航空機騒音について

更新日:2024年4月4日

航空機騒音に係る環境基準

航空機騒音に係る環境基準(平成25年4月1日施行)

航空機騒音に係る環境基準(時間帯補正等価騒音レベル(Lden))
環境基準
該当地域
地域の類型 基準値(Lden)
1
57デシベル以下
都市計画法(昭和43年法律第100号)第2章の規定により定められた以下の地域
  • 第一種低層住居専用地域
  • 第二種低層住居専用地域
  • 第一種中高層住居専用地域
  • 第二種中高層住居専用地域
  • 第一種住居地域
  • 第二種住居地域
  • 準住居地域
  • 田園住居地域

同法第8条第1項第1号に規定する用途地域の指定のない地域。ただし、次に掲げる地域を除く。
(1) 関西国際空港及び八尾空港の敷地
(2) 国土利用計画法(昭和49年法律第92号)第9条の規定により定められた森林地域であつて、かつ、都市計画法第7条第1項の規定による市街化区域以外の地域である地域

2
62デシベル以下
都市計画法第2章の規定により定められた以下の地域
  • 近隣商業地域
  • 商業地域
  • 準工業地域
  • 工業地域
    ただし、関西国際空港、大阪国際空港及び八尾空港の敷地を除く。

(注)
環境基準値(Lden)は、飛来する航空機の騒音を連続的に測定し、時間帯別(夕方、夜間)に騒音レベルに重み付けをした1日の平均騒音レベルです。全ての空港に適用されます(1日当たりの離着陸回数が10回以下の飛行場であって、警察、消防及び自衛隊等専用の飛行場並びに離島にある飛行場の周辺地域には適用されません)。
詳しくは環境省ホームページ(外部サイト)をご覧ください。

参考 旧環境基準(WECPNL)(平成25年3月31日まで適用)

航空機騒音に係る環境基準(旧)
旧環境基準
該当地域
地域の類型
WECPNL
1
70以下
都市計画法(昭和43年法律第100号)第2章の規定により定められた以下の地域
  • 第一種低層住居専用地域
  • 第二種低層住居専用地域
  • 第一種中高層住居専用地域
  • 第二種中高層住居専用地域
  • 第一種住居地域
  • 第二種住居地域
  • 準住居地域

同法第8条第1項第1号に規定する以下の地域用途地域の指定のない地域。ただし、次に掲げる地域を除く。
(1) 関西国際空港及び八尾空港の敷地
(2) 国土利用計画法(昭和49年法律第92号)第9条の規定により定められた森林地域であつて、かつ、都市計画法第7条第1項の規定による市街化区域以外の地域である地域

2
75以下
都市計画法第2章の規定により定められた以下の地域
  • 近隣商業地域
  • 商業地域
  • 準工業地域
  • 工業地域
    ただし、関西国際空港、大阪国際空港及び八尾空港の敷地を除く。

(注)
旧環境基準値は、航空機騒音の大きさと発生回数(発生時間帯で重みづけしたもの)から算出される「WECPNL(うるささ指数)」で定められています。小規模飛行場(1日当たりの離着陸回数が10回以下の飛行場)については適用されません。

環境基準の達成状況

大阪国際空港

○令和4年度の航空機騒音の状況

航空機騒音の状況を把握するため、通年測定を府内5地点で実施し、1地点で環境基準を達成しました。
また、通年測定を補完するための短期測定を府内11地点で実施し、8地点で環境基準を達成しました。

(1)通年測定

調査機関

調査地点

住所

地域類型

環境基準値(※)

調査結果(※)

調査期間

1

大阪府

豊島温水プール豊中市服部西町5-1-1
2

62

64

通年

2

庄内幸センター豊中市庄内幸町1-6-8
1

57

55

3

野田センター豊中市野田町1-2
1

57

-

4

西三国センター大阪市淀川区十八条3-1-65
1

57

58

5

豊中市

ローズ文化ホール豊中市野田町4-1
1

57

64

6

服部寿センター豊中市服部寿町2-19-9
1

57

61

7

青年の家いぶき豊中市服部西町4-13-1
1

57

-

 (2)短期測定

調査機関

調査地点

住所

地域類型

環境基準値(※)

調査結果(※)

調査期間

8

 大阪府

勝部遺跡収蔵庫前

豊中市勝部2-7 

2

62

62

 10月25日-27日

9

池田市下水処理場

池田市ダイハツ町3

2

62

62

 10月25日-27日

10

 大阪市

都市整備局公共施設充当用地

大阪市淀川区西三国2-12

1

57

60

 10月25日-27日

11

 豊中市

庄内東センター

豊中市庄内東町3-7-15

1

57

63

 10月25日-27日

12

池田市

ダイセイ(株)

池田市豊島南2-209

2

62

60

10月27日 

13

神田会館

池田市神田3-5-16

1

57

58

 10月26日-28日

14

豊島南会館

池田市豊島南1-8-5

1

57

52

 10月27日

15

早苗の森会館

池田市神田4-7-2

1

57

55

 10月27日

16

桃園会館

池田市桃園1-9-12

2

62

51

 10月27日

17

 吹田市

江坂こぶな遊園

吹田市江坂町3-32

1

57

43

10月25日-27日 

18

高川、神崎川合流地点吹田市芳野町
2

62

58

10月25日-27日

(注)1.※の値は、現行の航空機騒音に係る環境基準(平成25年4月1日施行)に定められた評価指標である時間帯補正等価騒音レベル(Lden)で単位はデシベル。
   2.調査結果の太字は環境基準値を超過していることを示す。
   3.大阪府所管:豊島温水プール、庄内幸センター、野田センター(19日間のみの測定のため評価対象外)、西三国センター
     豊中市所管:ローズ文化ホール、服部寿センター、青年の家いぶき(37日間のみの測定のため評価対象外)
   4.西三国センターは屋上防水改修工事の影響で69日間欠測しているため、算出した評価量の不確かさが増大(0.1dB)している。

【参考】通年測定局の航空機騒音(環境基準値(Lden)と旧環境基準値(WECPNL))の推移

 航空機騒音の推移を把握するため、平成25年4月以前の環境基準の評価指標であるWECPNLについても、併せて調査をしました。
大阪国際空港周辺における航空機騒音は、下図のとおり近年はほぼ横ばいで推移していましたが、令和2年度及び令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、航空機の発着回数が減少したことなどから、全ての地点において例年より低い値となりました。令和4年度は新型コロナウイルス感染症の影響が緩和されたことにより、航空機の発着回数が令和元年度の水準まで回復し、令和元年度に近い値となりました。

Ldenの推移

Ldenの平成21年度以降の推移

○WECPNLの推移

平成21年度以降のwecpnl値を示すデータ

・大阪府では航空機騒音の推移を把握するため、旧環境基準のWECPNLも継続的に調査をしています。

・関西エアポート株式会社による大阪国際空港周辺の航空機騒音測定結果はこちら(外部サイト)

大阪国際空港航空機騒音測定結果

○府設置の通年測定局月別データ

 大阪府では、大阪国際空港周辺の府内3地点に航空機騒音の通年測定局を設置して、航空機騒音を測定しています。
 通年測定局で測定された騒音のうち、航空機騒音と確認されたものについて、環境基準の達成状況を評価しています。
 ※豊中市の再開発計画に伴い、令和4年4月20日に測定局を野田センターから庄内幸センターに移設しました。

 令和5年度(速報値) [Excelファイル/19KB] 令和5年度(速報値) [PDFファイル/92KB]

 令和4年度(確定値) [Excelファイル/21KB] 令和4年度(確定値) [PDFファイル/53KB]

 令和3年度(確定値) [Excelファイル/18KB] 令和3年度(確定値) [PDFファイル/26KB]

 令和2年度(確定値) [Excelファイル/19KB] 令和2年度(確定値) [PDFファイル/22KB]  


  測定地点 [Wordファイル/3.2MB] 測定地点 [PDFファイル/879KB]
 
 航空機騒音の確認作業についてはこちら→[Wordファイル/79KB] [PDFファイル/91KB]

○年度別報告書

 大阪国際空港周辺において、大阪府が3箇所に設置した常時監視局並びに大阪府及び空港周辺4市が計7地点で行った短期測定の結果をとりまとめたものです。

 令和4年度大阪空港周辺における航空機騒音測定結果報告書 [PDFファイル/1.53MB]

  令和3年度大阪空港周辺における航空機騒音測定結果報告書 [PDFファイル/1.42MB]

関西国際空港

○令和5年度の航空機騒音の状況
 
 航空機騒音の状況を把握するため、府内2地点で調査を実施し、全てで環境基準値を達成しています。

 

調査機関

調査地点

住所

地域類型

環境基準値

調査結果

調査期間

1

大阪府

二色の浜公園

貝塚市澤

I

57

32

10月11日-
10月17日

2

小島総合集会所

岬町多奈川小島

I

57

47

10月11日-
10月17日

(注)1.※の値は、現行の航空機騒音に係る環境基準(平成25年4月1日施行)に定められた評価指標である時間帯補正等価騒音レベル(Lden)で単位はデシベル。

【参考】航空機騒音(環境基準値(Lden)と旧環境基準値(WECPNL))の推移

  航空機騒音の推移を把握するため、平成25年4月以前の環境基準の評価指標であるWECPNLについても、併せて調査をしました。
関西国際空港周辺における航空機騒音は、いずれの地点でも旧環境基準(70以下)を達成しています。

Ldenの推移(単位:デシベル)
関西国際空港の平成25年度以降の環境基準の達成状況を示す図

○WECPNLの推移
関西国際空港の旧環境基準であるW値の推移を示す図

※大阪府では航空機騒音の推移を把握するため、旧環境基準のWECPNLも継続的に調査をしています。


※関西エアポート株式会社による関西国際空港周辺の航空機騒音測定結果はこちら(外部サイト)

このページの作成所属
環境農林水産部 環境管理室事業所指導課 騒音振動グループ

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