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結核について
結核は過去の病気ではありません!
大阪府では年間約1,100人の人が、全国ではおよそ1万人の人が新たに結核を発病しており、結核は「過去の病気」とは言えません。
結核患者の約8割が高齢者です。若い世代では、外国生まれの患者の割合が増加しています。
外国人患者向け 外国語版(Please select your language)
・Tiếng Việt (ベトナム語)Bệnh lao là gì?
・Bahasa Indonesia (インドネシア語)Tuberkulosis (TBC) adalah
・नेपाली (ネパール語)क्षयरोग भन्नाले (भनेकोकेहो?)
・Pilipino (フィリピン語)Ano ba ang Tuberculosis (TB)?
・English (英語)About Tuberculosis
・မြန်မာ (ミャンマー語)တီဘီရောဂါဆိုတာဘာလဲ။
結核ってどんな病気?
結核は、体の中に結核菌が入ることによって起こる病気です。
結核の症状は、最初のうちは風邪とよく似ており、「せき」「たん」「発熱」「血たん」「胸痛」の5大症状の他に、「食欲低下」「だるさ」「寝汗」等の症状が2週間以上続いたら要注意です。早めに、医療機関を受診しましょう。
結核は、きちんと毎日薬を飲めば治る病気です。
どうやって感染するの?
結核菌の混ざったしぶきが咳やくしゃみとなって空気中に飛び散り、空気中をただよっている結核菌を周りの人が吸い込むことで感染します。(空気感染)
感染したら必ず発病するのでしょうか?
感染してから2年以内に発病すると言われていますが、発病するのは10人のうち2人程度です。多くは、発病しません。
こんな症状はありませんか?長引くせきは赤信号!
結核の症状は、最初のうちは風邪によく似ています。
次のような症状が続くときは、早めに医療機関を受診しましょう。
・咳が2週間以上続いている
・痰が出る
・食欲が低下している
・体重が減る
・微熱
高齢者の場合は、特徴的な症状が出ないこともありますので、年1回は健診等で胸部レントゲン検査を受けるようにしましょう。
気づかず治療が遅れると、病状が悪化するばかりか、知らないうちに家族や職場等、周りに感染させることもあります。
結核と診断されたら?
医師の指示を守って、決められた期間毎日きちんと薬を飲めば治ります。
症状が消えたからといって、薬を飲んだり飲まなかったりすると、菌が薬に対する抵抗力をつけ、薬が効かなくなってしまいます。
保健所では、確実な治療のため、服薬支援や療養相談を行っています。
結核の医療費はどうなるの?
結核と診断されると感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(以下、感染症法)に基づき、治療費の一部で公費負担制度を利用することができます。
保健所は結核相談の窓口です!
感染症法により、結核と診断した医師は直ちに保健所に届け出ることが決められています。保健所ではその届け出をもとに保健師が患者さんの療養支援を行います。また、患者さんの周囲で感染のリスクがある方の健康に関する相談や健診のご案内をしています。
詳しくは、岸和田保健所感染症チーム(072-422-6077)までお問い合わせください。
事業所(医療機関・学校・施設)の皆様へ
結核に係る定期健康診断の実施と報告について
感染症法の規定に基づき、医療機関・学校・施設などにおいては、毎年度定期の健康診断を実施し、保健所を経由して知事に報告することが義務づけられています。
健康診断実施後は、届出様式により報告書を保健所へ提出してください。