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更新日:2023年6月1日

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特色ある学校づくり「大阪府立夕陽丘高等学校」(きょういくニュース 第254号 7ページ)

大阪府立夕陽丘高等学校

所在地:大阪府大阪市天王寺区北山町10-10
電話番号:06-6771-0665
大阪府立夕陽丘高等学校ホームページ(外部サイトへリンク)

夕陽丘高等学校は、明治39年に大阪府立島之内高等女学校として創立され、117年にわたって卒業生を社会に送り出してきた伝統ある学校です。「豊かな情操と気品のある人格を育む」ことを校訓とし、幅広い教養を身に付け、国際的視野を持つ人材を育成することを目標に掲げ、社会のニーズに応えながら発展し続けてきました。
平成7年には、大阪府内の公立高校で、唯一の音楽科が設置されました。音楽科ではこれまでに多くの人材を輩出し、卒業生は大阪府内のみならず日本全国や海外でも活躍しています。
また、令和4年度にはリーディングG I G Aハイスクール研究校(アドバンスクラス)となり、1人1台端末やI C T機器の活用をはじめ探究的な活動「夕陽学」にも取り組んでいます。

校舎の写真

エントランス 中庭からの風景

教育目標

高校生活を、将来の夢を実現するための土台と考え、人とのつながりを大切にすること、協調性を持って学ぶこと、常に向上心を忘れず自分を高めることを意識し、以下の4つを教育目標としています。

  1. 自ら考え、行動できるように自主自律の心を育む
  2. 幅広い教養を身に付け、一人ひとりが自己実現を達成できる力を養う
  3. 国際的視野をもち、社会の変化に対応できるグローバル人材を育成する
  4. 国内最高レベルの音楽教育を推進する

「夕陽学」(課題探究)の取組み

本校の総合的な探究の時間は「夕陽学」といい、3年間を通した探究活動を行っています。生徒たちは、自ら課題を見つけ、自ら考え、主体的に判断し問題を解決するという総合的な力を養うことを目標に、理論学習・フィールドワーク・ゼミ活動・プレゼン発表会・論文発表と段階的に学びながら、教科・科目を横断した学習活動を行っています。本校は大学とも連携しており、生徒たちは専門家からのアドバイスを受けることもできます。
令和5年度は、大阪・関西万博探究教育プログラムの一環として、新たなアイデアを創造・発信する主体になることをめざし、「プラスチックごみから環境問題を考える」等、「答えのない問い」に対して自分なりの答えを見つけられるような学習に取り組んでいます。

生徒の写真

グループでの探究 活動テーマ別発表大会

教室で発表する生徒の写真

テーマ別発表会 課題探究講演

国際交流の取組み

海外語学研修

英語の語学力を高めるとともに世界で見聞を広めるため、平成11年度から隔年で海外語学研修を行っています。平成27年度からは行き先をニューヨークとし、同校と姉妹校提携を結んでいるアメリカ・ニューヨークのクラークスタウン北高校での学習・交流をはじめ、市立大学ハンター校との交流や国連本部のツアー等も実施しています。参加した生徒たちからは、英語の学習はもちろんのこと、現地の高校生との交流やホームステイを通じて、多くの貴重な体験をすることができたと大変好評でした。なお、令和5年度はオーストラリアを予定しています。

クラークスタウン北高校の校舎と生徒たちの写真

クラークスタウン北高校(姉妹校) クラークスタウン北高校での授業体験の風景

留学生とのふれあい

本校では毎年留学生を受け入れており、令和5年度も、フランス・イタリア・ドイツ・エストニア・タイ・オーストラリア・アメリカからきた7名が生徒と一緒に学んでいます。各国の文化の違いについて等のプレゼンテーションや、普段の生活の中で自国の文化や音楽、教育環境などについて話し合うことを通じて、国籍や民族の違いを超えて多様な価値観を認め合うことのできる生徒の育成に力を注いでいます。

スピーチコンテスト

本校では、1年、2年全員が参加する英語によるスピーチコンテストを行っています。授業で培った力を発揮できる場として予選・本選を行い、本選では学年の生徒・教員全員がホールに集まり、発表・コメント・セレモニーの全てを英語のみで実施します。コンテストに向けてネイティブの方々から、自身のスピーチ内容が相手にしっかり伝わっているか、表現力はどうか等について助言をしてもらいながら、スピーキング力の向上に取り組んでいます。

留学生の写真

ドイツ・ノルウェー等からの留学生 スピーチコンテストの様子

国内最高レベルの音楽科

音楽科では、世界を目標に音楽の技術を高め、世界的な感性を養うため、世界トップクラスの音楽家を招へいした講演や技術指導を行うとともに、校外でもさまざまな取組みを行っています。

JR西日本「うめきた新駅」発車メロディー制作

音楽科の生徒が、令和5年3月18日に開業した「うめきた新駅」の特急発車メロディーを制作しました。制作は、関西万博テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のプロデューサーを務める中島さち子氏とのコラボレーションにより行いました。
生徒による「うめきた新駅」開業記念式典とカウントダウンイベントにおける特急発車メロディーの演奏は、多くの方々を魅了しました。このメロディーは、同駅の21番線と24番線ホームで特急列車が発車する際に流れています。それぞれ異なるメロディーですので、「うめきた新駅」へお立ち寄りの際には是非お聞きください。

バイオリン演奏、コーラスの写真

式典前のリハーサル風景 「うめきた新駅」開業カウントダウンイベント

ウィーン音楽研修

本校では、国内最高レベルの音楽教育を実践する活動の一環として、平成10年度から隔年でウィーンへの音楽研修を実施しています。『サウンドオブミュージック』の舞台となったザルツブルグ・ザルツカンマーグート、ウィーン市内音楽史跡等音楽の都ウィーンを全身で感じながら、一流の音楽家によるレッスンを受け、シュテファン大聖堂で演奏会を行っています。

音楽ホールと大聖堂で演奏する生徒

ザルツブルクのモーツァルテウムでの演奏 シュテファン大聖堂での演奏

ウィーン滞在中の生徒たち

個人レッスンの風景 ウィーン国立オペラ座

(教育振興室高等学校課)

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