海ごみ対策

更新日:令和3年7月9日

海ごみとは

海ごみとは

海ごみとは、漂流したり、海岸に漂着したり、海底に沈んだりしているごみのことです。直接海に捨てられたごみだけでなく、街中や山の中で不用意に捨てられたごみも、雨や風で流されて、川から海へと運ばれて海ごみとなります。
海ごみは、海岸に打ち上げられて景観を損なったり、海の様々な生き物を傷つけるなど、悪影響を与えることが問題となっています。

海ごみの由来
海ごみの由来

府内の海岸に漂着した海ごみ

海ごみが絡まったオットセイ

府内の海岸に漂着した海ごみ

海ごみが絡まったオットセイ


  

 

海洋プラスチック問題について

大阪湾では、プラスチックごみが漂流ごみ全体の約8割を占め、漂着したペットボトルのほとんどが国内製といわれています。

漂流ごみの分類別割合

漂流ごみの種類別割合(1平方キロメートルあたりの人工物の個数)(平成27年度 環境省調査より作成)


5年間に漂着したペットボトルの製造国別割合

5年間に漂着したペットボトルの製造国別割合(平成22-26年度 環境省調査より作成)

海へ流れ出たプラスチックごみは、紫外線や波の力で細かく砕かれマイクロプラスチック(※)となり、世界の海に拡散しています。

※マイクロプラスチックとは
5mm以下の微細なプラスチックごみのことです。マイクロプラスチックには、プラスチック製のごみが紫外線や波の力で細かく砕かれたものや、一部の洗顔料や歯磨き粉のスクラブ材などに利用されているマイクロビーズなどがあります。
海の生き物が餌と間違えて食べることで、吸着した化学物質が取り込まれ、食物連鎖を経て、生態系に影響を与えることが懸念されています。
海洋のプラスチック汚染は地球規模で広がっており、北極や南極でもマイクロプラスチックが観測されたとの報告もあります。
また、環境省の調査では、日本周辺海域で北太平洋の16倍のマイクロプラスチックが確認されています。

マイクロプラスチック(提供:海上保安庁)

小片化したプラスチックごみ

大阪府の取組

海ごみの回収・処分

「海岸漂着物処理推進法」及び「海岸漂着物対策を総合的かつ効果的に推進するための基本方針」に基づき、「大阪府海岸漂着物等対策推進地域計画」を策定し、海ごみの回収・処分や回収活動の支援等を行っています。

海ごみの発生抑制

海ごみの発生を抑制するため、3Rを推進するほか、地元自治会や市民グループ等による河川の美化活動への支援等を行っています。

大阪湾のマイクロプラスチック調査

大阪湾で海水中に浮遊するマイクロプラスチックの実態を把握するため、令和2年度に湾内2箇所で採取調査を実施しました。

<調査概要>
〇調査日
 令和2年11月24日(火曜日) 

〇調査場所
 大阪湾(大阪府側)の南北2箇所

〇調査方法

  • 船で、0.35ミリメートルメッシュの網を2から3ノットの速度で20分間曳き、試料(海水中の浮遊物)を採取
  • 採取した試料に含まれるマイクロプラスチックを顕微鏡等により計測し、濾水量1立方メートルあたりの個数を算出
  • 採取されたマイクロプラスチックについて、フーリエ変換赤外分光法(Ft-Ir)による材質判定を実施

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〇調査結果
 ア 個数密度                                                                                                                                  大阪湾北部   1立方メートルあたり0.06個(25mプール1杯当たり21.6個(※))
    大阪湾南部  1立方メートルあたり0.03個(25mプール1杯当たり10.8個(※))                                                                                          
  (※)標準的な小学校用の25mプール(幅12メートル×長さ25メートル×深さ1.2メートル)で計算

 なお、令和元年度の調査結果(9月調査及び12月調査)と比較すると、晴天時に実施した12月の調査結果と同程度の値でした。また、過年度に環境省が実施した調査結果と比較すると少ない値でした。

表-1 マイクロプラスチック実態把握調査結果(1立方メートルあたりの個数)
  

 令和元年9月5日

(前日夕刻に降雨あり)

令和元年12月6日

(晴天時)

令和2年11月24日

(晴天時)

大阪湾北部

4.10.180.06

大阪湾南部

0.050.030.03

表-2 環境省によるマイクロプラスチック個数調査結果(1立方メートルあたりの個数)

大阪湾5地点平均

(平成27年度)

大阪湾5地点平均

(平成30年度)

瀬戸内海6地点平均

(平成27年度)

太平洋沖合高知県から鹿児島県3地点平均

(平均26年度)

0.750.0980.3515.75

 イ 材質判定

  • 2地点で回収した計35個のマイクロプラスチックの材質を判定したところ、ポリプロピレンが最も多く(17個、全体の49%)、次いでポリエチレン(10個、同じ29%)、ポリエチレンテレフタラート(5個、同14%)が多いという結果でした。 
  • これらの材質は、食品容器や包装材、ペットボトル等、日常生活で用いられている様々な製品に使用されており、日常生活で発生したごみがマイクロプラスチック化しているものと推定されます。

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                               図−1 Ft-Irによる材質判定で判明したプラスチック材質の比率

  詳細はこちらの資料をご覧ください。

   マイクロプラスチック調査結果について [PDFファイル/284KB]

海ごみのモニタリング調査

海岸における漂着ごみの実態を把握するため、令和2年度に府内の海岸1箇所で回収調査を実施しました。

 <調査概要>
 〇調査日
  令和2年12月23日(水曜日) 

 〇調査場所
  泉南郡岬町淡輪付近の海岸1箇所

 〇調査方法

  • 汀線(海水面と海浜との境界線)方向の幅50メートル、海岸汀線から堤防までの間を調査範囲とし、長さ2.5センチメートル以上のごみを調査対象として回収
  • 回収したごみを分類表に基づいて分類し、個数、重量、容積を調査

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 〇調査結果
 ア 分類別の組成

  • 人工物のごみが321個確認され、「プラスチック・発泡スチロール」が重量別で62%、容量別で83%、個数別で93%(297個)を占めていました。

 イ プラスチック・発泡スチロール類の組成について

  • 「プラスチック・発泡スチロール」の製品別の個数で見ると、食品容器や包装材、カトラリー等、陸域での日常生活で発生するものが多く見られました。

                           表-3 プラスチック・発泡スチロール類の細分類別組成

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詳細はこちらの資料をご覧ください。

海岸漂着ごみモニタリング調査結果について [PDFファイル/454KB]
 

海ごみをなくすために、私たちにできること

  • マイバッグやマイボトルを利用するなど、使い捨ての習慣を見直しましょう!
     レジ袋やストローなど、必要でないものは断りましょう。
  • ごみのポイ捨ては絶対にやめましょう!
     レジャーなど、屋外で出たごみは必ず持ち帰り、お住まいの市町村のルールに従って適切にリサイクル・ごみ出しをしましょう。
  • 河川や海岸などの清掃活動に積極的に参加してみましょう!
     大阪府内では、多くの団体が河川や海岸等の清掃活動を実施しています。積極的に参加してみましょう。

海ごみ対策啓発ポスター・チラシ

大阪府では、海ごみ対策の啓発を進めるため、ポスターとチラシを作成しました。

関連ホームページ

このページの作成所属
環境農林水産部 環境管理室環境保全課 環境計画グループ

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