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令和7年度「夏休み親子計量教室」を開催しました!
大阪府計量検定所と一般社団法人大阪府計量協会では、令和7年7月29日(火曜日)と7月31日(木曜日)の2日間、「夏休み親子計量教室」を開催しました。
この教室は、身近な計量を知ることで計量に親しみをもってもらうとともに、その大切さを理解していただくことを目的に開催したもので、25組56名の児童とその保護者のみなさまに参加していただきました。
当日は、はかることの重要性やはかりの役割などを紹介するDVDを鑑賞し、その後、計量士さんから、計量制度や計量士の仕事、はかりの仕組みなどを教えてもらいました。
計量士さんのお話の後は、実際にはかりを使った実験を行いました。
まずは、重さが異なるペットボトルを複数用意し、手で持って同じ重さと感じたペアを探し、はかりを使い本当に同じ重さかを確認するゲームを行いました。手で持って感じる重さと、実際の重さには違いがあることを知ってもらい、きちんと計ることの大切さを実感してもらいました。
また、精度の高いはかりで紙の重さをはかった後、その紙にマジックで好きな絵や文字を書き、もう一度はかることでインクの重さが増えることを体験してもらいました。
その後、空気を入れる前と入れた後のペットボトルの重さをはかってもらい、空気に重さがあることを確かめてもらいました。
計量の方法や計量の大切さを学んだ後は、みなさんにてんびん作りを行ってもらいました。
正確に計量することの大切さを学んだ後ということもあり、てんびんが水平になるように調整するところでは、皆さん真剣な表情で調整を行っていました。てんびんが完成した後は、身の回りの物の重さをはかってもらい、みなさん黙々と自分の消しゴムやえんぴつの重さがどのくらいなのか調べていました。
そして、最後に計量検定所の所内見学を行いました。
血圧・温度計検査室では、マイナス25度から200度まで温度計の検査ができる設備や、一度に17台の血圧計を検査できる設備を見ていただきました。
精密質量検査室では、基準分銅やインクの重さ体験で使用した精度の高いはかりを使うために、温度や湿度、気圧など徹底した空調管理がされた環境でなければならないことを知っていただきました。
大型質量検査室では、トラックスケールなどの大きなはかりを検査するための1トン分銅やボクシングで体重の計量に使用されているはかり(台手動はかり)を見学してもらいました。
タクシーメーターの検査を行う走行検査場では、タクシーのメーターが年に1回検査を受けていることやローラー(タクシーメーター装置検査用基準器)を回して検査を行うとの説明にみなさん驚いておられました。
参加者の方からは、「てんびんをつくるのが楽しかった」、「空気やインクの重さをはかることがおもしろかった」や「子どもも大人も楽しみながら学べてよかった」といった声をたくさんいただき、好評のうちに終えることができました。
ご参加いただいたみなさま、誠にありがとうございました。