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更新日:2025年12月10日

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皮革講座と工場見学2026

大阪府では皮革関連業界の活性化のため、最新の業界の動向やトレンド、あるいは実践的な技術や知識を身につけていただけるよう、“皮革”に関する講座や工場見学を実施しています。ぜひご参加ください。(事前申込制・参加無料)

開催概要(チラシ(PDF:528KB)

 1. 知っておきたい天然皮革の基礎知識(1月28日開催)

 2. レザー製品を永く使うために ー 正しいケアと保管、トラブル対応のポイント(1月29日開催)

 3. 工場見学 ~皮から革へ~ 原皮から鞣し・仕上げまで、革ができるまでの工程を見る(2月19日開催)

 4. 人に話したくなる革の話 ~家具用の革と通常革の違いや、革屋・タンナーをやる面白さと苦労~(2月25日開催)

 5. 工場見学 ~1枚の皮革から靴になるまで~ +オリジナルチャームづくり(3月2日開催)

 6. 靴産業の最新事情と2026年秋冬靴ファッショントレンド(3月16日開催)

申込方法
受講証明書
お問合せ先

1. 知っておきたい天然皮革の基礎知識(1月28日開催)

日時 

 2026年1月28日(水曜日)17時30分~19時30分

内容

 経験豊富な皮革技術者が、天然皮革の基礎知識について、
 皮革製品の企画・製造・販売の初心者の方にもわかりやすく説明します。

 主な講義内容
 ・「革の種類と特徴」皮革の歴史を交えて説明します。
 ・「革の製造コスト」
 ・「革の良し悪し」
 ・「こんな革が作れます」様々な種類の革を紹介します。

講師 

 元・川村通商株式会社 皮革物資事業部技術顧問 鍛治 雅信 氏
 神戸大学農学部畜産学科卒業後、ドイツの化学会社のバイエル(株)に入社。
 皮革部に所属し、皮革製造の技術指導で日本全国のタンナーを訪問し、
 皮革の本場であるドイツの研修で得た最新処方を紹介。
 その後、川村通商(株)に移り、皮革物資事業部で取締役部長として、
 植物タンニン剤を中心に皮革用薬品の販売を始め、かわへん(革偏)の物品の販売を統括。
 その後、技術顧問としてタンニンその他の技術指導を行う。

会場

 大阪産業創造館 5階 研修室A
 所在地:大阪市中央区本町1-4-5

 大阪産業創造館へのアクセス(外部サイトへリンク)

定員 30名

 お申込みはこちら

2. レザー製品を永く使うために
  ー 正しいケアと保管、トラブル対応のポイント(1月29日開催)

日時 

 2026年1月29日(木曜日)18時30分~20時30分

内容

 革製品を長く美しく使うためには、「仕上げ」や「製品特性」に合わせた正しいケア方法の理解が欠かせません。
 本講義では、皮革製品を長く使っていただくための、スムースレザー・ガラスレザー・スエード・コードバンなど、
 仕上げ別のメンテナンス手法を、実例を交えて詳しく解説します。
 また、製品ごとの最適なお手入れの流れを紹介しながら、ブラシ、クリーム、クロス、防水スプレーなど、
 目的に応じたケア用品の選び方と使い分けを学びます。
 さらに、水染み・カビ・色落ちといったトラブル発生時の応急処置や、湿度・光を考慮した保管のポイントまでを体系的に説明。
 初心者から販売・修理の専門家まで、今日から実践できる「革を守る知識と技術」が身につく内容です。

持ち物

 当日は、実際にお手入れ体験をしていただきます。
 お手持ちの革製品をぜひご持参ください。
 
 ・靴・バッグ・財布・ベルト・革小物など、種類は問いません。
 ・スムース革・スエード・ヌメ革・エナメルなど、素材は問いません。
 ・日頃よく使うものや、業務でお取扱いの品など、どのようなアイテムでも構いません。

講師 

 株式会社アールアンドデー 代表取締役 静 孝一郎 氏
 一般社団法人日本皮革製品メンテナンス協会 副理事長
 一般社団法人日本メンズファッション協会 理事
 学校法人文化服装学院 特別講師
 レザーソムリエ ケア部門講師
 著書:「靴磨きの教科書」(毎日新聞出版)

 大手百貨店やセレクトショップ、靴、バッグ専門店などで皮革製品のケア関係の営業、販売などを行いながら、
 販売員様向けのセミナーも幅広く開催。
 一般社団法人日本皮革製品メンテナンス協会では、会員向けのセミナーや、ケアマイスター検定の資格検定制度を行っている。
 また、同協会にて「靴磨き選手権大会」を主催するなど、皮革製品業界の活性化に寄与している。

会場

 大阪産業創造館 5階 研修室A
 所在地:大阪市中央区本町1-4-5

 大阪産業創造館へのアクセス(外部サイトへリンク)

定員 30名

お申込みはこちら

3. 工場見学 ~皮から革へ~
 原皮から鞣し・仕上げまで、革ができるまでの工程を見る(2月19日開催)

日時 

 2026年2月19日(木曜日)10時00分~12時30分

内容

 創業百年の国内有数の大手タンナーで、充実した設備機器を保有し、
 タンニン鞣しについては、原料皮から仕上げまで一貫生産をしています。
 また、LWG(レザーワーキンググループ)の認定を受けた、国際的な環境監査基準を満たした工場です。
 
 主要製品は、①クロム鞣しからの一般甲革及びかばん・袋物・ベルト用革、
 ②タンニン鞣しからの一般甲革及びかばん袋物革です。
 また、「日本の環境」に適合した機能性を付加するため、
 透湿防水革、エコレザー、耐光(候)・抗菌防臭革等も製造・加工しています。
 
 本研修では、工場見学で皮革生産の工程をご覧いただき、皮革の製造工程について紹介します。
 なお、見学後は革についての相談などもお受けいたします。

講師 

 株式会社山陽 常務取締役 塩田 和也 氏
 
1964年生まれ。大阪府出身。大学で畜産学を学び、1990年に(株)山陽に入社して以降、
 主に革の仕上げ部門に携わり、商品開発及び生産管理を担当。
 現在、仕上げ部門に従事しながら、常務取締役として、製造全般の管理、新商品の開発、新規顧客の開発を担当。
 また、持続可能な会社を作るために活躍し、LWG(レザーワーキンググループ)の取得に携わった。
 レザーソムリエ講師も務める。

会場

 株式会社山陽(外部サイトへリンク)
 所在地:姫路市東郷町43番地

 集合場所・時間等の詳細は、申込フォームに入力されたメールアドレスにご連絡します。

定員 30名

お申込みはこちら

4. 人に話したくなる革の話 ~家具用の革と通常革の違いや、
 革屋・タンナーをやる面白さと苦労(2月25日開催)

日時 

 2026年2月25日(水曜日)18時30分~20時30分

内容

 ・家具用革と他種の革は何が違うのか?実際に触って学んでみる
 ・ハイブランドとカジュアルブランドの違い…革や方向性
 ・革屋という仕事の面白さ辛さ大変さ
 ・タンナーを立ち上げようと思った理由、実際に辞めた理由
 ・革の世界から見た世界の潮流や日本の技術の話

講師 

 工房CC 代表 / レザーワークコーディネーター 村木 ルイ 氏
 革小物請負職人、革業界をもうちょっと面白くするがコンセプトのイベント「本日は革日和♪」主宰、
 一般社団法人日本皮革産業連合会のブログ執筆など、レザーワークコーディネーターとして多岐にわたって活動。 

 株式会社川善商店 代表取締役 / Thinking Leather Action(TLA) 座長 川北 芳弘 氏
 1975年生まれ。大学を卒業後、東京の出版社、グラフィックプロダクション、
 広告代理店などを経て、2007年に川善商店の代表取締役に就任。
 また、同時に、皮革・革製品のサステナビリティを発信していくための取り組みである
 『Thinking Leather Action(TLA)』の座長も兼務するなど、その活動は多岐に渡る。

会場

 大阪産業創造館 5階 研修室D
 所在地:大阪市中央区本町1-4-5

 大阪産業創造館へのアクセス(外部サイトへリンク)

定員 30名

お申込みはこちら

5. 工場見学 ~1枚の皮革から靴になるまで~
  +オリジナルチャームづくり(3月2日開催)

日時 

 2026年3月2日(月曜日)10時00分~11時30分

内容

 裁断から縫製・底付け・仕上げまで、一枚の皮革がどのように靴になっていくのかをわかりやすく説明します。
 その後、犬や猫の形で抜いた皮革にお好きなデコレーションシールを貼って楽しむワークショップを行います。
 出来上がった作品はお持ち帰りいただけます。

講師 

 株式会社サロンドグレー 代表取締役 呉本 昌時 氏
 1986年、関西大学経済学部を卒業後アメリカにファッションビジネスを学ぶため留学。
 その後、父が創業した株式会社サロンドグレーに入社。
 OEM中心の生産から脱却するため、1995年、株式会社クレッセントを設立し、自社ブランドでの展開を始める。
 ホテルで直営店を出店するなど、企画・生産・販売まで自社で行うSPA(製造小売り)のビジネスモデルを確立。
 日本皮革産業連合会の副会長や大阪靴メーカー協同組合理事長を務める。

会場

 株式会社サロンドグレー(外部サイトへリンク)
 所在地:大阪市西成区花園北2-10-16

定員 8名

お申込みはこちら

6. 靴産業の最新事情と2026年秋冬靴ファッショントレンド(3月16日開催)

日時 

 2026年3月16日(月曜日)18時30分~20時30分

内容

 コロナ禍発生から5年以上が経過しました。既にコロナ禍以前を意識しなくなっているのかもしれないが、
 コロナ禍以前と現在で何が変わったのかを、さまざまな統計データから明らかにし、今、何が必要なのかを考察します。
 続けて、国際靴見本市ミカムが提供するトレンド・ガイドに直近のパリ・コレクションなどの傾向を加味し、
 2026年秋冬靴ファッションの行方を紐解きます。

講師 

 靴ジャーナリスト 大谷 知子 氏
 靴業界誌「フットウエア・プレス」の他、靴・皮革製品関連の出版物を発行する、
 ぜんしん(現在は株式会社エフ・ワークス)への入社を契機に靴の取材をスタート。
 1997年、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」の創刊に参加。
 「シューフィル」の主筆として、海外を含め、取材・執筆活動を行う。
 2011年秋、シューフィルを離れ、フリーランスの立場で取材・情報発信を行う。
 靴取材歴は40年以上に渡り、ビジネス・ファッション・健康とオールラウンドにカバーしている。

会場

 大阪産業創造館 5階 研修室D
 所在地:大阪市中央区本町1-4-5

 大阪産業創造館へのアクセス(外部サイトへリンク)

定員 30名

お申込みはこちら

申込方法 

 下記ページからお申し込みください。
 申込フォーム(外部サイトへリンク)

  • 先着順で受付し、定員になり次第締め切らせていただきます。
  • お申込みには「大阪府行政オンラインシステム」の利用者登録が必要です。
    利用者登録については、大阪府行政オンラインシステム利用者登録手順(PDF:1043KB)をご覧ください。
  • 申込完了後、申込完了メールが届きます。メールが届かない場合は、下記問合せ先までご連絡ください。
  • お預かりした個人情報は、本事業の実施目的のみに利用します。
  • インターネットでのお申込みが難しい場合は、下記問合せ先までご連絡ください。

受講証明書

 必要な方には受講証明書(PDFデータ)を発行します。
 受講後、申込フォームに入力されたメールアドレスにお送りします。

 ご希望の場合は、申込みフォームの「その他」の欄にその旨ご記入ください。

お問合せ先

  • 【1】【2】【3】【5】に関するお問合せ
    大阪府商工労働部 中小企業支援室ものづくり支援課 ものづくり振興グループ
    電話 06-6210-9472
  • 【4】【6】に関するお問合せ
    大阪府商工労働部 中小企業支援室商業振興課 商業振興グループ
    電話 06-6210-9497
  • 共催 地方独立行政法人 大阪産業技術研究所

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