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第3回大阪・未来医療フォーラム「iPS細胞 実用化への道筋」を開催しました
概要
1 日時
令和7年10月3日(金曜日)午前9時30分から正午
2 対象
再生医療をはじめとした未来医療にご関心のある方
3 会場
コングレスクエア大阪中之島(Nakanoshima Qross(中之島クロス)1階)
(大阪市北区中之島4丁目3番51号)
プログラム
(1)主催者あいさつ
奥村 健志 (大阪府 商工労働部 未来医療産業化推進監)
(2)基調講演 「Nakanoshima Qross ~大阪モデルによるグローバル展開~」
澤 芳樹氏(一般財団法人 未来医療推進機構 理事長、大阪けいさつ病院 理事長・院長、大阪大学名誉教授)
(3)講演 「iPS細胞が切り拓く網膜の再生医療」
栗本 康夫氏(神戸市立 神戸アイセンター病院 院長)
(4)パネルディスカッション 「再生医療の現在地、次のステップと課題」
・パネリスト
長船 健二氏(京都大学iPS細胞研究所 副所長 教授)
木村 徹氏(住友ファーマ株式会社 代表取締役社長)
鈴木 丈太郎氏(アステラス製薬株式会社 プライマリ・フォーカス・リード Blindness&Regeneration)
・モデレーター
久保田 文氏(日経バイオテク編集長)
当日の実施内容
大阪府では、未来医療国際拠点「中之島クロス」を核に、再生医療をはじめとした未来医療の実用化、産業化の推進に取り組んでいます。
このたび、昨年度に引き続き、未来医療の現状や将来の可能性、産業化に 向けた取組みなど、多くの方々に理解を深めていただくためのフォーラムを中之島クロスにて開催しました。
オンラインを併用し、再生医療をはじめとした未来医療にご関心のある、約500名(会場約70名、オンライン約430名)の皆様にご参加いただきました。

澤芳樹氏の基調講演では、中之島クロスが目指すエコシステムの構築についてお話しいただき、再生医療の提供を通じて世界に貢献するためには、サイエンスをビジネスにつなぐことが必要だという旨をご発言いただきました。

栗本康夫氏の講演では、iPS細胞治療の世界で初めての成功から現在にいたるまでの再生医療の進歩について、動画を用いてお話しいただき、網膜における再生医療の現状をご説明いただきました。

パネルディスカッションでは、登壇した皆様の再生医療の実用化に向けた取組みと安全性やコスト面等の課題を共有し、再生医療が皆様に届くための今後の展望について議論いただきました。

ご参加いただいた皆様からは「未来に希望が持てた」「多くの団体が一緒に取り組んで、社会実装していこうとしているのがすばらしいと思いました」「主催が大阪府であることが心強い」等、好評の声をたくさんいただきました。
たくさんのご参加、ありがとうございました。
参考
- 当日のアーカイブ映像を日経チャンネルにて公開しております。こちら(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)からご覧ください。
- 第3回大阪・未来医療フォーラム「iPS細胞 実用化への道筋」チラシ(PDF:1,319KB)