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更新日:2025年9月19日

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令和7年(2025年)9月17日知事記者会見内容

記者会見項目

  • 「阪神タイガース優勝記念パレード」の開催について
  • 全国豊かな海づくり大会 1年前プレイベント 「魚庭(なにわ)の海まつり」 の開催について
  • 秋の全国交通安全運動の実施について
  • 「結核・呼吸器感染症予防週間」について
  •  大阪もったいないキャンペーンの実施について

資料はこちら(PDF:4524KB)

職員

 それでは、ただ今から知事記者会見を始めさせていただきます。
 初めに、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。

「阪神タイガース優勝記念パレード」の開催について ※この項目で使用した資料はこちら

知事

 私からは5点です。
 まず1点目についてです。阪神タイガースの優勝のパレードを行います。
 改めて阪神タイガース、プロ野球史上最速のリーグ優勝おめでとうございます。また、日本一めざしてがんばってください。
 この優勝を祝して、応援する皆さんと一緒に御堂筋で11月22日にパレードを行います。それについての実行委員会の立ち上げ等についてのお知らせです。
 このたび、皆様もご承知のとおり、阪神タイガースのセ・リーグ優勝を受けまして、球団とそれから経済界、そして大阪府市が連携して、優勝記念パレードを行います。ここについては、球団と経済界には既に話をしています。実行委員会を今後立ち上げると。9月下旬には立ち上げるということになります。
 パレードの概要ですけれども、開催日が11月22日の土曜日に開催をいたします。御堂筋で行います。これまでも御堂筋でのパレードを行いましたが、その御堂筋で、今回も御堂筋で行うということになります。
 主催ですけれども、経済界、それから行政、大阪府市で構成する実行委員会を立ち上げます。実行委員会形式で今回も行います。メンバーですけれども、関経連、それから大阪商工会議所、経済同友会、そして大阪府、大阪市ほか調整中ということになります。9月下旬に設立予定です。このパレードの時間であったり、その距離については、今後詳細を詰めていくということになります。
 まず事業費についてですけども、事業費については公金を投入する予定にはしていません。事業費はじゃあどうやって賄っていくのかということですけれども、これは企業の協賛金であったり、応援していただける皆さんのクラウドファンディングを実施しようと思っています。
 ぜひ、この皆さんと一緒に阪神の優勝をお祝いするパレードをやりたいと思います。そして、この事業費という観点では、個人・企業の皆さんからのご寄付・協賛をお願いをしたいと思います。詳細については、後日発表をさせていただきます。
 日本一めざしてがんばってもらいたいと思います。応援する皆さんで、優勝パレードを御堂筋でやりましょう。11月22日にやりますので、ぜひ皆さんお越しください。

全国豊かな海づくり大会1年前プレイベント「魚庭の海まつり」の開催について ※この項目で使用した資料はこちら

 2点目です。全国豊かな海づくり大会のプレイベントを行います。
 全国豊かな海づくり大会、大阪で初めて来年開催するということになります。2026年11月14日、15日に行います。これはもう皆様ご承知のとおり、四大行幸啓の1つということになります。
 令和8年、今年度ですけれども、大阪府で初開催となる全国豊かな海づくり大会に向けて、大阪湾沿岸でのリレー放流であったり、府内各地での清掃活動等、豊かな海づくりにつながる取組みをオール大阪で展開をしていきます。
 このたび、大会に向けた機運醸成を加速させるという観点から、1年前のプレイベントとして「魚庭の海まつり」を開催します。10月26日、来月開催します。10月26日日曜日。
 中身ですけれども、9時半から10時、午前中に式典行事を南海浪切ホール祭りの広場で行います。そして、本番は南海浪切ホールでやる予定です。その日の11時半から12時ですけれども、海上歓迎行事ということで、府営りんくう公園シーサイドウォークで行います。
 ここにあるとおり、式典行事についてですけども、大会のテーマであったり、コスチュームもお披露目しようと考えています。大会テーマの除幕式、あるいは大会コスチュームを羽織ったさかなクンと、もずやんと、ちきりくんと、イヌナキンが登場します。
 ここにもあるとおり、さかなクンが両行事に出席してくれます。さかなクンは非常に海やお魚に詳しいということで、今回も協力をいただきます。
 大会コスチュームと大会テーマはこちらにあるとおり、テーマは「響かせよう 豊かな海のハーモニー」というのがテーマです。そして、大会コスチュームはこちらにある「魚庭」を設えたコスチュームになります。
 そして、海上歓迎・放流行事といたしまして、漁法の紹介であったり、あるいは船団パレードを行います。そして稚魚の放流をします。和太鼓の演奏等に合わせて大阪湾の漁法を紹介し、約100隻の船団のパレードをいたします。非常にこの100隻の船団パレード、なかなか見られるものではないと思いますので、多くの皆さんにぜひ参加していただけたらと思います。そして、キジハタとヒラメについて稚魚の放流をいたします。海上歓迎行事と稚魚の放流と。これはイメージですけども、今回初めて大阪でやりますので、その前年のプレイベントを10月26日に行いますので、ぜひ参加していただけたらなと思います。
 当日の同時開催イベントですけれども、清掃活動として「ごみゼロアクション!~大阪秋の陣~ 清走中 魚庭の海おおさか編」ということで、12時半から15時まで、定員は先着150名様ということで、府営りんくう公園のマーブルビーチ周辺で、皆さんと一緒にごみ拾いをしようというイベントを行います。拾ったごみをポイント化してチームごとに競争して、ポイントの上位チームには賞品を贈呈いたします。
 きれいな海を皆でつくっていこうという活動に参加していただけたらと思います。これも同日、10月26日、マーブルビーチ周辺で行いますので、ぜひご参加をお願いします。
 会場周辺では、魚庭の海づくり丼の販売であったり、あるいはビンゴゲームであったり、楽しいイベントも多数開催します。ここに詳しい情報がありますので、ぜひそちらをご参照いただけたらと思います。

秋の全国交通安全運動の実施について ※この項目で使用した資料はこちら

 秋の交通安全運動についてです。全国交通安全運動についてです。9月21日から9月30日まで、秋の全国交通安全運動を行います。
 まず、全国の重点、これは全国共通ですけども3つです。
 1つ目、歩行者の安全な道路横断の方法等の実践、それから反射材や明るい目立つ色の衣服等の着用の促進。これが1つ目。
 2つ目は、ながらスマホや飲酒運転等の根絶、そして夕暮れ時の早めのライト点灯、ハイビームの活用の促進。これが2つ目。
 3つ目は、自転車・特定小型原動機付自転車、いわゆるキックボードですね、の交通ルールの理解・遵守の徹底と、ヘルメットの着用促進。
 この3つが全国重点になります。
 そして大阪重点といたしまして、二輪車の交通事故防止というのが大阪独自の重点項目になります。
 スローガンは「スピードと 焦る気持ちに ブレーキを」。これが今回のスローガンになります。
 今回の大阪交通安全について、ロザンのお二人に協力をしていただきます。ロザンのお二人に感謝を申し上げます。
 ロザンが出演する「2025おおさか交通安全ファミリーフェスティバル」ということで、9月23日の祝日、10時半から15時まで府営浜寺公園の噴水前広場周辺で行います。ロザン等による交通安全教室、それから府の警察音楽隊の演奏等を行いますので、ぜひ9月23日、府営浜寺公園噴水前広場にお集まりをいただけたらと思います。そこで交通安全のフェスティバルを開催いたします。
 この交通事故についてですけども、現状をお伝えいたします。また、なぜこの二輪の事故防止というのを大阪重点に掲げているのかということについても、お知らせをいたします。
 まず、この被害者の中で死者、お亡くなりになられた方、あるいは重傷者の構成率を見ますと、全国と比較して大阪は二輪車の構成率が35.2パーセント、全国の約1.4倍です。そして、自転車の構成率は35.9パーセントと、全国の約1.6倍になっています。
 こちらが全国ですけれども、お亡くなりになられた方や重傷者の方の構成の率です。それを見ると、歩行中が約4分の1、自動車乗車中が約4分の1、そして自転車が約4分の1、二輪が約4分の1というのが全国の構成率なんですが、これを大阪で見ますと、自転車が35.9パーセント、そして二輪が35.2パーセント、合わせて約7割になっています。逆にこの自動車が9.6パーセントと10パーセント以下になっていて、歩行者19.2になっている。
 これを見ると、明らかにこの自転車の事故、二輪車の事故によって、そこで死傷者、重傷者が出ている率が高いということになります。なので、二輪車、自転車、本当に気をつけましょうということなんです。
 類型別で見るとどういう事故が多いかということです。二輪車・自転車ともに出会頭、右折等、交差点での事故が7割以上を占めます。
 そして、二輪車・自転車ともに法令違反が約8割の方に認められます。つまり事故が起きたとき、自転車にも法令違反がある。そして二輪車にも法令違反があるというのが約8割の方に認められるということで、事故を分析すると、自転車運転中、自転車そのものに法令違反がある場合が非常に多いということです。
 そして、亡くなられた方のヘルメット着用状況を見ますと、死者数162名のうち、約6割の94名が頭部を損傷しておられます。そのほぼ全員がヘルメット非着用です。ヘルメット非着用の致死率は、着用者の約1.7倍になります。ですので、自転車を運転するときに、いかにこのヘルメットが大切かということですので、ぜひ自転車を利用される方はヘルメットの着用をお願いします。
 交通事故防止のポイントです。まず二輪車を利用される皆さんにです。交差点を直進する際には、特に対向の右折車両に注意をしてください。そして走行中、渋滞中の車両の車列の横をすり抜けて行ったり、あるいは無理な追い越し、進路変更はやめましょう。これが1つ目です。
 そして自転車と、それからキックボードですけれども、利用される皆さんは、交通事故の際、頭部の被害を軽減するヘルメットの着用をしましょう。信号や一時停止等の交通ルールを守って、安全確認を徹底してもらえたらと思います。
 秋の交通運動週間を実施いたしますので、これを機に交通ルールを守るということをより広めて、そしてまた徹底してもらえたらなと。そして、交通事故による被害を少しでも少なくしていきたいと思います。

 ちなみに、1つ前の「魚庭の海まつり」大会ですけど、こういう風にチラシも配っていますので、ぜひ、本当に面白いイベントもたくさんありますから、「魚庭の海まつり」大会、参加してもらえたらと思います。10月26日です。

結核・呼吸器感染症予防週間について ※この項目で使用した資料はこちら

 結核・呼吸器感染症予防週間、9月24日から9月30日、結核・呼吸器感染症予防週間ということで、この啓蒙活動をしていきます。
 結核は、依然として身近な感染症の1つでありまして、大阪府の罹患率は全国ワーストワンです。また、昨年末にはインフルエンザが、そして今年に入っては百日咳の患者数が、それぞれ観測史上最多を更新いたしました。9月24日から30日の間、結核・呼吸器の感染症予防の啓発活動を集中的に実施をいたします。
 府民啓発セミナーといたしまして、専門家による講演やトークセッションを通じて、日々の感染症対策から最近の話題まで、正しい知識を分かりやすくお伝えいたします。
 朝野先生に講演をお願いするということになります。大安研の理事長を今されています、元阪大の教授であります朝野先生、感染症の専門家の朝野先生に講演をいただきます。「感染症との共存時代~予防・接種・健診のすすめ~」ということです。9月25日、グラングリーン大阪で開催をいたします。
 そしてトークセッションとしまして、朝野先生と、また関西大学の高鳥毛教授に、朝野先生とともにトークセッションをしていただきます。
 手洗いチェッカーを用いた体験や、各種の情報発信・展示等も実施をいたします。先着200名ということで、ぜひ多くの皆さんに参加をいただけたらと思います。
 その他の取組みといたしまして、デジタルサイネージ等で啓発活動の動画を放映いたします。大阪モノレールの車内の「モノビジョン」であったり、あるいは大阪信用金庫さんにご協力をいただいて、デジタルサイネージで啓発動画を放映してまいります。これは期間は、9月1日から9月30日までということになります。
 そして、ライトアップを行います。太陽の塔、それから大阪城天守閣で、それぞれ結核予防のシンボルカラーである赤色にライトアップをいたします。
 そして、10月からインフルエンザ・新型コロナの定期接種を開始いたしますので、65歳以上の高齢者の方、重症化リスクの高い方ですね。新型コロナによる死亡者数は死因順位の第8位として、依然として死亡リスクの高い感染症でもあります。ぜひ、この対象の方は定期接種をしていただけたらと思います。お住まいの市町村にお問い合わせを、詳細はしてもらえたらと思います。
 今後、気温が下がっていきます。その中で、気温が下がる季節に呼吸器の感染症が流行いたしますので、基本的な感染症、感染対策をよろしくお願いいたします。

大阪もったいないキャンペーンの実施について ※この項目で使用した資料はこちら

 最後になります。大阪もったいないキャンペーンの実施についてです。これは一言で言うと、食品ロスをなくしていこうというものです。
 府においては、「“もったいないやん!”食の都大阪でおいしく食べきろう」を合言葉に、食品ロス削減の取組みを推進しています。
 家庭系の食品ロス量の減少率が全国平均を下回るという中で、10月の「食品ロス削減月間」に新たな試みとして、府内の小売店と連携をして、食品ロスの削減を啓発する「大阪もったいないキャンペーン」を実施いたします。
 まず現状についてなんですけれども、家庭系の食品ロスの量を比較しますと、全国は2019年から2022年度までで10パーセントぐらい削減されていますが、大阪では削減率が2パーセント、98パーセント、あまり変わっていないという状況です。2019年から2022年までの府の家庭系の食品ロスの量の減少率が、全国平均に比べて小さいという現状があります。
 事業系の食品ロスの減少率については全国平均と同じような数字でありますが、家庭系が少ないということなので、ぜひご家庭の皆さんに、この食品ロスをなくしていこうというキャンペーンを広げていけたらと考えています。
 それが趣旨であるんですけども、10月1日から10月31日まで、大阪もったいないキャンペーンということで、それぞれ、この各種関係者にご協力いただいて実施をいたします。スーパーマーケットなど府内581店舗で啓蒙活動をします。かなり多くの店舗がご協力をしていただけるということになりました。
 どういうことをするかというと、その店舗店舗によって少しずつ違うんですけれども、例えば食材を無駄なく使い切るコツを教えますというようなもの、食材を長持ちさせる保存方法であったり、食材の使い切りのレシピを紹介するだとか、あるいは食材の使い忘れ防止、冷蔵庫の保存の一工夫いうことで、食材を無駄なく使い切るための冷蔵庫の保存のポイントを紹介したりもするということです。
 ここに例がありますけど、「もやしは冷凍してみては」という、これは一例ですけど、例えばこういうのを、もやしの販売しているところにポップで置いたりとかすることによって、そうかと、もし食べきれなかったら、それは廃棄するんじゃなくて冷凍すればいけるんだと。そういうのを促すために、例えば「もやしは冷凍してみては」とかですね。そういった、それぞれ日持ちしないものでもこういう方法がありますよというようなことを紹介するだとか、それぞれの店舗によって違うんですけれども、食品ロスをなくしていこうということで、様々な啓蒙活動を府内581店舗で行います。
 そして、食品ロスをなくす皆さんのアクション、これが非常に重要になりますので、それを募集いたします。食品ロスをなくす日常の取組みを教えてくださいということで、掲示ポスターの二次元コードからアクセスして、教えていただいた方の中から抽選で景品をプレゼントいたします。
 例えば、ここのチラシにあるんですけど、このQRコードから入ってもらって、自分はこういう食品ロスをなくす活動をしていますよということを応募してもらったら、その応募してもらった中から抽選で景品をプレゼントする。そういった輪を広げていこうという取組みを行います。
 啓発中のその他のイベントとして、まずはキックオフイベントとして10月5日、セブンパーク天美1階のAMAMI STADIUMにおいて、各店舗によるキャンペーンの取組み紹介であったり、食品ロスに関するクイズ大会であったり、あるいは食品ロス削減の啓発ブースを行います。コック衣装の「もずやん」も登場いたします。
 それから、食品ロスのカードゲーム体験会というのも行います。
 たこ焼きの製造から食べるまでの過程で発生する食品ロスとか、その解決方法を遊びながら学べる、大阪府オリジナルのカードゲームがあります。これは以前紹介もさせてもらいましたが、「消費者教育教材資料表彰2024」において消費者庁長官賞を受賞いたしました。非常に私も、紹介した時もそうですけど、非常によくできたゲームになっています。
 このゲーム体験会を10月4日、13日、18日、それぞれのイオンモールであったり、コープであったり、フレスト等で行いますので、ぜひご参加をしていただけたらなと思います。
 毎日の買い物から、食品ロスをなくす工夫・取組みを広げていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。私からは以上です。

質疑応答

職員

 ありがとうございました。
 それでは、府政・公務に関するご質問をお受けいたします。質問されます方は、挙手の上、社名とお名前をおっしゃっていただきますようお願いいたします。
 それでは、幹事社の毎日新聞さん、よろしくお願いします。

阪神タイガースの優勝記念パレードについて(1)

記者

 毎日新聞の岡崎です。
 まず、阪神タイガースのパレードの件についてお伺いいたします。11月22日に実施する、前回同様、御堂筋でするとのことでしたが、前回、大阪府や大阪市さんの職員さんたちがボランティアとして多数参加されていたと思うんですが、今回も同様の措置を取られるおつもりなのか、お聞かせください。

知事

 今回、やり方については総務部と相談をして、やり方を決めていきたいと思います。今はまだ決まってはいないです。前回と全く同じようにボランティア方式、手挙げボランティア方式でいくのか、あるいはそれ以外の方式でいくのか。今、検討している最中です。

記者

 分かりました。ありがとうございます。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、読売新聞さん、どうぞ。

阪神タイガースの優勝記念パレードについて(2)

記者

 読売新聞の岡田です。
 同じくパレードについてお伺いします。御堂筋で実施される理由というのを改めてお願いいたします。

知事

 大阪のメインストリートであり、そして多くの人が集まることができ、そして直線で、この優勝パレードをするに相応しい場所だということから、御堂筋で実施するということにいたしました。

記者

 警備の面とかではいかがでしょうか。

知事

 警備はもう、今の時代どこでも必要だという風にされています。御堂筋でするのも当然必要です。直線ですし、これまでの実績もありますから、警備は必要なんですけれども、これまでのノウハウも活かしながら御堂筋で行おうという風に思っています。
 オータムフェスタなんかも御堂筋もやっておりますし、非常に多くの人が来られると思いますから、多くの人が来られても一緒にお祝いすることができるということの場所等を考えると、御堂筋。そして、御堂筋はストリートとしても大阪のメインストリートですから、優勝のパレードを盛大にやるという意味では、大阪のストリートの顔である御堂筋でやるのが相応しいという風に思います。

記者

 あと、すみません。同じく経費についてお伺いするんですけれども、前回は開催経費に約6億4000万円かかったと思います。今回、まだ実際の数字というのは出ていないと思うんですけれども、どのぐらい想定されるのか、お願いいたします。

知事

 前回は兵庫県の分も合わせての金額が6億円ですから、今回、兵庫県は行わないというか、行うことには慎重だということなので、大阪で行うということになりますので、それは額は下がると思います。
 ただ、今、警備費は増えていますので、そこはまだ詳細な金額はこれからということになります。

記者

 クラウドファンディングや協賛金もお願いされるということですけれども、目標額などありましたらお願いします。

知事

 その事業費が賄えるようにがんばりたいと思います。
 でも協賛金も、金額は当然、協賛金の方が多分メインになってくると思いますけれども、クラウドファンディングもして、ぜひこのパレードの趣旨に賛同していただける方にクラウドファンディングをお願いしたいと思います。また、クラウドファンディングの返礼品というか、グッズも球団と連携をして、グッズ品も揃えていければと思います。
 個人の皆さんの応援も非常に大切ですので、クラウドファンディングをしっかりやりながら、また企業協賛ということもやって、この事業費については公金を投入しないという前提でやりますので、協賛金とクラウドファンディングに力を入れたいと思います。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、産経新聞さん、どうぞ。

阪神タイガースの優勝記念パレードについて(3)

記者

 産経新聞の山本です。
 関連しましてパレードの件で、先ほどおっしゃっていた、職員の方のボランティアの関係なんですけども、それ以外の方法も検討するとおっしゃっていましたけれども、例えばどういった方策があるとお考えでしょうか。

知事

 例えば、兵庫と一緒にやったときに兵庫県がとった方式ですけれども、もちろんこれはそれぞれの部局でという話になりますが、その希望者を募るということが前提になりますけれども、その間、いわゆるその安全を遂行するための警備であれば、職務として見なして、そして代休が取れるようにするというやり方があると思います。僕はそのやり方がいいんじゃないかなと思っているんですけれども、ただ、ここはちょっといろんな総務部の意見もあると思いますから、そこはしっかり聞いて判断をしていけたらと思います。
 そのやり方か、本当にボランティアで完全手挙げ方式か。その2つに1つだろうという風に思っています。

記者

 もう1点関連しまして、今回、兵庫の方は慎重な形で、実施は今のところ慎重な姿勢ということなのですが、大阪府の方から一緒にやりましょうよというようなことで相談されたりとか、協議されたりというようなことはあったのでしょうか。

知事

 兵庫県が、もう斎藤知事から今回は慎重に検討するというのは対外的に発信されていましたので、具体的に一緒にやりましょうという働きかけはしていないです。
 慎重に検討するというのは、我々からすると、これはやらないという趣旨だと普通の行政マンは捉えますので、無理に共同というのも違うと思いますし、なので、特に働きかけは、共同開催の働きかけはしていないです。

記者

 分かりました。ありがとうございます。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、ABC朝日放送さん。

阪神タイガースの優勝記念パレードについて(4)

記者

 朝日放送の宮本です。
 関連してパレードについてなんですけど、今おっしゃられたみたいに、兵庫の実施がなかなか一緒にやることは難しいんじゃないかということですが、そうなった場合、本来、阪神タイガースの拠点地が兵庫にはなると思うんですけど、兵庫県と一緒にやらない中で事実上、拠点地ではない大阪府だけで、御堂筋でこういった優勝パレードをやることの意味みたいなことを教えてください。

知事

 やはり大阪にも阪神ファンの皆さんもたくさんいらっしゃいますし、あまり大阪・兵庫で分け隔てする必要は、僕はないんじゃないかなと思っているんです。ファンの目から見たときに。なので、兵庫の皆さんもぜひお越しいただけたらと思いますし、兵庫の皆さんも大阪で仕事をしている人も多いですしね。そんな分ける必要は僕はないんじゃないかなという風に思っていますし、元々、阪神タイガースができた由来からもそうだし、ファンも大阪にたくさんいらっしゃいますし、どちらかというと大阪・関西で、この優勝パレードをするんだというぐらいの思いで、僕はやっていけたらなと思います。
 あとはその行政が、どこの行政主体がやるかどうかの差なので、そこは兵庫県が仮にやらないとしても西宮市がやるかも分からないし、ちょっとそこはそれぞれの行政の主体の判断になると思いますから、あまり僕がどうこう言うのは、ちょっと違うのかなとは思います。
 ただ、阪神といえば、大阪のファンめちゃくちゃ多いですからね。大阪・関西の盛り上がりにもつながりますし、しっかりやろうということです。ここで大阪がやらなかったら、どこもやらないということになりますからね。大型のパレードは。

記者

 分かりました。
 先ほど、事業費どれぐらいかかるかという見通しの質問もありましたけれども、前回、参加者でいうと約100万人ぐらい、大阪と兵庫合わせて100万人ぐらいでしたが、大体、参加者の見通しは今、立っているものはありますか。

知事

 分からないですけど、前回をベースにしたらやっぱり50万人ぐらいはいくということになるんでしょうね。かなり大がかりなパレードになると思います。
 それから阪神が前、バースがいたときに優勝したときは、大阪でパレードしたと思うんだけどな。大阪でパレードしたので、そのとき兵庫はパレードしていなかったと思いますから、別にこれが今回が初めてじゃない。阪神が優勝したら大阪でパレードというのは、別に不自然なことではないのかなと僕は思っています。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、MBS毎日放送さん。

阪神タイガースの優勝記念パレードについて(5)

記者

 すみません。毎日放送の井守と申します。
 改めてなんですけれど、大阪の御堂筋で阪神の優勝パレードを行うこと、それで期待することを教えてください。

知事

 やはり阪神タイガースの優勝を、大阪・関西の皆さん、応援団の皆さんと一緒にお祝いをしたいと思います。大阪のメインストリートで、そしてまた、これをすることによって、大阪・関西がさらに盛り上がればいいなと。明るい話題ですから、さらに盛り上がればいいという風に思います。ここを球団と経済界と大阪府市、連携して行えればと思っています。

記者

 ありがとうございます。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、読売テレビさん、どうぞ。

阪神タイガースの優勝記念パレードについて(6)

記者

 読売テレビの田上です。
 パレードに関連してなんですけれども、今年といえば万博会場でするというような話があったりとか、そういった案はなかったのでしょうか。

知事

 確かに、そういうのはぱっと思いつくとは思うんですけれども、なかなか実際、万博会場が閉幕、10月13日にした後というのは撤去工事も一部入りますし、管理権が大阪府市にあれば、もうちょっと本格的になるかもしれないですけど、協会で管理していく中で、なかなかパレードで使うのは難しいだろうなというのが肌感です。
 そして実際、警備もそうだし、工事もやっているでしょうし、実際やるとしても、じゃあどこでやるのかと。リングといっても、結構リングの上を歩いてもなかなか見えにくいだろうし、リングの上に上れる人って大体数万人ですから。さっき申し上げた50万人は、とてもじゃないけど収容できる人数規模じゃないので、人数規模にしても何にしても、ちょっと難しいのかなと。このパレードに関しては難しいのかなという風には思いますね。ちょっと現実的に難しいのかなと。イメージとしてはすごく分かるんですけれども、なかなかちょっとあそこでパレードをするのは難しいのかなとは思っています。

記者

 そういう現実的な難しさがなかったらやりたかったなという思いはありましたか。

知事

 いや、どうだろう。50万人規模がまず入れるのかということですよね。人数制限しても意味がないと思いますし、皆で。今でも20万人であの規模ですから。ちょっとまず人数がもう捌けないんじゃないかな。大屋根リングを仮に歩かないとしても。
 せっかく万博をやった年なので、その万博会場の中を阪神の選手が歩いて、それをみんなでわーっと応援、パビリオンの周りを歩いたりしたら、すごい面白いなと思いますけど、ちょっと現実的にやっていくという意味では、規模も収容人数も含めてちょっと難しいなと。そこはもう読売テレビ主催でやってもらえたらと思います。

2025年大阪・関西万博関連について

記者

 上には伝えておきます。ごめんなさい。パレードとは離れて別件で、昨日、万博でキャラクターを集めた方のパレードがあったと思うんですけれども、その感想とか、やってみて感じた意味合いとかがありましたら、教えていただけますか。

知事

 最初は、対談のときに、ミャクミャクのパレードやったらどうですかという話があって、それしたら多くの人が集まると思いますというのを、読売テレビの「ten.」だったような気がするんだけど。「ten.」の取材だったような気がするんですけど。あれ誰だったかな。名前。あの女性の。なんとかさん。

職員

 村重さん。

知事

 そう。村重さん。村重さんとの対談のときに、その万博、ミャクミャクが人気だから、ミャクミャクがパレードやったらどうですかと。自分はその逆方向行って、違うパビリオンに入りますとかそんな話だったと思うんですけど、確かにパレード面白いなって、そのときにちょっと僕も思って、ちょっと実はそこから準備を色々していく中で、昔の御堂筋でパレードをやったときに、ポケモンをいっぱいパレードするというのをやったんですけど、ちょっとミャクミャク、それ難しいなと。よく考えたら、本当に世界各国のパビリオンのキャラクターがたくさんいて、本当に人気が出てきていて、そうかと。その世界のパビリオンのキャラクターでパレードをしようということになりました。
 机上の、机の上の話では面白そうだなと思ったんですけども、実際やってみて思ったのはちょっと違う感想で、本当にあれだけ多くのキャラクターが来てくれて、多くの皆さんが楽しんでもらえる姿を見ると、今回の万博って、やっぱり本当にいろんな世界各国が集まって、それぞれの個性とか、それぞれの思いとかがあって成り立っているんだなという、そういう人たちのおかげで成り立っている万博なんだということを改めて実感をいたしました。
 それはキャラクターという代替物を通じてなんですけれども、多くの国々が参加し、多くのアテンダントの皆さんが参加をし、それぞれ人種も違うし、言語も違うけれど、それぞれ自分たちのパビリオンを発信する、その思いを発信するためのコスチュームをつくり、そしてキャラクターをつくり、そしてそういった多様性の下で今回の万博って成り立っているんだなというのを改めて実感をしました。
 色々考え方は違うんだけど、やっぱり世界って1つじゃないかと。青臭いような話になるかもしれないけれど、やっぱりこの大屋根リングがあって、色々その価値観違うのは当たり前なんだけど、1つの地球の中でこういった世界があるんだなと。そういったつながりも大切だなというのは、実際パレードに参加して改めて思ったことです。
 なので、最初は面白そうだなと思って始めたんですけど、やってみて逆に僕は感謝の気持ちというか。いろんな多様性がある中でも1つになれるんじゃないかと。世界は1つになれるんじゃないかという気持ちが、ちょっと強くなったというところです。
 もちろん、そんな理想ごとだけで物事は進まないのは当たり前ですけど、分かっているんですけど、それでもそれぞれの個性があって、手をつないでパレードってできるんだよねというのはちょっと感じたところでもあって、そういう意味で、僕は非常に面白いパレードだったなという風に思います。

記者

 変な質問ばかりですみません。ありがとうございました。

阪神タイガースの優勝記念パレードについて(7)

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、関西テレビさん、どうぞ。

記者

 関西テレビの犬伏と申します。よろしくお願いします。何点かお伺いさせていただきたいです。
 1点目、阪神のパレードについてなんですけれども、開催日についてで、翌日が阪神のファン感謝デーだと思うんですけれども、その辺り、近い日にちに設定したとか、何か狙いとかがあるんでしょうか。

知事

 いや、翌日のファン感謝デーとは全く関係ないです。球団とも日程を調整したときに合ったのが11月22日だったということです。
 日程について、これ皆さんもそう思われるかもしれないし、一般の方も思われるかも分からないんですけど、なんで日本一決まった後にこういうのをやらないんですかとか、なんで今から、ちょっと早くないですか、まだこれからも日本シリーズあるでしょうというご意見あると思うんですよ。
 ちょっと実務的な話をすると、野球界の契約期間というのが、基本11月末が契約年度みたいになっていて、11月の末が過ぎると、球団としても、球団と選手の関係がちょっと変わったりする可能性があると。法律上です。その期限が大体11月30日だということなんですね。
 なので、これまでの過去の大阪以外でのパレードも見てもらったら分かるんですけど、大体11月に、というか、ほぼ11月に行われています。春のキャンプと一緒にやるようなパレードはちょっと別ですけれども、ほぼこういった優勝パレードとかやるのが11月に集中しているのは、実はそういった、選手と球団の関係も含めて考えたときには、11月中にやらないといけないなというのがあって、そしてまた、この御堂筋のようなパレードは大がかりになりますから、そういった意味で準備も含めると、もう今ぐらいからやり始めないと間に合わない。
 11月の中で日程が合う日を決めていったときに、11月22日と30日が候補に上がったんですけど、11月22日がちょうどいいということで、22日に決まりました。

万博を通じた雇用機会の創出について

記者

 ありがとうございます。
 もう1点。今日の発表事項とは関係ない話になってしまうんですけども、万博に関する雇用についてで、最近、万博会場とかで働いている方の終わった後の雇用先として、色々就職説明会なども各地で開催されていて、1つ、万博がそういう雇用をつくるきっかけとなっていると思うんですけれども、その辺りの受け止めと、今後どのようにそういう雇用が進んでいってほしいのか、お考えをお伺いできますでしょうか。

知事

 僕は、これの万博におけるもう1つの、経済効果の1つでもあると思っています。雇用の拡大が進んだということです。
 万博は6ヶ月間ということで、今アテンダントで働いていらっしゃる方は6ヶ月、あるいはスタッフで働いている方は6ヶ月前提で働いておられます。
 そこで、実は僕もいろんなところから声を聞くんですけど、今までは例えば専業主婦だったとか、働く機会なかったけれども、万博を大阪でやるんだったらちょっと働いてみようという人も結構多いという風に聞いています。
 つまり、その潜在的な労働力とされる人たちが、万博でやるんだったらちょっと力貸してみようじゃないかというところで仕事に就かれた方は結構いらっしゃると聞いています。僕の周りでもおられます。
 その中で、仕事をしてみると楽しいなと。いろんな国の人と話をしたり、いろんな接客をして、そしてまたノウハウもそこで培われますから、じゃあ継続して、このノウハウを使って仕事をしようという人が増えているという結果だと思います。これは僕は喜ばしいことだと思います。
 これから今、人手不足と言われている中で、万博で働いて仕事をして、ある意味自信も持って、そしてノウハウも身につけた人がいろんな場所で活躍するということは、僕は素晴らしいことだと思います。経済効果として目に見えない経済効果ですけれども、こういったことも効果の1つだろうと。雇用の活性化が行われているということですから。
 そういった点については、さらに雇用の場を促進して、さらにその万博で働いている方が、6ヶ月終わったけど、さらに自分の活躍の場を見つけたいという人の引く手あまたになると思いますから、ぜひその場が広がればいいなという風に思います。もう既に今その取組みが、民間レベルで進んできているということです。

万博で披露された最先端技術の実装化について(1)

記者

 ありがとうございます。
 すみません。もう1問。一部報道にも出ている万博の効果の部分なんですけれども、空飛ぶクルマだったりとかiPSだったりとか、最新技術が出ている中で、その辺りの今後の支援策とか、何か大阪府だったり、市とかで支援していくお考え、今後の万博終了後の支援みたいなところをお伺いできますでしょうか。

知事

 はい。その考えはあります。
 今、万博において、空飛ぶクルマなんかも実際、この万博における空飛ぶクルマの商用運航というのは間に合わなかったけれど、でもこれにめがけて皆、一生懸命、努力をしてきて、デモフライトまではできるということになりました。また、それにめがけて一生懸命、皆で動くことによって、いろんな環境整備が整ってきました。
 そういったことも相まって、先日、大阪府市とそれから日本航空、住友商事が出資する「ソラクル」という会社と提携をして、2027年からこの大阪ベイエリアで、実際に空飛ぶクルマの商用運航が始まるということの事業提携もさせてもらいました。その他、九州であったり東京であったり、他のエリアでも空飛ぶクルマの運航に向けて動いているというところもありあります。
 それ以外にもiPSもそうですし、ペロブスカイト太陽電池というカーボンニュートラルの分野でも非常に有力な技術が、万博で実際に活用されています。
 そういったものを今後、より社会実装させていく、加速化させていくということは、僕は非常に大切なことだと思っています。ですので、国、経済界にも呼びかけをして、国・経済界・大阪府市、3者で、この社会実装センターのようなものを立ち上げて、この実際の万博の技術のレガシーを実用化させていくというものを加速化させていきたいと思います。
 そのために必要な支援策というのは必要だと当然思いますし、まず協議体をつくって、そして社会実装センターをつくって、メニューをつくっていって、そして万博で紹介されたような新しい技術がどんどん世に出るようなことを後押ししていきたいと。これも万博のレガシーになると思いますから。レガシーの収穫の1つになるのが技術の実装化だと思っていますから、そこは経済界・国とともに一緒にやっていきます。

記者

 ありがとうございます。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。ございませんでしょうか。そうしましたら最後、木下さん、お願いします。

万博で披露された最先端技術の実装化について(2)

記者

 フリーランスの木下です。よろしくお願いします。
 万博で何点か伺います。今の関連でいいますと、万博の成果の検証とレガシーの継承という話が出て、有識者による会議体みたいなのをつくられるという報道が出ていましたけど、もう少しこれは具体的におっしゃっていただけますでしょうか。

知事

 これは先ほど申し上げた社会実装センター、技術の実装化させていく話であったり、万博のリングの話であったり、ソフトレガシーの宣言の話であったりということについては、僕からも提案して具体的に進めていっていますが、今おっしゃったのは多分、昨日官邸で総理がおっしゃったことだと思うので、ちょっとまだそこの青写真というか、具体的なところまでは聞いていないので、僕もちょっと、すみません、説明がちょっと難しいなという風には思います。でも、国と協力してしっかりやりたいと思います。

大屋根リングの保存について

記者

 ありがとうございます。
 あと、今おっしゃった大屋根リングのところの残置についての話ですけども、2点、健全性の部分と財源の部分で伺います。
 健全性という、そこが重要で、大阪市の方で引き受けるという形になったという風に聞きましたけれども、この健全性のデータというのは協会の方で出してきて、それを大阪市が確認するという形だと思います。これは健全性のデータ、健全性だということを万博協会が保証するという風に捉えていいんでしょうか。

知事

 そうですね。その健全性に関するデータを万博協会がしっかり大阪府市に提供する。来年の多分、春過ぎだと思いますけども、そこで提供するという予定になっています。

記者

 あとこれ、一応10年という期間が前提になっていると思うんですけども、その土地の部分ですね。地盤沈下なんかがある土地ですけれども、その地盤沈下なんかの土地の部分も含めて、万博協会がデータを出すということでいいんしょうか。

知事

 いやいや。万博協会が出すのは木材に関してです。
 今、木造のリングで、あれは防腐処理をされていませんので、つまり、今もう半年間、水が当たっているわけで、それについて、材質としてどこまで健全性が保たれているかというようなことを協会として、今、リングの所有者は協会ですから、協会として大阪府市に提案するということになります。
 これ、土地の所有者は大阪市なので、そこと地盤沈下とか、その土地に関するものは全く関係ないということになります。

記者

 ということは、上れるということが前提になっていると思うんですけど、そうすると安全性というのが大事だと思うんですけど、元々、万博の期間中だけに置いておくという前提でしたから、杭が打ってある箇所も一部だと聞いています。土地の状況も海側と違うからということだとは思うんですけど。そうなると、地盤沈下とかというところは、大阪市の方で、これは大丈夫だという検証をするということなんですか。

知事

 もちろん、安全性を確認できないと人が上に上ることは当然できませんから、安全性を確認したうえで人が上れるようにする。今、既に安全性確認して人が上れるようになっていますけれども、その安全性担保はしっかりと、今後も責任を持ってやっていくということです。
 おそらく、おそらくというか、防腐措置等は、今までは6ヶ月のものとして前提でしたからやっていませんけれども、残りの200メートルの部分で残すと決めた部分については、防腐の処理であったり、そういった長期間活用するという前提の処置等が行われるということになります。
 それに必要な財源が、イニシャルコストとして約40億円かかるということ、準用工作物としてみた場合、かかるということですから、それをどうするかという議論が、昨日も含めてやっているということです。

記者

 今おっしゃった、その財源のところですけれども、市・府の負担と、それから国の交付金、それから剰余金の活用というところだったと思うんですけど、協会の方の説明を聞いていますと、剰余金が出ない場合であるとか、剰余金をまた会場建設費の上振れに使うという案もあるという風に聞いていますけども。ここは決定していないと思いますけども。そうした場合、大阪府とか大阪市が今回の負担で最大どのぐらいかかるというようなことは考えられているのでしょうか。

知事

 現在かかるのは準用工作物としてみた場合に40億円、それから年間15億円の維持費ということですから55億円。10年間、イニシャルも含めて、最初の設備も投資も含めて、改修も含めて約55億円。これが必要な費用ということになります。
 そのうえで、その財源について議論していまして、やはりこれは大屋根リングというのは万博のレガシーそのものですし、大屋根リングそのものも国・経済界・大阪府市、3分の1ずつ拠出をしてつくり上げているものでもあります。
 また、大屋根リングを残そうとなったのも、多くの人が万博に来てくださっているから成り立っているものであり、そして多くの人が来られている方は入場料もお支払いもいただいていますので、やはりそこの入場チケット等からなる、それが黒字が出るのであれば、その大屋根リングのハードのレガシー、これはもう明らかなレガシーですから、そこに拠出をまずするべきだという風に思っています。
 この点については私も申し上げていますし、官邸会議でも申し上げましたし、昨日取りまとめた文書の中でも、そこは冒頭にも出てくるところですから、もし黒字となれば、そこから拠出するというのが僕は当然の、まず一番最初にやるべきことだと、考えるべきことだという風に僕は思っています。
 それは決まっているわけじゃありません。というのも、まだそもそも黒字がいくらになるかとかというところも決まっていませんので、それについては、おおよその目途は10月上旬に協会から出されるということですから。まだ金額ベースでも出ていませんから、今、具体的にこれに決定したというわけにはいきませんけれども、黒字化はほぼ、このままいけば出るという風には判断していますので、あとはその金額等も見合い、あるいはそれをどう使っていくのかという議論は当然ありますけれども、この大屋根リングというのはレガシーそのものじゃないかと。であるならば、ここに活用するのは普通のことだということは、これまで協議会の中でも皆、基本的な共通認識にはなっていると思います。ただ、今まだ黒字が出ていないので確定はできないということだと思います。
 黒字は出ていないですけど、1800万枚が損益分岐点ですから、それが今2000万を超えて、2100万ぐらいいったのかな。

職員

 2140万。

知事

 2140万ですよね。だから、もう既に300万枚ぐらい、損益分岐点からオーバーしていますから、300万枚×単価してもらったら大体分かると思います。

記者

 スケジュール感ですけども、府も市も2月議会に計上されるんじゃないかなと思っているんですけど、そうすると、どこがどのように負担するかというのは、さっきおっしゃった、その10月ぐらいに目途が出るということなんでしょうか。

知事

 いや、10月か、もう少し先になるか分かりませんけれども、まずは今の現状の下で、先ほど申し上げたような中から財源をどう活用していくのか。まずは、その黒字がどういうものになるのかというのが当然、判断材料の1つにはなってくるとは思いますけど、10月に決定するものでもないんじゃないですかね。そこで決定しなければならないというものでもないようにも思います。協会からそもそもリングが受け渡されるのが少し先になると思いますから、基本的な方向性が決定されたという風に思っています。
 もちろん、その黒字が出なければどうするんだという話はあるんですけど、出ると思います。

記者

 ありがとうございます。


職員

 それでは、これをもちまして記者会見の方を終了させていただきます。ありがとうございました。
 

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