南河内の河川整備

更新日:2011年3月8日

南河内地域の過去の災害について

南河内地域は、金剛山地と泉北丘陵に、はさまれた地域で、古来より交通の要衝として繁栄し、古市古墳群をはじめとする優れた文化遺産を有しています。この地域の河川では、流域内において急速な都市化や人口が増加するなか、昭和57年豪雨や平成7年豪雨では多くの被害が発生しました。

○過去の災害の写真○     

     昭和57年豪雨での西除川における洪水状況の写真      平成7年豪雨での天見川における洪水状況の写真

 

南河内地域の整備計画及び整備の現状について 

南河内地域においては、概ね10年に一度発生する規模の大雨(1時間に約50mm)に対応した河川改修が、

要改修延長約84kmうち約76%で完了しています。長期的には100年に一度発生する規模の大雨(1時

間に約80mm)に対応できるように河川改修を進めます。

南河内の河川改修事業
(概ね10年に一度発生する規模の大雨(1時間に50mm)に対応した河川改修状況)
                                       平成20年度末
河川名流域面積(km2)指定延長(km)改修率(%)備考
石川220.029.974 
飛鳥川10.25.681 
天見川56.97.530 
梅川31.87.348 
佐備川17.226.329 
西除川46.326.278 
東除川39.713.7100 
落堀川10.33.7100 
大水川2.72.5100 

(改修率については、要改修延長に対する改修率です)

多自然川づくりへの取り組み

河川全体の自然の営みを視野に入れ、地域の暮らしや歴史・文化との調和にも配慮し、河川が本来有している

生物の生育・生育・繁殖環境及び多様な河川景観を保全・創出することに取り組んでいます。

○事例紹介○

飛鳥川:まちづくりと一体となり歴史と緑のネットワークの形成を目指し、ゾーンを設定して整備を行っている。このゾーンでは親水性の高い空間を創出している。

     多自然川づくり事例 飛鳥川の写真    

 石川:河川敷を利用した公園との一体整備を行っており、豊かな自然に恵まれた広大なオープンスペースを創出している。

     多自然川づくりの事例 石川の写真

老朽化護岸等への取り組み 

 河川堤防は、治水の根幹をなす施設であり、その機能の保全は、府民生活の「安全・安心」を確保するために必要不可欠なものです。しかし、建設から50年以上が経過し、著しい老朽化等のため、局部的な補修では対応できない堤防もあります。そこで局部的な補修で対応できない堤防について、老朽化護岸対策河床低下対策堤防補強を実施することにより、浸水被害を未然に防止します。

老朽化護岸対策

 河川堤防の老朽化により発生するコンクリートブロック護岸のクラックや堤防天端の空洞などにより、護岸崩壊の危険性が高い河川の調査を実施し、適切な対策を実施しています。

河床低下対策

 河床低下により、護岸の根入れ部が不足して、護岸崩壊の危険性が高い河川の調査を実施し、適切な対策を実施します。

堤防補強

 河川堤防において、洪水時の降雨及び河川水の浸透により、堤防が不安定となる恐れのある土堤等の絞り込みを行い、そのうち堤防崩壊の危険性が高い河川の調査を実施し、適切な対策を実施します。

このページの作成所属
都市整備部 河川室河川整備課 計画グループ

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