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大阪府消費者フェア2018
「大阪府消費者フェア」に食品衛生に関する体験型のブースを出展し、啓発活動を行いました。
【大阪府消費者フェア2018】
日時:平成30年11月4日(日曜日)10時~13時30分
場所:大阪府咲洲庁舎1階フェスパ
主催:大阪府消費生活センター・大阪府消費者フェア2018実行委員会
総来場者数:2,793人
内容:自ら考え行動し、安全・安心な消費生活の実現と、消費者市民社会の形成をめざした参加型のイベント
消費生活に関するさまざまな情報を、ステージプログラム、手づくり・あそびコーナー、パネル展示などを通じて発信
大阪府消費者フェア2018(外部サイトへリンク)
内容
1.食中毒予防の啓発
大阪府内で多く発生しているカンピロバクター食中毒等について、パネルや模型を展示し、子どもから大人まで幅広い年代の方にお伝えしました。
- カンピロバクターってなに?
- ニワトリやウシ、ブタの腸管内にいる細菌です
- 加熱すれば、菌は死んでしまいます
- 飲食店で提供された生・半生・加熱不足の食肉料理を原因とするカンピロバクター食中毒が多発しています
- カンピロバクター食中毒の症状は??
- 腹痛、下痢、発熱、おう吐、倦怠感などの症状がでます
- 食べてから1~7日で発症します
- まれに、感染して数週間後に「ギラン・バレー症候群※」を発症することがあります
※ギラン・バレー症候群
筋肉を動かす神経が障害される病気で、手足の麻痺、顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こします
- カンピロバクター食中毒を予防するには??
- お肉は十分に加熱しよう!
- 鶏肉、牛肉、豚肉等生のお肉は中心部分の色が変わるまで十分加熱しましょう
- 「タタキ」や「湯びき」でも内部は生なので危険です!
- 生肉と他の食材で調理器具を使い分けよう!
- 生肉を扱った調理器具をそのまま使用すると、他の食材に菌が移ってしまいます
- 生肉に使用したまな板や包丁は洗剤でしっかり洗い、熱湯などで殺菌しましょう
- 生肉を触った後は手洗いをしっかりしましょう
- お肉は十分に加熱しよう!
2.食の安全安心メールマガジンの登録者の募集
大阪府が提供する食に関する情報を一早くお伝えすることができる「食の安全安心メールマガジン」を紹介しました。
3.食品衛生に関するクイズ&アンケートの実施
食品衛生に関するクイズ&アンケートを実施しました。
大阪府消費者フェア
大人向けクイズ&アンケート(PDF:304KB) 大人向けクイズ&アンケートの解答と解説(PDF:617KB)
子ども向けクイズ(PDF:279KB) 子ども向けクイズの解答と解説(PDF:369KB) クイズ&アンケート結果(PDF:424KB)
食品衛生クイズ
Q.カンピロバクター食中毒は食べてからどれくらいの時間で発症しますか?
A.数時間後 B.1日~7日後
正解は・・・
B.1日~7日後です
【ここがポイント!!】
カンピロバクターは鶏や牛など、様々な動物の腸管内にいる細菌です。
特に、鶏肉はカンピロバクターの付着している割合が高く、鶏刺しや鶏タタキなど、生・半生・加熱不足の
鶏肉料理によるカンピロバクター食中毒が多発しています。
カンピロバクターの付いた食品を食べてから発症するまでの期間(潜伏期間)は、1日~7日(平均2~3日)と
他の食中毒菌と比較して長いのが特徴です。(多くの食中毒菌の潜伏期間は2日以内です。)
Q.新鮮な鶏肉なら、生で食べても食中毒にならないって本当ですか?
A.本当 B.うそ
正解は・・・
B.うそです
【ここがポイント!!】
カンピロバクターは食品中では増えません。しかし、カンピロバクターは少ない量でも食中毒を起こすため、新鮮な鶏肉であっても、
生や加熱不十分な状態で食べると食中毒になることがあります。
むしろ、新鮮な鶏肉ほど、カンピロバクターが生き残っている可能性が高いので「新鮮な鶏肉なら生で食べても安全」は間違いです。
飲食店で外食する時も要注意です。よく加熱された鶏肉料理を選んで、楽しい食事にしましょう。
- カンピロバクター食中毒を予防するには
鶏肉は中心部までしっかり加熱しましょう(75℃で1分以上)
鶏肉を扱った手指や調理器具をしっかり洗浄・消毒し、他の食材に菌がうつらないようにしましょう。
大阪府消費者フェアの様子
クイズの様子
オープニングの様子