ここから本文です。
食中毒予防について カンピロバクター編
カンピロバクターによる食中毒の予防方法をご存じですか？
大阪府内で最も多く発生している食中毒の原因菌です。
食肉は「新鮮だから生でも安全」ではありません。
カンピロバクターの特徴
- 少量の菌（100個程度）で発症します。
- 特に乳幼児や高齢者、抵抗力の弱い方は重症化しやすいです。
- 水の中でも生存します。
- 動物の腸管内に分布しており、牛や鶏、ペット動物、野鳥、ネズミなどが汚染源になります。
- 合併症（ギランバレー症候群など）を引き起こすことがあります。
ギランバレー症候群：四肢の筋力低下、歩行困難などの運動麻痺をおこす自己免疫性末梢神経疾患です。
原因食品となるもの
- 食肉（内臓を含む）
- 食肉およびペットなどから汚染された食品や飲料水など
潜伏期間（菌が体内に入ってから症状が出るまでの期間です）
1から7日間と潜伏期間は長いです。
症状
頭痛、発熱などの風邪症状、下痢、腹痛
予防のポイント
- 牛レバー、鶏肉などの食肉は中心部まで十分加熱しましょう。
- 食肉類と他の食品は別々に保管しましょう。
- 食肉類の調理器具は専用とし、洗浄の際も他の食品を汚染させないようにしましょう。
- 鶏肉を流水で解凍したシンクはよく洗浄しましょう。
出典：
大阪府「食中毒を防ぐには 食品衛生講習会テキスト」
大阪府「カンピロバクター食中毒にご用心！」リーフレット
大阪府「知ろう！防ごう！カンピロバクター」HP
このページの作成所属
健康医療部羽曳野食肉衛生検査所