更新日:2024年5月24日

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請願第1号 腎疾患総合対策の早期確立等に関する件

請願番号

請願第1号

件名

腎疾患総合対策の早期確立等に関する件

請願者

大阪市淀川区西中島6丁目2-3 チサンマンション第7新大阪617号
特定非営利活動法人 大阪腎臓病患者協議会
常務理事 木村 繁 ほか33,115人

紹介議員

大橋 一功、森 和臣、花谷 充愉、栗原 貴子、林 啓二、垣見 大志朗、くち原 亮、中村 哲之助

受理年月日

平成27年9月24日

要旨

府内に在住する22,465人(2013年12月末現在)の透析患者は、医療技術の進捗や各種社会的施策により、比較的安定した治療を受けられるようになり、日常生活に色々な制約を伴いながらも、多くの透析患者が社会復帰を果たしています。
しかし、一方では、患者の高齢化や長期透析患者の増加により、合併症や重複障がい等で透析施設に通院するのが困難な患者が増加しています。
患者は高齢者や年金暮らしの者が大半を占め、家計は非常に厳しく、各種施策が見直され、これ以上の自己負担を求められると生活をしていくことができません。
また、近年、台風や大雨・ゲリラ豪雨などによる水害が全国各地で多発していますが、被災し避難所などに避難しても、透析患者は透析を止めることができず、通院しなければなりません。
さらに、2010年、改正臓器移植法が施行されましたが、希望者数に対して移植件数は十分とは言えません。
ついては、患者の医療と生活を守るため、腎臓病対策の総合的かつ有機的な取り組み、すなわち腎疾患総合対策の早期確立を求めて、下記のとおり請願します。

  1. 透析患者の経済的負担がこれ以上増えないよう、現行の重度障がい者(児)医療費助成制度を継続すること。
  2. 透析患者が安心して透析が受けられるよう、必要な対策を実施すること。
    (1)重複障がいにより歩行困難な65歳未満の透析患者の通院について、障がい者総合支援制度が容易に活用できるよう、制度の充実を各市町村に指導すること。
    (2)重複障がいにより歩行困難な65歳未満の透析患者の通院について、府として通院送迎のための施策を検討すること。
    (3)大規模災害が発生した場合、透析患者が安心して治療が受けられるよう体制を整備すること。
    (4)合併症による重複障がい等により、通院困難となった透析患者が入所できる福祉施設等を府として整備すること。
    (5)透析患者が、新型インフルエンザをはじめとする感染症予防法に指定された感染症に感染しないよう、府として対策を講じること。
    (6)透析患者が、新型インフルエンザをはじめとする感染症予防法に指定された感染症に罹患した場合、府内で安心して治療が受けられるよう、府として体制を整備すること。
  3. 府内の医療機関において、臓器移植が一例でも多く行われるよう、府としてより効果的かつ具体的な対策を講じること。

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