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更新日:2023年10月10日

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令和5年度 組合事業向上支援事業評価審議会議事概要

令和5年度 大阪府中小企業組合事業向上支援事業評価審議会の概要

1.評価審議会の開催

  • 日時:令和5年8月23日(水曜日)午前10時00分から午前11時30分まで
  • 場所:大阪府咲洲庁舎41階大会議室
  • 出席委員:文能会長、上田委員、中本委員、野間委員(順不同)

2.議事概要

【議題1】令和4年度事業評価(令和4年4月から令和5年3月まで 事業完了分)

事務局から評価(案)について説明。
  • 令和4年4月から令和5年3月末までに支援を終えた225件の内、組合ビジョン等7件(組合ビジョン等作成支援30件の中から3件、組合事業計画作成支援94件の中から4件)と、組合事業活性化支援5件(教育情報以外〈以後「活性化支援」と表記〉22件の中から2件、教育情報〈以後「セミナー支援」と表記〉79件の中から3件)の計12件を抽出して評価を実施。
  • 評価項目は、組合ビジョン等作成支援と組合事業計画作成支援については「課題把握」「サービス提案」「支援実施」「支援結果把握」「議事録の作成支援」「組合ビジョン等の作成支援」の6項目。
    活性化支援とセミナー支援については、「課題把握」「サービス提案」「支援実施」「支援結果把握」の4項目。
  • 評価平均点は、組合ビジョン等作成支援と組合事業計画作成支援については19.7点(満点32点)で、活性化支援とセミナー支援は11.4点(満点22点)。
  • 利用者満足度調査は、令和4年度に支援を終えた全事業者225件に府からアンケートを送付し実施。
    (回答数189件、回収率84.0%)
  • アンケート調査項目ごとの点数の合計の平均は、43.6点。(満点50点)
審議会委員からの主な意見要旨
(1)「課題把握」
  • ヒアリングでは、要望にとどまらず、組合側も気がついていないような環境変化や課題の把握に向けて、指導員としての客観的・専門的な立場からの切り口で質問してもらいたい。
  • 専門家の視点から組合および組合員が抱える根源的な課題を抽出できるよう、独自の視点を持って聞き取り調査を行うことが望まれる。
(2)「サービス提案」
  • 見通しが難しい業界であっても、できるだけ将来の存続・発展につながる本質的な議論を行う検討会となるような提案を期待したい。
  • 支援先ならではのサービス提案をするために、ヒアリングの深堀りを意識して組合員が課題を共有できるような提案を期待したい。
(3)「支援実施」

サービス提案から支援実施にかけての評価が高くなっているケースが、12組合中7件。これは期待していたよりも活動が積極的に行われたのではないか。

(4)「支援結果把握」
  • 評価に客観性を持たせるためにも、府は支援機関に対して、できる限り数値目標を設定した上で支援を行い、その結果と対比して記載をするよう指導することが望まれる。
  • 組合の現状や支援に至る事象については最低限に留め、支援内容とその成果をわかりやすく記載してもらいたい。
(5)「議事録作成支援」
  • 議事録の中に具体的な記述がないものがあった。議論の内容、結果、次回までに取り組む課題は何か、などの基本的なことをわかりやすく記述すべき。
  • 議事録は、今後の参考のために、重要な事項については決定事項だけではなく、どのような議論を経て結論に至ったか、過程についても記録されることが望ましい。
(6)「組合ビジョン及び事業計画作成支援」

成果物でありながら報告書の域にとどまっているものもある。組合活動への参画が少ない組合員でも参加したくなるような、夢や希望が生まれるような内容となるように府から支援機関への指導が望まれる。

(7)「その他」

[組合への継続支援について]

  • 過去の支援が活かされていないと思われる案件があった。大阪府が継続支援の体制を作ることも必要ではないか。
  • 組合が一致団結して、環境変化の中に自分たちのこれからのあるべき姿を求めて、生き残って活動できるようにはどうすればいいのか、考えることも必要ではないか。
    支援の仕組みについて、大阪府で検討を。

[支援員・指導員のレベルについて]
支援機関側において、経験・ノウハウや情報の共有を徹底し、より支援効果を上げるような取組みが必要ではないか。
一定のレベルを保ち続けるためにはどうすべきか、支援機関側においても検討してもらいたい。

[異業種組合について]
広域や異業種の組合の案件があったが、設立して間もないような小規模事業者にとっては、こうした互いに助け合う組織の存在は心強いと思う。

事務局コメント
  • 一番重要と考えているのは、課題把握。
    事業執行の前提になるものであり、課題把握が不十分だと、その後に続くサービス提案や支援も不十分になる可能性がある。
  • 専門家ならではの視点や客観性、専門的知識を活かし、可能であれば気づかれていない組合の課題までもを掘り起こし、それをベースに支援サービスを展開していきたい。
  • 二点目は支援結果把握や議事録など記載の仕方について。
    検討会における議論を踏まえた、対応策の合意に至るまでを詳細に記載するように改めたい。
  • 三点目は組合ビジョン作成支援や事業計画作成支援後のフォローアップについて。
    ビジョンは、来年度、もしくは今後数年に具体化していくべき事業の指針・計画となるものであるが、年度を跨ぐ支援が困難なため、事業計画の執行までのフォローが課題。組合が成果をあげる上でどのような形でフォローできるのか、今後検討してまいりたい。
審議結果

委員審議の結果、事務局の評価(案)について承認。

3.今後のスケジュール等説明

今後のスケジュール等説明後、閉会。

[当日資料]

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