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駅ホームにおける安全性向上の取組み
大阪府では、府内の鉄道駅ホームからの視覚障がい者の相次ぐ転落事故等を踏まえ、鉄道事業者等で構成された「可動式ホーム柵整備事業に関する連絡調整会議」において、可動式ホーム柵の整備をはじめとする駅ホームの安全対策の検討を進め、平成30年3月に、「大阪府内の駅ホームにおける安全性向上の取組みについて」をとりまとめました。また、このたび、バリアフリー法に基づく基本方針の改正に伴い、その内容の見直しを行いました。
引き続き、鉄道事業者・市町村等と連携しながら、ハード・ソフト両面から駅ホームの安全性向上が図られるよう取り組んでいきます。
大阪府内の駅ホームにおける安全性向上の取組みについて(令和7年4月1日修正)
取組方針
今後の取組みの方向性について、下記のとおりとりまとめた。
ハード対策
- 可動式ホーム柵について
*転落および接触事故の発生状況、鉄道駅の構造および利用実態、地域の実情等を勘案し優先度が高いホームでの番線に着目し整備促進を図る。- (優先度の高いホーム)
- 乗継駅において方面別により乗車客が多く利用するホーム
- 幅が狭く混雑するホーム
- 曲線駅で見通しの悪いホーム など
- *上記の優先度を考慮しつつ、引き続き、10万人以上の駅(番線)についても整備促進を図る。
- (優先度の高いホーム)
- 内方線付き点状ブロックについて
*国が示す一日あたりの利用者数が3,000人以上の駅を優先的に整備し、可能な限り府内全駅に整備に努める。
ソフト対策
*新技術等を活用した安全対策の取組み
*鉄道事業者と行政が連携し、「声かけ・サポートカード」を活用した駅利用者による声かけなどについての啓発活動
*駅施設の改修
可動式ホーム柵整備事業費補助
鉄道事業者が行う可動式ホーム柵整備事業に対し、国、地元市町と互いに協力して補助を行います。
大阪府鉄道駅可動式ホーム柵整備事業費補助金交付要綱はこちら(PDF:190KB)をご覧ください。
令和6年度補助事業実施駅
鉄道事業者 | 路線 | 駅 |
近畿日本鉄道(株) | 大阪線 | 鶴橋駅 |
南海電気鉄道(株) | 高野線 | 中百舌鳥駅 |
泉北高速鉄道(株) | 泉北高速線 | 和泉中央駅 |
補助実績
補助実施箇所写真
南海電気鉄道(株) 高野線 中百舌鳥駅