第2回「私の水辺」大発表会 北河内地域大発表会

更新日:2023年5月31日

「私の水辺」大発表会

第2回「私の水辺」大発表会 北河内地域大発表会

(北河内地域・・・発表対象水辺が枚方市、寝屋川市、交野市、淀川左岸の一部

 地域別発表会は、府内5地域で開催されました。各団体の発表を通じて子どもたちの交流を深めるとともに、地域代表団体を推薦しました。
寝屋川市立友呂岐中学校が地域代表に選出されました。
No.3102
(発表対象水辺)
枚方市立平野小学校
光り輝く水辺賞
校内ビオトープ(枚方市)
発表の様子(キャッチフレーズ)
枚方市立平野小学校ホタルの飛ぶ平野小学校をめざして
ービオトープづくりと環境学習ー
(アピールポイント)
 平野小学校にビオトープができて1年半。池にはメダカやトンボのヤゴ、カワニナ、アメンボなどが生息し、水生植物も繁って蛍の住める水辺環境が整ってきた。
 ホタルの夕べの感動や、ふれあいフリースクエアでの環境整備の取り組みなどを通して、自分たちの手でホタルの飛ぶ平野小学校にしたいとがんばっています。
コメンテータから一言
 まず学校の中に池をつくったことがすばらしい。次に人工飼育のホタルの観察をしたことがうれしい。そして穂谷川の状況を観察し、残念な状況を確認し、学校にホタルの棲む環境を作っていくこと、自分たちのホタルが飛ぶことを期待し、いつか、穂谷川にホタルが戻ってくればすばらしい。
 ホタルの会の人にお世話になった、その気持ちをいつまでも忘れず、今度は自分たちがその役割を果たせば、10年20年後に、枚方のあちこちの川にホタルが戻ってくるかも知れません。
 地域の人々の協力で立派なビオトープができたことに感動した。地域の人に昔の話を聞いて、50年くらい前の穂谷川にどんな生き物がいたのかを環境の良かったころの姿に近づけてみてはどうか。
 周りにいる生き物を採って入れておけば、自然に入ってくるものもいる。これを観察し、自然に親しみ、大切さを持ちつづけて、穂谷川にホタルが戻ってくればいいと思う。
No.3103
(発表対象水辺)
寝屋川市立中央小学校3年生
 クリーンリバー・ハイパー大作戦チーム

美しく輝く水辺賞
寝屋川(寝屋川市)
発表の様子(キャッチフレーズ)
寝屋川市立中央小学校3年生 クリーンリバー・ハイパー大作戦チームチャレンジしよういい町づくり
からお年よりやこまっている人をはげます、やさしくてきれいな町にしよう!
(アピールポイント)
 寝屋川をきれいにしたいと集まったクリーンリバーハイパー大作戦隊。「川を美しく輝かせよう!」と計画を立て取り組んだ。
 先ず堤防からゴミ、生き物調査。次に寝屋川再生の活動をされている市役所の方に話を聞いた。
 いよいよ川のゴミ取り。2度のクリーンリバー大作戦で、多くの方の支援により川の生き物にも触れることができた。
 これらを学校総合『フレンズフェスタ』で発表した。次は、看板の設置や地域の方へ発表会を計画中である。
コメンテータから一言
 元気な発表が楽しかった。ごみが多いとか川が汚いという日頃の身近な問題、疑問に素直に気づいて、自分たちで考えてみようという発想、そして、ごみを捨てないでという訴えにつなげたところは、小3とは思えないしっかりしたものになっている。
 そして絵本や紙芝居を作ったことは貴重な体験になったと思う。みんなの努力できれいな看板をつくったので、ごみもすくなくなるだろう。ぜひこれからも続けるとともに、後輩にも伝えてください。
 3年生で自分たちで考え、行動することはなかなかできないと思う。30人近くが集まったチームワークもすごくよく、日頃の活動に生きている。ハイパー大作戦という名前もとてもいい。何かわからんけども、なんとなく希望がかない、きれいになる感じがする。これからが楽しみだ。
No.3104
(発表対象水辺)
寝屋川市立池田小学校「池田の自然調査隊」
親しみ学ぶ水辺賞
校内ビオトープ・池田小用水路
発表の様子(キャッチフレーズ)
寝屋川市立池田小学校「池田の自然調査隊」用水路を私たちの水辺に
(アピールポイント)
 地域にはたくさんの用水路があり、農業用水としてだけでなく、昔は子どもの遊び場としても親しまれてきた。
 子どもたちは、自分たちから遠い存在となっていた用水路を、遊び・学び・親しむ場所として取り戻そうと考えた。
 用水路には、生きものがいるのか、いるとすれば何がどれだけ、どのようにいるのか?その疑問を解決するため、自ら調べ、考え、そして、発見した。
コメンテータから一言
 発表者は4人と少ないが、すばらしい内容だ。見苦しく、忘れられたものに気づき、チャレンジして調べてみると、意外に魚や亀が、かろうじて昔の自然が豊かだったころから生き残っていたことを教えてもらった。この生き残りをどうしたら増やしていけるか。
 池つくりという形で、展開、継続、発展していく自然な流れがすばらしい。これからも回復の様子を継続して観察していってほしい。
 用水路とつながった珍しい、そしてすばらしい池だ。もう調べているかもしれないが、その用水路はどこからきているのか。そしてどこに流れていくのか、淀川に流れていくのか、それとも違うところか。いずれは海に行くんだろうが、そういったことも続けて調べてもらえればいいと思う。
No.3105
(発表対象水辺)
天の川を美しくする会
自然を守る水辺賞
天野川(交野市・流域全体)
発表の様子(キャッチフレーズ)
天の川を美しくする会水環境保全活動を行うなかから自然の大切さを学ぶ
(アピールポイント)
 交野市のシンボルである天の川をどの河よりも美しくしたいと言う思いから、清掃活動を中心に河川環境保全活動を展開してきました。
 また、新たに里山・水源を守る活動として、竹林の伐採を行い、竹は竹炭にし河の水質浄化に活用。
 伐採場所へは、小学生を中心にどんぐりの木を2から3年育成し、育成したどんぐりを植樹する活動を計画推進しています。
コメンテータから一言
 計画のスケールの大きさに感心した。川だけでなく、森から海までつながっている観点から、森づくりを行っていることに、目のつけどころのよさを感じた。
 どんぐりを苗木から育てて森を作れば、鳥もきて、生態系の回復につながり、楽しいだろうと期待している。
 町のシンボルである、天野川をどの川よりも美しくしたいという想いが伝わった。10年前に25団体300人の活動と活動の拡がりを感じた。活動の目的も清掃から山で竹炭をつくり水をきれいにする、つながりをもったすばらしい活動だと思う。今後もがんばってほしい。
No.3201
(発表対象水辺)
寝屋川市立友呂岐中学校
自然を感じる水辺賞
地域代表に選出されました!
校内ビオトープ
発表の様子(キャッチフレーズ)
寝屋川市立友呂岐中学校野生の生き物空間
からエルフェができるまでから
(アピールポイント)
 保健委員会が中心となって、全校生徒をまきこみ、地域やNGOの方々の協力を得て、全行程をゆっくりと時間(2001年11月から2003年)をかけて作り上げているビオトープです。
 ビオトープづくりを通して、生徒たちの自然環境への関心は広がっています。そして、活動する中で感動や感謝の心に満たされ、教訓や希望を得たことを発表のストーリーとしてまとめています。
コメンテータから一言
 わかりやすいストーリーで想いがよく伝わった。中学生らしく地球環境を守るという認識をもって、身近にできることとしてビオトープつくりに取り組んだことがすばらしい。
 資金面で悩み、想いだけではできないことを知り、ノート販売をしたこと、活動を広げるための文化祭でのPRといった、涙ぐましい苦労があって、完成したときの達成感、連帯感につながったと思う。
 友呂岐中学校は、今できなくてもいい、次の人につなげばいいと、時間をかけてやっていることがすばらしいと思った。すでにたくさんの生き物がいるが、これからは年によってどう変わっていくか、長い記録になっていくとすばらしいと思う。
No.8101
(発表対象水辺)
東都島こどもエコクラブ
さかなの天国水辺賞
淀川・城北わんど(大阪市都島区、旭区)
発表の様子(キャッチフレーズ)
東都島こどもエコクラブついに発見!? からおさかな天国は本当にあったから
(アピールポイント)
 東都島こどもエコクラブの子どもたちは、淀川にあるわんどが、魚にとってとてもすみやすい環境であることに気づきました。 そしてわんどでの生き物調査を行ったり、学校のビオトープに魚を放流したり、教室の水槽で飼ったりする活動を通して、わんどに生き物がたくさんいるひみつをいろいろ発見しました。
 そんなひみつを紹介したいと思います。
コメンテータから一言
 わんど調査をよくやっている。問題点の把握もよくできていて、感心した。このような調査は継続してやることが大事。後輩に引き継いでやっていってほしい。
 他のわんども同じなのか、違うのか。興味がある。ぜひ、データを蓄積していってほしい。
 小学生としてはよくつっこんで観察していて、びっくりした。なぜたくさん魚がいるのかという疑問に、えさ、産卵場所、そしてごみが多いと貝が死ぬといったことなど、いろいろな視点での考察がなされていた。  やはり、続けることが大事。地域の人々と交流し、ぜひ続けてもらいたい。
○展示会
 
小・中学生が、日頃の水辺での取り組みや想いをパネルにまとめ、展示方式でみなさんにアピールします。
画像です。展示会様子画像です。展示会様子
日程場所
11月14日(金曜日)から21日(金曜日)
9時30分から21時30分
東大阪市布施駅前市民プラザ(リージョンセンター5F)
(東大阪市長堂1−8−37)
11月21日(金曜日)から28日(金曜日)
9時00分から17時00分
柏原市民文化会館(リビエルホール)(柏原市安堂町1−60 )
12月1日(月曜日)から12月5日(金曜日)
9時00分から17時00分
八尾市役所本館1Fロビー
(八尾市本町1−1−1)
12月8(月曜日)から12日(金曜日)
9時00分から17時45分  
北河内府民センタービル1Fロビー
(枚方市大垣内町2−15−1)
12月15(月曜日)10時00分から
22(月曜日)9時00分
京阪本線「寝屋川市駅」市役所方面連絡通路
12月22日(月曜日)10時00分から
26日(金曜日)17時00分
京阪本線「枚方市駅」東側コンコース
府民の皆様方の感想(展示会を見て)   一部抜粋・要約版
○ 私が小中の時はこんなことまで考えもつかなかった。子どもたちの取り組みに感心した。
○ 水辺について真剣に考えとりくんでいる方々がこんなにたくさんいらっしゃることにおどろき、とてもうれしくなりました。私は1度だけクリーンリバー(ねや川)に参加したことがあります。その時「この活動って本当に気持ちがいい。どうにか寝屋川をきれいにしたい!という気持ちをここで発散できるんだ。そしてモクモクと何の利害もなくこうして作業してニコニコしている人達がたくさんいる!」と、感動しました。自然の中にいるととてもしあわせ。このような地道な活動が絶対のちのち実を結ぶのだと思います。
○ 子供たちの環境に対する気持ちが広く伝わるといいですね。どんどんこのような発表会が継続的に行なわれることを期待します。
○ 自然、環境など生活の身近なところで、子供たちが興味を持って生き生きと学んでいる姿が伝わり、大変新鮮な、さわやかな気持になりました。(日頃、ビジネスのことばかり頭の中を占めておりますので)このような子供たちが大人になれば、21世紀の日本は明るくなるでしょう。
○ 自然を愛し自然を育む取り組みに感謝致します。自然は大切!!
○ 学校や地域任せにせず、自分達(子供達)が一緒になって、ビオトープを作っているとは知りませんでした。このようにいろんな研究や作業をして、水と親しむことがあるともっと川や海のことを考えて、水を大事にするのかな?と思いました。
○ 教育委員会ともっと連携して多くの参加を得てください。
○ 日頃の努力がうかがえます。魚の住める場所がふえるのはいい事だと思う。
○ 各団体それぞれうまく活動を行ってる様子をパネルを見て感じ取ることが出来ます。この様な活動の体験が基になって、小、中学生の1時期だけでなく、学校を卒業した後も、地域に対して興味を持ち続けていく、きっかけになり、また、そうした場を作ることが出来ると良いですね!
○ 本当にありがとう!現実を知り、今後どうするかに取り組んで下さい!
○ 普段なんとなく見ていた川 「私の水辺」大発表会では川、水路等をいろいろな方面から調べるなかで、展示物を作成するなかで、子供たちに新たな発見があったように思われる。 展示文章の中では、ゴミが多い、水が汚い、汚い水の中でもたくさんの生き物が生息しているなどの内容が数多く見うけられた。 なぜゴミが多いのか?どんな場所に多いのか?どんなゴミが多いのか?どうすればゴミを少なくすることができるのか?なぜ水が汚いのか?汚くする原因は?どうすれば水をきれいにすることができるのか?など 今回の大発表会を踏まえ、その原因、対策を考え、少しでも環境の改善に努めてるとともにいろいろな環境問題についても興味を持ってほしいと思う。 子供たちが大人になるころには、故郷の川と誇れる蛍が飛び交う清らかなやさしい川になっているかも知れない!
地域大表会
 歌や寸劇、映像などをまじえ、水辺での取り組みや想いを大発表!様々な視点からの発表を通じ、
水辺についてみんなで考え、交流を深めるとともに、地域代表団体を選出します
日程場所
平成16年1月24日(土曜日)
14時00分から17時00分予定
寝屋川市立エスポアール
 (寝屋川市錦町21−3)
プログラム

14時00分  開会
       主催者あいさつ・コメンテータ紹介

14時20分  各団体による発表
       (各団体発表後、コメンテータからコメント)

      (発表団体)
      1)寝屋川市立友呂岐中学校    
       2)寝屋川市立中央小学校3年生
          クリーンリバー・ハイパー大作戦チーム
       3)寝屋川市立池田小学校「池田の自然調査隊」
       4)枚方市立平野小学校
       5)東都島こどもエコクラブ
      6)天の川を美しくする会

      (コメンテータ)
       摂南大学工学部教授 澤井健二さん
       (社)大阪自然環境保全協会事務局長 岡秀郎さん
       大阪府食と緑の総合技術センター水生生物センター長
                      宮下敏夫さん
       大阪府寝屋川水系改修工営所長 佐野幸夫

15時45分  地域代表団体選出

16時00分  活動事例報告 「ねや川水辺クラブ」
        (第1回「私の水辺」大発表会 一般の部 最優秀賞受賞)

16時15分   各賞発表及び表彰

16時30分   講評

16時45分   閉会
 コメンテータ講評(要約)
○じっくり見せてもらい、新たな発見を教えてもらった。友呂岐中学校が地域代表になったが、他の団体も優劣はなかったと思う。寝屋川の水辺クラブは元気に継続的にやっていて、充実した内容だったと思う。6団体も、今後も継続して、より広く深く、地域のため、自然のためがんばってほしい。
○発表を聞いて、学校、地域での活動がおそらくこれからも続くだろうと思い、たいへんうれしく思った。
ひとつのお願いは、それぞれの学校、地域での活動も大事だが、それらがお互いにつながっていくことも大事。今日もいい機会だ。
 他のところはどんなことをしているのだろうということを知るのも大事。自分のところの水はどこからきてどこに行くのか。この生き物はどこにつながっているのか。人のつながり、水のつながり、生き物のつながりというものに目を向けてほしい。
○6団体、みんないいところがあり感心した。いい発表だったと思う。アンケートに、一番感動したことは自分の網で魚が採れたときとあるが、それが原点になると思う。夢を実現させるためには、続けるということが大事。
 地域での活動、学校での活動、2つやれば続けていける。私の夢でもあるが、北河内地域はもともと低湿地帯で、農業用水路が網の目のようにはりめぐらされていて、それが今でも残っている。
 府にはため池もたくさんある。身近なため池や水路に自然を取り戻したい。私も地域や学校の活動と力を合わせて、自然回復にがんばりたい。
会場の様子
画像です。会場の様子画像です。会場の様子
発表後 コメンテータからひと言特別賞表彰式
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このページの作成所属
都市整備部 河川室河川環境課 環境整備グループ

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