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更新日:2025年7月24日

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令和7年(2025年)7月22日知事記者会見内容

記者会見項目

  • 大阪ウィーク~夏~「いまこそ考える私たちの環境の未来」の開催について

資料はこちら(PDF:281KB)
 

職員

 ただ今から記者会見を始めさせていただきます。
 最初に、知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。
 

 

大阪ウィーク~夏~「いまこそ考える私たちの環境の未来」の開催について ※この項目で使用した資料はこちら

知事

 私からは1点です。「大阪ウィーク~夏~」ということで、「いまこそ考える私たちの環境の未来」についてです。
 府においては、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、府民の環境活動・脱炭素行動ということを促進しています。そして、大阪・関西万博を契機に、環境意識の向上であったり、脱炭素社会に向けた取組みを加速させていくということから、今後の環境活動への意気込み、そして脱炭素の取組みについて発信する機運醸成のイベントを万博会場で開催いたします。
 まず、この7月26日の10時から18時半で、予約は不要です。
 最初に、まずステージ1部ということで、ヘルスケアパビリオンのリボーンステージ。場所はリボーンステージで行います。
 まず1部ですが、「みんなではじめる、おおさか環境宣言。」ということで、こどもエコクラブ「全国エコ活コンクール」の受賞者。これは文科大臣賞、環境大臣賞、そして大阪府知事賞を受賞された方に登場してもらいます。子どもたちに登場してもらいます。それから、おおさか環境賞を受賞された方も登壇をしていただきます。そこで、来られているゲストや観客の方との意見交換や交流を通じて、環境の未来を考えていこうと。そして「おおさか環境宣言」を決定する予定です。
 内容として、環境活動の取組みと、そしてその紹介、未来に向けたメッセージ。そしておおさか環境宣言の採択、そして発信をします。
 ゲストは浅越ゴエさんと、それから蓬莱さん。環境に詳しいということで、お天気お兄さんの蓬莱さんと、それからはいだしょうこさんにもお越しをいただきます。NHKのおねえさんで有名な方でもいらっしゃいます。
 ステージ2部は「脱炭素エキデン記念式典」ということで、「行動変容でつなぐ、未来へのタスキ」ということで、個人の行動をいかに変容していくか、推進していくのかと。そして、社会の価値を変える、転換していくというのをテーマにしていきます。
 内容は、スタジオスポビーさんと環境大臣と私とでの特別セッション。そして、GXを推進する6社による企業のセッション。そして、倉木麻衣さんが脱炭素エキデンのグリーンパートナーをしていただいていますので、その倉木麻衣さんのスペシャルライブを行います。
 脱炭素エキデンというのは、これまで取り組んでいますけども、取組みの趣旨に賛同する企業、民間企業と連携をして、CO2の排出を抑制していこうと。そして、その脱炭素の活動のスコアというのを計測できるようにして、そして、エコライフのアプリである「SPOBY」を活用して、見える化するプロジェクトです。
 ゲストですけど、浅尾環境大臣とタレントの宇治原さんにもご協力いただきます。そして、倉木麻衣さんにお越しをいただきます。
 7月26日土曜日、この環境に関する活動のイベントを万博会場でやりますので、ぜひ多くの皆さんにご参加をいただけたらと思います。私からは以上です。

質疑応答

職員

 ありがとうございました。
 それでは、府政・公務に関するご質問をお受けいたします。質問されます方は、挙手の上、社名とお名前をおっしゃっていただきますようお願いいたします。
 それでは、幹事社の時事通信さん、よろしくお願いします。

2025年大阪・関西万博関連について

記者

 幹事社の時事通信の梅垣と申します。ちょっと発表内容からはずれるんですけれども、万博に関連して。この3連休にネパールのパビリオンがオープンしまして、パビリオンの建設をめぐっては色々な紆余曲折があった中で今回、最後、ネパールが開館しましたけれども、この点について、知事として受け止めがあればお願いいたします。

知事

 ネパールについては、工事関係のこの問題もあって開館をしていませんでした。ようやくネパールのパビリオンが開館をいたしまして、これによって全ての万博の海外パビリオンが開館したということになります。ネパールパビリオン、非常に時間もかかりましたけれども、この間の関係者の課題解決に向けた取組みと、それから万博を楽しんで来られる方に、ようやくこのネパールパビリオンも楽しんでいただけるということになりました。
 これで全てのパビリオンが揃いましたので、私どももよかったなというふうに思っております。少し遅れましたが、全パビリオンが開館をいたしましたので、より多くの人にパビリオンを楽しんでもらえたらと思います。

北陸新幹線の延伸について(1)

記者

 あと、もう1点。万博とかとは全然脱線するんですけど、北陸新幹線をめぐる知事のお考えを伺いたいんですけれども、参院選で京都の選挙区では新実さんが勝利をされて、小浜ルートの見直しについて言及されていたかと思います。改めて知事として、この北陸新幹線の延伸について、府知事の立場としてどういうふうにお考えかについてお聞かせください。

知事

 今回、京都においては、ここも争点になったと思います。その中で、もちろんそれだけが選挙で決められたものではないとは思いますが、新実さんが圧倒的な支持を得たという結果になりました。京都府民、京都市民の皆さんの中では、その小浜ルートありきというところが問題なんじゃないか、米原ルートも検討の俎上に載せた上で判断すべきだという意見が、やっぱり多くあるというふうに僕も、この選挙結果を受けても判断をしています。
 ですので、知事という立場としても、やはりこの小浜・京都ルートありきではなくて、小浜・京都ルート、そして米原ルート、そこを比較検討した上で、どのルートが最も適切なのか。小浜・京都ルートなのか。そこを判断するべきだと思っています。
 大阪まで1日も早い全線開業というのは、ここの最終目標は変わることはありません。だけれども、このルートというのを考えた時に、これだけ多くの京都府民、京都市民の皆様が、違うんじゃないかという意見があるということも選挙でも明らかになったと思います。
 であるならば、課題もあるのも確かに事実でもありますから、新しく提案された中で、費用は倍以上になり、そして期間も倍近くなり。だから30年弱、そして4兆円から5兆円、B/Cも出ていないという中においては、そしてまた地下水の問題だったり。京都府民、京都市民の皆さんの意見というのも、今回の選挙結果にも出ていると思います。
 もちろん、最終的に小浜・京都ルートとなるのは、これはあるとしても、全く比較検討もすることなく、その必要もないとするのも違うだろうというふうに思っています。ですので、プロセスとして、やはり米原ルートの現状における比較検討をした上で、小浜・京都ルートが正しいのかどうか、すべきなのかどうかというのをもう一度、判断するべきだと思います。大阪府としてもそういう考え方、府知事としても僕は今そういう考え方です。

職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、読売テレビさん、どうぞ。

北陸新幹線の延伸について(2)

記者

 読売テレビの平田と申します。すみません、北陸新幹線絡みでちょっと確認になるんですけれども、今までは、基本的に府知事の立場としては、小浜・京都で過去に意思決定をしているということで、それよりも、より今回の選挙結果を受けて、やはりその検討すべきという考えが、より強まったといいますか、そこの考えは少し変わったという認識でよろしいんでしょうか。

知事

 はい。より強まったと考えていただいて結構です。
 もちろん今、大阪府としては、小浜・京都ルートなんですけれども、それはもう他のルート、全く比較検討なしにこのまま突き進むべきかどうかというと、もう僕はそこは違うだろうというふうに思っています。そしてまた、そういう状況でもないというふうに思っていますので、今回の選挙結果も受けて、やはりその米原ルートを比較検討した上で、本当に小浜・京都ルートが適切なのかという判断をするべきだと思います。
 その上で、小浜・京都の方が適切だとなれば、それは僕は一つの結論だとは思いますが、比較検討もすることなく、このまま小浜・京都ルートしかない、それだけで突っ走るんだというのは、僕はもう違うという考え方です。

記者

 加えて今後、府知事として、国交省なり与党PTなりなんですけれども、具体的な何かアクション・行動を起こすお考えはございますでしょうか。

知事

 与党PTで国会に呼ばれて、僕行って意見した時があるんですけど、それは非公開の会議で、外には言わないでくださいということでしたが、僕は小浜・京都ルートが大阪府の立場だけれども、ただ、やっぱりこれ、このB/Cをきちんと出すべきだという話も言いましたし、米原ルートという意見もある中で、比較検討した方がいいんじゃないかというのは、非公開の会議の場ですけども言っています。それはあくまで非公開の会議の場での与党PTでの発言です。
 今後、公開の様々な大会等も行われますけれども、今後の大会においても、僕はもうその基本的に考え方で、もう言っていこうというふうに思っています。つまり、じゃあ小浜・京都ルートをやめたんですかというと、そういうわけではないんだけれども、小浜・京都ルートが完全にそれだけがありきで、他の米原ルートの比較検討すらしないと。このままそれで突き進むべきだというのは僕は違うというふうに思いますから、やはりちゃんと比較検討した上で、米原ルートも比較検討した上で決めるべきだというふうに思います。

万博未払い問題関連について(1)

記者

 ありがとうございます。
 もう1件、ちょっと別件になるんですけれども、今日付けで万博のパビリオンをめぐって、アンゴラ館の建設に携わった業者に対して業務停止処分を出されているかと思うんですけれども、この点、受け止め等をお聞かせいただけますでしょうか。

知事

 そのアンゴラ館の建設に携わった下請け事業者が無許可事業者であることを調査の結果、判明をいたしました。また、この間、既に報道にもお伝えしていますけれども、弁明の機会の付与という手続きをいたしました。その機会の付与をいたしましたが、それでも結果、その無許可事業であるということを覆す事実は出てきませんでしたので、本日、この無許可事業者に対しての行政処分の決定をいたしました。営業停止処分です。30日間の営業停止処分、それから30日間の役員に対する営業禁止の処分をいたしました。無許可事業というのは許されるべきものではありませんので、これは厳しく対応していきます。

記者

 ありがとうございます。


職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、共同通信さん、どうぞ。

万博未払い問題関連について(2)

記者

 共同通信の古結と申します。
 先ほどの営業停止処分についてなんですけれども、今回、営業停止の処分をしたのは1社だけということでお間違いないでしょうか。

知事

 はい。1社だけで間違いないです。

記者

 ありがとうございます。
 これ以外にも今後、無許可営業している業者があるかどうか調査されたり、また処分を出されたり、広げていくようなお考えはありますでしょうか。

知事

 はい。その疑いがあるものが2件ありますので。これ以外に。それについて調査を行います。また、情報提供を受けている案件がありますので、無許可事業者については当然調査もいたしますし、適切に対応していくということをいたします。
 合計で3件。相談も含めれば3件、その疑いがあるというものがありますので、そこについては適切に、また無許可事業というのはあってはなりませんから、厳格に対応していきます。

記者

 ありがとうございます。
 この3件については、もう既に調査を始められているということでよろしいですか。

知事

 法に基づく調査は2件、開始をしています。法31条に基づく調査は2件開始し、そのうちの1件はまだ一般相談の段階ですので、それについて任意調査中です。

記者

 分かりました。ありがとうございます。


職員

 他にご質問ございますでしょうか。そうしましたら、日本経済新聞さん、どうぞ。

特区民泊について

記者

 日本経済新聞の渡部です。よろしくお願いします。
 特区民泊について伺いたいと思います。11日のYouTubeの配信で、吉村知事はやめようというふうに横山市長と話していると発言されていました。
 このやめるというのは、国家戦略特区の地域の認定を取り消すという意味なのか、今後の新規の受付はやめるという趣旨なのか、現時点のお考えをお聞かせください。

知事

 後者です。新規の募集の停止というのは、一定の当然、周知期間いると思いますけれども、僕は中断すべきじゃないか。一旦、この特区民泊については、この新規募集の受付は停止すべきじゃないかというふうに思っています。
 もちろん、これは最終的には大阪市長の横山市長の判断にはなりますけど、今一定、僕も市長時代にやっていましたけれども、一定、いろんなラグジュアリーホテルだとか、いろんなその他のホテルも含めて充実してきている。そしてまた、民泊についても広がってきている。そしてまた、この民泊においては、経営管理ビザが非常に取りやすいんじゃないかというような意見もあったりもして、ここは国になるんですけども、そこは僕、しっかり厳しくやってもらったら、厳格にやってもらったらというふうには思っています。
 その中で、この特区民泊そのものの新規募集というのを、このまま続けるべきなのかどうなのかということに関しては、僕は一旦、募集停止をすべきじゃないかというふうに思っています。それは、最終的には横山市長の判断にはなります。

記者

 恐縮なんですけれども、改めて、その新規の募集を停止すべきだというお考えの理由を伺ってもよろしいですか。

知事

 まず、最初始めた頃というのは、やっぱりホテルの数も少なくて、なかなかこの宿泊の需要に耐えられないところもあるので、この特区民泊を広げていくべきだというので開始をいたしました。
 現在、それが広がっている中で、確かに騒音トラブルだとか、そういった個別のトラブルもあったりもします。そして一定、ホテルも広がってきている。新規のホテルも結構多く作られていますから。そして特区民泊も広がっている中で、一定その役割というのは果たしているのではないかと。であるならば、宿泊需要と、需給のバランスは当然必要なんですけれども、一旦中断をして、そしてプロセスとして、中の苦情の問題であったり、あるいは本当に経営管理ビザとして適切なのかというとこも含めてきちんと判断をして、そこを整理して、再開というのは将来あるかもしれませんけれども、一旦中断をして、様々な課題についても整理するというのは、僕は、今のホテルが大阪でもかなり広がってきている点も考えると、その判断をしてもいいんじゃないかと、するべきじゃないかなというふうには思っています。そういう話を横山市長にしています。

記者

 ありがとうございます。
 もう1点なんですけれども、大阪府も特区民泊をやっているかと思うんですけれども、これはあくまで大阪市に限った話で、府も併せてではないということでしょうか。

知事

 ほとんどが大阪市内ですけれども、やるとすれば、これは同時にということにはなると思います。大阪府の。

職員

 ほぼ大阪市域なので。

知事

 特区民泊は、ほぼ大阪市域なので。なので、大阪市の判断が非常に重要になってくると。ほとんど大阪市です。

記者

 ありがとうございます。
 最後に1点だけなんですけれども、今後どういうプロセスで、いつまでに新規の受付を停止すべきとお考えですか。

知事

 今、市長において、国と相談しているというのは聞いています。国において様々な権限であったり、いろんなこのプロセスがあるということなので、今、国と相談中だというふうに聞いていますから、そこの国との相談というのをしっかりやってもらった上で判断すればいいというふうに思います。
 それから、やっぱりその特区民泊ベースに準備している方もいると思いますから、当然、一定の期間を置いた上にはなると思いますけれども、ただ、その新規の募集を一旦停止するというふうにすべきだとは思いますね。今やっているのを全部なくすという趣旨じゃないですよ。
 あとはやっぱり、特区民泊だけじゃないけど経営管理ビザ。国の経営管理ビザというのも、しっかりここは厳格に対応した方がいいというふうに思います。ここは法務省の管轄になりますけれども、そこも併せてやった方が僕はいいというふうに思っています。


職員

 他にご質問ございませんでしょうか。
 それでは、ございませんようですので、記者会見の方を終了させていただきます。ありがとうございました。
 

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