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おおさか希望大使
認知症本人大使「おおさか希望大使」とは
認知症本人大使とは、まさにご自身が認知症となった方々で、「認知症になっても前を向いて暮らすことができる」ということなどについて、これまでの体験をもとに自らの言葉で発信している方々です。
認知症本人の発信の機会を拡大することを目的に、全国各地で「地域版希望大使」(外部サイトへリンク)の設置が進められています。
大阪府では、認知症本人が自らの言葉で語り、認知症になっても希望を持って前を向いて暮らす姿や声を積極的に発信していく地域版希望大使「おおさか希望大使」を任命し、広く認知症に関する啓発活動等にご協力いただきながら、認知症の理解促進に取り組みます。
【主な活動内容】
府及び市町村が行う認知症の普及啓発活動への参加・協力
府及び市町村が行う医療・介護人材の養成研修への協力
認知症サポーター養成講座の講師であるキャラバン・メイトへの協力
その他、知事が必要と認める活動
NEW! 令和7年度委嘱状交付式の様子
新たに認知症本人の方2名を「おおさか希望大使」として任命し、大阪府より委嘱状の交付を行いました。
日時:令和7年9月27日(土曜日)14時50分~15時
場所:大阪市立北区民センターホール
令和7年9月27日に開催された「2025年認知症月間記念講演会」において、大阪府福祉部長より新たに「おおさか希望大使」として任命する森井洋一郎さんに委嘱状を手交しました。また、ご欠席されたもう一人の方にも後ほど、大阪府福祉部長より委嘱状を手交しました。
福祉部長からは、「自らのご経験やいきいきと輝いている姿を積極的に発信していただきながら、認知症の人やご家族の希望になっていただきたい」と激励の言葉がありました。
これで「おおさか希望大使」は、4名となり、大使のみなさまには、引き続き認知症への正しい知識の普及に御協力いただく予定です。
大阪府福祉部長(左)より森井さん(右)へ委嘱状を手交しました。


「おおさか希望大使」就任にあたって森井さんよりご挨拶がありました。

【希望大使からの言葉(森井洋一郎さん)】
認知症と診断された方々へ。認知症と診断を受けた時、つらい気持ちになると思います。私もつらかったです。私の場合、良き主治医、支援者と出会うことができ、認知症を受け入れることができました。
認知症の支援者の方々へ。1人1人の当事者の思いややりたい事を聞き出してあげてください。そして、それを実現させてあげてください。
私はたくさんの方々と出会い、お話をしていきたいです。
令和6年度委嘱状交付式の様子(過年度)
おおさか希望大使のご紹介 4名
「おおさか希望大使」のプロフィールを紹介します。
委嘱期間:委嘱日より2年間
森井 洋一郎(もりい よういちろう)さん 泉佐野市在住 63歳(令和7年9月 委嘱時)
 ・アルツハイマー型 若年性認知症
・51歳の頃からもの忘れの症状があり、55歳で診断を受ける。
・56歳で会社を解雇されてから半年間閉じこもった時期もあるが、受診した4つ目の病院で信頼できる医師や支援者と出 会い、その医師が勤める泉南市の白井病院で勤務。
・森井さんと語る会「おいでや!オレンジトーク倶楽部」を開催。支援者たちによる「若年性認知症の集い」へ参加、その他「やんちゃ倶楽部(就労継続支援B型)」へはボランティアとしてご活躍。
氏名・非公表(女性)さん 堺市在住 57歳(令和7年9月 委嘱時)
 ・アルツハイマー型 若年性認知症
・会社員 50代(4年程前)で字が書きにくくなり、手に不自由を感じる。勤務中、車の出庫で反対方向に進みおかしいと気づく。会社の産業医の勧めもあり受診にて診断される。
・自分の家族を含め、自分の周りにいる人を大切にしたい。
・会社の人、友達、子どもが小さい時から助け合ったママ友とお話するのが楽しみ。家族や友達との旅行、アイドルのライブ等にも行きたい。
松田 末男(まつだ すえお)さん 八尾市在住 77歳(令和6年9月 委嘱時)
 ・レビー小体型認知症
・配送ドライバーとして全国各地を回っていた74歳の時、認知症の診断を受ける。
・オレンジミーティングやオレンジパトロール等の活動にご活躍。
・公共交通機関を利用してお孫さんに会うことを楽しみにしている。
・認知症になっても、脳トレ、運動、他者との交流や笑いが大切と感じている。
島谷 通敬(しまたに みちひろ)さん 茨木市在住 72歳(令和6年9月 委嘱時)

・前頭側頭型認知症
・銀行員として働いた後、50代で個人事業主として独立。
・64歳の頃、物忘れの自覚があり。その後、認知症の診断を受ける。
・地域の認知症本人交流会や認知症カフェではマスターとしてご活躍。
・一番の楽しみは散歩。普段通った道や人と出会った場所を思い出せる時、懐かしく安心した気持ちになる。
・認知症の症状については、「楽しくなるようなことをやっていこう」と気持ちの切り替えを心掛けている。
NEW! 「おおさか希望大使」のPR動画を作成しました!
大使のみなさんが日々、それぞれの地域でいきいきと活動されている姿やこれまでのご経験などについてご自身の言葉で発信する動画を作成しました。
動画では、大使のみなさんの「日常生活の楽しみ」など認知症になっても前向きに生きるためのヒントをお話しいただいていますので、ぜひご視聴ください。
[動画の内容]
1 日常生活の楽しみを教えてください
2 周囲のサポートで特にうれしかったことは?
3 新たに見つけた楽しみや趣味はありますか?
4 日常生活における工夫は何ですか?
5 他の人へ伝えたいメッセージ
森井 洋一郎さん 8分00秒(外部サイトへリンク)
松田 末男さん 5分37秒(外部サイトへリンク)
島谷 通敬さん 5分22秒(外部サイトへリンク)
ダイジェスト版[大使3名総集編] 16分44秒(外部サイトへリンク)
番外編(大使と支援者) (近日公開予定)
NEW! 「おおさか希望大使」 のPRポスターとリーフレットを作成しました!
おおさか希望大使の活動について、多くの府民のみなさまに知っていただくために、PRポスターとリーフレットを作成しました。
ポスターは、府内市町村や病院などを中心に掲示しているほか、リーフレットは、市区町村の窓口や地域包括支援センターなどでもご覧いただけます。
また、PDFデータで提供しますのでご自由にダウンロードのうえ、ご活用ください。
ポスターのダウンロードはこちらから(PDF:2,786KB)
推奨印刷サイズA2(A3, A4も可)
リーフレット(裏面)のダウンロードはこちらから(PDF:5,800KB)
推奨印刷サイズA4 3つ折り
 
リーフレット(中面)のダウンロードはこちらから(PDF:5,670KB)
推奨印刷サイズA4 3つ折り

おおさか希望大使への活動依頼について
依頼方法
1.活動希望日の4週間前までに、活動依頼書[別紙1]を大阪府あてにご提出ください。
2.大阪府が大使と依頼内容について調整します。後日、大阪府からご依頼元へ調整結果をご連絡します。
3.活動終了後1週間以内に、活動報告書[別紙2]をご提出ください。
大使の活動については、ご本人の希望や体調に合わせて可能な範囲で活動の調整を行います。ご依頼内容に添えないこともありますので、あらかじめご了承ください。
提出書類様式
Word版 活動依頼書[別紙1](ワード:19KB)
PDF版 活動依頼書[別紙1](PDF:49KB) 
Word版 活動報告書[別紙2](ワード:19KB)
PDF版 活動報告書[別紙2](PDF:52KB)
提出先(問合せ先)
大阪府高齢介護室介護支援課 認知症・医介連携グループ
S106900G06@gbox.pref.osaka.lg.jp
Tel 06-6944-7098 Fax 06-6941-0513
〒540-0008 大阪市中央区大手前3丁目2-12別館7階
