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食中毒を防ぐために(消費者向け)
重要!カンピロバクター食中毒が多発しています!
カンピロバクター食中毒は生や加熱不十分の鶏肉を原因として、全国でも多く発生しています。
カンピロバクターは生の鶏肉に高確率で付着していて、少しの菌量で発症するため、新鮮であれば安全というのは間違った認識です。
また、カンピロバクターは肉の表面に存在するだけでなく、肉の内部にまで入り込むため表面を炙るだけの調理法も安全とは言えません。
カンピロバクター食中毒にならないためには、鶏肉はしっかり加熱して食べましょう!
家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
食中毒予防3原則について、家庭で実践できるポイントをまとめました。
食品の購入 | ・肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮な物を購入しましょう。 ・表示のある食品は、消費期限などを確認し、購入しましょう。 ・購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール袋などにそれぞれ分けて包み、持ち帰りましょう。 ・特に生鮮食品などのように冷蔵や冷凍などの温度管理の必要な食品の購入は、買い物の最後にし、購入したら寄り道せず、まっすぐ持ち帰るようにしましょう。 |
家庭での保存 | ・冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。 ・冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。めやすは、7割程度です。 ・冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は、-15℃以下に維持することがめやすです。温度計を使って温度を計ると、より庫内温度の管理が正確になります。 ・細菌の多くは、10℃では増殖がゆっくりとなり、-15℃では増殖が停止しています。しかし、細菌が死ぬわけではありません。早めに使いきるようにしましょう。 ・肉や魚などは、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁などがかからないようにしましょう。 ・肉、魚、卵などを取り扱う時は、取り扱う前と後に必ず手指を洗いましょう。せっけんを使い洗った後、流水で十分に洗い流すことが大切です。 ・食品を流し台の下に保存する場合は、水漏れなどに注意しましょう。また、直接床に置いたりしてはいけません。 |
下準備 | ・台所を見渡してみましょう。ゴミは捨ててありますか?タオルやふきんは清潔なものと交換してありますか?せっけんは用意してありますか?調理台の上はかたづけて広く使えるようになっていますか?もう一度、チェックをしましょう。 ・井戸水を使用している家庭では、水質に十分注意してください。 ・手を洗いましょう。 |
調理 |
・調理を始める前にもう一度、台所を見渡してみましょう。下準備で台所がよごれていませんか?タオルやふきんは乾いて清潔なものと交換しましょう。そして、手を洗いましょう。 |
食事 |
・食卓に付く前に手を洗いましょう。 |
残った食品 |
・残った食品を扱う前にも手を洗いましょう。残った食品はきれいな器具、皿を使って保存しましょう。 |