身近な素材であそぼう1
自己決定、自己選択、対等
・遊びをきっかけにして、子どもと子ども、子どもとおとな、おとなとおとな、いろいろな交流の中で、気持ちが通じあう体験を積み重ねる。
・おとなも子どももリラックスして楽しみ、生活の中に遊びがいっぱいあることに気づく。
60分
大小のビニール袋・スーパーの袋を合わせて人数分 かさ袋・資料:人数分
大小布・シーツ・ふろしき・バスタオル:各1枚から2枚
(5分) 1 受け入れと自己紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●気持ちをほぐす
(10分) 2 みんなでこんにちは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●リラックスして楽しむ
(15分) 3 ビニール袋であそぼう ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●子どもが遊びを決める
(15分) 4 大布も出して楽しもう ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●子どもと遊びをつくり出す
(15分) 5 片付けとふり返り ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●自分の気持ちを感じる
・丸くなって座る。資料「あがりめ・さがりめ」を配布する。
・荷物の置き場所を案内しながら笑顔で迎える。
※子どもが走ったりすることを制するのではなく、参加してくれてありがとうの気持ちで見守る。
○○です。みなさんとの出会いを楽しみにしてきました。みなさんはいかがでしょうか。わたしは少し緊張しています。みなさん、一緒に歌ってくださいね。
♪「大きな栗の木の下で」♪などをゆっくりと2、3回くり返す。
ありがとうございます、みなさんの声が聞けて、ほっとしました。先ほどお配りした資料は、お家で読んでいただいたらいいのですが、「わらべうたは子どもがつくりだしたものだ」と書いてあります。ご存知でしたか? わたしは、この資料から知りましたので、配布させていただきました。
・「あがりめさがりめ」を、子どもと向き合ってやってみる。
※隣の人と向き合って歌ったり、子どもの好きな歌や喜ぶことの情報交換をしてもらう。
※誰かのお気に入りの歌などをみんなでまねて、場をほぐす。
わらべうたは、このように歌わなければならないという決まりはないですね。同様に、子どもと遊ぶことも、こう遊ばなければならないということではなくて、子どもとつくり出すものだと思います。今日は、ビニール袋と布を用意しています。子どももおとなもみんなで声を聴き合いながら、遊んでみましょう。
・いろいろなビニール袋やかさ袋をかごに入れて、何ヵ所かに置き自由に使う。
・シャカシャカの音を楽しむ。揺らす。空気を入れたり、しぼませたりする。
・風船にして飛ばす。子どもが持って走るのを見守る。
・となえうた(節のない歌、語り歌)に合わせてみんなで飛ばす。
♪「たこたこあがれ、たこたこあがれ くもまであがれ てんまであがれ それ−」♪
♪「うえからしたからおおかぜこい こいこいこい それ−」♪
※様子を見ながら、「おとなもしたいことをやってみてね」と袋風船のつき合いっこなどに誘ってみる。
【ワンポイントアドバイス】
ビニール袋を口に入れてひきちぎる子どももいるので、みんなで気にかける。
・みんなで布を持って揺らす。
※子どもが布の下に入ったり、上に乗ったり、布にビニール袋を乗せたり、子ども自身がやってみようとする気持ちを大切にしながら楽しむ。
※「持ってもらえますか」「一緒にしよう」など、参加者同士が声をかけ合える間を大切に、少人数での遊びにも誘う。
・かさ袋を踏むとパンと割れたり、プシューと空気が抜けることを楽しむ。
・ビニール袋をほどいてたたみ、破れた袋は捨てる。
・布をたたむのは、参加者に任せる。
きれいに片付きました。みなさんの笑顔や、声をかけ合う姿に安心するのか、子どもたちもうれしそうで、わたしも楽しかったです。地域の中でも、互いに声をかけ合い、みんなで過ごせるひとときをつくってくださいね。
それにしても、改めて生活の中には遊びがいっぱいあると気づかされます。おもちゃがなくても、子どもの関心で何でも遊びになります。ハイハイが始まるころには、引き出しの物など出して困りますが、子どもは自分で見つけて自分で遊びます。与
えられるのではなく、選べることがおもしろいのかもしれません。使ってもいい物を引き出しに入れておくなど、ちょっと意識してみるのもいいかもしれません。今日はありがとうございました。
資料「あがりめ さがりめ」 / [PDFファイル/950KB]
このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ
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