令和元年度第1回組合事業向上支援事業評価審議会議事概要

更新日:令和元年6月18日

令和元年度大阪府中小企業組合事業向上支援事業評価審議会の概要


1.評価審議会の開催

日 時:令和元年5月31日(金曜日)午後2時30分から午後3時30分まで
場 所:マイドームおおさか4階セミナー室
出席委員:池田会長、鈴木委員、中島委員、山下委員(五十音順)

2.議事概要

【議題1】平成30年度事業評価について
      (組合ビジョン・中期計画、組合・異業種企業グループ事業計画作成支援分)

 ○事務局から評価について説明
・平成30年12月から平成31年3月に支援を終えた116件の内、組合ビジョン・中期計画作成支援の件数は29件、組合事業計画作成支援の件数は80件、異業種企業グループ事業計画作成支援の件数は7件。その中から11件(約1割)を抽出して評価を実施。
・評価の全体の平均は、18.0点(満点32点)。
・利用者満足度調査は、支援を終えた116件を対象に実施。(回収率77.5% 90組合)合計点の平均は、43.0点(満点50点)

 ○審議会委員からの主な意見要旨
 (1)「課題把握」
・課題の把握において、全体として具体性や掘り下げが乏しいと思われる。
・課題の把握が不十分であれば、次のサービス提案の内容が高まらない。評価基準にあるように、組合の現状を把握した上で、課題の抽出、明記をお願いしたい。また、より大所高所の視点から、組合が感じている以外の課題の抽出もしていただきたい。
・課題把握の弱い組合が多いが、ヒアリング力の弱さと関連していると感じる。
・資産額の大きい組合には、可能であれば貸借対照表の添付を要請したい。
・報告書の記載方法に関して属人的な違いが強く影響しているように思われる。
・評価の高い案件は、SWOT分析等を効果的に活用し、裏付けとなる具体的数値等も明示しながら効果的に課題把握・分析がなされている。
・従前と比較して具体的な課題分析がなされるようになっているため、全体的なレベルの底上げがなされたようには思われる。
(事務局)
・課題の掘り下げ、見立てについては、これまでも繰り返し審議会において問題提起をいただいており、繰り返し支援機関に周知してきているが、残念ながら、取り組みが十分でないものがあるという現状もあります。今回もこの結果をフィードバックし、取り組みの改善につなげていきたい。

 (2)「サービス提案」
・サービス提案がしっかり実施されている案件は、課題分析もしっかりと実施されており、一定の相関性が見受けられる。支援の流れ・到達目標等に具体的記載があり、有機的にリンクしており一貫性がある。
・評価の低い案件は具体的な記載が非常に少なく、特に到達目標については具体的にしっかりと記載することが望ましい。その到達目標や目標達成時期に向けて、スケジュールや支援の流れを逆算することで説得力のある記載になると思われる。
・サービス提案の内容が、様式の見出しに沿って記載しようとしていることは評価できるが、組合から出された課題への対応が中心であったり、提案内容が具体性に欠ける案件が多く、全体として低い評価になっていることは納得できる。
・評価を組合に伝えることで、評価は大所高所から課題を把握することが求められていること、サービス提案についても具体性や掘り下げが必要であることが理解され、組合のほうからも支援機関や専門家に求めることができると思われる。
・専門家としての分析と提案は重要ではあるが、当事者である組合員を巻き込んで主体的に取組めるような提案内容を期待したい。
・設立後間もない組合や人員の少ない組合への提案・援助がもっと必要ではないか。
(事務局)
・評価結果の伝え方としては、支援機関を通じて支援者にフィードバックし、支援者が今後の担当する案件の向上に役立てていただく、という形をとっていきたいと考えています。
・サービス提案については、案件固有の具体的な提案がなされるよう、働きかけていきたいと考えています。

 (3)「支援実施」
・支援内容や専門家からのアドバイスが具体的に記載されているものがあるが、一方、項目だけを並べたものもある。
・全体として時系列では整理されているが、アドバイス内容や組合からの反応などの記載が不十分な案件や、支援内容が抽象的な記載に留まっている案件が散見される。
・属人的な傾向がうかがえ、具体的でわかりやすく充実した記載内容のものと、やや抽象的で簡易な表現によるものとに差が開いているように思われる。
・どのような経緯で支援実施が為されているのか背景などが分かるような記載をするとより改善すると思われる。
・個々の提案ごとに記載内容について定量的に自己評価してもらうことが考えられる(評価数値の自己採点)。それによって、評価者自身でもフィードバックできる。また、事務局の評価とのギャップも知ることができる。
(事務局)
・報告書の完成後、提出される前に、現時点の目で見て、マニュアルなどを基に自己点検・評価していただくと記載が改善していくと思いますので、支援機関に伝えていきたいと思います。

 (4)「支援結果把握」
・「抽出した課題がどう解決したか、支援によりどのように成果があがったのか」についての記載が不十分な案件が散見される。
・支援実施の記載内容と同様に、支援結果把握の記載についても属人的な傾向がうかがえる。
・支援の結果としてどのような効果が得られたのか、あるいは組合員の反応などについても、より具体的に記載されれば改善されると思われる。
・支援結果、組合員の帰属意識の高まりや組合の存在意義の確認につながったなど具体的な記載があった。これは評価したい。
・成果を踏まえての今後の課題や取り組みについて、具体性に欠ける記載が多かった。
・支援実施の記載内容を対応させながら、個々の支援実施と結果把握に関して定量的に自己評価してもらうことが考えられる。

 (5)「議事録作成」
・評点の低い案件は、組合員間の議論について具体的に記載がない、議論の方向性が不明確、その日の議論の到達点や次回検討課題についての整理がなされていない点が課題である。
・到達目標や目標に対する成果、今後の方針などについても記載されると、議事録に連続性が見られ、時間が経過したのちでもわかりやすい内容になると思われる。
・議事録はあとで読み返したときに、何が議論され、何が問題点として残り、何がその日の到達点であったのか、次回はどういうことを議論するのかなど、会議に参加していない人にも分かるように書くことが求められる。
・組合員の意見が具体的かつ整理して記載されており、討議の方向性が明確になっているものがある一方、意見の羅列になっているものもある。
・議論が一方通行のままで、言いっぱなしのようになっているものも見られる。自由に意見が言えるのは大事であるが、収束するように、議事進行にも気を配る必要がある。
(事務局)
・組合員が、後に振り返った時に容易に理解出来る内容とするためにも、議論の要所・ツボを押さえた簡潔性が大切だと考えています。この点についても支援機関に対して伝えてまいります。

 (6)「組合ビジョン等」
・目的やコンセプトの記載のないものがあり、到達点が明確でないものが多い。内容は具体性に欠けるものがある。
・概ね期待する水準が確保されており、全体として記載内容は充実してきている印象。
・当初の課題分析の充実度と計画作成の完成度の間に一定の相関性が見受けられる。
・組合ビジョン等作成支援については、概ね無難にまとまっているように思われる。
・ビジョン等の作成なので、抽象的にならざるを得ないことは仕方ないが、組合の独自性を反映させることも重要である。また、作成を専門家にまかせっぱなしの印象を受ける部分もあるので、組合の主体性を促せるような取組に工夫してほしい。
・質問だが、組合ビジョンは外部に公表することを前提に書かれているのか。
(事務局)
・組合ビジョン等の成果品は、総会での資料配付や全組合員への送付等を通じて、組合内部に周知されている状況です。外部への公表については組合の判断となり、全てはそうではないが、組合のPRにつながるような場合には公表される可能性もあると思います。  

 (7)「その他」
・利用者満足度のアンケート調査について、アンケートでの満足度評価が高くても、評価として必ずしも高くない場合もある。また逆の結果になっている場合もある。アンケートの結果ですべてを判断するのは気を付けた方がよいのではないか。

 (8)審議結果
 
委員審議の結果、事務局案について承認。
   (事務局)委員の皆様からの組合活動の活性化向上につながる貴重な意見をいただいたので、支援機関にフィードバックしていきたい。

3.今後のスケジュール等説明後、閉会。

このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室経営支援課 団体グループ

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