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更新日:2023年8月1日

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「OSAKA多文化共生フォーラム2023」を開催しました(きょういくニュース 第256号 4ページ)

7月15日(土曜日)に、大阪府教育センターにて、「OSAKA多文化共生フォーラム2023」を開催しました。
このフォーラムは、府内の日本語指導が必要な中学生や外国にルーツのある中学生が、他校の中学生と出会ったり、高校生の話や高校生活に関する情報を聞いたりすることで、アイデンティティを育み、進路に展望を持つことを目的に、令和元年度から実施しています。当日は、84人の中学生などをはじめ、府立高等学校に通う同じ立場の高校生、保護者や教職員の方々が集まりました。

「高校生スピーチ」では、2人の府立高校生が、自身の経験などを語ってくれました。
1人は、自分と同じルーツのある先輩と出会い、学習等のアドバイスをもらう中で、どんどん学習意欲が高まっていったことから、その先輩のように、自分も後輩に対して優しく教えてあげられるような人になりたいという思いを伝えてくれました。
もう1人は、日本に来る前は、友だちと遊んでばかりだったけれど、日本に来て、言葉が分からず悔しい思いをしたことで学習に励むようになり、高校進学後はクラブの副部長や地域の外国人に向けたボランティア活動をがんばっていることなどを話してくれました。
2人とも、あきらめずに前へ進むすばらしさを感じるメッセージを伝えてくれました。

「高校生への質問コーナー&グループ交流」では、中学生からの質問に、高校生が自分の体験したことなども交えて熱心に答えていました。多くのグループが母語でやりとりを行い、普段出会わない仲間と充実した時間を過ごしていました。

参加した中学生からは、「高校の先輩から、いろいろな進路についての話を聞きました。高校生活が楽しみになりました。」、「他の中学生が進学について、どのように考えているかを知ることができてよかったです。」、「高校に行くために、何が大事なのかわかりました。」、「またこのフォーラムに来たいと思いました。このOSAKA多文化共生フォーラムは、とても良い機会だと思います。」といった感想が出されました。

近年、大阪では、日本語指導が必要な児童生徒が増える傾向にあります。今後も児童生徒一人ひとりが、自身のアイデンティティを大切に、将来に向かって前向きに学校生活を過ごすことができるよう支援していきます。

(市町村教育室 小中学校課)

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