西大阪の河川整備

更新日:2009年8月5日

西大阪地域の過去の災害について

西大阪地域は、その地形的条件から高潮がおこりやすく、昭和25年のジェーン台風、昭和36年の第2室戸台風による被害を契機として数々の対策を行ってきました。そして昭和40年度からは、より高い安全性を確保するため、計画目標を「史上最大と考えられる伊勢湾台風級の超大型台風による高潮に十分対処できる恒久的防潮施設を整備すること」とし、事業が推進されることになりました。
 昭和45年にはこの計画の基幹施設である三大水門(安治川水門・尻無川水門・木津川水門)などが完成、第一線の防潮ラインが形成され、昭和56年には内水排除用の毛馬排水機場が完成しました。現在は地震を考慮した護岸の補強を行っています。

河川改修事業

流水を安全確実に流下させるため、堤防の嵩上げ、河床の掘下げ、橋の改築などなどを実施してきました。現在、西大阪の全ての河川において、10年に一度発生する規模の大雨(1時間に50mm)に対応した河川改修が完了しています。

現在、西大阪の全ての河川において、10年に一度発生する規模の大雨(1時間に50mm)に対応した河川改修が完了しています。(ただし、水門及び護岸の耐震補強は残っています。)

河 川 名

指定延長(km)改修率(%)
神崎川17.9km100
左門殿川2.6km100
中島川1.6km100
東横堀川(大阪市へ権限委譲 H15年度)2.2km100
住吉川(大阪市へ権限委譲 H15年度)3.1km100
道頓堀川(大阪市へ権限委譲 H15年度)2.7km100

高潮対策事業

大阪湾は低地帯や地盤沈下等の地形条件のため台風による高潮現象が起こりやすく、幾度となく高潮による災害を被ってきました。 このため、昭和40年度から計画目標を史上最大と考えられる伊勢湾台風級の超大型台風による高潮に十分対処できる恒久的防潮施設を整備しています。

耐震対策事業

 西大阪地区の防潮堤は、防潮止水高の確保は概ね完成していますが、地震の時でも護岸が安全であるように耐震補強を行っています。

スーパー堤防事業

低地帯であり、また地盤沈下等により川の水面より地盤の低い市街地(四ツ橋筋より下流)の河川を整備区域とし、区画整理や民間開発と併せて、整備区域の川岸で盛土を行い、治水安全度、耐震性及び親水性の向上を図っています。

このページの作成所属
都市整備部 河川室河川整備課 計画グループ

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