大地震や航空機事故のような大きなできごとがあると、被災されたり事故に遭われた方や、そのご家族など身近な方、ニュースを見聞きした方など、様々な人がショックを受けたり、動揺したり、不安を感じたりすることがあります。
災害や事件・事故など、個人で対処できないような突然の衝撃的なできごとを体験すると、人はこころに傷を負います。
ひどいショックを受けると、こころとからだにいろいろな反応が起こることがあります。
それは誰にでも起こりうることで、特別なことではありません。
また、反応のあらわれ方や反応がおさまるまでの期間は、人によって異なります。
多くの場合は、時間とともに徐々におさまっていきます。
もし、反応が長く続いたり、強すぎてつらい場合は、専門の相談機関や医療機関に相談しましょう。
【電話番号】 0570−064−556(こころの健康相談統一ダイヤル)
・大阪府在住の方:平日(祝日・年末年始を除く)/ 午前9時30分から午後5時
・大阪市在住の方:平日(祝日・年末年始を除く)/ 午前10時から午後5時
・堺市在住の方 :平日(祝日・年末年始を除く)/ 午前9時から午後0時、午後0時45分から午後5時
※午後6時30分から午後10時30分(受付は午後10時)にも、民間団体による相談対応を行っています。
※一部のIP電話等からは接続できません。
※お住まいの地域や発信される場所によっては、他府県につながる場合があります。その場合は、下記の「こころの電話相談」をご利用ください。
<大阪府(大阪市・堺市を除く)> 06−6607−8814(こころの電話相談)
受付 : 平日(祝日・年末年始を除く)/ 午前9時30分から午後5時
<大阪市> 06−6923−0936(こころの悩み電話相談)
受付 : 平日(祝日・年末年始を除く)/ 午前9時30分から午後5時
<堺市> 072−243−5500(こころの電話相談)
受付 : 平日(祝日・年末年始を除く)/ 午前9時から午後0時、午後0時45分から午後5時
*FAXでのお問合せ
<大阪府>06−6691−2814 <大阪市>06−6922−8526 <堺市>072−241−0005
なお、土・日・祝日、年末年始にお問い合わせいただいた場合は、次の開庁日の対応になります。
こころの健康に関する相談は、大阪府の保健所、大阪市各区保健福祉センター、堺市各区保健センター
及び府内中核市(東大阪市、高槻市、豊中市、枚方市、八尾市、寝屋川市、吹田市)の保健所
(東大阪市は各保健センター)でも受け付けています。
大阪府保健所、中核市保健所所在地一覧
http://www.pref.osaka.lg.jp/chikikansen/hokensyo/syozaichi.html
大阪市各区役所・保健福祉センターの所在地・電話番号・アクセス
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000371237.html
堺市各区保健センター連絡先
https://www.city.sakai.lg.jp/kenko/kenko/hokencenter/sagasu/shozaichi.html
●こころの反応
・ひとりでいるのがこわい
・不安になる
・イライラする
・おこりっぽい、急にキレる
・自分を責めてしまう
・何にも興味がもてない
・自分がダメな気がする
・感情がわかない …など
●からだの反応
・熱が出る、汗が出る、ドキドキする
・眠れない、こわい夢をみる
・おなかが痛い、頭が痛い
・食欲がなくなる
・吐き気がする
・排泄の悩み(下痢や頻尿など)
・皮膚の悩み(かゆみなど)
・疲れがとれない …など
●生活や行動の変化
・集中できない
・しゃべりすぎ
・勉強する気がしない
・忘れっぽい、前のことが思い出せない
・ひきこもりがち …など
〇子どもの場合
・いつもより泣いたり、大人にしがみついて離れない
・赤ちゃん返り、甘える・わがままを言う
・夜尿、お漏らし
・反抗、乱暴
・遊びの中で起きている出来事を再現する …など
●マイペースを心がけましょう
・上記のような反応は多くの場合、時間の経過とともに、少しずつおさまっていきます。
自分が弱いと思ったり、早く乗り越えなければいけないと焦ったりしないことが大切です。
・回復の仕方や早さは、一人ひとり違います。
自分のペースにあわせ、がんばりすぎないようにしましょう。
●不安を軽減しましょう
・信頼できるところから、正しい情報を手に入れるようにしましょう。
・出来事に関連したニュースや映像を繰り返し見ることは避けましょう。
●気持ちとからだをいたわりましょう
・十分な休息をとることが必要です。適度な食事と十分な睡眠を心がけましょう。
●自分の生活を取り戻しましょう
・小さなことからでもかまいませんので、あなたの日常生活に少しずつ戻りましょう。
●体験したことや気持ちを分かち合いましょう
・自分の気持ちや反応について、信頼できる人に話すことが、回復の助けになります。
◎リーフレット 「こころのケア」 [PDFファイル/592KB] 「こころのケア」 [テキストファイル/4KB]
「子どものこころのケア」 [PDFファイル/576KB] 「子どものこころのケア」 [テキストファイル/4KB]
◎参考資料 「体と心を大切に〜災害にあうと心だってケガをしますよ〜」(外部サイト) 出典)全国精神保健福祉センター長会(外部サイト)
こころに傷を受けた人は、自分の変調に気づきにくいものです。
身近にいる人が、こころに傷を受けたときに起こる反応を正しく理解し、適切に対応することが大切です。
●安全な場所で安心して過ごせるようにしましょう
・傷や衰弱などがある場合は、まず、からだのケアをしましょう。
・日常生活がスムーズに行えるよう、援助することも大切です。
基本的なニーズを満たし、可能な限り日課や習慣を保ちましょう。
●話をじっくり聞きましょう
・本人のニーズや心配していることを確認するようにしましょう
・無理に聞き出したり、相手の気持ちを批判したり、自分の考えを押し付けることは、禁物です。
・自分を責めている人には、「あなたが悪いのではない」と、話すことも役に立ちます。
●必要なところにつなぎましょう
・強いストレスを抱えていたり、日常生活に支障をきたしている場合は、公共サービスや社会的支援、専門家につなぎましょう。
●ご自分へのいたわりも大切にしましょう
・「何とかしなければ・・・」と思い込んで、がんばりすぎないようにしましょう。
・ひとりで抱え込まないようにしましょう。
回復のペースは、人それぞれ違います。焦らず、急かさず、見守りましょう。
また、自分自身のケアやリフレッシュも大切にしましょう。
突然の衝撃的なできごとがあった時、支援にあたる方々も心理的な影響を受けます。
●支援者の受けるストレス
支援者は少しでも役に立ちたいと思って、ついつい無理をかさねてしまいがちですが、からだには確実に疲れがたまっています。
被災者等の様々なニーズに応えることは難しく、自分の仕事に不全感が残ることもあります。
支援に対して、非難を受けることもあり、強いストレスを感じることもあります。
支援者自身も突然のできごとに大きなショックを受け、こころに傷を負っていたり、場合によっては、喪失を抱えていることもあります。
●支援者へのアドバイス
支援者が倒れてしまっては、被災者等への支援ができなくなってしまいます。
「とことんがんばって倒れる」のではなく、支援者の役割を果たすことができるように、自分自身のメンタルヘルスにも気を配りましょう。
◎リーフレット 「支援者のこころのケア」 [PDFファイル/561KB] 「支援者のこころのケア」 [テキストファイル/5KB]
◎参考資料 「職員・支援者のメンタルヘルス」 [PDFファイル/174KB] 「職員・支援者のメンタルヘルス」 [Wordファイル/32KB]
出典)全国精神保健福祉センター長会(外部サイト)
●こころのケアに関するリーフレット・刊行物
http://www.pref.osaka.lg.jp/kokoronokenko/download/index.html
●全国精神保健福祉センター長会
「こころのケア公開資料(災害、事故、事件、学校危機等)」
http://www.zmhwc.jp/news_kokoronocare.html
●大阪府内の相談窓口検索ページ(悩みの相談窓口一覧)
http://www.pref.osaka.lg.jp/kokoronokenko/soudankikan/jisatsu_soudan.html
●大阪府内の精神科医療機関検索ページ
http://kokoro-osaka.jp/list/listfind.html
研修については下記のページをご覧ください。
●災害時等こころのケア研修(クリックしてください)
このページの作成所属
健康医療部 こころの健康総合センター 事業推進課
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