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小児救急について
小児救急医療
医療機関に求められる役割
- 休日・夜間急病診療所等において平日夜間や休日における初期小児救急医療(歯科含む)を提供すること
- 初期小児救急医療体制で対応できない救急患者等に対して、24時間365日体制で、二次・三次小児救急医療を提供すること
小児医療の医療体制(イメージ)
小児医療は、小児救急医療、入院医療、外来医療、在宅医療と各医療機関等が連携しながら行っています。
小児救急患者
大阪府の平成27年中の小児における救急搬送人員は38,777人で全救急搬送患者の8.1%を占めており、全国と比べて1%多くなっています。
【大阪府】
【全国】
平成27年中の医療機関への連絡回数は、全国と比べて多く、また現場滞在時間30分以上となる比率も、上回っています。
【救急搬送における受入要請機関4機関以上の割合】
【救急搬送における現場滞在時間30分以上の割合】
小児救急医療体制
- すべての二次医療圏において、休日・夜間急病診療所等の小児初期救急医療体制が整えられています。
- また、休日・夜間急病診療所等では対応できない小児救急患者の受入体制を整えるため、二次小児救急医療機関等に対して、市町村と連携した支援を実施し、輪番制(府内38病院参加)等による体制を確保しています。
小児救急電話相談
- 小児の夜間急病時の保護者の不安を解消するとともに、適切な受診行動を促すことで、重篤化の防止と救急病院の負担軽減を行うために、小児救急電話相談に取組んでいます。
- 平成25年9月に2回線から3回線(特に相談件数が多い20時から23時及び年末年始等)に増設し、混雑が一定解消しましたが、相談件数は毎年増加傾向にあり、時間によってはすべての電話回線が通話中となることがありました。このため、平成29年4月に20時から23時の回線数をさらに増設し、4回線としました。相談件数等を踏まえながら、今後の体制を検討する必要があります。
大阪府における小児外傷救急医療体制に関する検討会
大阪府の救急医療体制に充実強化を図る目的として、小児外傷の搬送困難症例に関する救急搬送及び受入体制について詳細検討を行うため、有識者による検討会を設置し、検討しました。
詳細については、『大阪府における小児外傷救急医療体制に関する検討会』のページをご覧ください。