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令和7年度大阪府中小企業組合事業向上支援事業評価審議会の議事概要
1.評価審議会の開催
日時:令和7年8月22日(金曜日)13時30分から15時00分まで
場所:マイドームおおさか4階 研修室
出席委員:太田会長、山下委員、長田委員、野間委員(順不同)
2.議事概要
【議題1】令和6年度事業評価(令和6年4月から令和7年3月までの事業完了分)
事務局から評価(案)について説明
- 令和6年4月から令和7年3月末までに支援を終えた187件のうち、組合ビジョン等7件(組合ビジョン作成支援43件の中から3件、組合事業計画作成支援86件の中から4件)と、組合事業活性化支援5件(教育情報以外〈以後「活性化支援」と表記〉9件の中から2件、教育情報〈以後「セミナー支援」と表記〉46件の中から3件)の計12件を抽出して評価を実施。
- 評価項目は、組合ビジョン作成支援と組合事業計画作成支援については「課題把握」「サービス提案」「支援実施」「支援結果把握」「議事録の作成支援」「組合ビジョン等の作成支援」の6項目。活性化支援とセミナー支援については、「課題把握」「サービス提案」「支援実施」「支援結果把握」の4項目。
- 評価平均点は、組合ビジョン等作成支援と組合事業計画作成支援は18.4点(満点32点)、活性化支援とセミナー支援は11.8点(満点22点)。
- 利用者満足度調査は、令和6年度に支援を終えた全事業者187件に府からアンケートを送付し実施。(回答数149件、回収率79.7%)
-
アンケート調査項目ごとの点数の合計の平均は、43.9点。(満点50点)
審議会委員からの主な意見要旨
⑴各案件に対する総評
- 支援員の課題把握が適切かどうかで、その後の支援の質が決まってくる。課題把握がうまくいっていない案件では、満足のいく支援内容になりづらく評価も低くなる傾向にある。
- 担当する支援員の素養・能力によって結果が左右されてしまう点は、悩ましい問題だと感じる。支援員を派遣する支援機関としても、支援内容に対して責任意識を持っていただく必要があるのでは。
- 継続して支援を受けられてる組合の中には、過去の支援をうまく活かしているところも見受けられた。組合に対する継続的な支援が大切なのはもちろんのこと、組合自身も過去支援を意識して活かすことが大切だと感じた。
- 各案件に添付されている議事録については、過年度分と比較して充実したものが多かった。本審議会での意見が反映され、実を結んできていると感じる。
- 組合ビジョンおよび事業計画の作成支援については、さらに良い内容になるように各支援機関はご努力いただきたい。
⑵支援機関の偏り
- 自分が所属する団体が、本事業の支援機関になっていることを知らない専門家もおられると思う。団体として、専門家である会員に対して事業の周知をしてもらうよう、働きかけることが必要ではないか。
- 支援機関の専門家に対しても、顧客の開拓の一助になる、組合の困り事等をより深く知る機会になる等、本事業に携わることによるメリットを伝えられるとより良い。
- それぞれの支援機関がどんな強みがあるのかとか、組合にとってどのようなメリットがあるかがわかりやすくなると、組合の申し込む支援機関の選択肢が増えるのではないか。
⑶アンケート結果
- 一部の案件では、事務局評価と組合からのアンケート評価点に相関が見られる。アンケートを事業改善に有効活用するためにも、より回答者の本音を引き出せるような構成としていくことができればいいと思う。
事務局コメント
- 課題把握については、支援の入り口として結果を左右する重要な工程であるとともに、組合自身も気づいていない潜在的な課題を自覚してもらう大事な機会であると認識している。
- 事前に各委員よりご意見いただいていた課題に対する定量的目標の設定について、イベントの開催・パンフレットの作成等、短期で一定の数字・目標結果が出るものについては、効果を検証するためにも、可能な限り設定するよう促してまいりたい。
- 各支援機関で支援員との関係性は様々であると想像するが、支援機関内での会員に向けた本事業周知について各支援機関と調整して取り組んでまいりたい。
- アンケートの点数が低い組合に対するヒアリングの実施等、事業改善に向けた意見の掘り起こしができるよう検討してまいりたい。
審議結果
- 委員審議の結果、事務局の評価(案)について承認。
その他
- 今後のスケジュール等説明後、閉会。
[審議会資料]
資料1-1(ワード:32KB)・資料1-1(PDF:101KB)
資料1-2(エクセル:15KB)・資料1-2(PDF:39KB)
資料2-1(ワード:41KB)・資料2-1(PDF:129KB)