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起業家の方々の活動報告
2025年12月4日実施_府立商業系高校教職員向け交流会@大阪ビジネスフロンティア高等学校
1.今回の趣旨
府立商業系高校における課題研究活動を活性化させ、不確実な時代を生き抜くためのマネジメント能力やキャリアデザインについての学びを深める目的で、府立商業系高校の教職員を対象に、起業家から起業マインドを直接学ぶ機会を設けました。
当日はその一環として横野さんをお招きし、ご自身のキャリアに対する考え方や、ビジネスにおいて大切にしている視点についてお話を伺いました
2.登壇していただいた起業家さま

〇さくらインターネット㈱において、2022年入社。アライアンスビジネス担当として他社協業を軸に、新規サービスの企画・開発から営業までを一貫して担当。その後、社長室へ異動し、若手社員のオフラインコミュニケーション活性化を目的に、入社3年目以下を対象とした社内イベントを企画。部門横断プロジェクトを立ち上げ、多様な人材の協働促進に取り組んでおられます。
〇また、新たに「人生に納得を創る」をミッションに起業された株式会社どんぶらというステージでは、
副業型インターン制度「どんぶら crew’s チャレンジ」を展開し、社会人がキャリアに挑戦できる場を提供されております。
㈱どんぶらHP 株式会社どんぶら - 心から納得できる 選択を、ともに。
横野氏の経歴(デジ連:CAREER DESIGN BOOK) 高校卒業後就職、そして起業 | CARRIER DESIGN WEB
3.当日の様子・学び
(Q:出席者 A:横野様)
(Q:高校受験や転職の際など、どのような軸で選択されてきたか)
A:それぞれのタイミングでは、自分の環境・能力に合ったキャリアを選んできました。高校受験では自分の得意な数学を活かして、就職にも強い工業高校を選びました。就職・転職の際には、より稼げる利益率の高い業界を調査し、化学メーカー・商社・IT企業にチャレンジしていきました。
(Q:より魅力的な商業系高校にしていくためにはどうしたらいいと思いますか)
A:商業高校の魅力・強みは、資格教育に強いこともあるが、学校や教員が持つ地域社会などへのネットワークを活用し、直接ビジネスに触れる環境が整っていることだと思う。その強みを伸ばすとより魅力的な環境になる。
(Q:新しいプロジェクトはなにか考えていますか)
A: 今後、お祭りを作っていきたい、日本のお祭り文化を存続させていくことによって地域活性化をしていきたい。
商業科の授業の中で、持続可能な地域社会について考える授業があるとお聞きしており、商業科の教員の皆さまにと協力し、今後の授業として一緒に活動するなども考えられるのではないか。
(Q:様々な経験をされていますが、キャリアは偶発的なものですか、それとも計画的なものですか)
A: 明日何が起こるかわからない世の中で、子どもたちは様々な決断を今後しなければいけない。また、したいことよりもできることが評価される世の中で、できることに身を置くことが重要。

4.参加者コメント
参加者①
文化祭に女子生徒を来場してもらうために市場調査からターゲットを分析し、どのような出し物が良いか考える活動こそ、今のビジネスに繋がっていると感じました。高校生たちにも、自分のやりたいことを起点にどのようにしたら実現できるかを考えさせ、実践できる環境づくりが大切だと感じました。
参加者②
横野様からお話しいただいた「“やりたいこと”ではなく”できること”の先にチャンスが広がっている」というお話が大変印象に残りました。起業家教育や将来の話をすると、どうしても将来の夢などの目的主導になってしまいますが、横野様のお話しは、「手持ちの手段(資源)」を活用することで、「何ができるか」というアイデアを発想するという思考で、学生の方にも起業やビジネスを身近に感じてもらえるのではないかと感じました。今後、高校生向けの交流会などにもご参加いただける予定とのことですので、横野様のワクワクするような考え方を学生の皆さんにも体感してほしいと思います。
5.横野さんのコメント
このたびは、府立商業系高校の先生方と直接お話しする貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。
日々教育現場で向き合っておられる先生方と率直に意見を交わす中で、商業高校が持つ可能性の大きさを改めて実感しました。
商業高校には、資格教育に加えて、地域や企業とつながるネットワークがあり、実践的な学びを生み出せる環境が整っています。これは、机上の学習だけでは得られない、商業高校ならではの大きな魅力だと感じます。
私自身、これまでのキャリアを振り返ると、「将来のやりたいこと」を描く以上に、「今ある環境や力で何ができるか」を考え、小さな挑戦を積み重ねてきました。そうした継続の中で、結果として次のチャンスをいただけることにつながったのだと思います。
今回の交流が、先生方同士の気づきや学びの共有につながり、今後の商業高校における実践的な学びや起業家教育を考える一助となれば幸いです。このような場を設けていただいたことに、改めて感謝するとともに、今後も先生方との対話を大切にしながら、次世代につながる学びの機会を共に創れるよう連携させていただきたく存じます。
6.起業家教育事業における今後の取組み予定
2026/1/21(水):高校生向け起業家教育交流会@淀商業高校
2026/2/12(木):高校生向け起業家教育交流会@鶴見商業高校