大阪の都市像を示すグランドデザイン・大阪、グランドデザイン・大阪都市圏では、「圧倒的な魅力を備えた都市空間の創造」を基本目標としており、その中で、みどりや水辺など、圧倒的な都市魅力と品格ある都市景観と、歴史・文化を身近に感じ、住み、働き、学び、楽しめる都市を実現するとしています。
○大阪・関西を訪れる外国人観光客が年々増加しており、また、百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録に向けた取組みや、2025日本万国博覧会やIR(統合型リゾート)の誘致活動を契機として、歴史文化、都市インフラ、大都市としての夜間景観など、様々なストックやポテンシャルを活かした未来に向けた魅力ある景観づくりの絶好の機会となっています。
○社会の成熟に伴い、近年、府民の景観に対する関心の高まりや意識の向上により、各地域で独自の景観形成の取組みが見られるようになりました。
○地方分権により景観行政団体となる市町村が増加し、市町村独自の景観形成が進む一方で、行政区域を越えた広域的な景観形成が課題となっています。
○大阪府の景観特性を踏まえ、広域的な視点と地域的な視点からの景観形成の方向性を示すものとして、新たな都市景観ビジョン・大阪を策定します。
本ビジョンは、大阪府景観条例に基づく「大阪府景観形成基本方針」として策定するものであり、景観形成の目標に関する事項、景観形成を推進するための施策の体系に関する事項、景観形成を推進する地域に関する事項を定めたものです。
また、「将来ビジョン・大阪」「グランドデザイン・大阪」「グランドデザイン・大阪都市圏」をはじめとする様々な上位・関連計画と連携、整合を図ります。
全文
表紙 | |||
目次 | Word | ||
P.1 | 都市景観ビジョン・大阪の位置づけ | Word | |
P.2-3 | 1 はじめに | Word | |
P.4-7 | 2 大阪の景観特性 | Word | |
P.8-9 | 3 大阪の主な景観上重要な要素 | Word | |
P.10-11 | 4 景観形成に関するこれまでの取組み | Word | |
P.12-13 | 5 大阪が目指す景観づくり | ||
P.14-15 | 6 大阪がめざす景観づくりの方向性 | Word | |
P.16-18 | 7 景観特性に応じた取組方針 | ||
P.19-25 | 8 実現に向けた視点と取組み | ||
P.26 | 9 景観まちづくりの推進体制 10 フォローアップと検証 | ||
用語集 |
『 きらめく世界都市・大阪の実現 』
大阪の景観特性に応じた5つの軸(道路軸、河川軸、山並み・緑地軸、湾岸軸、歴史軸)や土地利用特性を踏まえた景観づくりや、夜間景観を活かした景観づくりに取り組みます。
1.民間が主体的に景観づくりに取り組み、積極的に投資できる環境をつくる
○ 方針・計画の提示
○ 適切な規制誘導による景観づくり
・まちづくり団体の認定や景観協定等と連動した規制誘導の検討
・無電柱化等の促進策や市街化調整区域の土地利用における景観配慮の検討
・景観上重要な建築物等の活用促進
・法令に基づく景観誘導や歴史・自然環境等の保全
・ルール・マナーの向上による景観づくり
○ 公的資産の民間開放
・公共空間の民間開放による賑わいづくり
・景観資源を活かした賑わいの創出
○ 公民連携のプラットフォームづくり
・景観協議会等のまちづくり団体のプラットフォームづくり
・景観まちづくりに関する府民運動の展開
2.公共事業の実施にあたっては、地域の景観づくりの模範となるよう努める
○ 公共建築物の景観への配慮
・地域景観をリードする施設づくり
・屋外空間における景観づくり
○ 都市インフラや面的開発の景観への配慮
・道路・鉄軌道の景観づくり
・水辺の景観づくり
・緑の景観づくり
・夜間の景観づくり
・面的整備エリアの景観づくり
・大規模構造物等の景観誘導
○ 公共事業における景観面でのPDCAサイクルの確立
・有識者等との連携による仕組みづくり
・庁内連携の促進
3.景観づくりの担い手を育成し、大阪の魅力を創出し、発掘する
○ ビュースポット(視点場)の発掘と情報発信
○ 市町村の景観行政団体化の促進
○ 担い手の育成と景観まちづくりの継続
・景観に対する関心づくり
・地域が自立した景観まちづくりの推進
・大阪美しい景観づくり推進会議の活性化
・アドプト制度による景観まちづくりの推進
大阪府パブリックコメント実施要領に基づき、広く府民のみなさまからご意見を募集しました。
募集期間 平成29年12月22日から平成30年1月22日まで (募集期間は終了しています)
詳しくは こちら から
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このページの作成所属
都市整備部 住宅建築局建築環境課 住環境推進グループ
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