続編:漂流した死体鯨の対応について

更新日:2022年12月20日

令和4年12月8日(木曜日)、堺泉北7−3区で眠りについていた鯨がついに掘り起こされました。

この鯨は、去年7月汐見沖で死亡した状態で発見された漂流鯨で、骨格の採取をするため7−3区に埋設していたものです。

1年5か月の地中生活の中で微生物の作用により、鯨の体は肉が溶け、骨が露出した状態になっていました。

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                  Before(埋設時)                                                      After

採掘を行ったのは、大阪市立自然史博物館を拠点に活動している「なにわホネホネ団」。道端で死んでいる野生動物から動物園で死んだ動物などを解剖し、骨格・毛皮・筋組織をデータとして保存する活動をしています。

鯨は脊椎や腰椎をクレーンで吊り上げられ、全身の骨がくまなく博物館へと運搬されました。今後骨はさらにクリーニングされ、これからの研究の資料として大切に保管されます。

ちなみに、けして珍しい鯨ではないものの、大阪市立自然史博物館にとっては初のニタリクジラとなりました。

鯨のデータ

ニタリクジラ(推定)

全長

約 11.5 m

体重

約 8.5 t

主な生息域

北緯40度から南緯40度、水温20度以上の海域 日本では高知県沖の土佐湾 等

骨の吊り上げ骨の積み込み

【 吊り上げの様子 】                                                【 積み込みの様子 】

このページの作成所属
大阪港湾局 大阪港湾局 事業企画・防災課

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