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人と動物の共通感染症について
動物は、目立った症状がなくても感染症に罹っている場合があります。
日ごろから動物の健康管理について相談できるかかりつけの動物病院を見つけておきましょう。
また、なかには、動物から人に感染する可能性のある病気もあります。
動物の体や飼育場所は常に清潔に保ち、動物と触れあう前後には手を洗いましょう。
感染症の予防には正しい知識を持つことが大事です。下記のサイトを参考にしてください。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)について
人と動物の共通感染症のひとつであり、主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状で時に意識障害などの神経症状や出血症状が出現します。重症化し死亡することもあり、特に高齢者では重症化しやすいとされています。
人や動物への感染は、SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることによる場合がほとんどですが、体調不良のネコに咬まれたヒトがSFTSを発症し死亡した事例が確認されています。
(参考)重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(大阪府健康医療部保健医療室医療・感染症対策課)
マダニから動物への感染を防ぐため、動物にマダニ駆除・駆虫薬を使用しましょう。
また、本病に限らず、感染症の疑いがある動物のケアをする場合は次の点に注意しましょう。
- 動物が体調不良の場合は動物病院に相談・受診する。
- ケージ内に隔離し、世話する人を限定する。
- 使い捨て手袋、マスク、メガネなどを着用し、素手で動物や体液(ペットシーツを含む)を触らない。
- 手洗いを徹底する。
- トイレやケージは塩素系消毒薬で消毒する。
- 同居動物がいる場合には動物同士が直接接触しないように工夫する。
- (お世話する人や同居の方などが)体調に異変を感じた場合はすぐに医療機関を受診する。