三日市遺跡は旧石器から近世にかけての遺跡ですが、古墳時代の集落跡と群集墳がありました。三日市古墳群は4世紀から7世紀前半にかけて築かれた古墳群で、22基の古墳が見つかっています。
発掘調査の結果、10号墳は直径約14mの円墳で、6世紀後半に作られたことや、追葬があったことがわかりました。石室からは馬具や耳環(装飾品)等のほか、圭頭柄頭大刀(市指定文化財)が出土しました。圭頭柄頭大刀の銀細工もようは百済で出土しているものに類似し、近畿地方の出土例は少なく貴重です。
現在、10号墳の横穴式石室は中片添第2公園に移築復原されています。
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教育庁 文化財保護課 文化財企画グループ
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