廿山北古墳は、羽曳野丘陵上に位置しており、市内南部に勢力を誇っていた豪族の墓であると思われます。
墳丘は、一辺約32メートル、高さ約7メートルの二段築成の方墳と考えられています。埴輪・葺石は認められず、遺物や内部構造についても明らかでないため、築造年代ははっきりと分かっていません。市内で同じ方形の墳丘を持つ古墳としては、廿山北古墳から北東へ約700メートルの羽曳野丘陵東縁に位置する宮林古墳があります。
廿山北古墳は、昭和63年度に津々山台2号公園として保存・整備され市民の憩いの場として活用されています。造成された区画の中では、墳丘がひときわ高く盛り上がっていて、遠くからもよくわかります。
このページの作成所属
教育庁 文化財保護課 文化財企画グループ
ここまで本文です。