令和2年2月委員会会議会議録

更新日:令和2年4月7日

大阪府教育委員会会議会議録

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1 会議開催の日時

   令和2年2月17日(金曜日)   午後2時00分 開会

                        午後3時06分 閉会

2 会議の場所

  委員会議室(府庁別館6階)

3 会議に出席した者

教育長酒井 隆行
委員竹若 洋三
委員岩下 由利子
委員良原 惠子
委員岡部 美香
教育監向畦地 昭雄
教育次長水守 勝裕
教育センター所長山上 浩一
教育総務企画課長仲谷 元伸
教育振興室長村田 純子
高等学校課長大久保 宣明
高校再編整備課長大武  基
支援教育課長黒田 一人
保健体育課
競技スポーツ補佐
澤田 佳典
市町村教育室長坂本  俊哉
小中学校課長桝田  千佳
地域教育振興課長北川 辰弥
教職員室長田村 真二
教職員企画課長柳生 国良
教職員人事課長伊庭  亨
施設財務課長佐々木 浩之
文化財保護課長大野  広

  4 会議に付した案件等

◎ 報告事項1  令和2年2月定例府議会提出予定の議案について  

◎ 報告事項2  「大阪府の高校生における就職活動の在り方懇話会」まとめについて

◎ 報告事項3  令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果について

◎ 報告事項4  府立学校施設長寿命化整備方針(案)について

◎ 追加報告   令和元年度 文部科学大臣優秀教職員表彰について

5 議事等の要旨

(1)会議録署名委員の指定
岡部委員を指定した。

(2) 1月24日の会議録について
全員異議なく承認した。   

(3) 議題の審議等

◎報告事項1 令和2年2月定例府議会提出予定の議案について

【報告の趣旨説明(教育総務企画課長)】
令和2年2月定例府議会に提出予定の歳入歳出予算のうち教育に関する事務に係る部分その他特に教育に関する事務について定める議会の議決を経るべき事件の議案について報告し、委員会に意見を求める件である。

〇予算案
 1 令和2年度大阪府一般会計予算の件(教育委員会関係分)
 2 令和元年度大阪府一般会計補正予算(国補正対応)の件(教育委員会関係分)

〇事件議決案
  1 大阪府立長吉高等学校体育館耐震改修工事に係る水道料金に相当する負担金に関する債権放棄の件
  2 大阪府立特別支援学校における児童の負傷事案に関する損害賠償の額の決定及び和解の件

〇条例案
  1 大阪府認定こども園の認定の要件に関する条例の一部を改正する条例一部改正の件
      (幼保連携型認定こども園に配置すべき職員の員数に算入することができる副園長又は教頭の資格要件に係る特例(一部改正条例附則第5項)の期限を5年間延長するもの)
  2 府費負担教職員定数条例一部改正の件
      (令和2年度の府費負担教職員の定数を改定するもの)
  3 府費負担教職員の人事行政事務に係る事務処理の特例に関する条例一部改正の件
    (改正後の地方自治法に基づく、一般職非常勤職員のうち短時間勤務の会計年度任用職員(非常勤の講師)の期末手当の額の決定に係る事務を、報酬及び費用弁償の額の決定と同様、府教育委員会の事務とするもの)
  4 大阪府立学校条例一部改正の件
      (令和2年度の大阪府立学校教職員の定数を改定するもの) 

【質疑応答】
(竹若委員)財政が厳しい状況であると聞く中で、教育予算が前年度より増えておるということで嬉しく思うし、予算確保に向けて、教育長はじめご尽力いただいたことにお礼を言わないといけないと思う。
その中で今説明のあった1番目の、「小学生新学力テスト事業費」について、令和3年度実施に向けて調査をしていくということだが、「非認知能力」とはどのように解釈したらよいか。

(小中学校課長)大きく申し上げると、「非認知能力」とは、目に見えない子どもたちの意欲であるとか、粘り強さ等の能力のことであるが、当事業においては、子どもたちへのアンケート調査を活用して、子どもたちの「非認知能力」がどのような要因で上がっていっているのか見ていきたいと考えている。アンケート調査の中では、子どもたちが小さいときから小学校、中学校までどのような生活状況や、学校の活動があれば「非認知能力」が上がるのかも見られるような設計にしたい。

(竹若委員)隠れた能力、見えない力を引き出そうとするのは、理解できるが、なかなか難しい。さらに、学力については、学習到達度的に、ここまで学力が到達しなければならないという目標があるが、それが児童生徒によっては、全部を100%とすれば、25%しか到達してないということもある。そういうこともしっかり洗い出せるような事業であってほしいと思う。学習が到達しないまま学年が進行していき、それが積もり積もって、最終的には小学校を卒業するときに、中学校に入るにあたって必要となる学力が不足するという問題は今までずいぶん見てきている。初めてこういう事業を実施するにあたり、大変なことだとは思うが、府内の児童生徒、子ども一人一人の学力到達度をきちっと踏まえた事業であり、それを学校現場が活用し、また補って、次の学年に繋げていけるようにぜひお願いしたい。

もう一点、このような事業を実施するのは児童生徒にとってプラスになるのは当然であるが、これを通して教員の指導力をどう図っていくかということが大きな課題としてある。ただ単に他者から与えられたデータを基にそれを分析するのも一つの方法かもしれないが、あえて言うなら、この実力テストを作成するときに、大阪府内の優秀な現場の教員を、問題作成に当たらせて、その問題をもとに、授業を展開していくと、教員の育成に大きく繋がるのではないかと思う。なぜこういうことを言うかというと、かつて、秋田県や福井県を視察した時、県内のテストを現場の教員が切磋琢磨して作っており、その教員が、次の代、またその次の代へ引き継ぎながら、問題作成能力を培っており、その層が幅広くなっていた。そこに私は授業改善の要素もあると思うので、大変な事業であるが、2点目としてお願いしておきたい。

また、「いじめ虐待等対応支援体制構築事業費」であるが、これは昨今、いじめに関わったのが子どもだけでないことが社会問題になっており非常に残念だが、これも先般申し上げたように、どうしても対応だけが優先してしまう。この事業の本質となるものは、やはり、いじめを許さない社会づくり、学校づくり、人づくりということを、あわせて御指導いただくように、重ね重ね、よろしくお願いしたい。

(教育長)私から一つ、皆さんと共通認識を持っておきたい点があるので申し上げたい。資料1−5ページの「府立学校スマートスクール推進事業費」である。これは大変厳しい財政状況の中で、この間、知事と総合教育会議で議論させていただき、かなりいい形で進めることができるだろうと考えている。その際に、先ほども府内の都市教の首藤会長と、市町村教育長会会長の2人が来られ、ぜひ現場で指導する教員の皆さんのIctスキルについて、しっかり研修などを通じて底上げをしてほしいという、極めてもっともな要請があった。国の1人1台端末という、全体のスケジュールを見ながら、府教委として、市町村も含めた教員の現場の指導力、Ictスキルを向上するのにどうしたらいいのかということをしっかり検討して、必要があれば、また予算措置をしながら、しっかりと進めていきたいと思う。

◎報告事項2 「大阪府の高校生における就職活動の在り方懇話会」まとめについて

【議題の趣旨説明(高等学校課長)】
府立学校に通うすべての生徒の進路を保障するために設置された標記懇話会において協議された内容について、とりまとめた内容を報告する件である。

【質疑応答】
(教育長)本懇話会における内容は、これまでのセーフティーネットとしての指定校求人という制度を守りながら生徒の自主的な進路選択の幅を広げるという趣旨、問題意識でずっと検討してきたものであり、一定の方向性を示せたと考えている。

◎報告事項3 令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果について

【報告の趣旨説明(保健体育課競技スポーツ補佐)】
スポーツ庁が発表した令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果について報告する件である。

【質疑応答】
(岩下委員)今ご説明いただいたように、毎年成果が出てきており、皆さんの頑張りに感謝したい。小学生のところであるが、シャトルランと反復横跳びの数値が低いが、子どもは成長するものであり、中学生になったときに、環境の変化や身体の変化により持久力がついたりするので心配はないと思っている。ただ、男女共に長座体前屈については気になる。今、高校生、大学生でも、柔軟度はかなり低い。柔軟性を高めることによって怪我の防止になるし、身体の可動域が広がるので、他の種目も自然に向上していくと思う。柔軟性に関しては、何か手を加えていないと、どんどん身体が硬くなっていくということもあるので、重視したい。もう一つ、全国の平均に近づいて追い抜きつつあるところが握力である。握力ももう少し向上できたらいいと思う。握力に関しては、皆さんもご経験があると思うが、例えば、病気等をされたときに手に力が入らないと思う。普段から握力計を握って、数値を測る人はなかなかいないと思うが、握力が高いということは身体が元気であるということ。身近なところで、例えば小・中学校の授業の前後でも、場所も時間もとらないことであるし、手の運動をすることで、この数値は早く良くなるようにも思う。本当に身近なできるところで数値が上がれば良いと思う。

余談になるが、私は昔民間の企業のトレーニングのインストラクターをしていたことがある。ゴルフの飛距離を伸ばしたい時のトレーニングでは、リストの力、握る力をつけると、単純にグリップがぶれない。このように、握力の強化は、スポーツの結果にもすぐ出る。このよう大阪は握力に着目したらいいのではないかと思う。

また、先月、小学校の体育研究活動の視察で河内長野市の天野小学校に行かせていただき、小学校6年生のバスケットの授業を見学した。とても素晴らしいカリキュラムで、時間の配分もそうだが、子どもたちが考えて作戦を立てていた点が良かった。やらされている授業ではなくて、やりたい授業を本当にしていた。これはお願いと相談であるが、その授業で使用していたボールが、スマイルバスケットボールという、柔らかくて軽いものであった。運動能力がある子は、通常のバスケットボールでバスケットのゴールにシュートできるが、本当に運動能力が低かったり、体が弱い、力が弱いなどの子どもは、多分、ゴールに近づいたところであっても普通のボールだったら多分入らないと思う。私は現場の先生にお聞きしたが、このボールは全部の府内の小学校に入ってないとのことであった。このように軽くて柔らかいボールを、少しでも取り入れていただきたいと思った。

もう一つ、現場の先生から、府が作成した簡単プログラムが好評である旨伺った。先生が苦手な種目でもとても指導しやすいというところ、うまく体が操れない子どもでも取り組みやすいとお聞きした。

私たちが発信をして、それがちゃんと伝わって現場の先生が一生懸命動かれている成果がこの体力測定に出ていると思った。

(竹若委員)岩下委員がおっしゃった通り、やっと方向性が見えてきたかなと思う。報告する事務局にも言葉に力が入っているような感じを受けた。

先だって河内長野市・枚方市の小学校に視察に行き、実際現場の状況を見たときに、府教育庁が推し進めてきた簡単プログラムであるとか、体力づくりのテキストが重々活用されるようになってきたと感じた。
枚方の小学校の授業と研究協議会が終わって、校長室に帰ってきたとき、授業をした先生に一言声をかけてほしいという枚方市教育委員会の意向もあり、私は、「子どもたちは幸せですね」と声をかけた。つまり、授業は、小学校2年生の男子女子児童だったが、ボール投げが非常に凄かった。これだけ2年生の子が投げられるのかなと思うぐらい上手で、受けるのも上手だった。将来楽しみだと思うぐらいの授業であり、やはり府教育庁が出しているテキストがしっかりと活用されだしてきたと思った。驚いたのは、岸和田市教育委員会の担当の指導主事が来ていたことである。よく聞くと、簡単プログラムを作るときに携わった教員とのことであった。このように、幅広く交流を通して実践が広がっていくことが何より大事と思う。これから先は、スポーツテストそのものが、単なる授業、行事ではなく、子どもたちの体力向上、運動能力向上に役立つという教員の意識改革も大事だと思う。

測定の仕方一つで数値が変わる。例えば上体反らしが良くなったのは、おそらくこれは指導方法を周知徹底できたためだろうと推測できるが、そういうことも含めて、今後市町村教育委員会を通して学校現場の指導に役立てていただけたら、もっともっと夢が膨らむと思うので、よろしくお願いしたい。

◎報告事項4 府立学校施設長寿命化整備方針(案)について

【報告の趣旨説明(施設財務課長)】
学校施設の老朽化対策として、全庁方針に基づき、計画的な改修等に取組むための方針を策定する標記案について報告し、委員会に意見を求める件である。

【質疑応答】
(岩下委員)老朽化に関して耐震化等の改修を進めていくには築年数に着目して進めていかなければならないと思うが、例えば同じように老朽化した建物があったとしたら、対策は同時進行で進めていくのか。

(施設財務課長)年数については築年数できっちりと別れてくるので、それに加え、平成28年度から平成30年度まで大阪府全庁統一的に劣化度調査を行っており、その結果と築年数を組み合わせて優先順位を決めていくということになっている。

(岩下委員)予算の点から、同時は難しいと思うが、生活環境面の機能性の向上のように、予算を取ってそのお金で解決できることは、どんどん進めていただきたいと思う。特に小・中学校とか高校のトイレ等については、公衆トイレの方が綺麗なのではないか。日本の学校の環境としてそのような状態ではいけないと思っている。また、LED等、省エネに繋がるような設備の改善についても、予算を取っていただけるようにお願いしたい。

(施設財務課長)ご指摘のあったトイレ等については、保護者からの要望も多くあった。現在、高等学校については、縦一系列のトイレの改修を実施しており、令和2年度予算で一通りの改修が終了する。

また、この間体育館等の耐震化工事の際に、状況に応じ一部LED化なども導入している。この点についても今後とも計画的に進めてまいりたい。

(高等学校課長)両課調整の上、表記も含めて検討させていただく。

(教育長)検討をお願いする。

◎追加報告 令和元年度 文部科学大臣優秀教職員表彰について

【趣  旨】標記表彰の被表彰者及び被表彰教職員組織について報告する件である。

【質疑応答】
(竹若委員)被表彰者についての資料はないのか。

(教育総務企画課長)後ほどお渡しをさせていただく。本表彰については、大阪府の優秀教職員の被表彰者の中から、年齢要件、活動要件という推薦要件に基づき国に推薦するもの。個人であれば、教職員経験10年以上、かつ50歳未満というような基準があるが、それを満たす者を推薦していくということになっている。

(教育長)現場で頑張っておられる優秀かつ、非常に意欲ある教員の方はたくさんおられるので、できるだけそのような方を皆さんがアプローズ(賞賛)できるように、今後説明の仕方も工夫をさせていただく。

このページの作成所属
教育庁 教育総務企画課 広報・議事グループ

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