内容証明郵便の書き方

更新日:2023年5月18日

高額契約には内容証明郵便で確実に通知


内容証明郵便は、いつ、誰が、どのような内容の書面を出したかを、郵便局によって証明される制度で、最も確実な方法です。

3枚1組の内容証明郵便用紙に通知内容を書き、郵便局の窓口に持参すると、1通は業者に発送、1通は郵便局で保管、1通は差出人に返却されます。用紙は文房具店で販売されています。

1枚20字以内×26行以内の規定を守れば、パソコンなどで作成した書面も認められます。同じ書面を3枚作成(コピーでもよい)すれば、内容証明郵便の手続きが取れます。

内容証明郵便の記載例通知書 平成○○年○月○日午後1時頃、商店街で男性に声を掛けられ、「お肌についてのアンケートに答えてくれたら粗品を差し上げます」と言われてビルの一室に連れて行かれました。そこで「お肌の悩みはないですか」と聞かれたので自分の悩みを打ち明けると、「この化粧品なら絶対にあなたの肌のトラブルが解消するから買わないか」と言っていくつかの化粧品を試されました。しかし、いっこうに粗品をいただけず、夕方になっても話が続くので席を立とうとすると、最後まで話を聞いて欲しいと強引に席に座らされました。 最終的には化粧品を契約しないと帰してもらえない状況になったので、仕方なく支払金額○○○○○円のクレジットの契約をしました。誰にも相談できなくて2カ月過ぎてしまいましたが、取り消しをしますので化粧品を引き取って、支払い済みの○○○○円を返してください。 平成○○年○月○日 大阪市中央区大手前○ー○ー○○ 大阪 花子 ○○県○○市○○町○ノ○ノ○○ 株式会社○○○  代表者様 以上のように内容証明用紙に書きます。


注意点
1.クレジットを利用した場合、「支払停止の申出書」に内容証明郵便のコピーを添付して必ず信販会社にも通知しておきましょう。

2.本人の控えは大切に保管しておきましょう。

3.金銭を支払った時は、返金を要求し、品物を受け取っていたら、引き取りについても書いておきましょう。

電子内容証明サービス
自宅にいながら内容証明郵便を発信できる「電子内容証明サービス」があります。インターネットを通じて24時間受け付けを行うサービスで、時間を気にせず差し出すことが可能です。
現行の内容証明では、郵便局での内容証明文書3部(謄本2通、原本1通)の目視確認が必要ですので、受け付け時にある程度時間が必要ですが、電子内容証明サービスでは受け付けを行った後に自動的に3部作成・処理されますので簡単に済ませることができます。

電子内容証明サービスは日本郵政グループが提供しています。
詳しくはウェブサイト(外部サイト)をご覧ください。



大阪府消費生活センター 制作:公益財団法人関西消費者協会

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