岩湧寺のカヤの木は岩湧山中腹の岩湧寺境内、重要文化財多宝塔の南側にそびえ立っています。樹高は約20mを測り、幹周は597cmあります。根元付近に空洞があるものの、幹と枝は中程から三方に分岐し、華麗な樹形を示しています。樹齢は450から550年と見られ、その当時岩湧寺を目指した修験者が植栽し、その後岩湧寺により保護されてきたと考えられます。
周辺は樹齢400年を越える杉や檜の生産林に囲まれており、独特の景観を作っています。また付近には茅場があり、岩湧山一帯に貴重な自然環境が保全されています。
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教育庁 文化財保護課 文化財企画グループ
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