ここから本文です。
自殺の予防について
このページでは、自殺の予防についての情報を掲載しています。
その他の情報については、下記のバナー(画像)を押下(クリック)していただくと、それぞれの情報が閲覧できます。
9月10日から16日は「自殺予防週間」です。
9月10日の世界自殺予防デーにちなんで、日本では毎年9月10日から9月16日までの1週間を「自殺予防週間」に設定しています。
上の画像をクリックすると厚生労働省の「まもろうよこころ」のページ(外部サイトへリンク)が表示されます。
また、大阪府では、自殺予防週間を含む9月1日(日曜日)9時30分から9月30日(月曜日)17時まで
「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556を24時間開設しています。
詳しくは、大阪府の「ひとりで悩まないで」のページをご確認ください。
大阪府の自殺の状況
府内の自殺者は年間1千人を超える状況です。自殺は「追い込まれた末の死」であり、「防ぐことのできる社会的な問題」と言われています。
自殺の基本認識
- 自殺は追い込まれた末の死
自殺は、個人の自由な意思や選択の結果と思われがちですが、失業、倒産、多重債務、長時間労働等の経済・生活問題のほか、病気の悩み等の健康問題、介護・看病疲れ等の家族問題等、様々な要因が複雑に関係しています。自殺は、このような問題で悩み、心理的に追い込まれた末の死と言えます。 - 自殺は防ぐことができる
自殺を図った方の直前の状況を調査すると、大多数はうつ病などの精神疾患を発症しています。これらの疾患に対しては、早期発見・早期治療を行うことで自殺を予防していくことが重要です。 - 自殺を考えている人は悩みを抱えながらもサインを発している
死にたいと考えている方も「生きたい」という気持ちの間で揺れ動いており、不眠や体調不良などの自殺の危険を示すサインを発しています。家族や周囲がそのサインに気づくことも多く、このような一人ひとりの気づきを自殺予防につなげていくことが大切です。
うつ病を疑う変化
自殺のサインの一つにうつ病があります。
身近な人に思い当たる方はいませんか?
自分で気づく変化
悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分
□何事にも興味がわかず、楽しくない
□疲れやすく、元気がない(だるい)
□気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう、何もする気がしない)
□寝つきが悪くて、朝早く目が覚める
□食欲がなくなる
□人に会いたくなくなる
□夕方より朝方のほうが気分、体調が悪い
□心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
□失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
□自分を責め、自分は価値がないと感じる
家族や周囲が気づく変化
以前と比べて表情が暗く、元気がない
□体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる
□仕事や家事の能率が低下、ミスが増える
□周囲との交流を避けるようになる
□遅刻、早退、欠勤(欠席)が増加する
□趣味やスポーツ、外出をしなくなる
□飲酒量が増える
自殺のサイン(自殺予防の10か条)
次のようなサインを数多く認める場合は、自殺の危険が迫っています。
- うつ病の症状に気をつけよう(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断できない、不眠が続く)
- 原因不明の身体の不調が続く
- 酒量が増す
- 安全や健康が保てない
- 仕事の負担が増える、大きな失敗をする、職を失う
- 職場や家庭でサポートが得られない
- 本人にとって価値あるものを失う
- 重症の身体の病気にかかる
- 自殺を口にする
- 自殺未遂におよぶ
厚生労働省「職場における自殺の予防と対応」より
相談機関へのご相談
うつ病を疑うサイン、自殺のサインに複数思い当たる場合は、相談機関へのご相談をお勧めします。