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ICTプログラミング科
ICTプログラミング科の概要
ICTが広まり家電製品やスマートフォン、IoT機器などは、インターネットに繋がり、ソフトウェアにより様々な便利な機能が提供されています。
このようなソフトウェア開発の技術や関連するマイコンやネットワーク技術などを習得します。
(ICTプログラミング科の紹介動画)
目指せる職種
- 組込み・制御系のソフトウェア開発
- 組込み・制御系のシステム開発
- 制御系プログラム開発
年間訓練チャート
訓練内容(内容は年度毎に異なる場合があります)
1.コンピュータ操作基本実習
タイピング練習ソフトを使用して、キー入力のスピードと正確さを向上させます。 |
WordやExcel、PowerPointなどのOfficeソフトを使ってビジネスソフトの操作や活用方法を学びま |
2.プログラム作成実習
SCRATCH(注釈)を教材として、プログラムとは何かを理解し、プログラミングに興味を持つことから始めます。 注釈: MITメディアラボが開発したプログラミング言語学習環境 |
Javaの書き方や文法を学びます。写真は、訓練生が制作したシューティングゲームです。 |
3.電子回路実習
オシロスコープやファンクションジェネレータを使って、電子部品や製作した電子回路の信号を観測します。 |
ユニバーサル基板へはんだを使って電子回路を実装します。
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4.マイコン制御実習
ブレッドボード上にマイコンやスイッチ、LEDなどを配置して制御するプログラムミングを行います。
ライントレースカー(注釈)を製作し、ライントレースするプログラミングを行います。
注釈: ライントレースカー。黒い線の上に沿って走る車型の走行体
5.ネットワーク実習
ネットワークコマンドなどを使って、ネットワークの仕組みを学びます。
Wiresharkなどのツールを使ってネットワーク上のデータの流れを見たりします。
6.組み込みシステム制御実習
Pythonで作ったウィンドウアプリで電子回路なども制御します。 |
1つの成果物として温度監視システムを作りました。温度センサからI2C通信で得た温度データをグラフ化しながら、データベースへ保存を行います。 |
7.創作実習
訓練期間の終盤で工夫をこらした創作物を作ります。回路から作った自らの装置に、オリジナルの機能をつけるプログラミングをしていきます。
この技術が世の中を便利にするための基本になります。
マイコンで作ったバーサーライタ(注釈)です。1列に並べたLEDを高速回転させてマリオが見えるようにしています。 注釈:バーサライタ。一列に並べたLEDを高速で動かすことで画像を表示するディスプレイ |
トレゴンカーです。無線コントローラで動くのはもちろんですが、音声認識機能も搭載しているので、声に反応して動いたりお話しできたりします。 |
8.プロジェクト実習
プロジェクト実習の一環として、チームを組んで、ロボットを製作します。チームで協力し、コミュニケーション力を養います。 |
最後は、校内の発表会で対戦です。1年間の集大成です。各チーム優勝を目指して戦います。たまに故障もありますが、皆さんの笑顔からは達成感が伺えます。 |
必要経費
概ね5,000円(教科書、作業服、工具代)
取得可能な資格
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- 組込みソフトウェア技術者試験クラス2(グレードA/B)
就職率
- 84.2%(令和6年度)
- 93.8%(令和5年度)
主な就職先
- 株式会社タカゾノ
- 株式会社キャル
- 株式会社トリオン総研
- 株式会社マクロテクノス
- 株式会社Photonixテクノロジーズ
- 株式会社リンクスマイル