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更新日:2026年3月30日

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府内の読書活動の事例(地域)

生活の場ごとの読書活動事例(地域)

子どもの生活の場における読書活動の取組のヒントとなるよう、子どもが読書への興味・関心が高められるような読書活動や、読書活動時間を取ることができない保護者への活動、子どもが主体となって実施する活動等、府内の地域(図書館等)において実践されている取組事例をご紹介します。

地域の繋がりを築く

<特定非営利活動法人 モモの木>(堺市)

○子ども図書館

本と出会い、人と繋がれる場所であり、自分の時間も持てる図書館として、小さい子どもの親子連れや、小学生、中学生等たくさんの人の集いの場となっている。

 ・開館日:毎週火・木・金曜日 10時~18時(祝日を除く)

 ・本の貸出は一人1回7冊まで2週間可能

 ・本を読んだり、友達と遊んだり(スマホ・ゲーム機の持込はNG)と好きな時間を自由に過ごしている。

モモノキ1

小さい子に進んで読み聞かせをするなど、異年齢交流にもなっている。

 

 

 

モモノキ2

子どもの目につくところに季節の絵本を展示し、手に取りやすいようにしている。

 

 

 

モモノキ3

  • モモノキ4いろいろな年齢やジャンルの本を、ボランティアさんが選書している。

 ・読書の他にも図書館の場所を使って、「子育て広場」や「季節のイベント」「プロの演奏家の演奏会」など、さまざまな交流の場としての活動やイベントを行っている。

○子ども食堂

手作りのご飯をお弁当に詰めて販売している。誰でも来ることができ、買うことができる。

 ・開催日:毎週金曜日 17時~18時半(祝日を除く)

 ・18時~19時半は2階のスペースを中学生に開放している。中学生の子どもの交流の場となり、 勉強を教えてくれるボランティアさんも来て、みんなで楽しく過ごしている。

☆絵本や本に囲まれた「子ども図書館」は、親子の繋がりの場所、子どもの居場所として、本と人、人と人を繋げ、地域の繋がりを築いている。本がある安心感、子どもが選んだ本を借りられる場所、大人も本に触れ合える場所として、絵本や本を身近に感じ、魅力に触れる機会を提供している。来た人がほっと一息、心が休まる居場所を提供する場として、地域において重要な役割を担っている。

多言語のえほんのひろば

令和6年度の取組み(一部)

 <茨木市立穂積図書館>

 【開催言語】日本語、韓国・朝鮮語、中国語、ベトナム語、フィリピノ語、英語、スペイン語、ネパール語、 モンゴル語

 ・大阪府立福井高等学校の多文化共生部コスモスの生徒、図書館のおはなし会ボランティアと一緒に、イオンモール茨木において「いろいろなことばのえほんのひろば」を実施。

 ・会場に自由に絵本を読めるスペースを設置し、日本語と外国語によるおはなし会を2回開催。

フォトスポットを作ったり、外国の遊びを体験できるブースを設置したりと、絵本以外にも参加者が楽しめる工夫を行った。

 ⇒「英語以外の外国の言葉に触れる機会がないので、こどもにとっていい刺激になったと思う」「日本の絵本がたくさんの言葉で世界中の人に読まれていると知ることができた」(参加者の感想)

 <寝屋川市立中央図書館>

 【開催言語】

 ・寝屋川国際交流協会を通じて、市内摂南大学の留学生3名(インドネシア・ベトナム・中国)他、姉妹都市アメリカニューポートニューズ市交流団、当館の児童サービスボランティア団体といっしょに、「第15回ねやがわ多文化フェスタ」内でのイベントの一環として「いろいろなことばのえほんのひろば」を開催。

午前と午後で計2回、絵本の読み比べと各国の読み手が参加する寸劇を行った。

いろいろな言葉で来場者の名前を書いてもらうしおり作りを実施。

⇒絵本を聞く親子連れは、熱心に耳を傾けていた。今まで図書館では見かけなかった外国籍の子どもにも出会うことができた。しおり作りでは、各国の文字にも興味を持ってもらえたと感じた。

多言語1多言語2

☆外国語絵本を使用して「えほんのひろば」を開催。外国語の絵本を通して、さまざまな言葉や文化に触れることで、子どもたちの多文化理解につながっている。

さまざまな学校サポート

<泉大津市立図書館>

○学校支援の取組み

朝読サポート貸出、授業サポート貸出、訪問ブックトーク、訪問おはなし会等、希望した学校にさまざまなサポートを行っている。

朝読サポート:学期ごとに朝読書用の本を貸出している。新しい本や人気の本も取り揃え、子どもたちが「読みたい」と思える本を貸出している。

授業サポート:探究学習で使用する本などについて、教科、単元、テーマなどの希望を聞いて、貸出している。テーマ別の貸出セットも充実している。(現在小学校が36種類、中学校が27種類)(テーマ例:SDGs、手話、情報モラル、食育、米、動物、昔の暮らし、政治、アジア、金融・消費生活、太平洋戦争 等)

他にもボードゲーム貸出やTホンバコ(教職員のための図書資料)の貸出も行っている。 

幼稚園、保育園やこども園にもえほん貸出セットを貸出している。

貸出については、学校支援担当のスタッフが、直接学校に配送を行っている。

○探究学習の推進

「図書館を使った調べる学習コンクールin泉大津」を開催。子どもだけでなく、大人も参加可能。

調べ方が分からない人のために、調べ方の方法や手順、注意事項等を示した冊子を全校に配布。

学校に出向いて「ミニ調べる学習」の授業をおこなったり、図書館内で先生向け「ミニ調べる学習指導ワークショップ」をおこなったりしている。

図書館1図書館2

☆図書館が積極的に学校をサポートしていくことで、学校からのサポートの依頼が年々増加。学校での図書活用が進み、市内の学校において読書活動が推進されている。

除籍本の有効活用

≪本のリサイクル運営委員会・阪南市立図書館≫

リサイクルブック“つながり”
阪南市立図書館では、毎年約6千冊が新たに加わるため、蔵書が満杯の状態となり、同じだけの本が蔵書から外れている。
平成9年から借りる人がいなくなったり、内容が古くなったりして図書館に置くことができなくなった本を、年3回無償で提供する場を設けてきた。

リサイクルブック“つながり”の様子 写真市民からの回数増加の要望もあり、平成29年4月に図書館から提案した市民協働事業として「本のリサイクル運営委員会」が市民有志により結成され、図書館に置ききれなくなった本を阪南市「サラダホール」(図書館やホールが入る複合文化施設)内で安く販売する「リサイクルブック“つながり”」を開店した。
その収益で、阪南市内の子育て総合支援センター・保育所・幼稚園・小学校等の公共施設に本を寄附するという社会還元を行っている。

〔効果〕

子どものリサイクルブックへの感想 写真図書館が入る複合施設において除籍本をリサイクルする取組は、市民に図書館や読書への関心を高めるものとなっている。
また、リサイクルブックの収益により、保育所等へ本を寄附することで、子どもの生活の場における読書環境の充実の一端を担っている。

公民連携による読書推進

≪セレッソ大阪・大阪市立図書館≫

読書手帳の配付
大阪市は、平成28年2月に大阪市をホームタウンとするセレッソ大阪(日本プロサッカーリーグ(Jリーグ))と連携協力に関する包括協定を締結し、スポーツの振興、教育、広報など様々な分野においてそれぞれの活動の充実を図り、地域連携を積極的に推進している。

大阪市立図書館とセレッソ大阪は、これまでも読書を通じて豊かな心を育むことを目的とし、協働して様々な活動を実施してきた。

セレッソ大阪25周年の節目の年である平成31年に、「読書推進プロジェクト-本を読んで、人生を豊かに-」として、大阪市内外の企業や団体とともに、今までの取組に加え、オリジナル読書手帳の配付やセレッソ大阪ホームゲームでの図書館ブース展開、スタジアムで読書をするコラボイベントなど、さらに魅力的な活動を実施することとした。

読書手帳 写真読んだ本の感想を記入できる「読書手帳」は、大阪市内全小学生約12万人へ配付し、セレッソ大阪の選手や大阪市長のほか、企業の代表者による「おすすめの1冊」の紹介、本を読むごとにシールを貼ったり、読書チャレンジとして、読んだ本の達成数によるプレゼント(セレッソ大阪ホームゲームへの招待)等、子どもが読書への興味を持ってもらえるように工夫している。

〔効果〕
民間事業者の協力を得て、スポーツを通して子どもが楽しみながら読書ができるような取組となっている。

視覚障がいのある子ども等の読書環境づくり

≪さわる絵本の会つみき≫

触る絵本の制作
昭和51年、当時大阪市の図書館員だった小西萬知子氏と、視覚障がいのあるお子さんを持つ保護者の力で、触る絵本をつくる会「つみき」が誕生した。
触る絵本の制作講座を各地で開催し、昭和57年に、京阪神12グループで構成する「さわる絵本連絡協議会・大阪」を結成し、情報交換・読み聞かせ会・展示会・普及を4つの柱として活動をしている。
触る絵本の制作は大阪市立中央図書館で、毎月第1土曜日に実施している。
大阪府立南視覚支援学校では読み聞かせ会を定期開催し、大阪府立北視覚支援学校では寄贈作品の修理などの細やかなアフターケアも行っている。
図書館や福祉施設にも作品を寄贈しており、大阪市立中央図書館・大阪市立福島図書館・大阪市立大正図書館・池田市立図書館・東大阪市立永和図書館・泉南市立図書館・泉大津市立図書館・河内長野市立図書館・岸和田市立図書館の各図書館が作品を所蔵し、貸出を行っている。

〔効果〕

触る絵本 写真触る絵本を視覚障がいのある子どもが、自分自身で楽しむことや、触る絵本を誰かに読んであげることもできるため、視覚障がいの有無に関わらず、全ての子どもが一緒に楽しんで読書活動を行うことができる。

多言語・多文化の読書活動

≪おおさかこども文化センター≫

多文化にふれる えほんのひろば
子どもゆめ基金等の助成、大阪市立中央図書館の協力を得て、年に一度2日間にわたって、日本の絵本と25言語にわたる外国語絵本、約750冊を表紙が見えるようにずらりと並べ、自由なスタイルでゆっくり楽しめる「多文化にふれる えほんのひろば」を実施している。
地域で暮らす外国から来た親子も参加できて、日頃なかなか見る機会のない母語の絵本を読むことができ、外国にルーツのある高校生をはじめ在住外国人のスタッフが母語を活かした読み聞かせをすることで、全ての子どもが様々な外国の絵本を楽しむことができる。
同時に、多言語でのおはなし会や異文化に触れることができるワークショップ、多言語電子絵本体験コーナー等を実施している。

〔効果〕
参加者全てに、絵本を通して多文化を身近に感じる機会を提供する取組となっている。

えほんのひろばの様子 写真1 えほんのひろばの様子 写真2

地域における居場所での読書活動

≪えほんのお部屋 ひまわり畑≫

地域における保護者や子どもがほっとできる場所
「えほんのお部屋 ひまわり畑」は、乳幼児の預かり保育をしたり、民家の部屋を開放して絵本の読み聞かせを行っている「特定非営利法人(NPO法人)えほんのお部屋 ひまわり畑」が運営し、地域の保護者や子どもの居場所となっている。
毎日頑張っている保護者が、子どもと一緒に、ほっとできるような居場所づくりをめざしており、1階は絵本の部屋、2階はおもちゃの部屋となっている。
平日の10時半から14時半は子育てひろばや一時保育、14時半から17時半の放課後の時間帯には小学生のために部屋を開放し、子どもが自由に遊べるようにしている。

〔効果〕
「えほんのお部屋 ひまわり畑」を通じて、地域の保護者や子どもに、地域の関わりを知ってもらうことができると同時に、ほっとできる地域の居場所となっている。
絵本に囲まれた部屋で、絵本の大事さや魅力に触れる機会の提供に繋がっている。

子ども食堂
平成28年10月から枚方市の「子どもの居場所づくり推進事業」として始め、毎月第3金曜日に「ひまわり畑 子ども食堂」を開いている。
子どもは、おもちゃで遊んだり、宿題をしたり、絵本を読んだりしながら食事の時間を持ち、絵本に囲まれた1階の食事スペースでわいわいと楽しくご飯を食べて過ごしている。

〔効果〕
子ども食堂を利用する子どもや保護者に対しても、たくさんの本がある環境を提供することができている。

出張 絵本の会
「えほんのお部屋 ひまわり畑」に来ることのできない子どもや保護者に対して、定期的に枚方市駅の商業施設をはじめ、図書館やカフェ、小児科などに出向き、絵本の読み聞かせ等を実施している。

〔効果〕
「えほんのお部屋 ひまわり畑」に来ることができない子どもや保護者にも、絵本に触れる機会を提供することができており、地域の人との繋がりを通じて、子どもや保護者の心の居場所を提供する一助となっている。

えほんの読み聞かせの様子 写真 えほんの読み聞かせの様子 写真2 子ども食堂の様子 写真

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