さまざまな主体が連携・協力した地域活動 事例44

更新日:2023年9月21日

千早赤阪村体育協会 「千早赤阪村民スポーツフェスティバル」

活動のあらまし

 千早赤阪村では毎年、村民の健康増進のため、スポーツフェスティバルが開催されています。

 平成19年度までは、地域対抗の村民体育祭が開催されていましたが、少子高齢化の影響などにより、平成25年にスポーツフェスティバル・グラウンドゴルフ大会へと変更されました。

 その後、村内をウォーキングするスポーツフェスティバルという現在の形になりました。

 そして、 以前は村教育委員会が事務局を担っていましたが、令和4年度からは、村教育委員会からの後援を得ながら、千早赤阪村体育協会を中心に村民が主体的に開催・運営するスポーツフェスティバルとなりました。今では、子どもから高齢者まで、幅広い年齢層の村民101人が参加するイベントになっています。

活動のポイントとエピソード

ここがポイント1 参加しやすい

 ウォーキングコースは全長3.5kmです。コース内では、農林水産省の「日本の棚田百選」に選定された棚田の側の道や大きな木の間の細い山道など、村内の美しい自然の景色を見ることができます。気に入った場所で棚田や草花を写真に収めたり、疲れたら一休みしたりしながら、各自のペースで歩くことができます。

 1人で参加することも、お友達やご家族、もしくは近所の人たちと一緒に、ゆっくりおしゃべりしながら参加することもできます。 

 スポーツフェスティバル開催中は、コース内の7か所の地点でスタッフが待機しています。さらに、確認のために参加者の後ろから歩くスタッフもいます。もしも参加者が途中で体調が悪くなってしまってもすぐに対応してもらえるため、安心して参加することができます。

                  walkinghajime                   tanada                   hana

ここがポイント2 当日のスタッフの動き

 当日、総勢31人のスタッフは、朝早くからウォーキングコースの整備並びに受付の準備を行います。  

 さらに、下の画像にあるとおり、A地点からG地点には、交通整理や参加者への声かけ・誘導・見守りなどを行うために、スタッフが待機します。

 開会式が行われた後は、参加者全員で準備体操を行います。その後、参加者はゆっくりと歩きだし、運営スタッフは、それぞれの地点と連携を取りながら、参加者が安全にウォーキングができるように気を配ります。

 参加者の中でも歩くのが早い人は、40分くらいで完歩します。完歩した人には、受付にて一人ひとりに完歩証と参加賞が手渡されます。 

                   uketsuke                   chizu                   kamposhou

ここがポイント3 村民の協働による企画・運営

 千早赤阪村の体育協会は、テニス、体操、ソフトボール、卓球、ゴルフ、空手道、少年サッカー、バレーボール、少年ソフトボール、バスケットボールという10の団体から構成されています。日頃は、それぞれ の協会ごとに別々に活動していますが、年に1度、協働しながら千早赤阪村民スポーツフェスティバルを開催しています。

 「千早赤阪村民スポーツフェスティバル」は、村民が中心となって活動することにより、幅広い年齢層の村民同士がふれあいながら健康を意識する機会を得るとともに、村の中をみんなでウォーキングすることで、村民が自分の住む村のよさを再発見し、郷土愛を育むことができる活動となっています。

このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 社会教育グループ

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