第2回 「私の水辺」大発表会 府域合同大発表会

更新日:2023年5月31日

「私の水辺」大発表会

第2回 「私の水辺」大発表会 府域合同大発表会

 きらめく言葉の数々。かがやく瞳。水辺を取り巻く子どもたちの熱い想いが会場いっぱいに炸裂!
  地域代表となった8団体の小学生・中学生たちが、水辺での調査研究や地域活動を、寸劇や映像をおりまぜ大発表しました!
 また、
みんなで水辺について考えあったまとめとして「私の水辺」大賞及び優秀賞を選出しました。
各賞結果
「私の水辺」大賞 
堺市立浜寺小学校4年(田仲陽子さん)  (泉北南河内地域代表)
 鳥から川を考える視点、観察力と分析力は大学卒業研究のレベルと審査員から絶賛。
鳥の調査にとどまらず、川の歴史も含め調査し、気づき、分析、提案と発展した活動は、今後の水辺環境を考える貴重な発表でした。
 自作の「石津川の鳥カルタ」。みんなでやってみませんか?
堺市立浜寺小学校4年(田仲陽子さん) 受賞画像です。堺市立浜寺小学校4年(田仲陽子さん) 発表
画像です。堺市立浜寺小学校4年(田仲陽子さん) 発表画像です。堺市立浜寺小学校4年(田仲陽子さん) 発表
発表対象水辺:石津川(堺市・下流部)
キャッチフレーズ:石津川たんけん隊 ☆鳥をさぐれ!
アピールポイント
 小学2年の頃から石津川の鳥を調べて、これまでに40種類以上の鳥を確認しています。
 夏休みの自由研究でまとめていて、同じ川なのに鳥がいるところといないところがあることに疑問を持ちました。
 調べていくうちに、川に付けかえられた部分ではほとんど鳥を見ないと言うことに気づきました。
 これはどうしてなのでしょうか?水質調査や川の流れなどから、石津川にもっと鳥が来るようにするにはどうしたらいいのかを考えました。
「私の水辺」優秀賞 
高槻市立三箇牧小学校
(北部地域代表)
 収穫の喜びから、様々な事に興味を抱き、発展された活動の発表。中でも洪水との闘いの歴史に着目されたことは重要な視点でした。
 プレゼンテーションも大変工夫され、チームワークのよい発表でした。
画像です。高槻市立三箇牧小学校 発表画像です。高槻市立三箇牧小学校 発表
発表対象水辺:三箇牧水路及び水田(高槻市)
キャッチフレーズ:みずからの力で収穫の喜びを
「私の水辺」優秀賞
寝屋川市立友呂岐中学校
(北河内地域代表)
 「やればできるんだ」という想いが伝わってくる熱い発表でした。「保健委員会がビオトープをつくる」この発想はすばらしいとともに、課題を一歩一歩みんなで解決してビオトープをつくったことは、大きな自信として、次代へ引きつぎ、継続した活動となるでしょう。
画像です。寝屋川市立友呂岐中学校 発表画像です。寝屋川市立友呂岐中学校 発表
発表対象水辺校内ビオトープ
キャッチフレーズ:野生の生き物空間からエルフェができるまでから
「私の水辺」優秀賞
村岡兄弟
 (中河内地域代表)
 鋭い観察力で、外来種問題や自然って何だ?ということを問う、すばらしい発表でした。
問題点を一度絞り込んで観察、調査して想いを広げる個性、独創性はすばらしく、熱い想いが伝わってきました。
 惜しくも大賞は逃しましたが、審査員をうならせる息もピッタリ、絶妙なコンビネーションの楽しい発表でした。 
画像です。村岡兄弟 発表画像です。村岡兄弟 発表
発表対象水辺ドリーム21付近の水路(東大阪市)
キャッチフレーズ: かだやし どうしてあなたは「かだやし」なの?
「私の水辺」優秀賞
和泉市立光明台南小学校4年生
(泉北南河内地域代表)
 上流中流下流のつながりという視点、自分たちの生活が川につながっているという視点、二つの大事な視点を教えてくれた貴重な発表でした。
 元気いっぱいに手話で歌の振り付けをするなど、チームワーク、アピール力も楽しく、会場を包み込みました。
画像です。和泉市立光明台南小学校4年生 発表画像です。和泉市立光明台南小学校4年生 発表
発表対象水辺槇尾川(和泉市流域全体)
キャッチフレーズ:−槇尾川ウォッチング−
「私の水辺」優秀賞 
田尻町立小学校
(泉南地域代表)
  「ちっちゃな町のちっちゃな川をもっともっと大切にしていきたい」という願いから、地域のお年よりや住民のみなさんと一緒に活動されていることが、なによりもすばらしかったですね。
 また、様々な視点から実験をしてみて、感じ、発見をし、行動につなげていているところも感動をよびました。
 今後も地域と一緒に活動していくことで、さらに広がりある取り組みになるでしょう。
画像です。田尻町立小学校 発表画像です。田尻町立小学校 発表
発表対象水辺田尻川(田尻町・流域全体)
キャッチフレーズ:私たちの田尻川
「私の水辺」優秀賞 
貝塚市立南小学校4年生
(泉南地域代表)
 遊びから川を捉え(五感を働かせた感性)、気づき、感じ、活動しているところがすばらしく、発表の中で「イイ言葉」として現れていました。
 惜しくも大賞は逃しましたが、地域の方々とふれあいながら、いきいきと活動を発展させた元気いっぱいの発表に、会場の方々も「私も『河童(カワッパ)』になれるのか?』と不思議な感動に包まれました。
画像です。貝塚市立南小学校4年生 発表 画像です。貝塚市立南小学校4年生 発表
発表対象水辺近木川(貝塚市)
キャッチフレーズ:プロジェクトM(みんなの水辺の物語)河童(カワッパ)Go!Go!!
「私の水辺」優秀賞
岸和田市立久米田中学校科学部及び山直中学校有志(泉南地域代表)
 まだまだ研究されていない分野のユスリカ研究を通じ、大事な観点を自分たちで着目し、地域のためにさまざまな提案をされた貴重な活動発表でした。
 池をはさんだ二つの学校の協働での取り組みであることも先駆的で、今後の展開が楽しみです。
画像です。岸和田市立久米田中学校科学部及び山直中学校有志 発表画像です。岸和田市立久米田中学校科学部及び山直中学校有志 発表
発表対象水辺久米田池(岸和田市)
キャッチフレーズ:ユスリカとうまくつきあう方法
会場の様子フラッシュ
発表がんばるぞ!会場は満員となり熱気に包まれました。
発表がんばるぞ!会場は満員となり熱気に包まれました。
「他地域ではどんなことをしてるのかな?」4名の審査員による公開審査により各賞が決定されました。
「他地域ではどんなことをしてるのかな?」
しっかりメモしておこう!
4名の審査員による公開審査により各賞が決定されました。
同会場で、全参加団体(38)の展示会作品も展示されました。
胸をはって表彰式に挑みます。
同会場で、全参加団体(38)の展示会作品も展示されました。胸をはって表彰式に挑みます。
画像です。展示風景画像です。展示風景
 同展示会場では、美しい快適な水辺環境を望むタイの子どもたちと長瀬川をフィールドに環境学習、水辺環境づくり活動を行う東大阪市立長瀬東小学校の子どもたちの絵が、展示され、絵による文化交流も行われました。
 財団法人地球環境センターの事業の一環で行われた交流活動から生まれた絵の交流で、アクアフレンズ(長瀬川水辺環境づくり推進協議会員)さんの提供で、展示されました。
●府域合同発表会プログラム
日程 平成16年2月8日(日曜日)
    13時30分から16時40分
場所 ドーンセンター
  
(大阪市中央区大手前1丁目3番49号 )
【プログラム】

13時00分   開場 

13時30分   開会(主催者あいさつ 他)
 
13時45分   発表(各10分)
    
      【発表の進め方】
             各発表ごとに、審査員からコメントをいただきました。


         1)和泉市立光明台南小学校4年生
(泉北南河内地域代表)
         2)田尻町立小学校
(泉南地域代表)
         3)村岡兄弟
(中河内地域代表)
         4)堺市立浜寺小学校4年(田仲陽子)
(泉北南河内地域代表)
        休憩        
         5)高槻市立三箇牧小学校
(北部地域代表)
         6)貝塚市立南小学校4年生
(泉南地域代表)
         7)寝屋川市立友呂岐中学校
(北河内地域代表)
         8)岸和田市立久米田中学校科学部及び山直中学校有志
                               
(泉南地域代表)

15時55分   公開審査会及び各賞発表
            【公開審査会の進め方】
               ステージ上で、審査委員長を座長に4名の審査員による公開討議
              

16時25分   講評

16時35分   表彰式   

16時40分   閉会

【審査員】
増田 昇(大阪府立大学農学部教授)
嘉田由紀子(京都精華大学人文学部教授)
谷 幸三(大阪産業大学人間環境科学部非常勤講師)
井野瀬久美恵(甲南大学文学部教授)

【表彰】
「私の水辺」大賞  1点 及び副賞
「私の水辺」優秀賞 7点 及び副賞


【審査の視点】
1.水辺への想い 2.発想の豊かさ 3.調査研究の深まり 4.継続・発展への期待
5.その他新たな視点 6.プレゼンテーション
審査員紹介
○井野瀬久美惠(いのせ くみえ)甲南大学文学部教授
 1958年生まれ。京都大学文学部英文学科・西洋史学科(学士入学)卒、京都大学大学院文学研究科博士課程(西洋史学専攻)修了。現在甲南大学文学部教授。
 専攻はイギリス近現代史だが、女性史研究をはじめ、21世紀兵庫づくり懇話会委員、大阪21世紀塾企画委員、大阪府文化懇話会委員、大阪府河川整備委員会委員など幅広い分野で活躍している。  
 主な著書に「フーリガンと呼ばれた少年たち(中公文庫)」「女たちの大英帝国(講談社現代新書)」「黒人王、白人王に謁見す(山川出版社)」など。

○嘉田由紀子(かだ ゆきこ)京都精華大学人文学部教授、滋賀県立琵琶湖博物館研究顧問
 1950年埼玉県生まれ。京都大学大学院、米国ウィスコンシン大学大学院修了、農学博士。
 現在、京都精華大学教授、琵琶湖博物館研究顧問。日本、アフリカ、アメリカなどの地域社会研究の中で人と水のかかわりを研究。
  自らのフィールドワークで地域の人たちと足下を見直す住民研究を提案、実践。淀川水系流域委員会委員などを務めるほか、世界子ども水フォーラムなどの企画・運営にもかかわり、2003年から「子どもと川とまちのフォーラム」代表となり流域の再生に向けた活動を続けている。
  編著書に「水をめぐる人と自然(有斐閣)」「水辺遊びの生態学(農山漁村文化協会)」など。


○谷 幸三(たに こうぞう)大阪産業大学人間環境学部非常勤講師
  1943年生まれ。県立奈良商業高等学校(定時制)教諭をされながら、関西トンボ談話会事務局長、日本昆虫学会会員などを努め、環境省、国土交通省など政府機関とともに環境調査に取り組む一方、地域で開催される自然観察会や、水生生物による水質判定、各種講演会などの取り組みに精力的に参画。
  体からあふれ出すエネルギッシュないきものの解説は、子どもたちにも大人気。環境科学博士。
  2003年度からは、高校教諭を定年退職され大阪産業大学人間環境学部で非常勤講師を務められる。
  主な著書に「水生昆虫の観察(トンボ出版)」、「楽しく学ぶ川の学校―川の水生昆虫・動物―(学研)」、「トンボのすべて(トンボ出版・共著)」など

○増田 昇(ますだ のぼる)大阪府立大学大学院農学生命科学研究科教授
  1952年大阪の泉州に生まれる。77年に大阪府立大学の修士課程を修了。77-85 年、市浦都市開発建築コンサルタンツに勤務、85年に大阪府立大学の農学部に戻り助手等を経て、97年に教授となる。
  専門は、緑地計画分野で都市計画やランドスケープデザインにも携わっている。現在、日本造園学会の理事、大阪府等の景観審議会や都市計画審議会、環境審議会委員、大阪府河川整備委員会委員などを務める。
  著書には「住環境の計画3・集住体を設計する(彰国社)」、「環境首都関西のデザイン(学芸出版社)」等がある。

(50音順)
○第2回「私の水辺」大発表会の概要応募団体のアピールポイントなど○展示会のすべて北部地域大発表会
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このページの作成所属
都市整備部 河川室河川環境課 環境整備グループ

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