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令和7年(2025年)10月22日知事記者会見内容
記者会見項目
- 坂口 志文氏への「感動大阪大賞」の贈呈について
- Osaka Foodies Marathon(オオサカ・フーディーズ・マラソン)」開催について
- おおさかもん祭りについて
- 人生会議(ACP)についての府民参加型イベントを開催します!について
職員
それでは、ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。
初めに、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。
坂口志文氏への「感動大阪大賞」の贈呈について ※この項目で使用した資料はこちら
知事
私からは4点です。
まず1点目です。ノーベル賞を受賞されました坂口先生に「感動大阪大賞」を贈呈するということを決めましたので、それについての報告です。
大阪府においては、世界的なレベルで優秀な成績をあげられた者に対して、「感動大阪大賞」というものを贈呈しております。これはスポーツであったり、ノーベル賞であったり、様々な分野において世界的レベルで優秀な成績を収められた方に贈呈するものです。
今般、本府とゆかりがあり、そしてノーベル賞の受賞が決定した、坂口大阪大学特任教授に贈呈をいたします。
この坂口先生がなぜ受賞されるかということですけれども、坂口先生は大阪大学の免疫学フロンティア研究センターの特任教授を現在、その職にあられます。それが、大阪大学でされているということが、大阪のゆかりということであります。
そして理由ですけれども、免疫の暴走を抑える「制御性T細胞」の発見、これが称えられて、先日、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決定されたこと。ここが1つ、大きな理由です。そして現在、大阪大学の免疫学フロンティア研究センターの特任教授を務められていることと、そして未来の大阪、ひいては日本全体に、子どもや若い研究者に、大きな夢と希望を与えてくださったこと。そういったことを総合して「感動大阪大賞」を贈呈させていただきます。
坂口先生と大阪府のゆかりですけれども、先ほど申し上げた阪大の特任教授であられるということと加えまして、坂口先生が立ち上げました大阪大学のスタートアップのレグセル株式会社というものがございますが、これは実は、大阪府が現在推進しております未来医療産業拠点の「中之島クロス」、ここに出資をいただいております。「中之島クロス」を運営する未来医療推進機構というものがありますが、そこの設立者として、このレグセルが参加をしています。
ここは大阪府も出資をしている。大阪府を含む22者が、この「中之島クロス」の出資者になるんですけれども、そのうちの1者が、この坂口先生が立ち上げたスタートアップのレグセル株式会社が参画しているということであります。
今回、大阪にゆかりがある坂口先生がノーベル賞を受賞されたこと、本当に誇らしいことだと思いますし、これを称えて「感動大阪大賞」をお送りさせていただきます。
時期につきましては、実際にこの後ノーベル賞が受賞されると思いますので、ノーベル賞をご受賞された後に「感動大阪大賞」をお送りさせていただきたいと思います。
「Osaka Foodies Marathon」開催について ※この項目で使用した資料はこちら
2点目です。食のキャンペーン「Osaka Foodies Marathon」の開催についてです。
大阪の食文化の奥深さ、それを知っていただくために取組みの推進を今しています。今回の「Osaka Foodies Marathon」も、その一環として行います。食い倒れの街・大阪を24時間楽しんでいただくということをテーマとした、デジタルスタンプラリー形式のキャンペーンを行います。
この「Osaka Foodies Marathon」を開催し、それを通じて、来阪者の皆さんに大阪各地の食と、また魅力を楽しんでいただこうという風に思っています。
キャンペーンの概要についてです。期間は10月27日月曜日から来年の令和8年1月12日までとなります。対象の方は、主に国内外からの来阪者です。事前申込みは不要です。
どういうことやるんですかということなんですけれども、1日を3時間ごとに区切りまして、それぞれの時間帯で府内を9つのエリアにさらに区切って、おすすめの飲食店であったり、あるいは観光地を記載したカードを参加者に配付をいたしまして、そして、このカードに記載されたコース、裏にこの1、2、3とコースが書いてあるのですが、この推薦するお食事がとれるところ、あるいは観光地。この時間、3時間で堪能できる、大阪の食と魅力を堪能できるコースを準備して、紹介をしていきます。
これは現物の紙ですけれども、紙なんですが、当然デジタルでできるように、LINEを通じてできるということをやります。
そのデジタル、あるいは先ほどのこのカード、紙媒体を通じて、参加者がLINEに入って、そして「3HOURS CARD」と呼ばれるコースを選んでいただくと、そのコースごとに指定されたお店でQRコードを読んで、デジタルスタンプを集めるということになります。デジタルスタンプを集めると、特典が当たるチャンスが生まれると、抽選で特典が当たるというチャンスをLINE上で行うということになります。
10月27日10時からホームページを公開いたしまして、今後、インフルエンサーによるSNSの情報拡散もする予定にしています。詳しくは、こちらに窓口があるので、ここに問い合わせていただけたらと思いますが、次、お願いします。
具体的な中身についてなんですけども、もう少し細かく言いますと、現在、10月27日時点で51のコースを準備いたしました。今後、11月にコースを増加、増やす予定にしています。
先ほど申し上げたとおり、3時間ごとに、例えば泉南地域で朝の9時から昼の12時までということで、3時間ごとに時間を区切り、また区域を区切り、それぞれの魅力スポットを紹介するというものになります。
ここで言うと、1つ目はお寿司の「にし川」さん、そして2つ目は「海釣ポート田尻」ですね。ここで海釣りを堪能してもらおうと。真鯛が釣れるかもとありますけれども、そういったものを楽しんでいただいて、3つ目は「田尻歴史館 カフェリサイア・コーダ」というところですかね。この苺のパフェが載っていますが、こういったところを紹介すると。3時間で、その特定のエリアで大阪を楽しんでいただけるものを紹介するというものになります。
それぞれ、合計9つのコースを準備して、9つのエリアの中にそれぞれのコースを紹介していきます。
大阪市内であれば、御堂筋であったり、戎橋の散策であったり、あるいは朝5時から開いている日本料理屋であったり。
泉南エリアだったら、乗馬体験、古民家カフェでランチとかですね。
中河内であれば、ぶどうの小道散策であったり、ワイナリーの見学・ショッピングであったり。
それぞれのエリアに応じて、大阪を9つに分けて、それぞれの推薦するエリアで3時間で楽しんでいただける大阪の食、大阪の魅力を堪能していただいて、大阪をますます好きになってもらえればなと思います。ある意味、これはガストロノミーツーリズムの一環でもあります。この食をきっかけに、府内全体を周遊していただけたらと思っています。
また、24時間大阪を楽しめるということもテーマにしていますので、将来的にはナイトタイムエコノミーにもつなげていきたいと思っています。
これについての紹介動画を準備していますので、少しそちらを見ていただけたらと思います。
【動画】 カードに書かれたコースを3時間でめぐり、味わい、体験する、大阪の食と文化の魅力を楽しみ、豪華特典ももらえる体験型キャンペーン「Osaka Foodies Marathon」。
1日24時間を8つの3時間体験に分け、大阪の9つのエリアごとに、その時間ならではの食文化体験を1枚のカードにまとめました。
ランチやディナーはもちろん、早朝も深夜も、まだ知らない大阪の食と文化に出会える特別なキャンペーンです。
参加方法は、指定のカード配布場所に設置されたアナログのカードを持ち歩きながら参加するか、公式LINEを友だち追加しても参加可能。
24時間の中で体験したい3時間の「3HOURS CARD」を選択。
コースをめぐるとスタンプがたまり、体験したカード、コースの数に応じて豪華特典をゲット。
どなたでも無料で参加できる、大阪の食と文化の魅力を楽しむ体験型キャンペーン「Osaka Foodies Marathon」。
知事
ぜひ、多くの方に参加をいただけたらと思います。
ちなみに特典の内容ですけれども、グラングリーンの「タイムアウトマーケット」さんにご協力をいただいておりまして、新しくできたところですけれども、非常に注目をされているエリアでもあり、注目をされているアジア初のお店でもあります。
グラングリーンの「タイムアウトマーケット」のドリンクであったり、チケット、割引券、そういったものを準備していますので、ぜひ、このフーディーズマラソン、皆さん参加していただいて、大阪の魅力を再発見してもらえたらなと思います。次、お願いします。
おおさかもん祭りについて ※この項目で使用した資料はこちら
大阪産(もん)についてです。「Welcomingアベノ・天王寺おおさかもん祭り」の開催についてです。
これは毎年行っていますが、11月は大阪産(もん)の推進月間であります。府においては地産地消を推奨し、また非常に素晴らしい産品もあると。これを大阪産(もん)として、あるいは大阪産(もん)名品として紹介をしていっているところであります。その一環として、この大阪産(もん)、あるいは大阪産(もん)名品を体感できる「おおさかもん祭り」を開催いたします。
イベントの概要ですが、11月15日、16日の2日間開催します。場所は、天王寺のてんしばで行います。ここでは、大阪産(もん)であったり、大阪産(もん)名品の販売、あるいはキッチンカーによる大阪産(もん)の料理の販売、楽しい体験ブース等も準備をしています。
それ以外に、花園近鉄ライナーズによるラグビーの体験であったり、あるいは大阪産(もん)や大阪産(もん)名品のプレゼント企画など、様々考えておりますので、ぜひご参加いただけたらと思います。
そしてステージプログラムについてですが、この2日間、様々なコンテンツを展開していきます。
大阪産(もん)名品の来場者プレゼント企画であったり、あるいは来年、全国豊かな海づくり大会を大阪で初めて開催しますので、その大会の紹介であったり、あるいは「ガチャピン・ムック」でおなじみのムックのトークショーなどを行います。
そして私も参加いたしまして、大阪産(もん)PR大使のハイヒール・モモコさんと一緒に、大阪産(もん)名品の新規認証商品のお披露目を行います。これは、日にちは16日の日曜日、11時から11時35分に行います。
昨年も行いましたが、令和7年度に認定されました、新しく認証されました大阪産(もん)名品を、ハイヒール・モモコさんと一緒に皆さんにご紹介をしたいと思います。
今年の秋は、特に脱炭素社会に向けて地産地消をすすめていますけれども、環境にやさしい大阪産(もん)を楽しむイベント、この「Welcomingアベノ・天王寺おおさかもん祭り」を行いますので、ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしています。次、お願いします。
人生会議(ACP)についての府民参加型イベントを開催します! ※この項目で使用した資料はこちら
最後になります。人生会議についてです。人生会議(ACP)についての府民参加型イベントを開催いたします。
11月30日は、これは国が定めた日ですけども、自らが希望する医療やケアについて考える「人生会議の日」になります。
幅広い年代の方々に「人生会議」について知っていただいて、そして日々の生活で大切にしていること、あるいは今後の人生をどう生きたいかについて、ご自身の価値観を認識して、そして人生会議の実践につながるための府民参加型イベント、これを実施いたします。
人生会議(ACP)についてですが、まずどういうものかと申し上げますと、自らが希望する医療やケアを受けるために大切にしていること、人それぞれ違いますが、大切にしていること、それを前もって考え、ご家族や医療・ケアチーム等と、あるいは信頼できる人たちと話し合って共有することです。
府が実施した「人生会議」のそもそもの認知度についてですが、令和5年では11.1パーセント。まだ低い状況にあります。これを広げていきたいと思っています。
府においては、啓発資材の提供であったり、動画配信であったり、市町村のイベント開催支援を、今実施をしています。
その一環として、11月29日にイベントを開催いたします。第1部は13時30分から、第2部は14時30分から。場所は、大阪ステーションシティの5階、時空の広場で行います。
テーマですけども、「今のうちに、ゆるっと人生会議」というテーマで行います。
第1部ですが、FM802「UPBEAT!」公開収録を行います。このゲストアーティストの秦基博さん。ドラえもんの映画のソングをされた方ですが、秦基博さんが、音楽や暮らしで大切にしていることを語りながら、人生会議について考えるきっかけもお届けをいたします。
そして第2部では、アキナさん、それから宇都宮まきさんと一緒に考える、「みんなの人生会議」というものを行います。ここは自身の体験談とか、あるいは専門家のアドバイスを交えた人生会議に関するトークを行います。
募集ですけども、10月22日水曜日14時開始。本日開始とし、第1部、第2部ともに優先観覧エリア100名程度を予定しています。まず、要予約。ここは要予約です。ただ、後方エリアはどなたでもご自由に参加可能ですので、ぜひ、まずは優先観覧エリア、ちょっと聞いてみたいという方は予約をしていただけたらと思います。
また、後方エリアはどなたでも参加できますので、ぜひお時間ある方はご参加をいただけたらと思います。
この機会を通じて、人生会議というのはなんだろうということを知り、考えるきっかけになればと思いますので、多くの皆さんの参加をお待ちしています。
私からは以上です。
職員
ありがとうございました。
それでは、府政・公務に関するご質問をお受けいたします。ご質問されます方は、挙手の上、社名とお名前をおっしゃっていただきますようお願いいたします。
それでは、幹事社のMBS毎日放送さん、よろしくお願いします。
質疑応答
夢洲地区における万博跡地の活用について(1)
記者
お願いします。毎日新聞の井守と申します。
すみません。夢洲の跡地活用に関しての話なのですが、関西経済連合会の意見書について、万博跡地の再開発について基本方針の再検討を求められているということについての受け止めをまず教えてください。
知事
まず、夢洲2期ですね。この万博跡地の活用というのは、非常に重要だと思っています。この間、この夢洲2期のまちづくりをしていく上でのテーマを定めて、そのプランニングというのをしてきました。今、まちづくりマスタープラン2.0というのをやっている最中でもありますが、これも進めていく中で、経済界の皆さんの話をお聞きしながら今進めているところでもあります。
これまでもそうでしたけれども、これからも、そういった手続きもありますので、そういったことを通じながら、経済界の皆さんのご意見をお聞きして、そして万博の跡地、万博のレガシーも継承した、また圧倒的な非日常、国際観光拠点、エンターテインメント空間となるようなものを形成していければなという風に思っています。
そのマスタープラン2.0の策定途中、過程の中で、今もそうですけど、しっかりと経済界の皆さんのご意見をお聞きして進めていきたいと思います。
記者
ありがとうございます。
その意見の中で、万博レガシーとして公衆の用に供し、ユーザーがある一定層に限られていることは望ましくないであったり、土地開発で必要なコストの負担を一方的に民間に押し付けるのは不適切という厳しい指摘がありましたが、この厳しい指摘を知事はどのように受け止めますか。
知事
様々なご意見ある中で、経済界とも意見交換は重ねているところでもあります。10月20日、夢洲2期マスタープランを策定したところでもありますし、様々な意見というのをお聞きしながら、マスタープランの再改訂というのを経て来年春に、この経済界の皆さんのご意見も含めた上で募集をして、民間募集をして、このまちづくりという方針を定めていきたいと思います。
記者
すみません。もう1点だけ。
官民関係者が一堂に会して検討する場の創出を求めるという意見が出ていますが、これに対して知事の考えを教えてください。
知事
まず、先ほど申し上げたとおり、マスタープランでしっかりと関西経済界の皆さんのご意見もお聞きしながら進めていますし、それに基づく修正等もやっておりますので、しっかりと実務的に積み上げてやっていければという風に思っていますし、関西経済界の皆さんの意見も踏まえたマスタープラン。そして、そういった万博のレガシーを継承するようなまちづくりを行っていきたいと思います。
記者
ありがとうございます。
職員
他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、共同通信さん、どうぞ。
坂口志文氏への「感動大阪大賞」の贈呈について
記者
共同通信の古結と申します。
発表事項の中の一番最初にありました「感動大阪大賞」。坂口先生の「感動大阪大賞」贈呈についてなんですけれども、これ、改めて受賞されたことに対する受け止めと、賞を贈る時にどういう言葉をかけたいと思われているか教えてください。
知事
大阪にゆかりのある坂口先生が、まさに大阪大学で免疫学での特任教授であられる坂口先生が受賞されたということは、本当に大阪の誇りであり、素晴らしいことだという風に思っています。
今般、ノーベル賞を関西の方がお二方受賞された点も、本当に素晴らしいという風に思っています。快挙だと思います。
特に坂口先生の研究におかれましては、先ほど申し上げたとおり、「制御性T細胞」の発見が称えられたということであります。
これは、アレルギーの治療であったり、今後はがんであったり、免疫治療であったり、様々な病気に対する希望になり得る、本当に素晴らしい発見だという風に思っています。未来の医療、命、そこに大きく貢献する、今回のノーベル賞受賞、本当におめでとうございますという思いです。
また、これをきっかけに大阪、ひいては日本の子どもたち、あるいは研究者に、大きな夢と希望を与えられたことが最も大きいと思いますので、その研究をさらに進めていかれるとともに、未来の医療について大きな道をひらいてくださったということ、また、子どもや若い研究者の希望になったことを称えて、「感動大阪大賞」をお贈りさせていただきたいと思います。
記者
ありがとうございます。
職員
他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、読売テレビさん、どうぞ。
夢洲地区における万博跡地の活用について(2)
記者
読売テレビの平田と申します。
先ほどMBSさんからもありました、万博会場の跡地についてお聞きしたいんですけれども、大屋根リングについては200メートル残すというとこで経済界とも一致して、決められたかと思うんですけれども、この跡地について、今このような形で経済界から指摘が来ていることについて、経済界と大阪府市の間で少し齟齬がある状態という風に捉えていらっしゃるのか、それとも、そういう状況ではないとお考えなのか。その辺り、ちょっとお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。
知事
やはりそれぞれ思いがあるのは当然だとは思います。その上で、このまちづくりというのは、やはり非常に重要でもありますし、当然、大阪市として、大阪府市、土地の所有者は大阪市ですけど、責任を持って進めていくという中で、ともにこの万博を一緒にやってきた、万博のレガシーを継承するということは非常に重要だと思っています。
そういったご意見なんかも経済界からお受けをしていますので、今回、このマスタープランVer.2.0、そこに修正も加えながら、この間、ご意見も聞きながらやってまいりましたので、そういった意味では、大きな方向性は一致しているという風に思っています。その上で、しっかりと意見交換も今後も重ねながら、この夢洲2期、素晴らしいまちづくりができればという風に思っています。
記者
ありがとうございます。
職員
他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、毎日新聞さん、どうぞ。
夢洲地区における万博跡地の活用について(3)
記者
毎日新聞の加藤です。
関連で、跡地の再開発についてなんですが、確認なんですけれども、先ほどのお話ですと、来年春の事業者決定というスケジュール自体は遅れはない、予定どおりということでよかったでしょうか。
知事
はい。来年春頃の開発事業者の公募、募集については遅れはない予定です。
ただ、現時点においても、実は万博後すぐに募集をしようという風に予定はしていましたが、一旦これは延期して、延ばした結果が来年の春ですので、この来年の春からさらに延ばすということは考えてはないです。
職員
他にご質問ございますでしょうか。ございませんでしょうか。そうしましたら、木下さん、どうぞ。
夢洲地区における万博跡地の活用について(4)
記者
フリーランスの木下です。よろしくお願いいたします。
同じく関連なんですけれども、吉村知事ご自身が、いろんな検討段階で松本会長と席を一緒にされる場が結構あったかと思うんですけども、ここで松本会長と吉村知事が跡地活用で何かお話されたとか、そういうことはあるんでしょうか。
知事
個々の話を僕が言うのもちょっとおかしいかなという風には思っていますけども、松本会長とは本当に万博も一緒に、ともにやってこさせていただいて、誘致の段階からやってこさせていただいて、万博のレガシーをしっかりとここに組み込むべきだという思いを持っていらっしゃる。これはもう当然、我々も分かっています。
なので、今回のマスタープランも、そういった万博のレガシーということもさらに強調もしながら民間募集をしていくという方向性で、様々調整をしているところでもありますから、しっかり万博のレガシーというものを継承するようなまちづくり。そして圧倒的な、広い意味でも圧倒的なエンターテインメント拠点、そういったものが実現できればと思っています。
最終的には、マスタープランを我々が策定した上で、これは開発事業者、民間公募する予定にしておりますので、そこでまた公募の手続きの中で、第三者の専門家等によって判断が色々されてくると思いますが、その万博の跡地として素晴らしいまちづくりができればという風に思っています。そこは松本会長も、そういったお気持ち、お考えなんだろうと思っています。
記者
その経済界と色々話し合われてきたということなんですけれども、その中で、どの部分は一致していて、そしてどこで今、再検討というのを一番言われてきているというのは、知事はどのように受け止められていますでしょうか。
知事
まず、この夢洲のマスタープランについて、パブコメも含めて、関西経済界の意見もお聞きもしていますし、また様々な修正すべき点を修正しようということでやってきたというところでもあります。
なので、色々、本当に様々なご意見というか、考え方というのは、これはもう当然ある中ででも、やはり一緒にやってきた、この万博のレガシーを継承できるようなまちづくりが大切だという風に我々も思っていますので、そういったマスタープランに修正もかけながら、再改訂を経て、来年の春ぐらいに開発事業者を募集しようという風に思っています。開発事業者の募集は半年遅れていますけれども、そういったプロセスを経てやっていければと思っています。
記者
ありがとうございます。
職員
他にご質問ございますでしょうか。ございませんでしょうか。
それでは、これをもちまして記者会見の方を終了させていただきます。ありがとうございました。マイクの方を幹事社の方にお返しさせていただきます。