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「大阪ものづくり優良企業賞2023」表彰式及び交流会の様子
令和6年2月16日(金曜日)に「大阪ものづくり優良企業賞2023」の表彰式(令和5年度大阪府商工関係者表彰式、大阪製ブランド表彰式と同時開催)が、エル・おおさか(大阪府立労働センター)で行われました。
受賞企業48社を代表し、最優秀企業賞、技術力部門賞、夢・未来・ORIST賞、審査委員特別賞を受賞された企業6社に、山口副知事から表彰状が授与されました。
式典の様子
代表受領の様子
最優秀企業賞
株式会社ダイプラ 代表取締役会長 大東 章男 氏
技術力部門賞
株式会社鴻進テック 代表取締役 三島 沙織 氏
夢・未来・ORIST賞
株式会社ナガサカ 代表取締役社長 北野 龍伸 氏
審査委員特別賞(3社)
株式会社河島製作所 営業部部長 帖地 大輔 氏
杉本精機株式会社 取締役 杉本 将人 氏
有限会社ユーテック 代表取締役 上田 友司 氏
豊田審査委員長祝辞
豊田審査委員長の祝辞
審査委員長を務めていただきました豊田政男委員長(大阪大学名誉教授)の祝辞をご紹介します。
大阪ものづくり優良企業賞2023
表彰式祝辞
大阪ものづくり優良企業賞の審査委員会委員長を務めさせていただきました豊田でございます。まずは、 栄えある受賞を心からお喜び申し上げますとともに、皆様のこれまでのご尽力、お取り組みに対しまして、受賞されました皆様に改めて敬意を表します。
「大阪のものづくり看板企業の登竜門」をコンセプトにした「大阪ものづくり優良企業賞」も、今年度で16年目を迎え、これまで「匠」企業として受賞された企業数は、948社にもなりました。
今年度も、金属・機械製品や樹脂製品、印刷製品、消費財など幅広い業種の企業から申請いただくことができました。
その中から技術力やQCD、財務状況や人材育成などに着目して審査を行った結果、今年度は新たに「優良企業賞」を48社、そのうち「知的財産部門賞」を4社選定しました。
今回の受賞企業のうち、特に優秀な企業として、「最優秀企業賞」1社、「技術力部門賞」1社、大阪産業技術研究所理事長賞である「夢・未来・ORIST賞」1社、「審査委員特別賞」3社を選定し、先ほど表彰を受けられ、改めてお祝いと今後の発展を期待いたします。
今回の審査を通じて、長引くエネルギー・原材料価格の高騰や深刻な人手不足など、ものづくり企業を取り巻く環境が大きく変化するとともに、より厳しい環境への適切な対応が求められていますが、これまでの経験で培われた技術の応用や創意工夫により新しい展開に挑む大阪ものづくり中小企業の姿勢を拝見しました。
また、府内ものづくり中小企業の優れた技術に裏打ちされた創造力にあふれる製品を認定する「大阪製ブランド」。今年度は、新たに16製品がこの大阪製ブランドに加わり、合計154製品となったとのことです。日用品や玩具、ヘルスケア製品など、バラエティ豊かな製品が認定されており、大阪の企業の技術力の高さ、また、実用性のみならずデザイン性にも優れ、環境にも配慮するなど、魅力的な製品が揃っています。
「匠」や「大阪製ブランド」など、改めて、大阪には オンリーワン・ナンバーワン企業や技術と人材の強みを生かしたものづくり企業が集積していることを実感し、日頃からの皆様のご尽力に対して、深く敬意を表します。
開催まで1年あまりとなった「大阪・関西万博」は「いのち輝く未来社会のデザイン」のテーマのもとに開催される世界的なイベントです。世界から大阪が注目を集めるこの時期こそ、大阪のものづくり力の高さを実証し、世界に発信する絶好の機会となります。
この場にお集まりいただいた企業の皆様には、大阪ものづくり看板企業である「匠」や「大阪製ブランド」を旗印に大阪のものづくり企業として、その持てる技術力・企業力をより一層発揮していただき、「大阪のものづくり力」のブランドイメージの発信や「大阪産業の活性化」にご協力いただくことを期待しております。
最後となりましたが、本日受賞の皆様方をはじめ、ご列席の皆様のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。
令和六年二月十六日
式典終了後、交流会も開催しました。
大阪府商工労働部長の挨拶
受賞者インタビュー(株式会社ダイプラ)
交流会の様子