市町村国保は、年齢構成が高い、一人当たり医療費水準が高いなどの課題を抱えています。また医療の進展等により医療費の上昇傾向が続いており、これまでどおり市町村単位のまま運営していると、10年後、20年後の保険料において市町村ごとに大きな格差が生じてしまいます。また、市町村単体では保険財政を支えられなくなり、保険料が高額になるなど、非常に大きなリスクを抱えているのが現状です。
大阪府ではこの格差を是正するため、全国に先駆けて保険料水準を完全統一する「大阪で1つの国保」を実現し、府内市町村が一体となって、保険財政基盤を強固なものとします。これにより、将来的な財政リスクが解消され、持続可能で安定した国保運営が行えるようになります。
その結果、いつでも安心して医療サービスを受けることや、人生100年時代において、いつまでも健康保持を図ることが期待できます。
また、これまでは市町村間で保険料が異なっていましたが、同じ要件(同じ所得、同じ家族・年齢構成)であれば、府内のどこに住んでいても公平な保険料を実現できるなど、負担の軽減につなげることができます。
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健康医療部 健康推進室国民健康保険課 事業推進グループ
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