大阪府は、2021年3月に、「2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ」をめざし、2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比で40%削減することを目標とした温暖化対策実行計画を策定しました。削減目標の達成に向けては、あらゆる主体の意識改革・行動喚起が不可欠です。具体的な取組みの1つとして、「カーボンフットプリント等の活用などによるエネルギーの無駄を減らす賢い選択(COOL CHOICE)・エシカル消費の推奨、ライフスタイル・ビジネススタイルの転換を促進」を目指しています。脱炭素化に向けた消費行動を促進するためには、消費者が、商品・サービスを利用する時に、生産・流通・使用などライフサイクル全体でCO2排出の少ないものを積極的に選択していくきっかけづくりが重要と考えています。
カーボンフットプリントとは、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、商品やサービスにわかりやすく表示する仕組みです。LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を活用することで、環境負荷が定量的に算定されます。
単位は「g-CO2」で表されます。
商品にかかるCO2排出量を「見える化」することで、事業者と消費者の間でCO2排出量削減行動に関する「気づき」を共有できるといった効果が期待できます。
認証された商品には、以下のマークが付けられています。
図 カーボンフットプリントマーク
大阪府では、R4年度事業において、暮らしに身近な食の分野から、CO2排出の少ない食品等の購入を意識してもらうことを目的として、府内産食材を対象としたカーボンフットプリントの算定方法および商品へのラベリング方法の検討をしています。商品のライフサイクルのうち、特に生産と流通に着目し、大阪エコ農産物の農薬・肥料・燃料等の削減努力や、大阪産(もん)等、地産地消による輸送段階のCO2削減効果を見える化することで、有機農業や地産地消との相乗的な普及を図っていきます。
タイトル | 概要 | |
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令和3年11月5日(金曜日)・6日(土曜日)・7日(日曜日) 万博記念公園 | ロハスフェスタ万博 秋(外部サイトを別ウインドウで開きます) | 温暖化対策に取り組む大阪府地球温暖化防止推進センター(大阪府みどり公社)が出展するブースの一部で、CO2削減に配慮した消費行動について考えてもらうきっかけづくりとして、食の分野での選択肢の1つでもある「代替肉※」をテーマとした出展を行いました。パネル展示やクイズ、試食体験などを通して「環境にやさしい買い物」について学んでいただきました。 【主な出展内容】 〇クイズ出題 〇代替タンパク食品の試食 〇ご参加アンケートの結果 |
令和4年11月6日(日曜日) アリオ八尾 | SDGs×ECO FESTIVAL | 2021年4月に「ゼロカーボンシティやお宣言(外部サイトを別ウインドウで開きます)」を行った八尾市にて、「環境」をテーマに開催されました。大阪府もブース出展し、CO2削減に配慮した消費行動について考えてもらうきっかけづくりとして、府民に身近な食の分野を取り上げ、「地産地消」「旬産旬消」を意識した買い物が環境にも優しいことをPRしました。
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令和4年11月12日(土曜日)・13日(日曜日) 天王寺公園エントランスエリア「てんしば」 | Welcomingアベノ・天王寺 おおさかもん祭り2022 | 大阪産(もん)と大阪産(もん)名品、大阪製ブランド製品を手に取り、味わい、体験できるイベントが開催され、当課では、「脱炭素・エネルギー政策課/農政室」ブースとして出展し、大阪産(もん)をおいしく味わって、楽しく「脱炭素」を感じてもらえる企画を行いました。
〇パネルの展示 |
令和4年11月20日(日曜日) 熊取交流センター煉瓦館 | 環境フェスティバル2022 | 熊取町では3年ぶりに「環境フェスティバル2022〜みんなで目指そう!SDGs 未来ある地球のために〜」が開催されました。大阪府もブース出展し、CO2削減に配慮した消費行動について考えてもらうきっかけづくりとして、身近な食の分野を取り上げ、「地産地消」「旬産旬消」を意識した買い物が環境にも優しいことをゲーム等を通して楽しく学んでいただきました。
【主な出展内容】 |
このページの作成所属
環境農林水産部 脱炭素・エネルギー政策課 気候変動緩和・適応策推進グループ
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