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更新日:2024年10月22日

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令和6年度 組合事業向上支援事業評価審議会議事概要

令和6年度 大阪府中小企業組合事業向上支援事業評価審議会の概要

1.評価審議会の開催

  • 日時:令和6年8月19日(月曜日)午後1時00分から午後3時00分まで
  • 場所:マイドームおおさか4階 研修室
  • 出席委員:文能会長、上田委員、中本委員、野間委員(順不同)

2.議事概要

【議題1】令和5年度事業評価(令和5年4月から令和6年3月まで 事業完了分)

事務局から評価(案)について説明。
  • 令和5年4月から令和6年3月末までに支援を終えた204件の内、組合ビジョン等7件(組合ビジョン作成支援43件の中から3件、組合事業計画作成支援83件の中から4件)と、組合事業活性化支援5件(教育情報以外〈以後「活性化支援」と表記〉17件の中から2件、教育情報〈以後「セミナー支援」と表記〉61件の中から3件)の計12件を抽出して評価を実施。
  • 評価項目は、組合ビジョン等作成支援と組合事業計画作成支援については「課題把握」「サービス提案」「支援実施」「支援結果把握」「議事録の作成支援」「組合ビジョン等の作成支援」の6項目。活性化支援とセミナー支援については、「課題把握」「サービス提案」「支援実施」「支援結果把握」の4項目。
  • 評価平均点は、組合ビジョン等作成支援と組合事業計画作成支援については18.7点(満点32点)で、活性化支援とセミナー支援は11.0点。(満点22点)
  • 利用者満足度調査は、令和5年度に支援を終えた全事業者204件に府からアンケートを送付し実施。(回答数155件、回収率75.9%)
  • アンケート調査項目ごとの点数の合計の平均は、43.9点。(満点50点)
審議会委員からの主な意見要旨
(1)「課題把握」
  • 問題意識や要望の聞き取りのみで終わることなく、課題の把握から最終的な方針や活動への道筋が明確になった提案を期待する。
  • 組合側の持つ問題意識や要望と、解決すべき課題は必ずしも一致しないため、課題や制約条件などについて、指導員(専門家)として客観的・専門的な立場から質問し、記述いただきたい。
(2)「サービス提案」
  • 事業の目的を組合の方針と関連付けて明記した方が望ましい。
  • 事業の実施を優先するあまり、最終的に事業自体の目的が曖昧になっている案件が散見された。
  • 案件と専門家の専門性の間に若干のずれのある案件があった。組合と組合の求める課題把握に対するノウハウを持つ専門家とのマッチングへの努力を求めたい。
  • 課題把握をしっかりと行った上で、指導員(専門家)としてのオリジナルのアイデアを入れつつ、より組合及び組合員の方々のニーズに即したきめ細かな支援・提案がされることを求めたい。
(3)「支援実施」
  • 具体的に「何を」検討して、「何の」支援をして、組合員から「どんな反応」があって、専門家が「どんなアドバイス」をしたのか、書くべきことを明確に意識してもらいたい。
  • どのような支援がなされたか、第三者が報告書を読んでも正確に理解してもらえるよう、丁寧な記述を求めたい。
(4)「支援結果把握」
  • 支援後に実施した組合員を対象としたアンケートで、好意的な反応がみられたことをもって、課題が解決したと結論付けた案件がいくつか見られたものの、本当に課題が解決されたのか疑問が残るものもあった。
  • 定量的な指標に基づいて、客観的に支援成果を把握するよう求めたい。
  • 成果報告書の記載は、支援内容とその成果についての記述が中心となるよう、文章量を調節してもらいたい。
(5)「議事録作成支援」
  • 概ね議論が重ねられた過程を読み取ることができ、過去のものよりも改善されている。
  • 「主語」「議論内容」をしっかり織り込むことができれば、後で見ても、誰が見ても何をやったか明確になる。書き方についても引き続きしっかりと工夫することを求めたい。
  • 議事録は、議論の経過や到達点を再認識しつつ、次回の議論に繋げるためのものという趣旨について、組合員に理解を促すことを求めたい。
(6)「組合ビジョン及び事業計画作成支援」
  • 組合のミッションや「ありたい姿」が伝わってこないものが多く、各事業は場当たり的という感があり、組織の目的と各事業との関連性が分かりにくい。
  • 組合ビジョンは、しっかりと到達目標を定め、それを中期計画に、その後短期計画に落とし込み、日々実践しなければいけないことを計画していくという形で取り組むことを求めたい。
(7)「その他」

[アンケート結果について]

  • アンケートの点数が低い組合への支援内容を分析することで、事業改善に繋がる。
事務局コメント
  • 可能な範囲で定量的に評価できる指標を設定し、事後に検証して組合事業の改善進捗を評価できるように取り組みたい。
審議結果

委員審議の結果、事務局の評価(案)について承認。

3.今後のスケジュール等説明

今後のスケジュール等説明後、閉会。

[当日資料]

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