことは、やっぱり協会として当然考えていかなければならないと思います。
 一般車両の入場も認めていないわけですから、ご家族等からしたら、電車が止まっているのだったら迎えに行こうかと思っても、迎えに行けないというようなことになってしまうので、やっぱりそうであれば、どういった対策をとるのかというのは、今回の事案を、ある意味、今後もまた起きる可能性はあるわけですから、しっかりと検証して、会場内外に留まらず、協会とそして輸送機関とが連携して、より良い改善策を作っていく必要があるというふうに思います。そういったことを今後やっていきます。

記者

 今のこういった知事のお考えというのは、何かどこかの会議で共有して、実際に実現に向けて、どういうフローでやっていきたいというお考えですか。

知事

 今、理事会等があるわけではないので、大阪府から協会に対して直接指摘するというやり方で提案をします。実際、もうしているのかな。

職員

 実務的には。

知事

 実務的にやっているということです。これ以外でも細かく気づいた点について、私から実務的に提案したりしているとこもありますので、そういうやり方でやっていくということになると思います。

記者

 ありがとうございます。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、読売テレビさん、どうぞ。

2025年大阪・関西万博関連について(3)

記者

 読売テレビのクスシタと申します。
万博の件に関してなんですけども、ネパールのパビリオンが工事費が支払われておらずで、建設の方が途中でストップしているという話が出ているんですけども、これに対して、今のところ、工事再開する見込みというのが立っていないという現状らしいんですけども、こちら今の受け止めをお願いしてもよろしいでしょうか。

知事

 やはりこれ、Aタイプパビリオンですから、できる限り早期に完成させるということは重要だと思います。ネパール自身に意思確認をした中では、ネパールとしても開館に向けて努力をしていきます、開館したいという意向だというふうにも聞いています。ですので、協会とすれば、ネパールにできるだけ寄り添った形をとりながら、今ある程度工事も進んでいますから、それが完成するように支援をしていくということになると思います。その具体的な支払い状況まではちょっと、そこまでは僕のところで確認はとれていません。

記者

 ありがとうございます。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、関西テレビさん、どうぞ。

2025年大阪・関西万博関連について(4)

記者

 関西テレビのタカハシと申します。
 先ほどの、昨日の夢洲駅の件で追加でお伺いします。先ほど知事が提案されたお話というのは、東と西ゲートとの交流の柔軟性というところが主かと思うんですけれども、昨日、閉園後というか、閉園間際というか、というような段階で、夢洲駅での混雑が起きたかと思うんですけれども、例えばその閉園後でも、そういったタイミングでこうしたことが起きた場合に、会場への滞留を特例で許可するとか、そういった会場への滞留というところの対策というのはどのようにお考えでしょうか。

知事

 会場への何ですか。

記者

 会場での滞留というか。要は閉館時間を過ぎても、こういったイレギュラーな状況が起きた場合には、来場客が一時的に会場内にいられるようにするとか、そういった会場内での対応というのはどのようにお考えかをお願いします。

知事

 それはでも、東西どちらかが開いていれば、会場内の方というのは、繋がっているので。例えば今回であれば、西ゲートから退場できればいいんじゃないかなとは思います。両方が完全に閉鎖するとなったら、これはもう多分災害に近いような状況だと思うんですけど、JRも止まっているし、メトロも止まっているという状況は、災害に近い状況なんだろうと。それは災害対策になってくると思いますが、今回はだから、会場、10時の時間過ぎるというか、そういう直前になったとしたら、今度は西ゲートに退場を案内をしていく。ちゃんと理由も説明して。今、東ゲートから出てもメトロに乗れない、止まっているので、西ゲートから出たら、そのシャトルバスとJRのUSJのところの桜島のところで繋がりますから、こちらから退場をお願いしますというのを、理由もつけてちゃんと説明するということで対応できると思います。
ただ、大事な問題意識としては、一旦退場された方が地下鉄で待ったり、あるいは外にいらっしゃるので、そこに多くの人が滞留するというのはよくないと思いますから。今回50分で再開しましたけど、そういった人をある意味、シャトルバスが西ゲートまで来ているわけですから、東ゲートに出た人を何らかの形で移動の支援ができれば対策がとれる。その輸送能力が全然違うんですけど、対策の一つにはなるんじゃないかなとは思います。なので、西ゲートをもっと活用する。あるいは西ゲートが。その西ゲートをもっと活用するというやり方ですね。ここをよく考えた方がいいのかなというふうに思っています。

記者

 ありがとうございます。

職員

 他にご質問ございませんでしょうか。そうしましたら、毎日新聞さん、どうぞ。

2025年大阪・関西万博関連について(5)

記者

 毎日新聞のオカザキと申します。
 今のまたメトロの話でちょっと恐縮なのですが、今日、協会の方に尋ねたところ、こういった事例があった場合、駅が止まった場合に、例えばそのマニュアルとか、そういう西ゲートへ誘導するとか、そういったマニュアルはないのかというのを協会の方にも尋ねたのですが、ちょっとご回答いただけなかったので。今、知事もご提案されたようなお話があるとは思うのですが、何かそういったものって、知事も当事者という形で言われていたので、ご存じでしたら教えていただけないかなというのと、あと先ほどご指摘あったとおり、輸送能力が全然違うというところは現実問題あると思うんです。そこらへんについて、今回4,000人だったというので、バスだと1台50人ぐらいしか乗らないと。そもそも、その50人しか乗らないようなバスをどれだけ揃えられるのかというような現実問題もあると思うのですが、その辺についてまたちょっとご見解聞かせていただければと思います。

知事

 まず、こういった事象が発生した場合への一般的な対応、特に災害等の事故等における対応ということについては、策定をしているということだと思います。ただ、じゃあ今回、具体的にこの事案が発生した中で、より具体的な手法、そしてまたその関係機関との実際の、よりもっと実務に落としていった共有、そういったことをより深めるべきだというふうに思います。今回50分で再開しましたけど、再開しない可能性だってあるわけですから、そうなった時にどうするか。今後、そういった可能性はまたあり得ますので、今回の事案を踏まえて、より具体的な対策を構築する、そしてそれを関係者間で実務的にちゃんと共有するということが重要です。ですので、そういったことをきちっとするようにという指示を出しているところです。
より、じゃあどういう方法がいいのかというのは、その実務の、先ほどおっしゃったとおり、確かにバスのいわゆるピストン輸送の輸送能力と電車は全然違うわけですから、そうなった時にどのぐらいの人が滞留しているのかとか、どういう状況なのかを踏まえて、ちょっと違いが出てくるかもしれません。そこはだから、より良い方法というのはなんだろうというのを追求して、対応するということが重要だと思います。
西ゲートまでは、基本的に歩いていこうと思ったら歩いても行けますし、実際、僕も東ゲートから歩いて、ちょっと時間かかります。西ゲートまで歩いて、そこに出口があって、そこにはシャトルバスが来るような仕組みもなっているわけですから。駐車場もあるので。そういった時に、輸送能力、片方の東ゲートの輸送能力が止まっているのであれば、この西ゲートをいかに緊急的に、じゃあ高めることができないかというようなことも含めて、その実務的な対策を強化する、今回の事案を踏まえて対策を強化するということになると思います。
なので、前からちょっと思っているんですけど、東ゲートにどうしても多くの人が、利用しやすいというのもあって利用されますので、そして西ゲートは比較的空いていますから、そして駐車場等の機能は西ゲートにありますので、多くの車が入って来られる機能もあるので、西ゲートをいかにうまく、こういった例外事象が起きた時に活用するのか。そして、それは万博会場の外に出られた方も対象にして、電車に、地下鉄に夢洲から乗れていない方をどう対処するのかというところ、ここが重要だと思います。その辺りを交通の専門家も含めて、交通の実務者含めて検討してもらいたいというふうに思います。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、共同通信さん、どうぞ。

公立高の単願制関連について

記者

 共同通信のナカノです。
 ちょっと万博の話題から離れるのですが、公立高の単願制についてお伺いをします。昨日、石破総理の方から関係省庁に対して、公立高の単願制の見直しに向けた検討の指示がありました。大阪では28年度以降、入試日程を前倒しして第二志望にも出願できるような改革案がまとめられましたけれども、こういった政府の動きについて、知事としての受け止めをお伺いできますでしょうか。

知事

 公立高校の単願制は、僕は見直すべきだと思います。これは人口も減少してきて、そしてかつ公立・私立の授業料無償化ということを取り組みますけれども、でもやはり公立に進学したいという子どもたちも多くいるわけです。これは受験というのがありますから。そうなった時に、1校の公立高校だけしか受験できないとなると、自分が望んでいない私立の方に入学するということも事実として、これまでずっとある話です。でも人口も減少してきて、これからの時代というのは、より生徒の子どもたちの選択肢を広げるべきだと僕は思っているんです。これは授業料無償化も含めて、背景にある理念は一つなんですけれども、子どもたちの選択肢を広げる、そういった策をこれからとっていくべきだというふうに思っています。学校側サイドというより、子どもたちの選択側サイドを重視するという考え方です。となった時に、どうしてもやっぱり公立高校に進学したい。だけれども、このAという学校に挑戦するけども、もしそこが難しかったら、受験で届かなかったら、Bという公立高校に行きたいという子どもたちも多いと思いますから、そういった子どもたちの選択肢を認めるようなものが制度にするべきだと思います。逆に言うと、それを認めないのが単願制ですから。
人口が、僕らの時代のように右肩上がりのような、増えていっている状況じゃないですから。今減っていっている中で考えた時には、やっぱり公立高校についても、どうしても公立高校に通いたいという子どもたち、そして頑張ってこのAという高校に、頑張って第一志望の高校をめざしているんだけれども、どうしてもそれが難しい場合には、望まない私学ではなくて、やっぱり公立に通いたいんだという子どもたちの選択肢を広げていくべきだと思います。そのためには、1回の受験で複数校志願できる仕組みというのは、僕は合理的だと思うので、それをやるべきだと思います。大阪府においては、これを導入するという方針を決定をいたしました。全国においても、これはやるべきだと思います。
これは、これから少子化になってきますから、必ず子どもの数は減ってきます。その中で、子どもたちの選択肢を、行きたい学校に行く可能性が高くなる、そういった選択肢をより広げるべきだというふうに思っています。

記者

 ありがとうございます。報道ベースでは、デジタル併願制ということで、内申点であったり、その試験結果に応じて第一志望、第二志望、第三志望というところを生徒本人が決めていくというようなシステムを検討しているようなのですが、大阪府の方で今、改革案として出されているものと若干、システム的に少し違う部分もあるのかなと思うのですが、このあたり府として、今ある改革案とこの政府案について、どういうふうにご調整されるかって、今現時点で考えていることがあればお伺いできますか。

知事

 まず、国でやっているのは今、検討段階なので、実現している案ではないと思います。これ実現していこうと思ったら、さまざま意見出てくると思います。いろんなところから。僕はぜひやるべきだという考え方です。その国の制度が実現化、まずするべきだと思うし、そこがより選択肢が幅広がる制度なのであれば、これはその国の制度に合わせていった方がいいと思います。基本となる考え方は、生徒たちの、生徒の選択肢の幅を広げると。第一志望の公立高校が、挑戦したんだけどどうしても受験で届かなかった。でもやっぱり公立高校に通いたいんだという子どもたちの選択肢を尊重する。よりそこに近い方法を選ぶべきだと思います。
今現状、大阪府の教育庁においては、これはいろんな私学団体も含めてですけど、いろんな意見も踏まえて、今あるべきその方法として、公立の第二志望校の出願機会をつくるということを決定いたしました。ただ、じゃあ国が今言っている制度とはちょっとまた違うとこもあるという中で、もし国が実現する制度がよりそこに近いのであれば、そちらの方に合わせていくべきだと思います。というか、国はまだ実現できていませんので。そこは教育庁に対しても、そのデジタル併願制について検討するようにということも、実はもう指示を出しました。今、教育方針、教育改革の方で決まっていますけれども、令和10年の公立高校の入試改革についても一定方向性決めていっていますけれども、こういった動きが出てくる中で、第二志望として出願できるところに、大阪府の制度は少し制限がありますので、これはどうなのかなというところもありますし。ただ、そうはいっても、今までと違って単願制ではないということでは、大阪府の入試改革は非常に僕は前進していると思います。より、このデジタル、今回の国の案が出てきている中で、そこもきちんと議論を見せながら、できるだけ大阪の中学生が、先ほども申し上げた選択肢が広がることに繋がるような、こういった国の議論も出てきているし、しっかりとさらに深めてもらいたいということで、教育庁に指示を出しています。
あと入試関係でいうと、大学の入試も一つ疑問に思うのは、入学金のあり方ですね。これ僕自身も実際、親、当事者として今年の春に経験したことでもあります。一部報道でもありますけれども、入学しない大学にも入学金を基本、併願すれば納めるという仕組みになっています。そして、それは返還もされないということです。入学金って本来は、入学したから支払うのが入学金であって、結果、入学していないのに、その入学金が返還されない、あるいは併願すれば支払うことになるというこの入試の仕組みは、ちょっとおかしいんじゃないかなというふうに思っています。
もちろん、私学の受験があって、国公立の受験があって、そしてそこの結果が、第一志望が難しかった時に備えて入学金払うという、そういった意味があるのも、これは事実上、そういう意味があるというのは分かるのですが、ただ、その入学金の締め切り期限を見ると、明らかにどう考えても、どこか一本の、単願の入学じゃない限りは、併願である限りは入学金を支払うということに事実上なっているというようなところがあると思います。これは多分、入学金の支払い期限との関係もあると思います。
なので、大学の入学金の支払い期限のあり方、入学しない大学に入学金を、ある意味、併願すると払わざるを得ないという。払わざるを得ないというか、払う必要はないっちゃないんですけど。でも実際は、多くの受験生というのは私学を受験し、私学の中でも第一志望、第二志望がある。そして国公立大学を併願する。併願して、第一志望として国公立大学を受ける大学受験者も多いというのが、まず現実としてあると思います。その現実としてある中で、先に私学の結果が出て、そして入学金を支払わなければ合格も取消しになると。ただ、第一志望である国公立の結果はまだ出ていないと。となると、それは支払って、そしてその後、国公立大学に合格しても入学金はもう戻ってこないと。いざ第一志望が不合格になった場合の保険の機能というのは確かにあるんでしょうけれども、でもよく考えると、それは少ない金額でもないですし、実際入学しないわけですから、それがこの入学金の支払い時期、支払い制度も少しおかしいなと僕は思いますね。すみません、それは僕が勝手に思っている。
この高校の単願制、これはもう僕が担当だから、府立高校、高校というのは、都道府県というのは基本的に担当だから、こうやっていろんな改革も進めながらやっています。大学は基本的に国で決めていくことになるんでしょうけれども、その入学金のあり方ってちょっとおかしくないかなってちょっと思うんですけどね。思わないですかね。
僕自身はもともと、私学に行けるような家庭でもなかったから、国公立しか受けていないけれど、落ちたら終わりでしたけどね。でも結構多くの皆さんは、私学を併願して受けて、あるいは私学の中でも希望があって、でもこの入学金支払い時期が微妙な時期に設定されているのよね。これ払えへんかったら、こっち落ちたらキャンセルだよなみたいな、その時期が微妙なのよ。だいたいめざす大学と似ている時に設定されていて。いや、これは僕の感想ですよ。一保護者としての感想ですけど。なので、僕も保護者として、入学していない大学に入学金支払いましたし、そういったご家庭多いんじゃないかなと思います。これはもちろん、それは自分が保険の機能として、保険の機能というか、もし第一志望があかんかった場合のことを考えてということなんだけど、でも入学しないのに入学金というのはどうなのかなというのは思いますね。これ、虫のいい話ですかね、僕が言っているのって。受験料は当然払うんですよ。受験料を払っているやんかと。
実はこれ前一回議論あって、ちょっと前までは前期の学費まで払わなきゃいけないというのがなかったかな。前期の学費、それはもう返還するような制度になってきたと思うんですけど、入学金はまだ残っていると思うんですね。なので、そういった意味で、受験料は当然払うとしても、その入学金の締め切り時期というのが、微妙に第一志望、あるいはそこに近い志望校と重なり合っていてというか。その合格発表日とすごく何かうまく、うまくというか、近い時期にあって、入学金を支払わないと、自分の第一志望の合否が出るまで待てないというか、待ってもらえないというか、そういう制度になっていることは、ちょっとこれ、おかしくないかなって思います。意見です。

記者

 それは大阪府知事として今後、国に何か提言されるという予定が近々。

知事

 そうですね。単願制はこうやって、まさに制度として思う中であれですけど、ちょっとね、実際ここについても、これはもう政治的な政党としての要求になるのか、あるいはその行政として。大阪府民の皆さんも、受験されている方はいっぱいいらっしゃると思うんですよね。大学に。府行政としても、やっぱり大学に行かれる大阪府民が多い中で、この入学金というのはおかしくないのかなということを感じられている保護者の方も多いんじゃないかなと思います。であるならば、それを是正することを国に要求するというのは、府としても一つの方法だと思いますから、一点、ここについては教育庁に、保護者もいるわけですから、ちょっと意見聴取等もやってみようと思います。それで一定そういった意見が多いのであれば、国に対する要望というのを大阪府としても考えたいと思います。
実際、これおかしいと思わない。大学生の保護者とかおるかな、この中で。制度知っている人。この制度を知っている人、どのぐらいいらっしゃいますか、記者の中で。これ、おかしいなと思う人、そのまま手挙げ続けて。おかしくないよと思う人は、手下げてもらって。まずこれを、この制度を知っている方どのぐらいいらっしゃいます、この中で。で、この制度がおかしいと思う人は、そのまま手を挙げ続けてください。ほら、多数意見やん、これ。ちょっと毎日新聞さんがおかしくないということなので。

記者

 おかしくないというか、ちょっと分からない。

知事

 分からないということですか。

記者

 詳しくないので。

知事

 はい。いや、これも僕自身、実は保護者として経験したので。いろいろ日にちの、合格発表日とのダイアグラム作っていくと、なかなかうまくできているなというふうに、ちょっと感じて。

記者

 なんぼ払ったんですか。ちなみに。

知事

 結果があるからあれなんですけど、最大で払わなきゃいけないのは40万だったんですね。今回、実際に払ったのは20万円。それはもう当然、返ってこないと。だからその家庭によって、どういう学校の受験をするかによって変わってくるとは思うんですけど、多分僕の肌感では20万円から40万円、多い人はもっとになると思いますが、そのぐらいの入学金は多分、併願すれば返ってこない費用になるんだと思います。だからやっぱりこれは、ちょっと意見も多かったから、ちょっと大阪府で調査します。調査して、国に意見します。

記者

 分かりました。ありがとうございます。

知事

 でもこれは実際、じゃあ現実問題、私学の財源になっているんですって。運営の財源になっているんですという意見もあるかもしれません。でも、そうであれば、じゃあ別の理由でやっぱりやらなきゃ僕はいけないんじゃないかなと。実際に通われる人の授業料でやるだとか、実際通わへんので。財源論って現実論はあるかもしれません。それがどのぐらいのかさ幅になっているのかは分かりませんが。でも、そこは入学金っていうやり方では、入学しない人から徴収してそれを返さない、返還しないというのはちょっと違うんじゃないかなと僕は思いますね。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、人民新聞さん、どうぞ。

2025年大阪・関西万博関連について(6)

記者

 人民新聞社のカワスミです。よろしくお願いします。
 昨年3月28日のメタンガス爆発事故の後の対応として、会期中、毎日メタンガス濃度を測定して公表するということを発表されていますが、4月21日時点で濃度自体は公表されていないのですが、今後いつから公表されるのでしょうか。

知事

 公表については、協会に確認してもらった方が正確かなというふうに思います。協会から発表しますので。仕組み、方法、やり方についても。協会は多分、記者会見なんかやっているんじゃないかな。だからそこで確認してもらった方が正確かなと。しっかり公表していくべきだと僕は思います。

記者

 協会のホームページの気象・安全情報というところがあるんですけども、そこにメタンガスについては書かれていて、その中では安全にご来場いただけますというような表示は出ていますけれども、濃度自体が書いていないということ。それからこの気象・安全情報自体が、一般の人が自分で探せないような仕組みになっていて、なかなかたどり着けないということで、来場を希望している方が安全かどうかという確認を、このホームページでは取れないという気がします。これも改善が必要ではないかと思うのですが、知事のお考えはどうでしょうか。

知事

 ここは専門家の意見も踏まえて、お客さんとして安全に来場いただけるかどうかということの状況を公開するという方針であれば、僕はそれは一つの方針のやり方なんだろうというふうには思います。

記者

 ありがとうございます。そしてもう1点は、この気象・安全情報の中で、雷注意報のことなどが載せられていないんですね。大屋根リングについては、雷注意報が出た場合には避難指示などをする必要があるのですが、来場者の方に雷注意報などの情報、これが伝わらないという気がしますが、これについて知事はどう思われますか。

知事

 雷の情報については、まさに気象庁と情報共有しながら、この夢洲の場においてどうかということをチェック、確認していると。そしてそれを前提に、会場におられる方に、もし雷の注意報があればそのリングから降りていただくということを、これは気象庁とともに協会において協議していることだと思いますので、その場におられる方に適切に、適時適切に発信した対応、そして対応とるということだと思います。非常に雷の対応は重要だと思っていますので、それは協会としても当然認識をしてやっていると思います。

記者

 その気象・安全情報の中に載せるというお考えはあるんですか。

知事

 ここに具体的に、前日の情報になるからどうなのかなと思いますけど、適時適切な載せ方をしていけばいいというふうに思います。これは急にやってきたりもするでしょうから、きちんと、より正確にキャッチする必要があるというふうに思います。そして、来ていらっしゃる方に適切に伝えているということが重要だと思います。それは載せ方は専門家の意見も聞きながら、隠すことでも当然ないですから、より適切な方法でやっていけばいいと思います。

記者

 載せる方向でということですか。

知事

 いや、だからここに載せるのか、あるいはその、じゃあ載っていないから安全だというふうにもならないので、いつ来るか分からないというのもあるでしょうから、そこはより正確な情報を、気象庁の情報をキャッチして、会場におられる方に適時適切に伝えるということが重要なのだろうとは思います。

記者

 4月14日から15日にかけて、9時46分から17時48分まで雷注意報が出ているんですけれども、この日、大阪万博の会場では、4月14日の18時から19時40分、それから15日の15時からの2回、大屋根リングから降りるという指示が出ています。雷注意報が出ていた時間帯と、それからこの指示を出した時間帯がかなりずれているんですけども、これはどうしてでしょうか。

知事

 その万博協会の中で気象庁の情報をキャッチして、適時適切に発信するということだと思います。そこのその、ずれている、ずれていないかというとこまで私は分からないですけれども、ただ、来場者の安全を図るのは当たり前の話なので、そこの詳細な時間とのずれがあるというご意見なのであれば、協会に確認してもらった方が正確だと思います。
大事なことは、やはりこの落雷注意というのは本当に大切なことだと思いますから、その情報を気象庁と正確にキャッチをし、そして会場の方にお知らせし、もしそのリスクがあるのであれば、事前にきちんと、避雷施設はリングにありますから、下に降りていただくということ、これは徹底する必要があると思います。もし何かずれているんじゃないかというのであれば、協会に確認してもらった方が正確かと思います。

記者

 協会の方に電話をかけたりしている方はいっぱいいらっしゃるんですけども、協会の電話が全然繋がらないという声が、府民や市民からものすごくたくさん来ています。これについても改善していただくように提言はしていただけますか。

知事

 それはまた別のいろんな問い合わせも含めてということだと思いますけども、協会の回線、相談の回線を増やすということは聞いています。そうするべきだと思います。

記者

 ありがとうございます。以上です。


職員

 他にご質問ございますでしょうか。ございませんようでしたら、これをもちまして記者会見の方を終了させていただきます。ありがとうございました。マイクの方を幹事社の方へお返しさせていただきます。

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