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更新日:2012年1月20日

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さまざまな主体が連携・協力した地域活動 事例2

茨木市 郡小学校区 「放課後子ども教室」

活動の概要

郡小学校の放課後子ども教室(おおさか元気広場事業)は、その取組みが評価され平成21年度に文部科学省生涯学習政策局長から表彰されています。
活動日数の多さと参加している子どもの数が多いことが特徴で、活動は放課後の子どもたちの居場所づくりという観点を重視し、自由遊びが中心となっています。のぼり棒、ドッジボール、遊具、野球、サッカーなど思い思いの遊びを通じて異学年の集団で遊ぶ機会を得ることができ、幅広い交友関係を築けています。
また、毎水曜、小学校に隣接しているコミュニティーセンターでは囲碁教室も開催しています。
遊びについてはできるだけ規制はせず、見守りを中心とする体制により、子どもたちは遊びの中から人とのかかわり方や危険回避能力を身に付けています。

活動のエピソード

1 世代の違うスタッフによる見守り

スタッフとして、さまざまな年代の人が登録している。若いスタッフ、壮年のスタッフ、年配のスタッフどうしがお互いの立場や考えを理解することにより、子どもたちを多面的に見ることができるようになっている

ここがポイント1
  • 地域コーディネーターによる声かけ
    コーディネーターが、できるだけ多くの地域の知り合いに声をかけ、その人がまた知り合いに声をかけることで、世代の違う多様な大人がスタッフとして活動に関わっている。

2 活動日数の多さと参加する子どもたちの多さ

長期休業期間を除く月曜から金曜を主な活動日とすることで、多くの子どもたちが授業終了後に毎日でも参加できるようになっている。子どもたちは学年の枠をこえた集団の中で人間関係をつくっている。

ここがポイント2
  • スタッフ体制の充実31人いるスタッフのうち毎日7-8人が活動に関わっており、担当するスタッフは前日の活動記録を参考に課題解決に向けたミーティングを毎日実施し、スタッフは常に声掛けと連携を重視し安全管理に務めている。

3 誰もが行ける居場所

支援学級の子どもたちや不登校の傾向にある子どもたちも遊びを楽しめるようスタッフ間の連絡を密にしたり、遊ぶときには状況に合わせて補助をするなどのサポートを行っている。
このような配慮や支援を行うことにより、放課後子ども教室が、すべての子どもたちの居場所になっている。

ここがポイント3
  • 一緒に遊ぶ
    多様な子どもたちが一緒になって遊ぶ場をスタッフが意識的に作ることにより、子どもたちの人権感覚が育っている。

4 情報発信と情報共有

学期ごとに「放課後子ども教室」広報紙(カラー版)をスタッフが作成して、全校児童を通じて保護者や公民館関係者に配布している。
また各学期終了後にスタッフ交流会を実施し、活動の反省や勉強会を行っている。

ここがポイント4
  • 文書化による振り返り
    活動内容や反省点を文書化し、自分たちの活動を振り返ることで、PDCAサイクルが確立し、よりよい活動へとつながっている。

問合せ先

茨木市教育委員会青少年課 072-622-5180

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