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令和7年度「環境計量体験学習」を開催しました!
大阪府計量検定所と一般社団法人大阪府計量協会では、府内在住・在学の中学生と保護者の方にご参加いただき、令和7年8月5日(火曜日)に「環境計量体験学習」を開催しました。
この体験学習では、皆さんの身近にあり、普段口にする「水」の硬度をはかることを通じて、環境計量を体験していただきました。
はじめに、環境計量のスペシャリストである環境計量士さんから、水の透視度や硬度について講義していただきました。
透視度測定の体験や、水の硬度の要因、軟水と硬水の違いによる料理と水の相性など、水の硬度が私たちの生活にどのような影響を与えるのかなどを教えていただきました。
その後、硬度が異なる複数の飲料水の「利き水」を行い、各々硬度が高い(低い)と思う順番に並べてもらいました。
過去の統計では、全問正解の割合は1割程度と難易度が高く、みなさんとても惜しい結果でしたが、味覚がある程度正確であることも実感いただきました。
つぎに、「利き水」を行った水の硬度を専用の実験器具や薬品を用い測定し、飲料水のラベルに表示されている硬度の数値と合致するか確認してもらいました。
普段、学校でもなかなか扱う機会のない実験器具の扱いも時間が経つにつれて慣れ、みなさん黙々と測定していました。
その後、ペーパークロマトグラフ(水性インクの色を分ける実験)で、1色に見えるインクが実際はいろんな色が混ざって出来ていて、色によって紙とのくっつきやすさや水に対する流れやすさが違うことを体験してもらいました。
そして、最後に環境計量士さんからpHについて講義していただき、酸性・中性・アルカリ性といった性質が、環境や人体に大きく影響することを教えていただきました。
参加者の方からは、「わかりやすく教えてもらえてよかった」や「たくさん実験することができて楽しかった」などの声をいただきました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。